
この記事の結論
- 昔の教科書の「メナム川」=今の「チャオプラヤ川」
- 「メナム」はタイ語で「川」という意味。「メナム川」は「川・川」になってしまう
- メコン川も、タイ語・ラオ語の「メーナム・コーン(コーン川)」が略された名前といわれる

メナム川は間違い?正しくはチャオプラヤ川
東南アジアを代表する川にメコン川とチャオプラヤ川があります。少し前の世代の人は、この2つを「メコン川」と「メナム川」と習いました。教科書にも地図帳にも「メナム川」と書かれていたのです。
しかし、タイを南北に流れるこの川の名前はチャオプラヤ川です。タイでは「メナム・チャオプラヤー」と呼ばれ、この「メナム」はタイ語で「川」を意味する言葉です。

「メナム・チャオプラヤー」と聞いた外国人が、「メナム」を川の名前だと勘違いしたのが始まりといわれます。「メナム川」では「川・川」になってしまいますね。その後、教科書や地図帳では「メナム川(チャオプラヤ川)」と併記された時期をへて、今ではチャオプラヤ川と書かれています。
いつごろまで「メナム川」と習ったか、アンケートにご協力ください(コメント欄で年代を教えていただけるとうれしいです)。
メコン川の「メ」も「川」
メコン川は、タイ語・ラオ語で「メーナム・コーン(コーン川)」と呼ばれ、これが略されて「メコン」になったといわれます。そうすると「メコン川」も「川・コーン・川」ということになります。
メコン川とチャオプラヤ川の比較
| メコン川 | チャオプラヤ川 | |
|---|---|---|
| 長さ | 約4,400km(東南アジア最長) | 約370km |
| 流れる国 | 中国・ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナム | タイ |
| 河口 | 南シナ海(ベトナム南部にメコンデルタ) | タイランド湾(首都バンコクを流れる) |
| 特徴 | 多くの国を流れる国際河川。中国では「瀾滄江(らんそうこう)」 | 下流のデルタは世界有数の稲作地帯 |
川の長さは測り方によって数値が異なります。
入試で問われるポイント
- 国際河川:メコン川は6か国を流れる。上流のダム建設と下流の水量・漁業への影響がよく問われる
- デルタと稲作:メコンデルタ(ベトナム)、チャオプラヤ川のデルタ(タイ)はともに米の大産地。タイ・ベトナムは米の主要輸出国
- 地図の読み取り:首都バンコクはチャオプラヤ川の河口近く、カンボジアの首都プノンペンはメコン川沿い
おまけ:タイの首都の正式名称はとても長い

「タイの首都は?」と聞かれたら、大学入試ではバンコクで正解です。ただ、タイでの正式名称はとても長く、次のようになります。
クルンテープ・マハナコーンアモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッタナラーチャタニーブリーロム・ウドンラーチャニウチェットマハーサターン・アモーンラピーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット
意味は「インドラ神がヴィシュヌカルマ神に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、インドラ神の戦争のない平和な、インドラ神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都」といった内容です。
タイの人は略して「クルンテープ(天使の都)」と呼びます。「バンコク」は、主に外国人が使ってきた呼び名です。
よくある質問
メナム川とチャオプラヤ川は同じ川ですか?
同じ川です。タイでは「メナム・チャオプラヤー」と呼ばれ、「メナム」はタイ語で「川」の意味です。今の教科書や地図帳ではチャオプラヤ川と書かれています。
「メナム」とはどういう意味ですか?
タイ語で「川」という意味です。そのため「メナム川」は「川・川」になってしまいます。
メコン川の名前の由来は?
タイ語・ラオ語の「メーナム・コーン(コーン川)」が略されて「メコン」になったといわれます。
メコン川はどの国を流れていますか?
中国・ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナムの6か国です。
タイの首都の正式名称は?
「クルンテープ・マハナコーン……」で始まるとても長い名前です。タイの人は略して「クルンテープ(天使の都)」と呼び、日本の入試ではバンコクで正解です。
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出典・参考
- 現在の高校地理の教科書・地図帳での一般的な表記(チャオプラヤ川)
- 川の長さは資料により異なります
最終更新:2026年10月5日/作成:大学受験合格大作戦












