百人一首 全百首の一覧|意味・現代語訳・決まり字・覚え方まとめ【受験対策】

百人一首 全百首の一覧|意味・現代語訳・決まり字・覚え方まとめ【受験対策】
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百人一首とは(要点)
何か
100人の歌人の和歌を、1人1首ずつ選んだ歌集です。ふつう「百人一首」といえば「小倉百人一首」を指します。
選んだ人
鎌倉時代の初めの歌人・藤原定家(97番の作者)が、京都・小倉山の山荘で選んだとされます。
並び順
1番の天智天皇から100番の順徳院まで、おおむね時代の古い順です。
受験との関係
掛詞・序詞・枕詞・係り結びなど、古文の和歌で問われる知識がつまっています。
百人一首1番 天智天皇の絵札
1番 天智天皇
百人一首9番 小野小町の絵札
9番 小野小町
百人一首23番 大江千里の絵札
23番 大江千里

全百首の一覧表

番号をクリックすると、各首の意味・現代語訳・品詞分解のページに進めます(全100首公開中)。決まり字は、上の句の読みで取り札が決まる部分です。

番号上の句下の句作者決まり字分類
1秋の田の かりほの庵の 苫をあらみわが衣手は 露にぬれつつ天智天皇あきの秋
2春過ぎて 夏来にけらし 白妙の衣ほすてふ 天の香具山持統天皇はるす夏
3あしびきの 山鳥の尾の しだり尾のながながし夜を ひとりかも寝む柿本人麻呂あし恋
4田子の浦に うち出でて見れば 白妙の富士の高嶺に 雪は降りつつ山部赤人たご冬
5奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の声聞く時ぞ 秋は悲しき猿丸大夫おく秋
6かささぎの 渡せる橋に 置く霜の白きを見れば 夜ぞ更けにける中納言家持かさ冬
7天の原 ふりさけ見れば 春日なる三笠の山に 出でし月かも阿倍仲麻呂あまの旅
8わが庵は 都のたつみ しかぞ住む世をうぢ山と 人はいふなり喜撰法師わがい雑
9花の色は 移りにけりな いたづらにわが身世にふる ながめせしまに小野小町はなの春
10これやこの 行くも帰るも 別れては知るも知らぬも 逢坂の関蝉丸これ雑
11わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと人には告げよ あまの釣舟参議篁わたのはらや旅
12天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよをとめの姿 しばしとどめむ僧正遍昭あまつ雑
13筑波嶺の 峰より落つる みなの川恋ぞつもりて 淵となりぬる陽成院つく恋
14陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに乱れそめにし 我ならなくに河原左大臣みち恋
15君がため 春の野に出でて 若菜つむわが衣手に 雪は降りつつ光孝天皇きみがためは春
16立ち別れ いなばの山の 峰に生ふるまつとし聞かば 今帰り来む中納言行平たち離別
17ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川からくれなゐに 水くくるとは在原業平朝臣ちは秋
18住の江の 岸に寄る波 よるさへや夢の通ひ路 人目よくらむ藤原敏行朝臣す恋
19難波潟 短き葦の ふしの間も逢はでこの世を 過ぐしてよとや伊勢なにはが恋
20わびぬれば 今はた同じ 難波なる身をつくしても 逢はむとぞ思ふ元良親王わび恋
21今来むと いひしばかりに 長月の有明の月を 待ち出でつるかな素性法師いまこ恋
22吹くからに 秋の草木の しをるればむべ山風を 嵐といふらむ文屋康秀ふ秋
23月見れば 千々に物こそ 悲しけれわが身ひとつの 秋にはあらねど大江千里つき秋
24このたびは 幣も取りあへず 手向山紅葉の錦 神のまにまに菅家この旅
25名にし負はば 逢坂山の さねかづら人に知られで くるよしもがな三条右大臣なにし恋
26小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば今ひとたびの みゆき待たなむ貞信公をぐ雑
27みかの原 わきて流るる 泉川いつ見きとてか 恋しかるらむ中納言兼輔みかの恋
