有名な数学者一覧【115人】何をした人か・業績を年代順に|ピタゴラス・ガウス・オイラーから日本の数学者まで

この一覧について

  • 古代ギリシャのピタゴラスから、ガウス・オイラー、日本の関孝和・岡潔、21世紀のフィールズ賞受賞者まで、有名な数学者115人を年代順の表にまとめました
  • 表の「何をした人か」で、業績がひとことで分かります。名前に色がついている人は、生涯・業績・名前がつく公式・逸話を1人1ページでくわしく解説しています
  • 三平方の定理(ピタゴラス)・ユークリッドの互除法・オイラーの公式など、数学者の名前がつく公式は公式辞典の証明・例題のページへつながっています

くわしく解説している数学者(60人)

年代順の有名な数学者一覧(115人)

生まれた年の順にならべています。紀元前の人や記録の少ない人は、生没年に「ごろ」「?」をつけています(はっきりした年が分かっていません)。

古代の数学者(13人)

数学者(生没年・国)何をした人か
タレス解説
ミレトスのタレス
前624ごろ〜前547ごろ
古代ギリシャ
「半円に対する円周角は直角」(タレスの定理)。証明を数学に持ちこんだ最初の人とされる
分野:幾何
ピタゴラス解説
ピュタゴラス
前570ごろ〜前495ごろ
古代ギリシャ
三平方の定理(ピタゴラスの定理)。「万物は数である」の教団を開いた
分野:幾何・数論
ユークリッド解説
エウクレイデス
前330ごろ?〜前275ごろ?
古代ギリシャ(アレクサンドリア)
『原論』で幾何学を体系にまとめた。ユークリッドの互除法・素数が無限にあることの証明
分野:幾何・数論
アルキメデス解説
前287ごろ〜前212
古代ギリシャ(シラクサ)
円周率を3.14まで求め、球の体積と表面積を発見。てこ・浮力の原理
分野:幾何・物理
エラトステネス解説
前276ごろ〜前194ごろ
古代ギリシャ(アレクサンドリア)
素数を見つける「エラトステネスのふるい」。地球の大きさを測った
分野:数論・地理
アポロニウス
ペルガのアポロニオス
前262ごろ〜前190ごろ
古代ギリシャ
『円錐曲線論』。楕円・放物線・双曲線の名前をつけた
分野:幾何
ヘロン解説
アレクサンドリアのヘロン
10ごろ〜75ごろ
古代ギリシャ(アレクサンドリア)
3辺の長さから三角形の面積を出す「ヘロンの公式」
分野:幾何・工学
プトレマイオス
トレミー
100ごろ〜170ごろ
古代ギリシャ(アレクサンドリア)
『アルマゲスト』。円に内接する四角形の「トレミーの定理」
分野:幾何・天文
ディオファントス
200ごろ?〜284ごろ?
古代ギリシャ(アレクサンドリア)
『算術』。整数の解を求める方程式(ディオファントス方程式)。「代数の父」
分野:代数・数論
劉徽
りゅうき
220ごろ?〜280ごろ?
中国(魏)
『九章算術』の注釈。正多角形で円周率を3.14まで求めた
分野:幾何
パップス
パッポス
290ごろ〜350ごろ
古代ギリシャ(アレクサンドリア)
中線定理・パップス=ギュルダンの定理。ギリシャ数学をまとめた
分野:幾何
ヒュパティア解説
355〜370ごろ〜415
古代ギリシャ(アレクサンドリア)
記録に残る最初期の女性数学者。円錐曲線論などを注釈して教えた
分野:幾何・天文
祖沖之解説
そちゅうし
429〜500ごろ
中国(南朝)
円周率を3.1415926〜3.1415927の間と求め、355/113(密率)を示した
分野:幾何・天文

中世(インド・アラビア・中国)の数学者(6人)

