受験生の睡眠時間アンケート結果|いちばん多いのは6時間?平均・割合と自分の睡眠の見直し方【図解】
大学受験アンケート

この記事の結論

  • 合格大作戦の読者アンケート(2013年から、219票)では、受験生の1日の睡眠時間は6時間がいちばん多く83票(37.9%)。5〜7時間に約4分の3(76.3%)が集まり、真ん中の人(中央値)も6時間でした。
  • 一方、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、中学・高校生は8〜10時間を参考に睡眠を確保するとしています。この目安に届いた回答は約1割(9.6%)。まずは睡眠日誌で自分の睡眠を見える化し、寝る時刻を少しずつ早めることから始めましょう。

受験生にとってライバルがどれくらい勉強して、どれぐらい睡眠をとっているのか気になるところです。

受験生の睡眠時間

そこで今回は大学受験生の睡眠時間を調査します。

「大学受験生に質問です。一日の睡眠時間はどれくらいですか?」

※受験を終えた人は受験生時代を思い出して回答してください。

(アンケートの受付は終わりました。集まった219票の結果は、すぐ下の表と図のとおりです。)

受験生の睡眠時間 アンケート結果(219票)

合格大作戦の読者アンケート(2013年〜、219票)の結果です。1時間から24時間まで、1時間きざみで選んでもらいました。

睡眠時間票数割合
1時間10.5%
2時間10.5%
3時間41.8%
4時間125.5%
5時間4118.7%
6時間8337.9%
7時間4319.6%
8時間146.4%
9時間52.3%
10時間20.9%
11時間10.5%
12時間20.9%
13時間10.5%
14時間00.0%
15時間10.5%
16時間00.0%
17時間00.0%
18時間10.5%
19時間10.5%
20時間00.0%
21時間00.0%
22時間00.0%
23時間10.5%
24時間52.3%
合計219100%
受験生の1日の睡眠時間(読者アンケート 219票) 1 1 1 2 4 3 12 4 41 5 83 6 43 7 14 8 5 9 2 10 1 11 2 12 5 13〜23 5 24 (時間) いちばん多いのは 6時間 83票(全体の37.9%) ふつうの回答 8〜10時間(高校生の目安) 冗談もありそうな回答
図1 受験生の1日の睡眠時間(合格大作戦の読者アンケート、2013年〜、219票。13〜23時間はまとめて表示。大学受験合格大作戦 作成)

グラフにすると、6時間を山の頂上にして、5時間と7時間がほぼ同じ高さ(41票と43票)で両側を支える形になっています。4時間以下と8時間以上は、ぐっと少なくなります。ざっくり言えば、「受験生の4人に3人は5〜7時間」という結果です。

24時間などの回答について

24時間が5票、18時間・19時間・23時間がそれぞれ1票ありました。1日じゅう眠っている受験生がいるとは考えにくいので、冗談の回答や押しまちがいもありそうです。この記事では、表には全部の票をそのまま載せ、平均を出すときは「全部の票」と「12時間以下の票」の両方を示します。

まとめるとこうなる

グループ票数割合
4時間以下188.2%
5時間4118.7%
6時間8337.9%
7時間4319.6%
8〜10時間219.6%
11〜12時間31.4%
13時間以上(冗談もありそう)104.6%

読者アンケートは、ほかにもいろいろ実施してきました。一覧は「大学受験合格大作戦アンケート調査まとめページ」にあります。勉強時間のアンケート「あなたの勉強時間は一日何時間?」とあわせて見ると、受験生の1日の使い方が見えてきます。

受験生の平均睡眠時間は?平均値・中央値・最頻値で読む

「受験生はふつう何時間寝ているの?」に答えるには、データの真ん中を表す代表値を使います。高校の数学Ⅰ「データの分析」で習う3つです。

  • 最頻値(モード):いちばん票が多い値。このアンケートでは6時間(83票)。
  • 中央値(メジアン):小さい順に並べたとき、ちょうど真ん中の値。219票なら110番目で、5時間以下が59票、6時間までで142票なので、110番目は6時間。
  • 平均値:全部の合計を票数で割った値。全219票では約6.79時間、13時間以上の10票を除いた209票では約6.12時間。
「ふつうの受験生」は何時間? 3つの代表値 024681012 (時間) 最頻値・中央値 6時間 平均値 6.12時間 12時間以下の209票 平均値 6.79時間 全219票(24時間なども入る) 大きすぎる値(外れ値)は平均値だけを引っぱる
図2 アンケートの3つの代表値(全219票と、12時間以下の209票で計算。大学受験合格大作戦 作成)