28山里は 冬ぞ寂しさ まさりける人目も草も かれぬと思へば源宗于朝臣やまざ冬
29心あてに 折らばや折らむ 初霜の置きまどはせる 白菊の花凡河内躬恒こころあ秋
30有明の つれなく見えし 別れより暁ばかり 憂きものはなし壬生忠岑ありあ恋
31朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに吉野の里に 降れる白雪坂上是則あさぼらけあ冬
32山川に 風のかけたる しがらみは流れもあへぬ 紅葉なりけり春道列樹やまが秋
33久方の 光のどけき 春の日にしづ心なく 花の散るらむ紀友則ひさ春
34誰をかも 知る人にせむ 高砂の松も昔の 友ならなくに藤原興風たれ雑
35人はいさ 心も知らず ふるさとは花ぞ昔の 香ににほひける紀貫之ひとは春
36夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを雲のいづこに 月宿るらむ清原深養父なつ夏
37白露に 風の吹きしく 秋の野はつらぬきとめぬ 玉ぞ散りける文屋朝康しら秋
38忘らるる 身をば思はず 誓ひてし人の命の 惜しくもあるかな右近わすら恋
39浅茅生の 小野の篠原 しのぶれどあまりてなどか 人の恋しき参議等あさぢ恋
40しのぶれど 色に出でにけり わが恋はものや思ふと 人の問ふまで平兼盛しの恋
41恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり人知れずこそ 思ひそめしか壬生忠見こひ恋
42契りきな かたみに袖を しぼりつつ末の松山 波越さじとは清原元輔ちぎりき恋
43逢ひ見ての 後の心に くらぶれば昔はものを 思はざりけり権中納言敦忠あひ恋
44逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに人をも身をも 恨みざらまし中納言朝忠あふこ恋
45あはれとも いふべき人は 思ほえで身のいたづらに なりぬべきかな謙徳公あはれ恋
46由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え行方も知らぬ 恋の道かな曽禰好忠ゆら恋
47八重むぐら しげれる宿の さびしきに人こそ見えね 秋は来にけり恵慶法師やへ秋
48風をいたみ 岩うつ波の おのれのみくだけてものを 思ふころかな源重之かぜを恋
49御垣守 衛士のたく火の 夜はもえ昼は消えつつ ものをこそ思へ大中臣能宣朝臣みかき恋
50君がため 惜しからざりし 命さへ長くもがなと 思ひけるかな藤原義孝きみがためを恋
51かくとだに えやはいぶきの さしも草さしも知らじな 燃ゆる思ひを藤原実方朝臣かく恋
52明けぬれば 暮るるものとは 知りながらなほ恨めしき 朝ぼらけかな藤原道信朝臣あけ恋
53嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間はいかに久しき ものとかは知る右大将道綱母なげき恋
54忘れじの 行く末までは かたければ今日を限りの 命ともがな儀同三司母わすれ恋
55滝の音は 絶えて久しく なりぬれど名こそ流れて なほ聞こえけれ大納言公任たき雑
56あらざらむ この世のほかの 思ひ出に今ひとたびの 逢ふこともがな和泉式部あらざ恋
57めぐり逢ひて 見しやそれとも 分かぬ間に雲隠れにし 夜半の月かな紫式部め雑
58有馬山 猪名の笹原 風吹けばいでそよ人を 忘れやはする大弐三位ありま恋
59やすらはで 寝なましものを 小夜更けてかたぶくまでの 月を見しかな赤染衛門やす恋
60大江山 いく野の道の 遠ければまだふみも見ず 天の橋立小式部内侍おほえ雑
61いにしへの 奈良の都の 八重桜けふ九重に にほひぬるかな伊勢大輔いに春
62夜をこめて 鳥のそら音は はかるともよに逢坂の 関はゆるさじ清少納言よを雑
63今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを人づてならで 言ふよしもがな左京大夫道雅いまは恋
64朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえにあらはれわたる 瀬々の網代木権中納言定頼あさぼらけう冬
