古典と古文の違いとは?漢文との関係・作品年表・読み方を図で解説|共通テスト配点も

この記事の結論

  • 古典は、長く読みつがれてきた昔の作品をまとめて呼ぶ言葉。国語の「古典」には古文と漢文の2つがふくまれます
  • 古文は、日本の昔の文章(主に江戸時代まで)。歴史的仮名遣いで書かれています
  • 漢文は、中国の古典の文章と、それにならって日本人が書いた漢文。返り点などを使って訓読(くんどく)します

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中学受験から難関大まで、「はじめて・しっかり・もっと深く」の3段で、図と練習問題つきで解説しています。

古文文法辞典(表紙)古文の品詞歴史的仮名遣い6つの活用形助動詞一覧共通テストの古文文法旧暦・季節・時刻

うかるくん

うかるくん

時間割には「古典」って書いてあるのに、先生は「古文の小テストをします」って言うんだ。古文と古典って同じもの?

サクラちゃん

サクラちゃん

漢文の授業も「古典」の時間にやるよね。だから、同じではなさそう……。

合格先生

合格先生

いい気づきだ。古典は大きな箱で、その中に古文と漢文が入っている。古文は「日本の昔の文章」だけを指す言葉なんだ。下の図で見てみよう。

古典(こてん)=長く読みつがれてきた昔の作品 古文 日本の昔の文章 (主に江戸時代まで) 源氏物語・枕草子 徒然草・百人一首 漢文 中国の古典の文章 (日本人が書いた漢文もふくむ) 論語・史記 漢詩(杜甫・李白)
古典=古文+漢文

古典と古文の違い

「古典」と「古文」は似ていますが、指す範囲が違います。

古典古文漢文
意味長く読みつがれ、今も価値が認められている昔の作品日本の昔の文章中国の古典の文章(日本人が書いた漢文もふくむ)
範囲古文と漢文の両方をふくむ古典の一部古典の一部
書き方―歴史的仮名遣い・文語文漢字だけの文章を、返り点・送り仮名で訓読
代表的な作品―源氏物語、枕草子、徒然草、平家物語、百人一首論語、史記、唐詩(杜甫・李白など)

つまり、古文は古典の一部です。「古典の授業」では、古文と漢文の両方を学びます。

文部科学省の高等学校学習指導要領(国語編)でも、古典の教材には「古文と漢文」の2つがあること、古典としての漢文には日本人がつくった漢文(日本漢文)もふくまれることが説明されています。

なお、ふだんの言葉で「古典」というと、もっと広い意味でも使われます。「古典落語」「クラシック音楽(西洋の古典音楽)」「ギリシャ古典」のように、時代をこえて価値が認められている作品なら、国や分野を問わず「古典」と呼びます。国語の授業の「古典」は、その中の日本と中国の文学にしぼった言い方だと考えるとわかりやすいです。

古文とは:どこからどこまでが古文?

古文は、おおむね奈良・平安時代から江戸時代までの日本の文章をいいます。平安時代の言葉づかいをもとにした「文語文(ぶんごぶん)」で書かれ、「いふ(言う)」「をかし」のような歴史的仮名遣いが使われます。読み方のきまりは下の「歴史的仮名遣いの読み方の基本」で、さらにくわしくは古文文法辞典の歴史的仮名遣いで練習できます。

明治時代以降の文章でも、森鷗外の『舞姫』のように文語文で書かれた作品があります。こうした作品は「近代の文語文」として扱われることが多く、学校によって古文として扱う場合と、現代文の教材として扱う場合があります。

古文の文法は、現代の国語と同じく品詞(動詞・形容詞・助動詞・助詞など)に分けて考えます。現代語にはない「けり」「なり」のような助動詞や、「こそ〜已然形」の係り結びが出てくるのが古文の特色です。品詞の分け方は古文の品詞(10品詞の見分け方)、活用のしかたは6つの活用形にまとめています。

古文の作品年表:奈良時代から江戸時代まで

古文の作品は、時代ごとに特色があります。入試では「作品名と作者」「同じ時代の作品」「ジャンル」が文学史の問題としてよく問われます。まずは年表で大きな流れをつかみましょう。