最頻値と中央値はどちらも6時間なのに、全部の票の平均値は6.79時間と少し大きくなりました。これは、24時間(5票)のような極端に大きい値が平均値を引き上げたためです。こうした値を外れ値といいます。冗談らしい回答を除いた平均は6.12時間で、最頻値・中央値とほぼそろいます。

「平均」はよく使われますが、外れ値に引っぱられやすい弱点があります。データに極端な値がまじるときは、中央値や最頻値もあわせて見るのがコツです。用語の意味は数学用語辞典の「平均値」「中央値・最頻値」「外れ値」、表やグラフの作り方は「度数分布表とヒストグラム」、公式は公式辞典の「データの分析」でまとめています。身近な数字を「ざっくり見積もる」練習なら「フェルミ推定」の記事もおもしろいですよ。

練習問題:四分位数と箱ひげ図

このアンケートは、数学Ⅰ「データの分析」の練習にもぴったりです。219票を小さい順に並べたと考えて、次の問いに答えてみましょう(答えは押すと開きます)。

  1. 第1四分位数(小さいほうから4分の1の位置の値)は何時間?
  2. 第3四分位数(大きいほうから4分の1の位置の値)は何時間?
  3. 範囲(最大値−最小値)と四分位範囲(第3四分位数−第1四分位数)は?
  4. 「第1四分位数−1.5×四分位範囲より小さい」「第3四分位数+1.5×四分位範囲より大きい」値を外れ値とすると、外れ値は何票?
答えと考え方を見る

1. 中央値(110番目)より下の109票の真ん中は55番目。4時間までで18票、5時間までで59票なので、55番目は5時間。

2. 中央値より上の109票(111〜219番目)の真ん中は165番目。6時間までで142票、7時間までで185票なので、165番目は7時間。

3. 範囲は 24−1=23時間、四分位範囲は 7−5=2時間。範囲は外れ値の影響を強く受けますが、四分位範囲は真ん中の半分だけを見るので、冗談らしい回答の影響をほとんど受けません。

4. 1.5×2=3 なので、5−3=2時間より短い値と、7+3=10時間より長い値が外れ値。1時間の1票と、11時間以上の13票で、合わせて14票です。

箱ひげ図にすると、箱(5〜7時間)がとても細く、右のひげの先に24時間などの点がぽつんと離れて並びます。「受験生の睡眠時間は5〜7時間にぎゅっと集まり、ごく一部に極端な回答がある」ことが、ひと目でわかります。箱ひげ図のかき方は数学用語辞典の「四分位数・箱ひげ図」で確かめてください。

うかるくん

うかるくん

ぼくは毎日5時間なんです。平均が6.8時間って聞くと、みんなより1時間以上少なくてあせります…。

合格先生

合格先生

6.8時間は24時間のような冗談らしい回答まで入れた平均なんだ。そういう値を除くと約6.1時間、真ん中の人も6時間。5時間は「少なめのグループ」だけど、ひとりぼっちではないよ。59票、全体の4分の1以上が5時間以下だからね。

うかるくん

うかるくん

じゃあ、みんなと同じくらいだから大丈夫ですか?

合格先生

合格先生

そこが落とし穴。「みんなと同じ」と「体にとってちょうどいい」は別の話なんだ。厚生労働省の目安とくらべてみよう。

受験生の睡眠時間の割合:5時間以下・6〜8時間・9時間以上

219票を3つのグループに分けて、100人あたりにすると次のようになります。

回答者を100人にすると… 5時間以下 27人 (59票・26.9%) 6〜8時間 64人 (140票・63.9%) 9時間以上 9人 (20票・9.1%)
図3 回答者を100人にしたときの3つのグループ(割合は四捨五入。大学受験合格大作戦 作成)
  • 5時間以下:59票(26.9%)。およそ4人に1人。
  • 6〜8時間:140票(63.9%)。およそ3人に2人。
  • 9時間以上:20票(9.1%)。ただし、このうち10票は13時間以上で、冗談の回答もありそうです。

ちなみに、このアンケートの少し前に書いた記事「受験生の睡眠時間は何時間がいい?」では、「受験生に最適な睡眠時間は6〜8時間」という見方を紹介しました。アンケートでは、その6〜8時間に3人に2人が入っていたことになります。

高校生の睡眠時間の目安とくらべると(睡眠ガイド2023)

