『能ない鳶は能ある鷹をうめるか』を無料で読む|公立中から京大理学部へ、父子二人三脚の記録(鬱飲屋躁介 著)目次と公開のいきさつ

この本について

  • 『能ない鳶は能ある鷹をうめるか』は、鬱飲屋躁介(うつのみや そうすけ)さんが書いた約300ページの電子書籍です
  • 公立中学校から学習塾に通わず、大阪府立大手前高校理数科をへて京都大学理学部に現役合格した息子さんの歩みを、父親が記録しました
  • 参考書・問題集・模試の成績などが、図表とともにくわしく載っています
  • 著者の「できるだけ多くの人に読んでほしい」という希望で、大学受験合格大作戦で無料公開しています
『能ない鳶は能ある鷹をうめるか』表紙

『能ない鳶は能ある鷹をうめるか』

鬱飲屋 躁介 著/平成十九年四月(あとがきの日付)/約300ページ

~十九歳二ヶ月で逝った、今は亡き息子に捧ぐ~

1/14まえがきから読む ›

目次(全14ページ)

上から順に読むと、本のページの順になります。各ページの上と下に「前へ」「次へ」「目次」の案内があります。

章見出し(本の目次より)ページ
1まえがき―P1〜P10
2目次―P11〜P23
3第一章 前編人生の落ちこぼれだった私の半生について。P24〜P38
4第一章 後編人生の落ちこぼれだった私の半生について。P39〜P56
5第二章 前編競争心なく超マイペースで、のんびり過ごした息子の中学時代。P57〜P75
6第二章 後編競争心なく超マイペースで、のんびり過ごした息子の中学時代。P75〜P100
7第三章人とは違う変人の「オーラ」が出ていると言われた高一時代。P101〜P126
8第四章ウマが合わぬ級友達と、次第に厚い壁ができていく高二時代。P127〜P156
9第五章 前編孤立を更に深め、精神疾患とも闘わねばならぬ煩悶の高三時代。P157〜P182
10第五章 後編孤立を更に深め、精神疾患とも闘わねばならぬ煩悶の高三時代。P182〜P206
11第六章高三秋から書き綴っていた「勉強日記」P207〜P240
12第七章大学入試センター試験〜京大二次試験へと受験本番の渦中へ。P241〜P274
13第八章大学生となり、徐々に人間性を取り戻していった日々。P275〜P295
14あとがき・著者略歴―P296〜P300

本の中から勉強法の見出しだけを抜き出した97項目の勉強法もあります。

合格大作戦で公開することになったいきさつ

著者の躁介さんは、合格大作戦の記事「京大が推薦入試を導入!?」「本日3月13日は東大の後期試験」「進学指導特色校事業」などに、鋭いコメントを寄せてくれていた読者でした。

コメント欄でのやり取りや電子メールでの交流のなかで、躁介さんが書いたこの本を合格大作戦のブログで紹介することになりました。そして「できるだけ多くの方に読んでいただきたい」という著者のご要望を受け、2013年5月に全ページを無料で公開しました。

当時、この本は電子書籍の販売サイト「DLmarket」で有料版(200円)としても販売されていました。DLmarketは2019年6月28日にサービスを終えたため、今は合格大作戦の無料公開版だけになっています。

コメント欄でのやり取り(2013年3月・抜粋)

公開の2か月前、2013年3月のコメント欄でのやり取りです。いずれも記事のコメント欄に公開されているものから抜粋しました(「…」は中略。メールの内容は載せていません)。

2013年3月13日/記事「京大が推薦入試を導入!?2016年京大入試から」のコメント欄

躁介さん息子の高校(大阪府立高校理数科)では、「京大に受験で合格するより、学校推薦を貰う方が遥かに難しい」と言っておりました。確かに毎年40人前後京大に合格している高校なので、全教科の5段階評定で4.9近く取ることの方が大変な気がします。
大学受験合格大作戦貴重なご意見ありがとうございます。…どのような選抜方法にするのか京大の手腕が問われるところですね。

2013年3月13日〜16日/記事「本日3月13日は東大の後期試験・頑張れ東大受験生!!」のコメント欄

躁介さん東大の前期で合格した生徒と、後期で合格した生徒の、大学入学後四年間での成績というか伸び(のデータ)はどうなんでしょうか?…ペーパーテスト(センター+二次)の成績だけでは多様な生徒が取れないというなら、ハーバード大などの入試を参考にするのはどうでしょうか?
大学受験合格大作戦私自身は東大の後期試験は必要ないと思っています。…現行の入試を継続しつつ「東大生は必ず1年間海外の大学に留学しなければならない」…なんて思い切った舵取りができると面白いと思います。
躁介さん…賛成です。そういう思い切った改革がいつまでもできない保守的なところが残念でなりません。…東大にできないならせめて京大に思い切った改革を断行して貰いたいものです。
大学受験合格大作戦私の脳裏にもチラット同じことがよぎりました。…しかしながら京大OBとしては、やはり確固たる学力と思考力をもった人物を入学試験で選抜してほしいという思いが強いのです。
躁介さん毎年京大に現役で25人前後進学する府立高校(理数科)のトップクラスにいながら、(2006年度入試)前期で不合格になり後期でやっと合格(工学部物理工学科)したA君がいます。
また、その高校をセンター試験トップ(97%弱)、校内実力考査3位で卒業したB君は同じく工学部物理工学科を2番か3番の成績で余裕で合格し、東大大学院に進学したが大学院で1年留年し就職しました。
どちらも優秀な学生であるという点で大差ないのかも知れませんが、A君は京大大学院の修士課程も博士課程も順調に進学し現在も研究中のようです。
何が言いたいのかと言うと、京大学部入試時点での点数差(実力)がかなりあったとしても、その差がその後の4年間~7年間ずっと同じまま続く訳ではない(当然ですが)ということ。…入試での点数が少々低くても「京大からの人、京大を踏み台にして更に伸びる人」の方が京大生に相応しいという思いも一方であります。
…※因みに息子が京大OBで、高校卒業時の成績はA君とB君の間でした。京大も成績では上位で合格しましたが、その後挫折してしまいました。
「学部~修士課程~博士課程」の最後まで進んだのが(高校卒業時点で一番下だった)A君だったというのが、何とも皮肉に思えてなりません。

