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大学受験難関大
ひとことで言うと
平安時代の身分は、帝(天皇)を頂点に、大臣・大納言・中納言・参議などの公卿(上達部)、昇殿を許された殿上人、昇殿できない地下の順に分かれます。身分の高い人ほど重い敬語で書かれるので、官職がわかると主語や敬意の方向が読めます。
このページのポイント
- 身分の順は帝 → 公卿(上達部)→ 殿上人 → 地下
- 官職の順は摂政・関白/太政大臣・左大臣・右大臣・内大臣・大納言・中納言・参議(ここまで公卿)
- 殿上人=清涼殿に昇殿を許された四位・五位と六位の蔵人
- 天皇のきさきは中宮(皇后)→ 女御 → 更衣、次の天皇は東宮(春宮)
- 女房は父・夫などの官職名や国名で呼ばれる(清少納言・周防内侍・大弐三位)
- 奏す=帝・院へ、啓す=中宮・東宮へ申し上げる
はじめて(やさしく)
古文の物語や日記には、「帝」「中宮」「大納言」「殿上人」「女房」など、今の生活ではなじみのない身分や役職の名前がたくさん出てきます。平安時代の宮中(天皇のいる御所)は、今でいえば「国の役所」と「天皇の家」がいっしょになった場所でした。そこで働く人たちには、はっきりした位(くらい)と役職があり、その高さによってことばづかい(敬語)まで変わったのです。
だから、身分の上下がわかると、古文はぐっと読みやすくなります。だれがえらいのかがわかれば、だれに敬語が使われているのか、省略された主語はだれなのかも見当がつくからです。
うかるくん
大臣とか大納言とか、名前がいっぱいあって覚えられないよ……。
合格先生
最初は全部覚えなくていい。まずは上から順番をつかもう。いちばん上が帝(天皇)、その下に大臣や納言などの公卿、その下に殿上人。この3段がわかれば、物語の人間関係がかなり見えてくるよ。
サクラちゃん
「殿上人」って、なんだかかっこいい名前ですね。
合格先生
天皇がふだん暮らす清涼殿(せいりょうでん)の「殿上の間」に上がることを許された人、という意味なんだ。宮中の「雲の上」に上がれる人だから「雲の上人(うえびと)」とも言うよ。
天皇の家族にも、それぞれ決まった呼び名があります。物語では「天皇」という語はあまり使わず、「帝(みかど)」「上(うへ)」「内(うち)」などと呼びます。天皇の妻たち(きさき)にも、中宮・女御・更衣という順番がありました。

うかるくん
身分がわかると、敬語の重さもわかる。えらい人ほど重い敬語で書かれるから、敬語を見れば「この動作はだれのものか」が見えてくるんだ!
百人一首にも、身分や役職が名前になっている作者がたくさんいます。25番 三条右大臣(藤原定方)は「三条に屋敷のあった右大臣」、55番 大納言公任は「大納言の藤原公任」のことです。作者名を見るだけでも、古文常識の練習になります(百人一首 全百首)。わからないところは、受験掲示板「100点BBS」の〈古典文法のお勉強〉で質問できます。
しっかり(大学受験の基礎〜標準)
古文の官職の一覧(摂政・関白・大臣・納言・参議)
朝廷の政治の中心は太政官(だいじょうかん)という役所でした。その上の役職を順に並べると、次のようになります。摂政は天皇が幼いときなどに天皇に代わって政治を行う役、関白は成人した天皇を補佐する役で、平安時代には藤原氏(とくに藤原北家)が受けつぎました。摂政・関白は「一の人」「殿(との)」とも呼ばれます。
| 官職 | 読み | どんな役か | 百人一首の作者の例 |
|---|---|---|---|
| 摂政・関白 | せっしゃう・くわんぱく | 天皇の代わり(摂政)・補佐(関白) | 26番 貞信公(藤原忠平)・76番 法性寺入道前関白太政大臣 |
| 太政大臣 | だいじゃうだいじん | 最高の大臣。適任者がいなければ置かない | 96番 入道前太政大臣(藤原公経) |
| 左大臣・右大臣 | さだいじん・うだいじん | 政治をまとめる大臣(左が上) | 14番 河原左大臣(源融)・25番 三条右大臣・93番 鎌倉右大臣(源実朝) |
| 大納言・中納言 | だいなごん・ちゅうなごん | 大臣を助け、天皇に意見を伝える | 55番 大納言公任・16番 中納言行平(在原行平)・6番 中納言家持(大伴家持) |
| 参議 | さんぎ | 政治の相談に加わる(宰相とも) | 11番 参議篁(小野篁)・39番 参議等(源等)・94番 参議雅経(藤原雅経) |