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、年代ごとに睡眠のすすめをまとめた資料です。こどもについては、小学生は9〜12時間、中学・高校生は8〜10時間を参考に睡眠時間を確保するとしています。成人は、個人差はあるものの6時間以上が目安です。

目安の「8〜10時間」に届いている受験生は? 睡眠ガイド2023:中学・高校生は 8〜10時間 を参考に (厚生労働省) 7時間以下 84.5% 185票 8〜10時間 21票(9.6%) 11時間~ 13票 目安に届いているのは、およそ10人に1人
図4 アンケートの219票と、睡眠ガイド2023の中学・高校生の目安(8〜10時間)のくらべ(大学受験合格大作戦 作成)

アンケートで8〜10時間と答えたのは21票(9.6%)。目安に届いている受験生はおよそ10人に1人でした。いちばん多い6時間は、成人の目安(6時間以上)にはぎりぎり届きますが、高校生の目安とくらべると2時間ほど少ないことになります。

もちろん、受験生の毎日は学校・部活・自習で忙しく、8時間を毎日確保するのは簡単ではありません。それでも、「みんな6時間だから自分も6時間でいい」と考えるのではなく、「目安より少ない人が多い」と受け止めて、できる日は少しでも長く眠るほうへ寄せていくのがよいでしょう。研究の中身や、年代ごとの目安のちがいは「受験生の睡眠時間は何時間がいい?「9時間以上は寝すぎ」研究の中身と高校生の目安」でくわしく説明しています。

睡眠の「長さ」と「休めた感じ」

睡眠ガイド2023では、睡眠時間に加えて、睡眠で休養がとれている感覚(睡眠休養感)も大切にしています。同じ6時間でも、朝すっきり起きられる日と、ぐったりしたままの日があるはずです。時間だけでなく、起きたときの感じや昼間の眠気も、自分の睡眠を見直す手がかりになります。

アンケートを読むときの注意点

このアンケートは、合格大作戦を読んでいる人が自分で選んで答えたものです。国や研究機関の調査とはちがう点がいくつかあります。数字を見るときは、次のことを頭に入れておきましょう。

  1. 答えたのはサイトの読者:受験の情報を調べている、熱心な受験生や受験経験者が多いと考えられます。日本の受験生全体を代表しているとは限りません。
  2. 思い出して答えた人もいる:元の質問に「受験を終えた人は受験生時代を思い出して回答してください」とあります。何年も前のことを思い出すと、実際とずれることがあります。
  3. 自己申告で、1時間きざみ:ふとんに入っていた時間と、本当に眠っていた時間がちがうこともあります。6時間30分の人が「6時間」と「7時間」のどちらを選んだかもわかりません。
  4. 冗談・押しまちがいがまじる:24時間などの回答は、そのまま信じないほうがよさそうです。
  5. 平日と休日の区別がない:同じ人でも、平日と休日で睡眠時間が大きくちがうことがあります。

もし今、アンケートを取り直すなら

逆に、もっと正確に「受験生の睡眠」を知りたいなら、質問をどう作り直せばよいでしょうか。たとえば、①平日と休日を分けて聞く、②30分きざみにする、③「ふとんに入った時刻」と「起きた時刻」を聞いて睡眠時間はこちらで計算する、④学年(高1〜高3・浪人)や、今受験生か受験を終えた人かを聞く、⑤「朝起きたときに休めた感じがあるか」もあわせて聞く、といった工夫が考えられます。こうすると、「高3の平日は何時間か」「浪人生は休日とのずれが大きいか」など、知りたいことにしぼった比べ方ができます。調べ学習や探究の授業でアンケートを作るときにも使える考え方です。

こうした点は、共通テストや小論文で「資料から言えること」を考えるときにも役立つ見方です。だれに、どう聞いた数字かを確かめるくせをつけておきましょう。

自分の睡眠時間の見直し方:睡眠日誌をつける

アンケートは「みんな」の数字です。大切なのは自分の睡眠がどうなっているかです。いちばん手軽なのは、1〜2週間、睡眠日誌(寝た時刻・起きた時刻・朝の気分の記録)をつけることです。

睡眠日誌をつけてみると…(ある受験生の1週間の例) 22時0時2時4時6時8時10時 月 6h火 6h水 5.5h木 6h金 5h土 7.5h日 7h 平日は6:30起き 休日は起きる時刻が2〜3時間ずれる → 月曜の朝がつらい
図5 睡眠日誌の例(ある受験生の1週間を想定した例。時刻は一例。大学受験合格大作戦 作成)

