古文文法辞典 › 敬語
大学受験
ひとことで言うと
「侍り(はべり)」「候ふ(さぶらふ・さうらふ)」は、身分の高い人のそばにいるときは「お仕えする・控える」の謙譲語、それ以外の本動詞は「あります・おります」の丁寧語、補助動詞のときはいつも丁寧語(〜です・〜ます)です。
このページのポイント
- 本動詞で貴人のそば(御前・上・宮など)なら謙譲:お仕えする・おそばに控える
- 本動詞でただ「ある・いる」なら丁寧:あります・おります・ございます
- 補助動詞(連用形・て・にて・での下)ならいつも丁寧:〜です・〜ます
- 活用:侍り=ラ変(終止形はべり・連体形はべる)、候ふ=ハ行四段
- 平安の丁寧語の中心は「侍り」、中世は「候ふ(さうらふ)」。「はべなり」は「はべんなり」と読む
はじめて(やさしく)
「侍り(はべり)」と「候ふ(さぶらふ・さうらふ)」は、古文の敬語の動詞です。もとの意味は、どちらも「身分の高い人のそばに控える・お仕えする」。時代劇に出てくる「侍(さむらい)」ということばも、この「さぶらふ」から生まれました。えらい人のそばに仕える人が「さぶらひ」と呼ばれ、それが武士の呼び名になったのです。
ところが、古文を読むと「侍り」「候ふ」は、そばに仕える場面以外にもたくさん出てきます。「ございます」「〜です・〜ます」の意味の丁寧語としても使われるからです。現代語でも、お店の人が「こちらにございます」と言いますね。あの「ございます」に近い使い方です。
うかるくん
「侍り」って「お仕えする」なの? それとも「ございます」なの?
合格先生
どちらもあるんだ。身分の高い人のそばにいるときは「お仕えする」(謙譲語)。それ以外で「ある・いる」の意味なら「あります・おります」(丁寧語)だよ。
サクラちゃん
動詞の下についている「侍り」もよく見るけど……。
合格先生
それは補助動詞。「知り侍り」なら「知っています」。補助動詞の「侍り」「候ふ」は、いつも丁寧で「〜です・〜ます」と訳せばいい。
平安時代の宮中には、天皇や中宮(天皇のきさき)のそばに仕える女性たちがいました。女房(にょうぼう)と呼ばれる人たちです。『枕草子』を書いた清少納言は中宮定子(藤原定子)に、『源氏物語』を書いた紫式部は中宮彰子(藤原彰子)に仕えた女房でした。まさに「宮にさぶらふ」人たちです。

百人一首にも、宮中に仕えた女性の歌が多く入っています。62番 清少納言「夜をこめて鳥のそら音ははかるとも」、57番 紫式部「めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に」、67番 周防内侍「春の夜の夢ばかりなる手枕に」などです。周防内侍は4代の天皇に女官として仕えました。「内侍」はその役職の名前です。歌の中に「侍り」は出てきませんが、作者がどんな立場の人だったかを知ると、敬語の場面がぐっと身近になります。

うかるくん
「そばにお仕え」なら謙譲、「あります・〜です」なら丁寧。補助動詞なら丁寧で決まり!