数学者(生没年・国)何をした人か
アールヤバタ
アーリヤバタ
476〜550
インド
円周率3.1416・三角法(正弦の表)。インドの数学・天文学の基礎
分野:天文・代数
ブラーマグプタ解説
ブラフマグプタ
598〜670ごろ
インド
0(ゼロ)と負の数の計算のきまりを書いた。ブラーマグプタの公式
分野:代数・数論
フワーリズミー解説
アル=フワーリズミー
780ごろ〜850ごろ
アッバース朝(バグダード)
『アル・ジャブル』で方程式の解き方を体系化。代数(アルジェブラ)・アルゴリズムの語源
分野:代数
ウマル・ハイヤーム
オマル・ハイヤーム
1048〜1131
ペルシャ
3次方程式を円錐曲線の交わりで解いた。詩集『ルバイヤート』の詩人
分野:代数
バースカラ2世
バースカラ
1114〜1185
インド
『リーラーヴァティー』。ペル方程式の解き方(チャクラヴァーラ法)
分野:代数・数論
フィボナッチ解説
ピサのレオナルド
1170ごろ〜1250ごろ
イタリア(ピサ)
『算盤の書』でアラビア数字をヨーロッパに広めた。ウサギの問題とフィボナッチ数列
分野:数論・算術

16〜17世紀の数学者(16人)

数学者(生没年・国)何をした人か
タルタリア
ニコロ・フォンタナ
1499ごろ〜1557
イタリア
3次方程式の解き方を見つけた(カルダノの公式のもと)
分野:代数
カルダノ解説
ジェロラモ・カルダーノ
1501〜1576
イタリア
『アルス・マグナ』で3次・4次方程式の解の公式を発表。確率の研究の先がけ
分野:代数・確率
ヴィエト
フランソワ・ヴィエト
1540〜1603
フランス
文字を使った式(記号代数)を広めた。解と係数の関係
分野:代数
ネイピア解説
ジョン・ネイピア
1550〜1617
スコットランド
対数を発明し、大きな数のかけ算を足し算に変えた。ネイピアの骨
分野:計算・対数
ケプラー解説
ヨハネス・ケプラー
1571〜1630
ドイツ
惑星の運動の3法則。たる(樽)の体積の研究は積分の先がけ
分野:天文・幾何
デカルト解説
ルネ・デカルト
1596〜1650
フランス
座標(x軸・y軸)で図形を式に。「我思う、ゆえに我あり」
分野:幾何・哲学
フェルマー解説
ピエール・ド・フェルマー
1607ごろ〜1665
フランス
フェルマーの最終定理・フェルマーの小定理。本業は法律家のアマチュア数学者
分野:数論・確率
ウォリス
ジョン・ウォリス
1616〜1703
イギリス
無限大の記号 ∞ を使い始めた。ウォリスの公式(ウォリス積分)
分野:解析
パスカル解説
ブレーズ・パスカル
1623〜1662
フランス
パスカルの三角形・確率論。計算機(パスカリーヌ)。「人間は考える葦である」
分野:確率・幾何
ホイヘンス
クリスティアーン・ホイヘンス
1629〜1695
オランダ
確率論の最初の本。振り子時計・光の波の性質
分野:確率・物理
関孝和解説
せきたかかず
1642ごろ?〜1708
日本
行列式の考え・ベルヌーイ数を西洋とほぼ同じころ発見。「算聖」とよばれる
分野:和算
ニュートン解説
アイザック・ニュートン
1643〜1727
イギリス
微分積分(流率法)・二項定理の一般化・万有引力
分野:解析・物理
ライプニッツ解説
ゴットフリート・ライプニッツ
1646〜1716
ドイツ
微分積分を独自に作り、dx・∫の記号を考えた。2進法
分野:解析・論理
ヤコブ・ベルヌーイ
ヤコブ・ベルヌイ
1655〜1705
スイス
大数の法則・ベルヌーイ数・自然対数の底 e のもとになる計算
分野:確率・解析
ロピタル
ギヨーム・ド・ロピタル
1661〜1704
フランス
世界初の微分積分の教科書。ロピタルの定理
分野:解析
建部賢弘
たけべかたひろ
1664〜1739
日本
関孝和の弟子。円周率の2乗を表す無限級数を求めた
分野:和算

18世紀の数学者(11人)