| 蔵人頭・蔵人 | くらうどのとう・くらうど | 天皇の秘書役。殿上の仕事をとりしきる | (頭の弁・頭の中将と呼ばれる) |
| 近衛の大将・中将・少将 | このゑ | 宮中の警備(武官)。貴公子が多くつく | 53番 右大将道綱母(息子が右大将) |
| 国司(守・介) | こくし(かみ・すけ) | 地方の国の役人。任国に下る長官が受領 | 土佐守の紀貫之(土佐日記) |
大臣・大納言・中納言・参議と、三位以上の位をもつ人をまとめて公卿(くぎゃう)、または上達部(かんだちめ)と呼びます。参議は四位でも公卿に入ります。物語では「上達部、殿上人」とセットで出てくることが多く、「身分の高い貴族たち」をまとめて言う表現です。
位階(くらい)のしくみ
役人にはそれぞれ位階(ゐかい)がありました。いちばん上の正一位から、いちばん下の少初位下まで、全部で30段です。役職ごとに、ふさわしい位の目安が決まっていました(官位相当)。
五位以上が貴族とされ、五位になることを「叙爵」(じょしゃく)と言いました。殿上人は、四位・五位の中から昇殿を許された人と、六位の蔵人です。六位は本来は下級ですが、蔵人だけは天皇の身近に仕える役なので、特別に昇殿できました。昇殿を許されない人は地下(ぢげ)と呼ばれます。
例文で確かめる(帝・女御・更衣・中宮・女房)
帝のきさきたち
いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。
(源氏物語・桐壺(冒頭))
現代語訳どの帝の御代であったか、女御や更衣が大勢お仕えしていらっしゃった中に、それほど高い身分ではない方で、とりわけ帝のご寵愛を受けていらっしゃる方があった。
中宮と女房
雪のいと高う降りたるを、例ならず御格子まゐりて、炭櫃に火おこして、物語などして集まりさぶらふに、「少納言よ、香炉峰の雪いかならむ」と仰せらるれば、
(枕草子「雪のいと高う降りたるを」の段)
現代語訳雪がとても高く降り積もっているのに、いつもとちがって御格子をお下ろし申し上げて、炭びつに火をおこして、(女房たちが)話などをして集まって(中宮様のおそばに)お仕えしていると、(中宮様が)「少納言よ、香炉峰の雪はどうでしょう」とおっしゃるので、
上皇と帝(院・御幸・行幸)
亭子院、大井河に御幸ありて、行幸もありぬべき所なりと仰せ給ふに、ことのよし奏せむと申して
(拾遺和歌集・雑秋・1128番の詞書(百人一首26番 貞信公「小倉山」))
現代語訳亭子院(宇多法皇。出家した上皇)が大井川にお出かけになって、「(醍醐天皇の)行幸もあってよい所だ」とおっしゃるので、(忠平が)「このことを(帝に)申し上げよう」と(上皇に)申し上げて(よんだ歌)
女房の呼び名のしくみ
宮中や貴族の家に仕える女性を女房(にようばう)と言います。女房は本名ではなく、父・夫・兄弟などの官職名や国名を組み合わせた呼び名で呼ばれました。百人一首の女性歌人の名前は、ほとんどがこの呼び名です。
| 呼び名 | どこから来た名か | 百人一首 |
|---|---|---|
| 清少納言 | 清原氏の「清」+身内の官職「少納言」(だれの官職かは諸説) | 62番 |
| 紫式部 | 父・藤原為時の官職(式部丞)からとされる「式部」(兄弟の官職とする説も)。「紫」は源氏物語の紫の上からとする説が有名 | 57番 |
| 周防内侍 | 父が周防守だったことから「周防」+女官の「内侍」 | 67番 |
| 大弐三位 | 夫が大宰大弐になったことから「大弐」+本人の位「三位」 | 58番 |
| 右近 | 父が右近衛少将だったことから | 38番 |
| 相模 | 夫が相模守だったことから | 65番 |
| 儀同三司母(高階貴子)・右大将道綱母 | 息子の官職名(儀同三司=藤原伊周、右大将=藤原道綱)にちなむ | 54番・53番 |
| 祐子内親王家紀伊・二条院讃岐 | 仕えた主人の名+自分の呼び名 | 72番・92番 |
同じように、男性も官職名で呼ばれます。「頭の中将」(蔵人頭で近衛中将を兼ねる人)、「大臣(おとど)」、「〜の宰相」(参議)などです。源氏物語の登場人物の多くは、本名ではなくそのときの官職名で呼ばれるので、出世すると呼び名も変わります。
受領(ずりゃう)と地方の役人