古文の作品 年表(奈良〜江戸) 奈良 710〜 古事記(712年)・日本書紀(720年) 万葉集(奈良時代の終わりごろ) 平安・前 794〜 竹取物語・伊勢物語(作者不明) 古今和歌集(905年ごろ)・土佐日記(935年ごろ) 平安・中 枕草子(清少納言・1000年ごろ) 源氏物語(紫式部・11世紀初め) 鎌倉 1185ごろ〜 新古今和歌集(1205年)・方丈記(1212年) 平家物語・百人一首・徒然草(1330年ごろ) 室町 1336〜 能(世阿弥)・狂言 御伽草子(一寸法師・浦島太郎など) 江戸 1603〜 井原西鶴の浮世草子・近松門左衛門の浄瑠璃 おくのほそ道(松尾芭蕉・1702年刊) 成立年は「ごろ」をふくむおおよその年。作者・成立には諸説ある作品もあります
古文の主な作品を時代順にならべた年表

時代ごとの特色を、ひとことでまとめると次のようになります。

時代特色代表作
奈良時代日本の歴史や神話をまとめた書物と、最古の歌集が生まれた古事記・日本書紀・万葉集
平安時代ひらがなが広まり、宮廷の女性たちが物語・日記・随筆を書いた竹取物語・古今和歌集(古今集)・土佐日記・枕草子・源氏物語
鎌倉時代武士の世の中になり、無常観(むじょうかん)をえがく作品や軍記物語が生まれた新古今和歌集(新古今集)・方丈記・平家物語・徒然草
室町時代能・狂言などの芸能や、短い物語の御伽草子(おとぎぞうし)が広まった能(世阿弥)・御伽草子
江戸時代町人の文化が栄え、俳諧・浮世草子・浄瑠璃が人気におくのほそ道(奥の細道)・井原西鶴の作品

作者の名前にも、別の呼び方があるものが多いので注意しましょう。たとえば『徒然草』の兼好法師は「吉田兼好(よしだけんこう)」とも呼ばれ、『方丈記』の鴨長明は「かものちょうめい」のほか「かものながあきら」とも読まれます。『おくのほそ道』は「奥の細道」とも書き、作者は俳人の松尾芭蕉(まつおばしょう)です。

特に平安時代は古文の中心です。教科書の古文の文法は、主に平安時代の言葉をもとにしています。『土佐日記』は紀貫之(きのつらゆき)が女性のふりをして、ひらがなで書いた日記として有名です。冒頭の「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」は、教科書の定番です。この日記にも出てくる「馬のはなむけ」が、今の「はなむけ(送別のおくりもの)」のもとになった言葉です。くわしくは「はなむけ」の意味と由来で読めます。

ジャンルで分けると、次のように整理できます。

ジャンル主な作品
物語竹取物語・伊勢物語・源氏物語
日記土佐日記・蜻蛉日記・更級日記・紫式部日記
随筆(三大随筆)枕草子・方丈記・徒然草
和歌集万葉集・古今和歌集・新古今和歌集・百人一首
説話今昔物語集・宇治拾遺物語
軍記物語平家物語・太平記
俳諧紀行おくのほそ道(奥の細道)

伝説めいた話も、古文への興味をふくらませてくれます。たとえば『竹取物語』は作者がわかっておらず、だれが書いたかについては諸説あります。『源氏物語』は、紫式部が石山寺(滋賀県)で月をながめながら書き始めたという言い伝えがあります(あくまで伝説で、確かめられた事実ではありません)。

漢文とは

漢文は、もともと中国で書かれた文章です。日本では漢字だけの原文に返り点(レ点、一・二点など)と送り仮名をつけ、日本語の語順で読む「訓読」という方法で読んできました。訓読した文を、漢字かなまじりの日本語に書き直したものを書き下し文といいます。

返り点で読む順番を決める(論語「学而時習之」) 学 ビテ 1 而 読まない 時 ニ 2 習 フ レ 4 之 ヲ 3 数字の順に読む。「レ点」は、下の字を先に読んでから1字上へもどる印 書き下し文:学びて時に之を習ふ
返り点の読む順番(論語「学而時習之」)

図のように、「而(じ)」は文の調子をととのえる置き字で、書き下し文では読みません。返り点には、1字だけもどるレ点、2字以上はなれてもどる一・二点、さらに大きくもどる上・下点などがあります。また「未(いまダ〜ず)」のように1字を2回読む再読文字も、漢文の基本です。

日本人が書いた漢文もあります。奈良時代の『懐風藻(かいふうそう)』は、現存する最古の日本人の漢詩集といわれます。平安時代の学者・政治家の菅原道真(すがわらのみちざね。「菅公(かんこう)」「天神さま」とも呼ばれる)は、すぐれた漢詩を多く残しました。百人一首24番「このたびは」の作者「菅家(かんけ)」も、この菅原道真のことです。