数学者(生没年・国)何をした人か
ド・モアブル
アブラーム・ド・モアブル
1667〜1754
フランス・イギリス
ド・モアブルの定理・正規分布の先がけ
分野:確率・複素数
テイラー
ブルック・テイラー
1685〜1731
イギリス
関数を多項式の和で表すテイラー展開
分野:解析
スターリング
ジェームズ・スターリング
1692〜1770
スコットランド
n! の近似式「スターリングの公式」
分野:解析
マクローリン
コリン・マクローリン
1698〜1746
スコットランド
マクローリン展開(0のまわりのテイラー展開)
分野:解析
ダニエル・ベルヌーイ
1700〜1782
スイス
流体のベルヌーイの定理・サンクトペテルブルクのパラドックス
分野:確率・物理
オイラー解説
レオンハルト・オイラー
1707〜1783
スイス
オイラーの公式・オイラーの多面体定理・バーゼル問題。史上もっとも多く論文を書いた数学者の一人
分野:解析・数論・幾何
ラグランジュ解説
ジョゼフ=ルイ・ラグランジュ
1736〜1813
イタリア・フランス
ラグランジュの未定乗数法・四平方定理の証明・解析力学
分野:解析・数論
モンジュ
ガスパール・モンジュ
1746〜1818
フランス
図法幾何学(投影図)を作った
分野:幾何
ラプラス解説
ピエール=シモン・ラプラス
1749〜1827
フランス
確率論を大成。ラプラス変換・「ラプラスの悪魔」
分野:確率・解析
ルジャンドル解説
アドリアン=マリ・ルジャンドル
1752〜1833
フランス
最小二乗法・平方剰余の相互法則の研究
分野:数論・解析
フーリエ解説
ジョゼフ・フーリエ
1768〜1830
フランス
関数を三角関数の和で表すフーリエ級数
分野:解析

19世紀の数学者(25人)

数学者(生没年・国)何をした人か
ソフィ・ジェルマン解説
ソフィー・ジェルマン
1776〜1831
フランス
フェルマーの最終定理の研究(ジェルマン素数)。男性の名前で論文を送った
分野:数論・物理
ガウス解説
カール・フリードリヒ・ガウス
1777〜1855
ドイツ
1から100までの和を一瞬で出した少年。正十七角形の作図・『整数論』・最小二乗法。「数学の王」
分野:数論・幾何・解析
コーシー解説
オーギュスタン=ルイ・コーシー
1789〜1857
フランス
極限を使って微分積分を厳密にした。コーシー・シュワルツの不等式
分野:解析
メビウス解説
アウグスト・メビウス
1790〜1868
ドイツ
裏と表がない「メビウスの帯」
分野:幾何・位相
ロバチェフスキー解説
ニコライ・ロバチェフスキー
1792〜1856
ロシア
平行線の公理が成り立たない「非ユークリッド幾何学」
分野:幾何
アーベル解説
ニールス・アーベル
1802〜1829
ノルウェー
5次方程式には解の公式がないことを証明。アーベル賞の名前のもと
分野:代数・解析
ボーヤイ
ボヤイ・ヤーノシュ
1802〜1860
ハンガリー
ロバチェフスキーと別に非ユークリッド幾何学を発見
分野:幾何
ヤコビ
カール・ヤコビ
1804〜1851
ドイツ
楕円関数・ヤコビアン(変数変換)
分野:解析
ディリクレ
ペーター・グスタフ・ディリクレ
1805〜1859
ドイツ
鳩の巣原理(ディリクレの部屋割り論法)・算術級数定理
分野:数論・解析
ハミルトン
ウィリアム・ローワン・ハミルトン
1805〜1865
アイルランド
四元数を発見。ケーリー・ハミルトンの定理
分野:代数・物理
ガロア解説
エヴァリスト・ガロア
1811〜1832
フランス
方程式が解けるかどうかを「群」で判定(ガロア理論)。20歳で決闘で亡くなった
分野:代数
エイダ・ラブレス解説
エイダ・ラヴレス
1815〜1852
イギリス
解析機関のためのプログラムを書いた「最初のプログラマー」
分野:計算
ブール解説
ジョージ・ブール
1815〜1864
イギリス
論理を式で計算するブール代数。コンピューターの基礎
分野:論理
ワイエルシュトラス
カール・ワイエルシュトラス
1815〜1897
ドイツ
ε-δ論法で解析学を厳密に。どこでも微分できない連続関数
分野:解析
ケーリー
アーサー・ケーリー
1821〜1895
イギリス
行列の計算を作った。ケーリー・ハミルトンの定理
分野:代数
リーマン解説
ベルンハルト・リーマン
1826〜1866
ドイツ
リーマン予想・リーマン積分・リーマン幾何学
分野:解析・幾何・数論
デデキント解説
リヒャルト・デデキント
1831〜1916
ドイツ
実数を「切断」で定義。イデアル
分野:代数・数論
リー
ソフス・リー
1842〜1899
ノルウェー
連続な対称性を表す「リー群」
分野:代数・幾何
カントール解説
ゲオルク・カントール
1845〜1918
ドイツ
集合論を作り、無限にも大きさのちがいがあることを示した(対角線論法)
分野:集合論
フレーゲ
ゴットロープ・フレーゲ
1848〜1925
ドイツ
現代の記号論理学を作った
分野:論理
クライン
フェリックス・クライン
1849〜1925
ドイツ
エルランゲン・プログラム・「クラインの壺」
分野:幾何
コワレフスカヤ解説
ソフィア・コワレフスカヤ
1850〜1891
ロシア
女性で初めて数学の博士号を取った一人。コワレフスカヤのこま
分野:解析
ポアンカレ解説
アンリ・ポアンカレ
1854〜1912
フランス
ポアンカレ予想・位相幾何学・カオスの発見
分野:位相・解析・物理
ペアノ
ジュゼッペ・ペアノ
1858〜1932
イタリア
自然数の公理(ペアノの公理)
分野:論理
ピック
ゲオルク・ピック
1859〜1942
オーストリア
格子点の数で面積を出す「ピックの定理」
分野:幾何