敬語の3つの種類(尊敬・謙譲・丁寧)の全体は 敬語の種類 のページへ。わからない所は、受験掲示板「100点BBS」の古典文法のお勉強で質問できます。
ここまでのまとめ
- 「侍り」「候ふ」のもとの意味は身分の高い人のそばに控える・お仕えする(謙譲語)
- それ以外の「ある・いる」はあります・おります・ございます(丁寧語)
- 動詞などの下につく補助動詞は、いつも丁寧(〜です・〜ます)
しっかり(大学受験の基礎〜標準)
「侍り」「候ふ」の意味と訳し方の一覧
| 語・読み | 使い方 | 敬語の種類 | 訳し方 | もとの語 |
|---|---|---|---|---|
| 侍り(はべり) | 本動詞 | 謙譲 | お仕えする・おそばに控える | 仕ふ・あり(貴人のそばに) |
| 侍り(はべり) | 本動詞 | 丁寧 | あります・おります・ございます | あり・をり |
| 侍り(はべり) | 補助動詞 | 丁寧 | 〜です・〜ます・〜ございます | (上の語に丁寧の意味をそえる) |
| 候ふ(さぶらふ・さうらふ) | 本動詞 | 謙譲 | お仕えする・おそばに控える(参上する とも) | 仕ふ・あり(貴人のそばに) |
| 候ふ(さぶらふ・さうらふ) | 本動詞 | 丁寧 | あります・おります・ございます | あり・をり |
| 候ふ(さぶらふ・さうらふ) | 補助動詞 | 丁寧 | 〜です・〜ます・〜ございます | (上の語に丁寧の意味をそえる) |
表は横にスクロールできます。主な敬語動詞をまとめて見るなら 主な敬語動詞の一覧 へ。
「侍り」「候ふ」の活用(ラ変と四段)
| 語 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 | 活用の種類 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 侍り | はべら | はべり | はべり | はべる | はべれ | はべれ | ラ行変格活用 |
| 候ふ | さぶらは | さぶらひ | さぶらふ | さぶらふ | さぶらへ | さぶらへ | ハ行四段活用 |
「侍り」は、「あり・をり・いまそかり」と並ぶラ変動詞の一つです(変格活用 のページ参照)。終止形が「はべり」とイ段で終わるのがラ変の目印で、「はべる」は連体形です。係り結びの「ぞ・なむ・や・か」の結びでは「はべる」、「こそ」の結びでは「はべれ」になります(係り結び)。「候ふ」は四段で、平安時代の作品では「さぶらふ」、中世の作品では「さうらふ」と読むのがふつうです。
見分け方の手順(謙譲か丁寧か・本動詞か補助動詞か)
- すぐ上を見る。動詞・形容詞・助動詞の連用形、接続助詞「て」、断定の「にて」「で」、「に+係助詞」などがあれば補助動詞。補助動詞の「侍り」「候ふ」は丁寧(〜です・〜ます・〜ございます)。
- 補助動詞でなければ本動詞。そのとき、そばにいる(仕える)相手が身分の高い人か考える。「御前に」「上に」「宮に」「院に」などがあれば謙譲(お仕えする・おそばに控える)。
- そうでなく、ただ「ある・いる」の意味なら丁寧(あります・おります)。会話文や手紙の中に多い。
例文で確かめる(謙譲の本動詞)
上にさぶらふ御猫は、かうぶりにて命婦のおとどとて、いみじうをかしければ
(枕草子「上にさぶらふ御猫は」の段(三巻本))
現代語訳帝のおそばにお仕えしている御猫は、五位の位をいただいて「命婦のおとど」と呼ばれ、たいそうかわいらしいので
雪のいと高う降りたるを、例ならず御格子まゐりて、炭櫃に火おこして、物語などして集まりさぶらふに
(枕草子「雪のいと高う降りたるを」の段)
現代語訳雪がたいそう高く降り積もっているのに、いつもと違って御格子をお下ろし申し上げて、炭櫃に火をおこして、(女房たちが)話などをして(中宮様のおそばに)集まってお控え申し上げていると
女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に
(源氏物語・桐壺(冒頭))
現代語訳女御や更衣が大勢(帝に)お仕えしていらっしゃった中に
例文で確かめる(丁寧の本動詞・補助動詞)
京に知る人侍り。そこに宿り侍らむ。
(自作)
現代語訳都に知り合いがおります。そこに泊まりましょう。
隆家こそいみじき骨は得てはべれ。
(枕草子「中納言参りたまひて」の段)
現代語訳私隆家はすばらしい(扇の)骨を手に入れております。

変化の者にてはべりけむ身とも知らず、親とこそ思ひたてまつれ。
(竹取物語「貴公子たちの求婚」)
現代語訳(自分が)変化の者でございましたような身だとも知らず、(あなたを)親とお思い申し上げております。
物その者で候はねども、武蔵国の住人、熊谷次郎直実。
(平家物語・巻九「敦盛最期」)
現代語訳名乗るほどの者ではございませんが、武蔵の国の住人、熊谷次郎直実(です)。
敬意の方向(だれから・だれへ)
謙譲の「侍り」「候ふ」は仕えられる人(動作を受ける人)へ、丁寧の「侍り」「候ふ」は聞き手・読み手へ敬意が向かいます。「だれから」は、地の文なら書き手、会話文なら話し手です。くわしい手順は 敬意の方向 のページで練習できます。

合格先生
丁寧語の「侍り」は、会話文や手紙によく出てくる。だから敬意の相手は、たいていその話を聞いている人だ。だれが、だれに話しているかを必ず確かめよう!