古文と漢文の関係:平安の和歌や物語に漢詩が生きている

古文と漢文は、別々の科目のように見えて、実は深くつながっています。平安時代の貴族にとって、漢詩・漢文は男性の正式な教養でした。そして、その知識は和歌や物語の中にもたくさん取りこまれています。特に人気だったのが、唐の詩人白居易(はくきょい。「白楽天(はくらくてん)」とも)の詩文集『白氏文集(はくしもんじゅう)』です。

漢文(漢詩)が古文に生きている 白居易(白楽天)『白氏文集』 唐の詩人。平安貴族にいちばん愛された 枕草子 清少納言 「香炉峰の雪」の段 詩の一句を知っていて すだれを上げた 源氏物語 紫式部 桐壺の巻 「長恨歌」の恋の話が 下じきにある 大江千里 百人一首23番 「月見れば」の歌 詩の句を題にして 和歌をよんだ
白居易の漢詩が平安時代の古文にあたえた影響
  • 枕草子「香炉峰の雪」:中宮定子に「香炉峰の雪はどうでしょう」と聞かれた清少納言が、白居易の詩の一句を思いうかべて、だまってすだれを高く上げた、という有名な場面です。
  • 源氏物語「桐壺」:帝(みかど)と桐壺の更衣(こうい)の悲しい恋は、白居易の「長恨歌(ちょうごんか)」(唐の玄宗皇帝と楊貴妃の物語)を下じきにしているといわれます。
  • 大江千里の和歌:平安時代前期の歌人・学者の大江千里(おおえのちさと)は、漢詩の句を題にして和歌をよむ『句題和歌』(『大江千里集』とも)を宇多天皇に差し出しました。

大江千里の代表作が、百人一首23番の「月見れば千々に物こそ悲しけれ わが身ひとつの秋にはあらねど」(『古今和歌集』秋歌上)です。この歌も、白居易の詩「燕子楼(えんしろう)」の句をふまえているという見方が広く知られています。漢詩の一句を、やまとことばの和歌に生まれ変わらせたところに、古文と漢文のつながりがよく表れています。歌の意味や決まり字は百人一首23番「月見れば」(大江千里)のページでくわしく解説しています。

百人一首23番 大江千里の絵札
百人一首23番 大江千里の絵札(江戸時代のかるた/Wikimedia Commons・パブリックドメイン)
ひらめいたうかるくん

うかるくん

そうか! 漢文の知識があると、古文の名場面の「なぜ?」がわかるんだ。古文と漢文はセットで勉強すると得なんだね。

現代文・古文・漢文の読み方の違い【早見表】

国語の3つの分野は、同じ「日本語の授業」でも読み方の道具が違います。図で一度にくらべてみましょう。

現代文古文漢文文字漢字かなまじり漢字かなまじり漢字だけ(白文)かなづかい現代仮名遣い歴史的仮名遣い「言ふ」「をかし」書き下し文は歴史的仮名遣い読む道具語彙・論理古文単語・助動詞・敬語返り点・送り仮名・句法(再読文字)例「とても」「面白い」「いと」=とても「をかし」=趣がある学而時習之→学びて時に之を習ふ
現代文・古文・漢文の読み方の違い

例にある「学而時習之」は『論語』の最初の一節で、書き下し文は「学びて時に之(これ)を習ふ」です。書き下し文の「習ふ」も歴史的仮名遣いで書くので、漢文を読むにも古文の知識が役に立つのです。

歴史的仮名遣いの読み方の基本

古文を声に出して読むには、歴史的仮名遣いを今の発音に直すきまりを覚えます。よく出るものは次のとおりです。

きまり例(古文 → 読み方)
語の頭以外の「は・ひ・ふ・へ・ほ」→「わ・い・う・え・お」いふ → いう、かは(川)→ かわ、思ふ → おもう
「ゐ・ゑ・を」→「い・え・お」ゐる → いる、こゑ → こえ、をかし → おかし
「ぢ・づ」→「じ・ず」はぢ → はじ、いづれ → いずれ
「au」の音 →「ô」(オー)やうやう → ようよう、まうす → もうす
「iu」の音 →「yû」(ユー)うつくしう → うつくしゅう、きうり → きゅうり
「eu」の音 →「yô」(ヨー)てふ → ちょう、けふ → きょう(今日)
「くわ・ぐわ」→「か・が」くわし(菓子)→ かし