20世紀の数学者(33人)

数学者(生没年・国)何をした人か
ヒルベルト解説
ダフィット・ヒルベルト
1862〜1943
ドイツ
1900年に「ヒルベルトの23の問題」を発表。ヒルベルト空間
分野:代数・幾何・基礎論
ミンコフスキー
ヘルマン・ミンコフスキー
1864〜1909
ドイツ
数の幾何学・相対性理論の時空(ミンコフスキー空間)
分野:数論・幾何
アダマール
ジャック・アダマール
1865〜1963
フランス
素数定理を証明(ド・ラ・ヴァレー・プーサンと同じ1896年)
分野:数論・解析
ラッセル
バートランド・ラッセル
1872〜1970
イギリス
集合論の「ラッセルのパラドックス」・『プリンキピア・マテマティカ』
分野:論理・哲学
高木貞治解説
たかぎていじ
1875〜1960
日本
類体論を完成させた。日本の近代数学の父
分野:数論
ルベーグ
アンリ・ルベーグ
1875〜1941
フランス
ルベーグ積分(測度論)
分野:解析
ハーディ解説
ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディ
1877〜1947
イギリス
ラマヌジャンを見いだした。『ある数学者の生涯と弁明』
分野:数論・解析
ネーター解説
エミー・ネーター
1882〜1935
ドイツ
抽象代数学の母。対称性と保存則のネーターの定理
分野:代数・物理
ワイル
ヘルマン・ワイル
1885〜1955
ドイツ
リーマン面・群論と量子力学
分野:幾何・物理
掛谷宗一
かけやそういち
1886〜1947
日本
長さ1の針を回す最小の面積を問う「掛谷問題」
分野:解析・幾何
ラマヌジャン解説
シュリニヴァーサ・ラマヌジャン
1887〜1920
インド
ほぼ独学で数千の公式を残した天才。タクシー数1729
分野:数論・解析
バナッハ
ステファン・バナッハ
1892〜1945
ポーランド
関数解析(バナッハ空間)・バナッハ=タルスキーのパラドックス
分野:解析
岡潔解説
おかきよし
1901〜1978
日本
多変数複素関数論の難問を一人で解いた。随筆『春宵十話』
分野:解析
フォン・ノイマン解説
ジョン・フォン・ノイマン
1903〜1957
ハンガリー・アメリカ
ゲーム理論・今のコンピューターの形(ノイマン型)
分野:応用・計算
コルモゴロフ
アンドレイ・コルモゴロフ
1903〜1987
ロシア(ソ連)
確率論を公理で作り直した
分野:確率
ゲーデル解説
クルト・ゲーデル
1906〜1978
オーストリア・アメリカ
不完全性定理:正しくても証明できない命題がある
分野:論理
チューリング解説
アラン・チューリング
1912〜1954
イギリス
チューリングマシン(計算の理論)・暗号エニグマの解読
分野:計算・論理
エルデシュ解説
ポール・エルデシュ
1913〜1996
ハンガリー
1500本をこえる論文。「エルデシュ数」
分野:数論・組合せ
小平邦彦解説
こだいらくにひこ
1915〜1997
日本
日本人で初めてフィールズ賞(1954年)。複素多様体の研究
分野:幾何・解析
伊藤清解説
いとうきよし
1915〜2008
日本
確率微分方程式(伊藤の公式)。金融工学の基礎。第1回ガウス賞
分野:確率
シャノン解説
クロード・シャノン
1916〜2001
アメリカ
情報理論の父。ビット
分野:応用・計算
岩澤健吉
いわさわけんきち
1917〜1998
日本