65恨みわび ほさぬ袖だに あるものを恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ相模うら恋
66もろともに あはれと思へ 山桜花よりほかに 知る人もなし前大僧正行尊もろ雑
67春の夜の 夢ばかりなる 手枕にかひなく立たむ 名こそ惜しけれ周防内侍はるの雑
68心にも あらで憂き世に ながらへば恋しかるべき 夜半の月かな三条院こころに雑
69嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は竜田の川の 錦なりけり能因法師あらし秋
70さびしさに 宿を立ち出でて ながむればいづこも同じ 秋の夕暮れ良暹法師さ秋
71夕されば 門田の稲葉 おとづれて葦のまろやに 秋風ぞ吹く大納言経信ゆふ秋
72音に聞く 高師の浜の あだ波はかけじや袖の ぬれもこそすれ祐子内親王家紀伊おと恋
73高砂の 尾の上の桜 咲きにけり外山の霞 立たずもあらなむ権中納言匡房たか春
74憂かりける 人を初瀬の 山おろしよはげしかれとは 祈らぬものを源俊頼朝臣うか恋
75契りおきし させもが露を 命にてあはれ今年の 秋もいぬめり藤原基俊ちぎりお雑
76わたの原 漕ぎ出でて見れば 久方の雲居にまがふ 沖つ白波法性寺入道前関白太政大臣わたのはらこ雑
77瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川のわれても末に 逢はむとぞ思ふ崇徳院せ恋
78淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に幾夜寝覚めぬ 須磨の関守源兼昌あはぢ冬
79秋風に たなびく雲の 絶え間よりもれ出づる月の 影のさやけさ左京大夫顕輔あきか秋
80長からむ 心も知らず 黒髪の乱れて今朝は ものをこそ思へ待賢門院堀河ながか恋
81ほととぎす 鳴きつる方を 眺むればただ有明の 月ぞ残れる後徳大寺左大臣ほ夏
82思ひわび さても命は あるものを憂きに堪へぬは 涙なりけり道因法師おも恋
83世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる皇太后宮大夫俊成よのなかよ雑
84ながらへば またこのごろや しのばれむ憂しと見し世ぞ 今は恋しき藤原清輔朝臣ながら雑
85夜もすがら 物思ふころは 明けやらで閨のひまさへ つれなかりけり俊恵法師よも恋
86嘆けとて 月やはものを 思はするかこち顔なる わが涙かな西行法師なげけ恋
87村雨の 露もまだ干ぬ 槇の葉に霧立ちのぼる 秋の夕暮れ寂蓮法師む秋
88難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑみをつくしてや 恋ひわたるべき皇嘉門院別当なにはえ恋
89玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば忍ぶることの 弱りもぞする式子内親王たま恋
90見せばやな 雄島のあまの 袖だにも濡れにぞ濡れし 色は変はらず殷富門院大輔みせ恋
91きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに衣かたしき ひとりかも寝む後京極摂政前太政大臣きり秋
92わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の人こそ知らね 乾く間もなし二条院讃岐わがそ恋
93世の中は 常にもがもな 渚漕ぐあまの小舟の 綱手かなしも鎌倉右大臣よのなかは旅
94み吉野の 山の秋風 さ夜ふけてふるさと寒く 衣打つなり参議雅経みよ秋
95おほけなく 憂き世の民に おほふかなわが立つ杣に 墨染めの袖前大僧正慈円おほけ雑
96花さそふ 嵐の庭の 雪ならでふりゆくものは わが身なりけり入道前太政大臣はなさ雑
97来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに焼くや藻塩の 身もこがれつつ権中納言定家こぬ恋
98風そよぐ ならの小川の 夕暮れはみそぎぞ夏の しるしなりける従二位家隆かぜそ夏
99人もをし 人も恨めし あぢきなく世を思ふゆゑに もの思ふ身は後鳥羽院ひとも雑
100百敷や 古き軒端の しのぶにもなほあまりある 昔なりけり順徳院もも雑