「いずれ」と「いづれ」のように、今でも両方の書き方を見かける言葉もあります。くわしくは「いずれ」と「いづれ」どっちが正しい?で説明しています。

歴史的仮名遣いは、中学受験・高校受験でも「現代仮名遣いに直して、すべてひらがなで書きなさい」という形でよく出ます。練習問題つきの古文文法辞典「歴史的仮名遣い」で、まちがえやすい「ぢ・づ」や「au→ô」をくり返し確かめておきましょう。

古文の勉強法:何から始める?おすすめの順番

「古文は何から手をつければいいの?」という人は、下のはしごを1段ずつのぼるのがおすすめです。いきなり長い文章を読むより、読むための道具を順番にそろえたほうが、結局は早く読めるようになります。

古文の勉強はこの順番で(読解へのはしご) 1 歴史的仮名遣い 声に出して読める 2 古文単語 まず300語前後 3 用言の活用 動詞・形容詞 4 助動詞 意味と接続 5 敬語 だれの動作か 6 古文常識・和歌 旧暦・官職・修辞 → 読解(主語を補って、話の流れをつかむ)
古文の勉強のおすすめの順番
段やることくわしいページ
1 歴史的仮名遣い音読できるようにする歴史的仮名遣い
2 古文単語「いと」「をかし」「あはれ」など、意味が今とちがう語から現代語と意味がちがう古語
3 用言の活用動詞・形容詞・形容動詞の活用表を言えるように6つの活用形
4 助動詞意味・接続・活用をセットで助動詞一覧
5 敬語尊敬・謙譲・丁寧から、だれの動作かを見ぬく敬語の種類
6 古文常識・和歌旧暦・官職・掛詞などの背景知識旧暦・季節・時刻

古文単語は、まず300語前後を目安に、よく出る語から覚えるのが一般的です。文法は、助動詞が一番の山場です。「けり(過去・詠嘆)」「む(推量・意志)」「ず(打消)」などを、例文といっしょに覚えると忘れにくくなります。

和歌が出てきたら、掛詞(かけことば)や枕詞などの修辞にも注目しましょう。百人一首は、修辞の例の宝庫です。

高校の国語ではどう学ぶ?

2022年度に高校1年生から始まった学習指導要領では、国語の科目が次のようになりました。

科目内容
言語文化(必修)古文・漢文と近代以降の文学などを通して、日本の言語文化を学ぶ
古典探究(選択)古文・漢文をより深く読む
現代の国語(必修)・論理国語・文学国語・国語表現主に現代文

大学入学共通テストの国語:古文と漢文の配点

大学入試センターの「令和9年度大学入学者選抜 大学入学共通テスト実施要項」(2027年1月に行われる試験)によると、共通テストの国語は試験時間90分・配点200点です。このうち古文が45点、漢文が45点で、残りの近代以降の文章(現代文)が3問110点です。この形は、新しい学習指導要領に合わせて変わった2025年度入試(令和7年度)から続いています。

共通テスト「国語」200点・90分の内わけ 近代以降の文章 3問・110点 古文 45点 漢文 45点 古典 90点(全体の45%) 大学入試センターの実施要項・出題方法等による(2025年度入試から同じ形)
共通テスト国語の配点(200点・90分)
分野大問の数配点
近代以降の文章(現代文)3問110点
古文1問45点
漢文1問45点
合計5問200点(90分)
「ここが大事!」と説明する合格先生

合格先生

古文と漢文を合わせると90点。国語の半分近くだ。古文は、単語・文法・古文常識を固めれば点が安定しやすい。早めに始めた人ほど得をするぞ。

90分で5問を解くので、古文・漢文にかけられる時間は、1問あたり20分前後が一つの目安です。古文は、単語・文法・古文常識(旧暦の月の名前、季節の感じ方、官職など)を固めると得点が安定します。共通テストの古文では、文法そのものを問う問題は多くなく、文法の知識を使って本文の意味を正しくつかめるかが問われる傾向があります。共通テストで問われやすい文法は、共通テストの古文文法にまとめています。

入試ごとの古文・漢文の出方

古文・漢文は、大学入試だけでなく中学受験・高校受験でも出題されます。一般的な傾向をまとめると、次のとおりです(学校・大学によってちがうので、必ず各校の過去の出題で確かめてください)。

入試主な出方対策のページ
中学受験一部の学校で、短い古文や和歌、ことわざ・故事成語が出る中学受験の古文
高校受験多くの公立高校で古文が1題。歴史的仮名遣いの書き直し・主語・内容の読み取り。漢文は返り点の読み方など高校受験の古文
共通テスト古文・漢文が各1題(各45点)。複数の文章や資料をくらべる問題も共通テストの古文文法
国公立二次・私大現代語訳・説明の記述(国公立)、文法・単語・文学史の選択(私大)など国公立二次・難関私大の古文文法