岩澤理論(整数論)
分野:数論
マンデルブロ解説
ブノワ・マンデルブロ
1924〜2010
フランス・アメリカ
フラクタルを広めた。マンデルブロ集合
分野:幾何
セール
ジャン=ピエール・セール
1926〜(存命)
フランス
史上最年少(27歳)でフィールズ賞。第1回アーベル賞
分野:代数・位相
谷山豊解説
たにやまゆたか
1927〜1958
日本
谷山・志村予想(フェルマーの最終定理の証明のかぎ)
分野:数論
ナッシュ解説
ジョン・ナッシュ
1928〜2015
アメリカ
ゲーム理論のナッシュ均衡。映画『ビューティフル・マインド』
分野:応用・幾何
グロタンディーク
アレクサンドル・グロタンディーク
1928〜2014
フランス
スキーム理論で代数幾何学を作り直した
分野:代数幾何
佐藤幹夫
さとうみきお
1928〜2023
日本
超関数・D加群(代数解析学)
分野:解析
アティヤ
マイケル・アティヤ
1929〜2019
イギリス
アティヤ=シンガーの指数定理
分野:幾何・位相
志村五郎
しむらごろう
1930〜2019
日本
谷山・志村予想・志村多様体
分野:数論
広中平祐解説
ひろなかへいすけ
1931〜2026
日本
特異点解消でフィールズ賞(1970年)
分野:代数幾何
ポール・コーエン
コーエン
1934〜2007
アメリカ
連続体仮説は集合論の公理から証明も反証もできないことを示した
分野:集合論
コンウェイ
ジョン・ホートン・コンウェイ
1937〜2020
イギリス
ライフゲーム・超現実数
分野:組合せ・代数

現代(1940年以降生まれ)の数学者(11人)

数学者(生没年・国)何をした人か
サーストン
ウィリアム・サーストン
1946〜2012
アメリカ
幾何化予想(ポアンカレ予想をふくむ)
分野:位相・幾何
柏原正樹
かしわらまさき
1947〜(存命)
日本
D加群・結晶基底。2025年アーベル賞
分野:解析・表現論
森重文
もりしげふみ
1951〜(存命)
日本
3次元の極小モデル理論でフィールズ賞(1990年)
分野:代数幾何
ワイルズ解説
アンドリュー・ワイルズ
1953〜(存命)
イギリス
フェルマーの最終定理を証明(1995年に論文発表)
分野:数論
張益唐
イータン・チャン
1955〜(存命)
中国・アメリカ
差が7000万以下の素数の組が無限にあることを証明(双子素数予想への一歩)
分野:数論
ペレルマン解説
グリゴリー・ペレルマン
1966〜(存命)
ロシア
ポアンカレ予想を解決。フィールズ賞と100万ドルの賞金を辞退
分野:位相・幾何
望月新一
もちづきしんいち
1969〜(存命)
日本
IUT理論でABC予想を証明したと発表(論文は2021年に掲載、評価は分かれる)
分野:数論
テレンス・タオ解説
タオ
1975〜(存命)
オーストラリア・アメリカ
「等差数列をふくむ素数」のグリーン・タオの定理。フィールズ賞(2006年)
分野:解析・数論
ミルザハニ解説
マリアム・ミルザハニ
1977〜2017
イラン・アメリカ
女性で初めてフィールズ賞(2014年)
分野:幾何
ヴィアゾフスカ
マリナ・ヴィアゾフスカ
1984〜(存命)
ウクライナ
8次元・24次元の球の最密充填を証明。フィールズ賞(2022年)
分野:幾何・数論
ショルツェ
ペーター・ショルツェ
1987〜(存命)
ドイツ
パーフェクトイド空間。フィールズ賞(2018年)
分野:数論・代数幾何