地方の国には国司が置かれ、長官を守(かみ)、次官を介(すけ)と言いました。実際に任国に下って仕事をする長官を受領と呼びます。受領はおもに五位ぐらいの中流貴族で、豊かになる人も多かった一方、都を離れなければなりませんでした。土佐守として土佐国(今の高知県)に下った紀貫之が、都に帰る旅を書いたのが土佐日記です。
受領の旅(土佐日記)
男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。
(土佐日記・冒頭)
現代語訳男も書くと聞いている日記というものを、女(の私)も書いてみようと思って書くのである。
もっと深く(難関大・上級者)
1. 長い作者名の読み方(前・権・入道・後)
百人一首の作者名には、官職の前に小さな語がついたものがあります。これがわかると、作者の経歴まで読み取れます。
- 前(さきの):もとその官職にいた人。76番 法性寺入道前関白太政大臣は「法性寺ゆかりの、出家した、前の関白・太政大臣」で、藤原忠通のことです。91番 後京極摂政前太政大臣(藤原良経)(九条良経)、96番 入道前太政大臣(西園寺公経)も同じ読み方です。
- 権(ごん):定員の外に置かれた官職(権官)。43番 権中納言敦忠(藤原敦忠)・64番 権中納言定頼(藤原定頼)・97番 権中納言定家のように、中納言・大納言によく見られます。
- 入道:出家して仏道に入った人。出家しても、もとの官職で呼ばれ続けることがあります。
- 後(ご/のち):同じ呼び名の先の人と区別するしるし。81番 後徳大寺左大臣(藤原実定)は、祖父の「徳大寺左大臣」と区別した呼び名と説明されます。

2. 「院」「宮」「殿」はだれのこと?(呼び名は場所から)
古文の呼び名は、住んでいる場所から作られることがよくあります。上皇は「亭子院」「朱雀院」「冷泉院」のように住まいの御所の名で、きさきは後宮の建物の名で「藤壺の女御」「弘徽殿の女御」と呼ばれます。天皇の母や皇后などが院号を受けると「〜門院」(女院)と呼ばれ、80番 待賢門院堀河・88番 皇嘉門院別当・90番 殷富門院大輔は、その女院に仕えた女房です。
宮中そのものを表す言い方も覚えておきましょう。「内裏(だいり)」「内(うち)」「九重(ここのへ)」「百敷(ももしき)」「雲の上」「雲居」はどれも宮中です。61番 伊勢大輔の「けふ九重ににほひぬるかな」の「九重」、100番 順徳院(順徳天皇)の「百敷や古き軒端の」の「百敷」は宮中のこと。ただし76番の「雲居にまがふ沖つ白波」の「雲居」は空の意味で、文脈で決めます。また49番 大中臣能宣朝臣の「御垣守衛士のたく火」は、宮中の門を守る衛士(諸国から集められた兵士)のかがり火です。
3. 敬語の重さで身分を読む
入試の古文で官職・身分の知識がいちばん役に立つのは、敬語から主語を決めるときです。地の文で最高敬語(せ給ふ・させ給ふ)が使われるのは、おもに帝・院・中宮・東宮など最高の身分の人。「奏す」は帝・院へ、「啓す」は中宮・東宮へ申し上げるときだけに使う絶対敬語です(最高敬語・絶対敬語)。
帝・東宮と絶対敬語(大鏡)
帝おりさせたまふと見ゆる天変ありつるが、すでになりにけりと見ゆるかな。参りて奏せむ。
(大鏡・花山院の出家(安倍晴明のことば))
現代語訳帝が退位なさると見える天の異変があったが、もう(退位が)実現してしまったと見えることよ。(宮中に)参上して(帝に)申し上げよう。
ただし、敬語の使い方は書き手と人物の関係でも変わります。同じ人物でも、出世する前とあとで敬語が変わったり、会話文では身分が低い相手にも敬語が使われたりします。身分は「目安」として使い、最後は文脈で確かめましょう(敬意の方向(だれから・だれへ)・主語の補い方)。
4. 官職の読みとまぎらわしい語
- 「大臣」は「だいじん」のほか「おとど」「おほいまうちぎみ」と読み、敬意をこめた呼び名にもなります。
- 「上(うへ)」は帝のほか、貴人の妻(「北の方」)を指すこともあります。「宮」は皇族のほか、皇族の住まいも指します。
- 「司(つかさ)」は役所・官職のこと。「司召」は都の役人を決める除目、「県召」(あがためし)は地方官を決める除目です(行事のくわしいことは古文常識のページで)。
- 「やむごとなし」(高貴だ)・「あてなり」(上品だ・高貴だ)・「いやし」(身分が低い)など、身分を表す形容詞・形容動詞も大切です(現代語と意味がちがう古語)。
サクラちゃん
「上」が帝だったり奥さんだったり……。どう見分けるの?