「侍り」「候ふ」の敬語の種類は、記事「古文の敬語」の敬語動詞の表でもまとめています。
もっと深く(難関大・上級者)
1. 地の文の丁寧語:日記・随筆・物語の語り
丁寧語は聞き手・読み手への敬語なので、ふつうは会話文や手紙に出ます。ところが、日記や随筆では地の文にも丁寧の「侍り」が使われることがあります。このときの敬意は書き手から読み手へ向かいます。
清少納言こそ、したり顔にいみじう侍りける人。
(紫式部日記(消息文の部分))
現代語訳清少納言こそ、得意顔ではなはだしゅうございました人(です)。
また、『大鏡』のように老人が語って聞かせる形の作品では、語り手が聞き手に話しているので、語りの部分に「侍り」がたくさん出てきます。「どの場面の、だれの声か」を考えることが、敬意の方向を決める第一歩です。
2. 謙譲と丁寧の境目(説が分かれる所)
- 会話の「ここに侍り」:身分の高い聞き手のそばで「ここに侍り」と言う場合、「あなたのおそばに控えております」(謙譲)とも「ここにおります」(丁寧)とも取れます。文法書によって扱いが分かれるので、入試では前後の場面(そばにいる相手が貴人か、ただ居場所を言っているか)で判断します。
- 謙譲語Ⅱ(丁重語)の考え方:本動詞の丁寧の「侍り」は、現代語の「おります」のように、話し手側の動作をあらたまって言うはたらきに近い。そこで、これを丁重語(謙譲語Ⅱ)に近いものと説明する立場もあります。学校文法では「丁寧」と答えれば十分です。
- 「候ふ」の「参上する」:中世の文章では、「候ふ」が貴人のもとへ「参上する・伺う」の意味で使われることもあると説明されます。基本は「お仕えする・控える」で考え、移動の意味がはっきりしている場面だけ「参上する」と訳します。
3. 「侍り」から「候ふ」へ(時代の変化と候文)
「さぶらふ」は、上代の「さもらふ」(様子をうかがって控える)から出たことばだと説明されます。「侍り」の成り立ちには、「這ひ+あり」から来たとする説などがあり、はっきりしません。
平安時代の中ごろ、丁寧語の中心は「侍り」でした。平安時代の終わりごろから「さぶらふ」の丁寧の用法が広がり、鎌倉・室町時代には「候ふ」が丁寧語の中心になります。『平家物語』の会話で「〜で候ふ」「〜候へ」がくり返し出てくるのはそのためです。発音も「さぶらふ」から「さうらふ」へ変わり、現代仮名遣いでは「そうろう」と書きます。『平家物語』では、女性の会話には「さぶらふ」、男性の会話には「さうらふ」が使われる傾向があるとする説明もあります。
その後、「候」は手紙の文体として江戸時代・明治時代まで長く使われました。文末を「〜に候」「〜候へども」などで結ぶ書き方を候文(そうろうぶん)といいます。能の登場人物が最初に名乗る「これは〜にて候」という言い方にも、「候」が残っています。
御無事のよし承り、めでたく存じ候。
(自作(候文の例))
現代語訳ご無事であることをうかがい、喜ばしく存じます。
4. 「侍るめり」「侍るなり」の撥音便と無表記
「侍り」はラ変なので、ラ変型の語と同じく、連体形「はべる」の下に推定「めり」・伝聞推定「なり」がつくと撥音便になり、さらに「ん」を書かない形(無表記)で出てきます。
「はべなり」を見て、断定の「なり」と思いこむのはよくあるまちがいです。「はべ」で切れているのは、「はべる」が撥音便になって「ん」が書かれていないからです。推定「めり」は 助動詞「めり」、伝聞推定「なり」は 助動詞「なり」(伝聞・推定) のページへ。
5. 補助動詞が重なるときの順番
敬語の補助動詞が並ぶときは、謙譲 → 尊敬 → 丁寧の順になります。丁寧の「侍り」「候ふ」はいちばん最後です。たとえば「(姫君に)申し上げなさいました」を会話文で言うと「聞こえ給ひ侍りき」のようになります(自作)。四段の「給ふ」と下二段の「給ふ」の区別は 「給ふ」(四段と下二段) のページで扱います。
サクラちゃん
「さぶらふ」と「さうらふ」、テストではどっちで読めばいいの?