日本の有名な数学者(15人)

江戸時代の和算(日本独自の数学)の関孝和・建部賢弘から、類体論の高木貞治、フィールズ賞の小平邦彦・広中平祐・森重文、アーベル賞の柏原正樹まで。

数学者(生没年・国)何をした人か
関孝和解説
せきたかかず
1642ごろ?〜1708
日本
行列式の考え・ベルヌーイ数を西洋とほぼ同じころ発見。「算聖」とよばれる
分野:和算
建部賢弘
たけべかたひろ
1664〜1739
日本
関孝和の弟子。円周率の2乗を表す無限級数を求めた
分野:和算
高木貞治解説
たかぎていじ
1875〜1960
日本
類体論を完成させた。日本の近代数学の父
分野:数論
掛谷宗一
かけやそういち
1886〜1947
日本
長さ1の針を回す最小の面積を問う「掛谷問題」
分野:解析・幾何
岡潔解説
おかきよし
1901〜1978
日本
多変数複素関数論の難問を一人で解いた。随筆『春宵十話』
分野:解析
小平邦彦解説
こだいらくにひこ
1915〜1997
日本
日本人で初めてフィールズ賞(1954年)。複素多様体の研究
分野:幾何・解析
伊藤清解説
いとうきよし
1915〜2008
日本
確率微分方程式(伊藤の公式)。金融工学の基礎。第1回ガウス賞
分野:確率
岩澤健吉
いわさわけんきち
1917〜1998
日本
岩澤理論(整数論)
分野:数論
谷山豊解説
たにやまゆたか
1927〜1958
日本
谷山・志村予想(フェルマーの最終定理の証明のかぎ)
分野:数論
佐藤幹夫
さとうみきお
1928〜2023
日本
超関数・D加群(代数解析学)
分野:解析
志村五郎
しむらごろう
1930〜2019
日本
谷山・志村予想・志村多様体
分野:数論
広中平祐解説
ひろなかへいすけ
1931〜2026
日本
特異点解消でフィールズ賞(1970年)
分野:代数幾何
柏原正樹
かしわらまさき
1947〜(存命)
日本
D加群・結晶基底。2025年アーベル賞
分野:解析・表現論
森重文
もりしげふみ
1951〜(存命)
日本
3次元の極小モデル理論でフィールズ賞(1990年)
分野:代数幾何
望月新一
もちづきしんいち
1969〜(存命)
日本
IUT理論でABC予想を証明したと発表(論文は2021年に掲載、評価は分かれる)
分野:数論

女性の数学者

昔は女性が大学で学ぶことも難しい時代が長く続きました。その中で大きな業績を残した数学者たちです。

数学者(生没年・国)何をした人か
ヒュパティア解説
355〜370ごろ〜415
古代ギリシャ(アレクサンドリア)
記録に残る最初期の女性数学者。円錐曲線論などを注釈して教えた
分野:幾何・天文
ソフィ・ジェルマン解説
ソフィー・ジェルマン
1776〜1831
フランス
フェルマーの最終定理の研究(ジェルマン素数)。男性の名前で論文を送った
分野:数論・物理
エイダ・ラブレス解説
エイダ・ラヴレス
1815〜1852
イギリス
解析機関のためのプログラムを書いた「最初のプログラマー」
分野:計算
コワレフスカヤ解説
ソフィア・コワレフスカヤ
1850〜1891
ロシア
女性で初めて数学の博士号を取った一人。コワレフスカヤのこま
分野:解析
ネーター解説
エミー・ネーター
1882〜1935
ドイツ
抽象代数学の母。対称性と保存則のネーターの定理
分野:代数・物理
ミルザハニ解説
マリアム・ミルザハニ
1977〜2017
イラン・アメリカ
女性で初めてフィールズ賞(2014年)
分野:幾何
ヴィアゾフスカ
マリナ・ヴィアゾフスカ
1984〜(存命)
ウクライナ
8次元・24次元の球の最密充填を証明。フィールズ賞(2022年)
分野:幾何・数論

