
🇯🇵 日本人のノーベル賞受賞者の出身大学(最新版・2025年更新)
2021年度のノーベル賞受賞者発表を受けて作成した記事を、2025年の最新受賞者まで更新しました。
2025年は北川進(京都大学理学部)がノーベル化学賞を、坂口志文(京都大学・医学系)がノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
(出典:ノーベル財団公式)
| 受賞年 | 名前 | 出身大学 | 部門 | 受賞理由 |
|---|---|---|---|---|
| 1949年 | 湯川秀樹 | 京都大学理学部理学科 | ノーベル物理学賞 | 陽子と中性子の間に作用する核力を媒介するものとして中間子の存在を予言 |
| 1965年 | 朝永振一郎 | 京都大学理学部理学科 | ノーベル物理学賞 | 「超多時間理論」「くりこみ理論」等、量子電磁力学の基礎研究 |
| 1968年 | 川端康成 | 東京大学文学部英文学科 | ノーベル文学賞 | 『雪国』『伊豆の踊子』『千羽鶴』『山の音』などに表れる人生の哀歓と美の表現 |
| 1973年 | 江崎玲於奈 | 東京大学理学部物理学科 | ノーベル物理学賞 | 半導体・超電導体のトンネル効果の研究、エサキダイオードの開発 |
| 1974年 | 佐藤栄作 | 東京大学法学部 | ノーベル平和賞 | 核兵器保有に反対し、太平洋地域の平和と安定に貢献 |
| 1981年 | 福井謙一 | 京都大学工学部工業化学科 | ノーベル化学賞 | フロンティア軌道理論の開拓、化学反応理論の発展 |
| 1987年 | 利根川進 | 東京工業大学理工学部 | ノーベル生理学・医学賞 | 体内で多様な抗体遺伝子が再構成される理論の実証 |
| 1994年 | 大江健三郎 | 東京大学文学部 | ノーベル文学賞 | 「個人的な体験」等、個の題材を通した現代人の人間像の探求 |
| 2000年 | 白川英樹 | 東京工業大学理工学部 | ノーベル化学賞 | 伝導性高分子の発見と開発、分子エレクトロニクスへの応用 |
| 2001年 | 野依良治 | 東京大学理学部物理学科 | ノーベル化学賞 | キラル触媒による不斉水素化反応の研究 |
| 2002年 | 小柴昌俊 | 東京大学理学部物理学科 | ノーベル物理学賞 | ニュートリノの観測による新しい天文学の開拓 |
| 2002年 | 田中耕一 | 東北大学工学部電気工学科 | ノーベル化学賞 | 生体高分子の同定および構造解析のための手法開発 |
| 2008年 | 南部陽一郎 | 東京大学理学部 | ノーベル物理学賞 | 素粒子物理学における自発的対称性の破れの発見 |
| 2008年 | 小林誠 | 名古屋大学理学部 | ノーベル物理学賞 | 対称性の破れの起源の発見(クォーク三世代の予言) |
| 2008年 | 益川敏英 | 名古屋大学理学部 | ノーベル物理学賞 | 対称性の破れの起源の発見(クォーク三世代の予言) |
| 2008年 | 下村脩 | 長崎大学薬学部 | ノーベル化学賞 | 緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見と応用 |
| 2010年 | 根岸英一 | 東京大学工学部 | ノーベル化学賞 | クロスカップリング反応の研究 |
| 2010年 | 鈴木章 | 北海道大学理学部 | ノーベル化学賞 | クロスカップリング反応の研究 |
| 2012年 | 山中伸弥 | 神戸大学医学部 | ノーベル生理学・医学賞 | iPS細胞の発見と応用 |
| 2014年 | 赤﨑勇 | 京都大学理学部 | ノーベル物理学賞 | 青色発光ダイオードの発明 |
| 2014年 | 天野浩 | 名古屋大学工学部 | ノーベル物理学賞 | 青色発光ダイオードの発明 |
| 2014年 | 中村修二 | 徳島大学 | ノーベル物理学賞 | 青色発光ダイオードの発明 |
| 2015年 | 梶田隆章 | 埼玉大学理学部 | ノーベル物理学賞 | ニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ振動の発見 |
| 2015年 | 大村智 | 山梨大学学芸学部 | ノーベル生理学・医学賞 | 線虫寄生感染症に対する新たな治療法の発見 |
| 2016年 | 大隅良典 | 東京大学教養学部 | ノーベル生理学・医学賞 | オートファジーの仕組みの発見 |
| 2019年 | 吉野彰 | 京都大学工学部 | ノーベル化学賞 | リチウムイオン電池の開発 |
| 2019年 | 本庶佑 | 京都大学医学部 | ノーベル生理学・医学賞 | がん免疫療法薬オプジーボ(PD-1阻害)の理論と実用化 |
| 2021年 | 真鍋淑郎 | 東京大学理学部 | ノーベル物理学賞 | 気候モデル研究を通じた地球温暖化理解への貢献 |
| 2025年 | 北川進 | 京都大学理学部 | ノーベル化学賞 | 多孔性配位高分子(MOF)の開発と応用 |
| 2025年 | 坂口志文 | 京都大学医学系 | ノーベル生理学・医学賞 | 制御性T細胞(Treg)による免疫寛容の解明 |
🧮 日本人ノーベル賞受賞者の人数(2025年時点)
- 合計:27人(※小林誠氏は米国籍だが日本人としてカウント)
- 科学系(物理・化学・医学):24人
- 文科系(文学・平和):3人
🏫 出身大学別 受賞者数(2025年時点)
| 東京大学 | 9人 |
| 京都大学 | 10人 |
| 名古屋大学 | 3人 |
| 東北大学 | 1人 |
| 北海道大学 | 1人 |
| 神戸大学 | 1人 |
| 東京工業大学 | 1人 |
| 長崎大学 | 1人 |
| 埼玉大学 | 1人 |
| 山梨大学 | 1人 |
| 徳島大学 | 1人 |
✍️ 文系ノーベル賞 受賞者(3名・いずれも東京大学出身)
- 川端康成(東京大学文学部)
- 佐藤栄作(東京大学法学部)
- 大江健三郎(東京大学文学部)
出典・参考
- ノーベル財団 公式発表(化学賞・医学賞 2025)
- ノーベル財団 Popular Information(2025年版)
- 2024年ノーベル平和賞:日本被団協(Nihon Hidankyo)受賞(団体)
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