合格先生
どこの場面かで決めるんだ。宮中の話で最高敬語がついていれば帝、貴族の家の中の話なら北の方のことが多い。官職名も同じで、場面と敬語をいっしょに見るのがコツだよ。
うかるくん
身分の知識と敬語の知識、両方そろうと最強だね!
よくあるまちがい
まちがい1:「殿上人」は公卿より上だと思う
殿上人は、おもに四位・五位と六位の蔵人で昇殿を許された人です。大臣・納言などの公卿(上達部)のほうが上です。「上達部、殿上人」の順で書かれるのもそのためです。
まちがい2:「中宮」と「女御」を同じだと思う
中宮は天皇の正式なきさき(皇后と同じ位)で、女御・更衣はその下です。一条天皇のときは、定子が皇后、彰子が中宮となり、二人の后が並び立ちました。
まちがい3:「清少納言」の「少納言」を本人の官職だと思う
女房は役人ではないので、「少納言」は本人の官職ではありません。身内の官職からとったとする説が有名ですが、由来には諸説あります。「紫式部」の「式部」も、父(または兄弟)の官職からとされます。
まちがい4:「行幸」と「御幸」を区別しない
どちらも「みゆき」と読みますが、行幸は天皇、御幸は上皇・法皇・女院のお出かけに使うのがふつうです。百人一首26番の詞書では、上皇は「御幸」、帝は「行幸」と書き分けられています。

合格先生
身分の順番は帝 → 公卿(大臣・納言・参議)→ 殿上人 → 地下。この順番と、奏す=帝へ・啓す=中宮・東宮へを押さえれば、敬語の問題がぐっと解きやすくなるよ。
練習問題
やさしい
- 次の語の意味として正しいものを選びなさい。
① 帝 ② 東宮 ③ 女房
(ア)宮中などに仕える女性 (イ)天皇 (ウ)皇太子答えと解説を見る
① (イ)天皇 ② (ウ)皇太子(「春宮」とも書く) ③ (ア)宮中などに仕える女性。現代語の「妻」の意味の「女房」とはちがうので注意します。
- 次の官職を、位の高い順に並べなさい。
中納言・左大臣・参議・大納言答えと解説を見る
左大臣 → 大納言 → 中納言 → 参議。大臣の下に大納言・中納言、その下に参議が続きます。ここまでが公卿(上達部)です。
ふつう
- 次の文の――線部「殿上人」は、どのような人か。20字程度で説明しなさい(自作)。
上達部、殿上人あまた参りて、御遊びあり。答えと解説を見る
(例)清涼殿の殿上の間に昇ることを許された人。おもに四位・五位の貴族と六位の蔵人です。文全体は「公卿や殿上人が大勢参上して、管弦の遊びがある」の意味です。
- 百人一首の作者「儀同三司母」「右大将道綱母」は、どのようなきまりで呼ばれているか。説明しなさい。
むずかしい
- 次の(ア)(イ)の――線部は、だれに申し上げているか。理由とともに答えなさい(自作)。
(ア)大納言、このよしを奏す。(イ)女房、このよしを啓す。答えと解説を見る
(ア)帝(または院)。「奏す」は帝・院に申し上げるときだけに使う絶対敬語だから。(イ)中宮(または東宮)。「啓す」は中宮・皇后・東宮に申し上げるときに使う絶対敬語だから。相手が書かれていなくても、敬語の種類で決まります。
- 「法性寺入道前関白太政大臣」という呼び名から読み取れることを、「入道」「前」の意味にふれて説明しなさい。
答えと解説を見る
「入道」は出家した人、「前」はもとその官職にいたことを表します。したがって、関白・太政大臣をつとめたのち、官職を退いて出家した人(法性寺はゆかりの寺)だと読み取れます。藤原忠通のことです。
関連ページ
- 古文常識(住まい・恋と結婚・物忌み):寝殿造・通い婚・方違え・除目など
- 最高敬語・絶対敬語:せ給ふ・奏す・啓す
- 敬語の種類(尊敬・謙譲・丁寧):敬語の地図