睡眠日誌のつけ方(4ステップ)

  1. 毎朝、記録する:寝た時刻、起きた時刻、夜中に目が覚めたか、起きたときの気分(◎○△×)を書きます。スマホのメモでも、勉強の記録のノートの端でもかまいません。
  2. 1週間分を並べて見る:図5のように横に並べると、平日と休日のずれや、寝る時刻がだんだん遅くなっていく様子がひと目でわかります。
  3. 昼間の眠気・集中も書く:「数学の演習中に眠くなった」「午前の模試で頭が回らなかった」など。睡眠の長さと、勉強の調子の関係が見えてきます。
  4. 1つだけ直す:一度に全部を変えようとせず、「休日も8時までに起きる」「寝る時刻を15分早める」など、1つだけ決めて試します。

図5の例では、平日は5〜6時間、休日は7〜7.5時間眠っていますが、休日は起きる時刻が2〜3時間ずれています。こうなると、日曜の夜に眠れず、月曜の朝がいちばんつらい、というくり返しになりがちです。勉強の記録のつけ方は「勉強記録(勉強ログ)のつけ方」で紹介しています。睡眠の記録も同じノートにつけると、よく眠れた週ほど勉強がはかどった、といった自分だけの傾向が見つかるかもしれません。

睡眠時間の計算のしかた(日付をまたぐとき)

睡眠日誌をつけると、「何時間眠ったか」を毎日計算することになります。寝た時刻が夜中の0時より前のときは、0時までの時間と0時からの時間に分けて足すとまちがえません。

  • 23時45分に寝て6時30分に起きた:0時まで15分+0時から6時間30分=6時間45分
  • 0時30分に寝て6時30分に起きた:6時間(0時をまたがないので、そのまま引き算)
  • 22時30分に寝て6時30分に起きた:0時まで1時間30分+6時間30分=8時間

なお、ふとんに入った時刻と、実際に眠った時刻は同じではありません。なかなか寝つけない日が多い人は、「ふとんに入った時刻」と「眠ったと思う時刻」を分けて書いておくと、寝つきの様子もわかります。

睡眠を見直したほうがよいサイン

  • 目覚まし時計が鳴っても起きられない日が多い
  • 授業中や自習中に、何度もうとうとしてしまう
  • 休日に平日より3時間以上長く寝てしまう
  • 朝起きても「休めた感じ」がしない日が続く

こうしたサインがあれば、睡眠が足りていない可能性があります。昼間の眠気の対策は「受験勉強の眠気対策」「受験勉強の眠気対策に「じゃがりこ」!?」でも紹介しています。ただし、しっかり眠っているのに眠気が強い、夜に眠れない日が何日も続く、といったときは、自分だけで何とかしようとせず、保護者や学校の先生に話して医療機関に相談してください。

「ここが大事!」と説明する合格先生

合格先生

みんなの睡眠時間は「参考」、自分の睡眠日誌は「証拠」。他人とくらべるより、昨日の自分とくらべよう!

睡眠時間を増やすコツ:寝る時刻を15分ずつ早める

「6時間を8時間に」と一気に変えようとしても、ふだんより2時間も早くふとんに入ると、なかなか寝つけません。おすすめは、起きる時刻は変えずに、寝る時刻を少しずつ早める方法です。

寝る時刻を「15分ずつ」早める(例) 0:30 に寝る 6時間 1週目 0:15 に寝る 6時間15分 2週目 0:00 に寝る 6時間30分 3週目 23:45 に寝る 6時間45分 4週目 23:30 に寝る 7時間 5週目 起きる時刻は 6:30 のまま。5週で睡眠が1時間ふえる
図6 寝る時刻を1週間に15分ずつ早める例(時刻は一例。大学受験合格大作戦 作成)

図6の例では、起きる時刻を6時30分に固定したまま、寝る時刻を1週間に15分ずつ早めています。15分なら体も慣れやすく、5週間で睡眠が1時間ふえます。早く寝るためには、夜の予定を前にずらす必要があります。