決まり字とは?一字決まり「むすめふさほせ」

決まり字とは、上の句をどこまで聞けば、どの取り札か一つに決まるかを示す文字です。競技かるたでは、決まり字を覚えると速く取れます。最初の1文字だけで決まる歌は7首あり、頭文字をつなげて「むすめふさほせ」と覚えます。

む87番村雨の
す18番住の江の
め57番めぐり逢ひて
ふ22番吹くからに
さ70番さびしさに
ほ81番ほととぎす
せ77番瀬をはやみ
決まり字の長さ首数
1字決まり7首
2字決まり42首
3字決まり37首
4字決まり6首
5字決まり2首
6字決まり6首

季節・恋など分類別の歌

分類は、出典の和歌集で入っている部(春・恋など)にもとづいています。

春の歌(6首)
夏の歌(4首)
秋の歌(16首)
冬の歌(6首)
恋の歌(43首)
旅の歌(4首)
離別の歌(1首)
雑の歌(20首)

百人一首は何日で覚えられる?覚え方と勉強法

目安として、1日10首ずつなら10日、1日5首ずつなら20日で一通り覚えられます。覚えた歌は次の日に必ず復習し、1週間後にもう一度確認すると忘れにくくなります。

  1. 声に出して読む:五・七・五・七・七のリズムで、上の句と下の句を続けて読みます。
  2. 決まり字から覚える:まず一字決まり「むすめふさほせ」の7首から始めると、達成感があります。
  3. 意味とセットで覚える:現代語訳を読んでから覚えると、受験でも使える知識になります。
  4. 上の句→下の句のテスト:上の句を見て下の句を言えるか確認します。印刷用の一覧を使うと便利です。

月の名前と同じく、語呂合わせも役に立ちます。古文の暗記のコツは「古文のお勉強:旧暦の月の名前の由来と覚え方(語呂合わせ)」も参考にしてください。

受験での出方

  • 和歌の修辞:掛詞(9番「ながめ」など)、序詞(3番)、枕詞(2番「白妙の」など)
  • 文法:係り結び(23番「こそ→悲しけれ」など)、助動詞の識別(8番「なり」など)
  • 古文常識:歌合、詞書、勅撰和歌集、遣唐使(7番)
  • 文学史:『古今和歌集』『新古今和歌集』などの勅撰和歌集と、その時代

古文全体の位置づけは「古典と古文の違い(古典、古文、漢文)」で確認できます。

よくある質問

百人一首は何日で覚えられますか?

1日10首ずつなら10日、1日5首ずつなら20日が目安です。翌日と1週間後に復習すると忘れにくくなります。

百人一首を選んだのは誰ですか?

鎌倉時代初めの歌人・藤原定家が、京都・小倉山の山荘で選んだとされます。定家自身の歌も97番に入っています。

一字決まりの「むすめふさほせ」とは何ですか?

最初の1文字を聞いただけで取り札が決まる7首の頭文字です。む(87番)・す(18番)・め(57番)・ふ(22番)・さ(70番)・ほ(81番)・せ(77番)です。

百人一首で一番多い分類は何ですか?

恋の歌が最も多く、43首あります。次に多いのは秋の歌(16首)です(出典の和歌集の部立にもとづく数)。

百人一首は大学受験に出ますか?

百人一首そのものが出題されることは多くありませんが、掛詞や係り結びなど和歌の読解に必要な知識が身につくので、古文の対策として役立ちます。

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画像:絵札「Hyakuninisshu」シリーズ(パブリックドメイン・Wikimedia Commons)。歌の本文・出典・決まり字は複数の資料で確認しています。
大学受験合格大作戦 最終更新:2026-10-04