- 敬意の方向(だれから・だれへ):身分から敬意の向きを読む
- 二方面への敬語:帝と中宮を同時に高める「聞こえさせ給ふ」など
- 主語の補い方:敬語と身分から主語を決める
- 国公立二次・難関私大の古文文法:記述の訳に文法を出す手順
- 古文文法辞典の目次
読みものの「古文の敬語」では敬語の全体を、「枕草子「春はあけぼの」」では中宮定子(藤原定子)に仕えた清少納言の文章を読めます。
読みもの(合格大作戦の記事)
- 古文の敬語
尊敬・謙譲・丁寧と、敬意の方向 - 枕草子「春はあけぼの」
冒頭の段を品詞から読む - 百人一首 全百首
全首の現代語訳・品詞・修辞 - 古文単語の覚え方
入試に出る古文単語を、意味のつながりで覚える - 国語のまとめ
現代文・古文・漢文の入口 - 「友達」の「たち」と「ども」
複数を表す古語の接尾語 - 中秋の名月
月をよんだ古典と旧暦
受験掲示板「100点BBS」で質問・相談しよう
- 古典文法のお勉強(スレ)(文法のわからない所を質問・答え合わせ)
- 古典の勉強方法(スレ)(古典の勉強の進め方)
- 共通テスト掲示板(共通テストの国語(古文)の対策)
- 国語の勉強掲示板(古文・漢文・現代文の勉強の相談)
よくある質問
殿上人と上達部(公卿)のちがいは何ですか?
上達部(公卿)は大臣・大納言・中納言・参議と三位以上の人です。殿上人は清涼殿の殿上の間に昇ることを許された四位・五位の人と六位の蔵人で、上達部より下の身分です。
摂政と関白のちがいは?
摂政は天皇が幼いときなどに天皇に代わって政治を行う役、関白は成人した天皇を補佐する役です。平安時代にはおもに藤原氏がつとめました。
中宮・女御・更衣の順番は?
中宮(皇后)が天皇の正式なきさきで最も上、その次が女御、更衣は女御より下です。源氏物語の桐壺更衣は、高くない身分の更衣でした。
女房の呼び名はどうやって決まるのですか?
父・夫・兄弟などの官職名や国名、本人の位などを組み合わせて呼びます。清少納言は清原氏の「清」と身内の官職「少納言」、大弐三位は夫の官職「大弐」と本人の位「三位」からです。
「奏す」と「啓す」のちがいは?
どちらも「申し上げる」の意味の絶対敬語ですが、「奏す」は帝・院に、「啓す」は中宮・皇后・東宮に申し上げるときに使います。
あわせて読みたい
出典・参考
- 文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」国語(言語文化・古典探究)
- 例文の本文:源氏物語(桐壺)、枕草子(「雪のいと高う降りたるを」の段)、拾遺和歌集(雑秋・1128番の詞書)、土佐日記(冒頭)、大鏡(花山院の出家)。表記は読みやすいように一部改めています
- 百人一首(6・11・14・16・25・26・38・39・43・49・53・54・55・57・58・61・62・64・65・67・72・76・80・81・88・90・91・92・93・94・96・97・100番)の作者名と解説(合格大作戦「百人一首 全百首」)
- 高校の古典の標準的な説明(官職・位階・後宮・女房の呼び名)にもとづいて作成。位は官位相当の目安で、時代や人によってずれがある。女御・更衣の出身、女房の呼び名の由来(清少納言の「少納言」、紫式部の「紫」など)、後徳大寺左大臣の「後」の由来は説が分かれるため「〜と説明される」「諸説」と記した。練習問題の「自作」の文は、このページのために作ったもの
- 画像:百人一首の絵札「Hyakuninisshu 076」(パブリックドメイン、Wikimedia Commons)
最終更新:2026年10月21日/作成:大学受験合格大作戦