  • 夜の勉強の最後は「軽い復習」に:重い問題演習は夕方〜夜の早い時間に、寝る前は暗記の見直しにすると、切り上げやすくなります。
  • 寝る30分〜1時間前にスマホを置く:画面の光や情報の刺激で、寝つきが悪くなるといわれます。
  • カフェインは夕方まで:コーヒーや緑茶などは、夜に飲むと寝つきにくくなることがあります(くわしくは「受験勉強の眠気対策」)。
  • 朝日を浴びて朝ごはん:睡眠ガイド2023でも、こどもに朝の光と朝食をすすめています。
  • 冬は部屋の温度にも気をつける:暖房で頭がぼんやりするときの工夫は「頭寒足熱(ずかんそくねつ)の意味と冬の受験勉強」へ。

勉強時間と睡眠時間を両立する1日の組み立て方

「寝る時間をふやしたら、勉強時間が減ってしまう」と心配する人も多いでしょう。そこで、1日の24時間を先に配ってみます。

平日の24時間の使い方(高3の一例) 24時間 (例) 睡眠 7時間30分 学校 7時間30分 通学 1時間 自習・勉強 4時間30分 食事・入浴 2時間 休憩・自由 1時間30分 睡眠を先に、勉強はそのあと
図7 高3の平日の24時間の使い方の一例(学校の時間・通学時間は人によってちがう。大学受験合格大作戦 作成)

図7は、平日に学校がある高3生の一例です。睡眠を7時間30分とっても、自習・勉強に4時間30分を使えます。ポイントは、睡眠を「余った時間」ではなく、最初に確保する時間として扱うことです。睡眠を先に決めて、残りで勉強の計画を立てます。

勉強時間を生み出す3つの工夫

  1. すきま時間を使う:通学の電車やバス、休み時間の10分で単語や一問一答。1日に合わせると、30分〜1時間になることもあります。
  2. 「なんとなく」の時間を減らす:スマホを見ながらの勉強や、だらだら続く休憩は、睡眠を削るより先に見直したい時間です。
  3. 夜より朝に回す:夜おそくまで粘るより、早く寝て朝に30分勉強するほうが、頭がすっきりしていてはかどる、という人もいます。

睡眠を削った1時間の勉強が、眠い頭でのぼんやりした1時間なら、身につく量はわずかかもしれません。受験は長期戦です(「受験テーマソングの決め方と使い方」でも「受験は長期戦」の話をしています)。自分に合った勉強のリズムの作り方は「オリジナル勉強法の作り方」もどうぞ。

睡眠時間のタイプ別アドバイス

あなたの睡眠時間アンケートでの位置まずやること
5時間以下少なめ(約4人に1人)寝る時刻を15分ずつ早める。昼間の眠気と集中の様子を記録する
6時間いちばん多い(約4割)目安の8〜10時間より少ない。休日の起床時刻をそろえ、平日の夜を少しずつ早める
7時間多め(約5人に1人)よいリズムを保つ。本番の時刻に合わせて起きる練習を
8時間以上少数(冗談らしい回答を除くと約1割)目安の範囲。眠っても眠気がとれない状態が続くなら、体調を見直す

浪人生は、学校の時間割がないぶん、寝る時刻・起きる時刻がずれやすくなります。浪人生の1年の過ごし方は「浪人生のプレッシャーは現役の15倍?」で紹介しています。体調管理全体の中での睡眠の位置づけは「受験生の体調管理方法まとめ」へ。

サクラちゃん

サクラちゃん

直前期になったら、もっと寝る時間を削らないと間に合わない気がします…。

合格先生

合格先生

気持ちはわかるけど、直前期こそ新しいことより睡眠を守る時期なんだ。2027年の共通テストは1月16日・17日、どちらも9時30分に始まる。夜型のままだと、いちばん大事な1科目目を眠い頭で受けることになりかねないよ。

サクラちゃん

サクラちゃん

じゃあ、今から何をすればいいですか?

合格先生

合格先生

まずは睡眠日誌で今の自分を知ること。それから本番の日に起きる時刻を決めて、毎日その時刻に起きる。寝る時刻はそこから逆算して、15分ずつ近づけていこう。

共通テスト・2次試験に向けた睡眠の整え方

2027年の大学入学共通テスト(共通テスト、旧センター試験)は1月16日(土)・17日(日)で、どちらの日も試験は9時30分に始まります。くわしい時間割は「2027年 共通テストの時間割」、残りの日数は「2027年 共通テストまでのカウントダウン」で確かめられます。今日(2026年10月23日)から本番まで、あと85日です。