私立大学の入試では、作品名と作者、成立した時代を問う文学史もよく出ます。上の年表とジャンル表を、作者の別名といっしょに覚えておくと安心です。

古典
サクラちゃん

サクラちゃん

古文って、何から始めたらいいのかわからないんです。単語帳はすぐあきちゃって……。

合格先生

合格先生

それなら和歌と季節から入るのがおすすめだ。百人一首は31文字で短いし、掛詞(かけことば)や古文単語がたくさんつまっている。旧暦や二十四節気を知ると、古文の季節感もぐっとわかるようになるぞ。

ページ古文とのつながり
百人一首 全百首の一覧和歌は古文の入口。全首に意味・現代語訳・決まり字。クイズもあります
百人一首23番「月見れば」(大江千里)『古今和歌集』に入っている秋の歌。平安時代の和歌の味わい方がわかります
旧暦の月の名前(睦月〜師走)古文では「卯月」「神無月」などの月の名前がそのまま出てきます
二十四節気の一覧古文の季節は旧暦。「春は正月から」という季節感をつかめます
立春暦の上の春の始まり。古今和歌集にも立春の歌があります
徒然草 第188段兼好法師(吉田兼好)の随筆。教訓のある段を読み、内容を考えます
「いずれ」と「いづれ」歴史的仮名遣いの「づ」の読み方がわかります
「はなむけ」の意味と由来『土佐日記』にも出てくる「馬のはなむけ」がもとになった言葉
国語のまとめ国語の記事をまとめた入口のページ
漢字合格大作戦常用漢字の読み・書き。古文・漢文の漢字にも強くなります

古文の季節感は、今のカレンダーと約1か月ずれています。旧暦では1〜3月が春、4〜6月が夏、7〜9月が秋、10〜12月が冬です。たとえば「七夕」や「お月見(十五夜)」は、古文の世界では秋の行事です。旧暦の月の名前と二十四節気をいっしょに覚えると、和歌や物語の場面が目にうかぶようになります。

まとめ

  • 古典 = 古文 + 漢文(長く読みつがれた昔の作品)
  • 古文 = 日本の昔の文章(奈良〜江戸時代、歴史的仮名遣い)
  • 漢文 = 中国の古典の文章(返り点・送り仮名で訓読して読む)
  • 古文の中心は平安時代。年表で作品と時代をセットで覚える
  • 共通テストの国語は200点のうち古文45点・漢文45点
  • 百人一首・旧暦・二十四節気から入ると、古文が楽しくなる

漢文の文法をくわしく(漢文文法・句法辞典)

漢文の読み方(訓読)と文法は、漢文文法・句法辞典で1項目ずつ解説しています。

よくある質問

古典と古文の違いは何ですか?

古典は長く読みつがれてきた昔の作品をまとめて呼ぶ言葉で、国語の古典には古文と漢文がふくまれます。古文はそのうちの日本の昔の文章を指します。

古文と漢文の違いは何ですか?

古文は日本の昔の文章で、歴史的仮名遣いで書かれています。漢文は中国の古典の文章(日本人が書いた漢文もふくむ)で、返り点や送り仮名をつけて訓読します。

古文はいつの時代までの文章ですか?

おおむね奈良・平安時代から江戸時代までの日本の文章です。明治以降の文語文(森鷗外『舞姫』など)は近代の文語文として扱われることが多いです。

共通テストの国語で古文と漢文は何点ですか?

大学入試センターの令和9年度実施要項では、国語は90分・200点で、古文45点・漢文45点、近代以降の文章(現代文)110点です。

古文の勉強は何から始めればいいですか?

歴史的仮名遣いの読み方と古文単語から始め、用言の活用、助動詞、敬語、古文常識の順に進むのが基本です。百人一首や旧暦の月の名前で、古文に親しむのもおすすめです。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 文部科学省「高等学校学習指導要領解説 国語編」
  • 大学入試センター「令和9年度大学入学者選抜 大学入学共通テスト実施要項」(https://www.dnc.ac.jp/albums/753/abm00017382.pdf)
  • 大学入試センター「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等」
  • 画像:絵札「Hyakuninisshu 023」(パブリックドメイン・Wikimedia Commons)

最終更新:2026年10月27日/作成:大学受験合格大作戦

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