合格先生
平安時代の作品(源氏物語・枕草子)なら「さぶらふ」、中世の作品(平家物語など)なら「さうらふ」と読むのがふつうだよ。意味は同じだから、まずは謙譲か丁寧かを見分けることが大事。
うかるくん
「はべなり」が出たら「はべんなり」。「ん」を補うんだね。
合格先生
そのとおり。ラ変の「侍り」だからこそ起きる形だ。活用の種類まで覚えておくと、こういう問題に強くなるよ。
よくあるまちがい
まちがい1:「侍り」をいつも「お仕えする」と訳す
「お仕えする」は、身分の高い人のそばにいるときの本動詞だけ。動詞の下の補助動詞なら「〜です・〜ます」、ただ「ある・いる」の意味なら「あります・おります」です。
まちがい2:「侍る」を終止形だと思う
「侍り」はラ変なので、終止形は「はべり」、連体形が「はべる」です。文末に「はべる」があれば、上に「ぞ・なむ・や・か」がないか探しましょう(係り結び)。
まちがい3:丁寧の「侍り」の敬意を、主語への敬意と考える
丁寧語は聞き手・読み手への敬意です。主語(動作をする人)への敬意は尊敬語、動作を受ける人への敬意は謙譲語。丁寧の「侍り」があっても、主語が身分の高い人だとは決まりません。
敬語の訳し分けで迷ったら、受験掲示板「100点BBS」の古典の勉強方法のスレで、勉強のしかたも相談できます。
練習問題
やさしい
- 次の傍線部を現代語に訳しなさい。
① 御前に侍る人々 ② 知らず侍り。(ともに自作)答えと解説を見る
① お仕えしている(おそばに控えている)。「御前に」とあり、身分の高い人のそばにいるので謙譲の本動詞です。② 「知りません」。打消「ず」の連用形の下なので丁寧の補助動詞(〜ます)です。
- 「侍り」と「候ふ」の活用の種類を答えなさい。また、「侍り」の連体形を答えなさい。
答えと解説を見る
「侍り」はラ行変格活用、「候ふ」はハ行四段活用。「侍り」の連体形ははべるです(終止形は「はべり」)。
ふつう
- 「上にさぶらふ御猫は」(枕草子)の「さぶらふ」について、敬語の種類と、だれからだれへの敬意かを答えなさい。
答えと解説を見る
謙譲の本動詞(お仕えする)。「上」=帝のそばに控えているからです。地の文なので、作者(清少納言)から帝への敬意です。
- 「物その者で候はねども」(平家物語)の「候は」の文法的説明をし、全体を訳しなさい。
答えと解説を見る
ハ行四段活用の丁寧の補助動詞「候ふ」の未然形(「で」=「にて」の下)。「ね」は打消「ず」の已然形です。「名乗るほどの者ではございませんが」と訳します。
むずかしい
- 会話文「昔、宮の御前にはべりしかば、さることも聞きはべりき。」(自作)の2つの「はべり」について、敬語の種類と、だれからだれへの敬意かを答えなさい。
答えと解説を見る
1つ目は「宮の御前に」いるので謙譲の本動詞(お仕えする)で、話し手から宮への敬意。2つ目は連用形「聞き」の下の丁寧の補助動詞で、話し手から聞き手への敬意。「昔、宮のおそばにお仕えしておりましたので、そのようなことも聞きました」。
- 「はべなり」(自作の文中の語)を品詞分解し、読み方を答えなさい。
答えと解説を見る
ラ変動詞「侍り」の連体形「はべる」の撥音便「はべん」の「ん」を書かない形+伝聞推定の助動詞「なり」(終止形)。読み方は「はべんなり」で、「〜あるそうです・〜あるようです」の意味。断定の「なり」ではありません。
関連ページ
- 敬語の種類(尊敬・謙譲・丁寧):「侍り」「候ふ」は丁寧語の代表