分野別の数学者

1人が複数の分野で活躍していることも多いので、同じ人が何度か出てきます。

幾何の数学者

数論の数学者

代数の数学者

解析の数学者

確率の数学者

論理の数学者

集合論の数学者

位相の数学者

計算の数学者

和算の数学者

数学の賞:フィールズ賞・アーベル賞

ノーベル賞には数学の部門がありません。そのかわりに、数学には次のような大きな賞があります。

  • フィールズ賞:国際数学者会議で4年に1度、40歳未満の数学者(原則2〜4人)に贈られます。日本人では小平邦彦(1954年)・広中平祐(1970年)・森重文(1990年)が受けています。
  • アーベル賞:ノルウェーが2003年から毎年贈る賞で、年齢の制限はありません。第1回はセール、2025年には日本の柏原正樹が受けています。名前は5次方程式の研究で知られるアーベルから。
  • ガウス賞:社会や技術に役立つ数学の研究に贈られる賞で、第1回(2006年)は伊藤清でした。

日本人の科学の賞の受賞者は、日本人ノーベル賞受賞者一覧(出身大学・出身高校)も見てください。

この一覧の使い方

よくある質問

世界でいちばん有名な数学者はだれですか?

一人に決めることはできませんが、ピタゴラス・アルキメデス・ニュートン・オイラー・ガウスの名前がよく挙がります。ガウスは「数学の王」、オイラーは史上もっとも多くの論文を書いた数学者の一人として知られています。

「数学の王」とよばれる数学者はだれですか?

ドイツのカール・フリードリヒ・ガウス(1777〜1855年)です。整数論・幾何・解析・天文学など、数学のほとんどすべての分野に大きな業績を残しました。

日本の有名な数学者はだれですか?

江戸時代の和算の関孝和、類体論を完成させた高木貞治、多変数複素関数論の岡潔、日本人初のフィールズ賞の小平邦彦、確率解析の伊藤清、特異点解消の広中平祐、極小モデル理論の森重文などがいます。

日本人でフィールズ賞を受けたのはだれですか?

小平邦彦(1954年)、広中平祐(1970年)、森重文(1990年)の3人です。

数学にノーベル賞はありますか?

ノーベル賞には数学の部門がありません。数学の大きな賞として、40歳未満に贈られるフィールズ賞と、年齢制限のないアーベル賞があります。

女性の有名な数学者はだれですか?

古代のヒュパティア、フェルマーの最終定理を研究したソフィ・ジェルマン、最初のプログラマーとよばれるエイダ・ラブレス、抽象代数学のエミー・ネーター、女性で初めてフィールズ賞を受けたマリアム・ミルザハニなどがいます。

中学受験や高校受験に出てくる数学者はだれですか?

三平方の定理のピタゴラス、互除法のユークリッド、円周率や球の体積のアルキメデス、フィボナッチ数列のフィボナッチ、1から100までの和のガウスなどが、問題文や解説によく出てきます。

若くして亡くなった数学者はいますか?

20歳で決闘で亡くなったガロア、26歳で亡くなったアーベル、32歳で亡くなったラマヌジャンが有名です。3人とも短い生涯で数学を大きく変える業績を残しました。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 各数学者の生没年・業績は、ページのある人はそのページの出典欄、それ以外は一般の百科事典・数学史の本で広く知られた内容によります
  • 国際数学連合(IMU)「Fields Medal」「Gauss Prize」の受賞者一覧
  • ノルウェー科学文学アカデミー「The Abel Prize」受賞者一覧

最終更新:2026年10月29日/作成:大学受験合格大作戦