2013年3月14日〜16日/記事「進学指導特色校事業」のコメント欄

躁介さん天王寺と大手前にあった難関理数科(定員160名)を無くし、文理学科を新たに10校(定員1600名)作ったからと言って、10校全ての大学進学実績が全体的に均等にアップする訳などないと思います。
大学受験合格大作戦文理学科を10校1600人増やすより、灘や東大寺に対向できる進学中高一貫校をまず一校つくることが重要。
躁介さんいつも鋭い返信コメント有難うございます。…大阪府立の中高一貫共学校ができれば、確かに画期的です。

公開のあとに、躁介さんから届いたコメント(2013年5月)

2013年5月19日/記事「あとがき」のコメント欄

躁介さん企画出版化することはできず、自費出版みたいな形で2007年4月に完成させた本ですが、今回「大学受験合格大作戦」様のサイトに掲載して頂いたことで、一人でも多くの方に読んで頂けたら無上の喜びです。…このサイトを通して、この本を読んでくれる方が一人でもいる限り、息子がこの世に生きた痕跡のようなものは、永遠に消えないのではないかと嬉しく思っております。

2013年5月21日/記事「本編」のコメント欄

躁介さん…100円にしたかったのですが、最低販売価格が200円に設定されていましたので申し訳ありません。ePub規格でなくPDFファイル形式なので、…スマホなどの小さな画面では読み難いと思いますので、その場合は「大学受験合格大作戦」サイトからお読みください。

どんな内容の本か

  • 第一章は、著者自身の高校時代・大学受験の挫折・失業時代など、「鳶」としての半生です。
  • 第二章〜第五章は、息子さんの中学時代(公立中学、Z会、五ツ木模試)から、大手前高校理数科での高一〜高三の日々です。成績表・模試の結果・進学実績のデータが数多く載っています。
  • 第六章は高三の秋から書き綴った「勉強日記」、第七章はセンター試験から京大の二次試験まで、第八章は大学に入ってからの日々です。
  • あとがきには、息子さんが大学の後期試験を終えたあとの2月に自ら命を絶ったことと、この本を書いた著者の思いがつづられています。

あくまでも一人の受験生と家族の記録ですが、公立の中学・高校から独学で京大をめざす人や、受験生を見守る保護者の方には、参考になるところが多い内容です。データは2000年代(平成十年代)当時のものです。

著者について

鬱飲屋躁介(うつのみや そうすけ)さん。あとがきの略歴によると、1960年福岡県北九州市生まれ、兵庫県伊丹市育ち。グラフィックデザイン・DTP・コピーライティング・川柳などで創作をしてきた方で、毎日新聞「仲畑貴志の万能川柳」欄にも多くの句が載りました。この本は著者の第一作です。

この本には、息子さんの病気や死にふれる部分があります。読んでいてつらくなったときは、無理をせず休んでください。
つらい気持ちや悩みを抱えているときは、ひとりで抱えこまず、だれかに話してみてください。電話・SNSの相談窓口は厚生労働省「まもろうよ こころ」にまとめられています。

感想は、このページのコメント欄にお寄せください。

よくある質問

『能ない鳶は能ある鷹をうめるか』はどんな本ですか?

公立中学校から学習塾に通わず、大阪府立大手前高校理数科をへて京都大学理学部に現役合格した息子さんの歩みを、父親の鬱飲屋躁介さんが記録した約300ページの本です。参考書・問題集・模試の成績などが図表とともに載っています。

無料で読めますか?

読めます。著者の「できるだけ多くの方に読んでいただきたい」という希望で、大学受験合格大作戦で全ページを無料公開しています。

どこから読めばよいですか?

このページの目次の「まえがき」から順に読んでください。各ページの上と下に「前へ」「次へ」「目次」の案内があります。

なぜ合格大作戦で公開されているのですか?

著者が合格大作戦の記事によくコメントを寄せてくれていた読者で、コメント欄やメールでの交流から紹介することになり、著者の希望で2013年に無料公開しました。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 鬱飲屋躁介『能ない鳶は能ある鷹をうめるか』まえがき・目次・あとがき(著者略歴)
  • 大学受験合格大作戦「「能ない鳶は 能ある鷹をうめるか」」(2013年5月の紹介記事)・「本編」一覧

最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦

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