- 敬意の方向(だれから・だれへ):謙譲は仕えられる人へ、丁寧は聞き手へ
- 主な敬語動詞の一覧:もとの動詞から引ける表
- 補助動詞:給ふ・奉る・侍り・候ふ・あり
- 「給ふ」(四段と下二段):もう一つの、会話文に多い敬語
- 変格活用(カ変・サ変・ナ変・ラ変):ラ変の「侍り」
- 古文文法辞典の目次
敬語全体の読みものは記事「古文の敬語」、清少納言が中宮定子に仕えた日々は記事「枕草子「春はあけぼの」」から読めます。
読みもの(合格大作戦の記事)
- 古文の敬語
尊敬・謙譲・丁寧と、敬意の方向 - 枕草子「春はあけぼの」
冒頭の段を品詞から読む - 古文単語の覚え方
入試に出る古文単語を、意味のつながりで覚える - 百人一首 全百首
全首の現代語訳・品詞・修辞 - 古文の助動詞一覧
接続・意味・活用をまとめて見る地図
受験掲示板「100点BBS」で質問・相談しよう
- 古典文法のお勉強(スレ)(文法のわからない所を質問・答え合わせ)
- 古典の勉強方法(スレ)(古典の勉強の進め方)
- 共通テスト掲示板(共通テストの国語(古文)の対策)
- 国語の勉強掲示板(古文・漢文・現代文の勉強の相談)
よくある質問
「侍り」は謙譲語ですか、丁寧語ですか?
両方あります。本動詞で身分の高い人のそばに「お仕えする・控える」意味なら謙譲語、ただ「あります・おります」の意味なら丁寧語、補助動詞ならいつも丁寧語です。
「侍り」「候ふ」の謙譲と丁寧はどう見分けますか?
まず、すぐ上が連用形や「て・にて・で」なら補助動詞で丁寧。本動詞なら、そばにいる相手が御前・上・宮など身分の高い人なら謙譲、そうでなければ丁寧です。
「侍り」の活用の種類は何ですか?
ラ行変格活用です。はべら・はべり・はべり・はべる・はべれ・はべれと活用し、終止形は「はべり」、連体形は「はべる」です。
「候ふ」は「さぶらふ」と「さうらふ」のどちらで読みますか?
平安時代の作品では「さぶらふ」、平家物語など中世の作品では「さうらふ」と読むのがふつうです。意味は同じで、ハ行四段活用です。
丁寧語の「侍り」は、だれへの敬意ですか?
聞き手・読み手への敬意です。会話文なら話し手から聞き手へ、地の文なら書き手から読み手へ向かいます。
あわせて読みたい
出典・参考
- 文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」国語(言語文化・古典探究)
- 例文の本文:枕草子(「上にさぶらふ御猫は」の段・「雪のいと高う降りたるを」の段・「中納言参りたまひて」の段)、源氏物語(桐壺)、竹取物語(貴公子たちの求婚)、平家物語(巻九「敦盛最期」)、紫式部日記(消息文)。表記は読みやすいように一部改めています
- 百人一首57・62・67番(作者の立場の説明)
- 高校の古典文法の標準的な説明(侍り・候ふの謙譲と丁寧、補助動詞、ラ変・四段の活用、撥音便の無表記)にもとづいて作成。「侍り」の語源、謙譲と丁寧の境目、丁重語とする考え方、「候ふ」の男女差などは説明が分かれるため、本文中に「〜と説明される」と記した
- 画像:「The Tale of the Bamboo Cutter - Discovery of Princess Kaguya.jpg」、百人一首の絵札「Hyakuninisshu 062」(ともにパブリックドメイン、Wikimedia Commons)
最終更新:2026年10月21日/作成:大学受験合格大作戦