  • 今〜12月:睡眠日誌をつけて、自分のリズムを知る。模試の日を本番の練習にして、本番と同じ時刻に起きてみる。
  • 12月〜1月:起きる時刻を本番の日に合わせて固定する。新しい教材に手を出して夜ふかしをしない(教材の絞り方は「入試直前期の勉強法」)。
  • 前日:ふだんどおりの時刻に寝る。緊張して眠れなくても、横になって目を閉じているだけで体は休まると考えて、あせらない(前日の過ごし方は「共通テスト前日にやっておきたいこと20」)。

やる気が落ちて夜ふかしが続くときは、「受験のモチベーションの保ち方」も参考にしてください。

まとめ:みんなの睡眠時間より、自分の睡眠を見直そう

  • 読者アンケート(219票)では、受験生の睡眠時間は6時間が最多(37.9%)。5〜7時間に約4分の3が集まった。
  • 最頻値・中央値は6時間。平均値は全部の票で6.79時間、冗談らしい回答を除くと6.12時間。
  • 厚生労働省の睡眠ガイド2023の中学・高校生の目安は8〜10時間。届いた回答は約1割。
  • まずは睡眠日誌で自分の睡眠を見える化し、起きる時刻を固定して、寝る時刻を15分ずつ早める。
  • 睡眠は勉強時間の残りではなく、先に確保する時間。
ひらめいたうかるくん

うかるくん

6時間派が多数でも、目安は8〜10時間か! 今夜から寝る時刻を15分早めて、睡眠日誌もつけてみよう!

さて参考になりましたでしょうか?

関連記事も参考にしていただければ幸いです。

関連記事

  1. 大学受験合格大作戦アンケート調査まとめページ
  2. 受験生の睡眠時間は何時間がいい?「9時間以上は寝すぎ」研究の中身と高校生の目安【図解】(元の題:9時間以上睡眠をとるとバカになる!?コロンビア大学の脳科学研究で判明!受験生に最適な睡眠時間は?)
  3. みんなこれくらい勉強しています。あなたの勉強時間は一日何時間?

この記事は2013年11月に書いた「あなたの睡眠時間はどれくらいですか?【受験生の睡眠時間】」を、2026年10月23日に書き直したものです。元の文はそのまま残し、止まっていた投票の部品の代わりに、集まった219票の結果を表と図にしました。代表値・割合は票数から計算し直しています。健康についての内容は一般的な情報です。眠れない・眠りすぎるなどが続くときは、自己判断せず医療機関に相談してください。

よくある質問

受験生の睡眠時間は平均何時間ですか?

合格大作戦の読者アンケート(219票)では、いちばん多いのは6時間(37.9%)で、中央値も6時間でした。平均値は全部の票で約6.79時間、24時間など冗談らしい回答を除いた209票では約6.12時間です。

受験生は何時間寝ている人が多いですか?

読者アンケートでは6時間が83票で最多、7時間が43票、5時間が41票でした。5〜7時間の人が全体の約4分の3(76.3%)を占めました。

高校生の睡眠時間の目安は何時間ですか?

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、中学・高校生は8〜10時間を参考に睡眠時間を確保するとしています。読者アンケートでこの範囲に入った回答は約1割でした。

睡眠時間を増やすにはどうすればいいですか?

起きる時刻は変えずに、寝る時刻を1週間に15分ずつ早める方法がおすすめです。寝る前はスマホを置き、カフェインは夕方までにすると寝つきやすくなるといわれます。

自分の睡眠が足りているか知る方法はありますか?

1〜2週間、寝た時刻・起きた時刻・朝の気分を記録する睡眠日誌をつけると、平日と休日のずれや昼間の眠気との関係がわかります。眠気や不眠が続くときは医療機関に相談してください。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 元の記事:大学受験合格大作戦「あなたの睡眠時間はどれくらいですか?【受験生の睡眠時間】」(2013年11月10日)。写真は元の記事のもの
  • 合格大作戦の読者アンケート「大学受験生に質問です。一日の睡眠時間はどれくらいですか?」(2013年〜、計219票。受付は終了)。割合・代表値は大学受験合格大作戦が票数から計算
  • 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(こども:小学生9〜12時間、中学・高校生8〜10時間を参考に。成人:6時間以上を目安。睡眠休養感の重視)
  • 大学入試センター「令和9年度 大学入学共通テスト実施要項」(本試験 2027年1月16日・17日、試験開始 9時30分)
  • 図は大学受験合格大作戦が作成(睡眠日誌・1日の時間の使い方・15分ずつ早める例の時刻は一例)

最終更新:2026年10月23日/作成:大学受験合格大作戦

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