度数分布表・ヒストグラムとは?意味と読み方をわかりやすく【例題・問題つき】|合格大作戦 数学用語辞典

度数分布表・ヒストグラムとは?意味と読み方をわかりやすく【例題・問題つき】|合格大作戦 数学用語辞典

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度数分布表・ヒストグラムとは

度数分布表は、データを「○以上△未満」の区間(階級)に分けて、それぞれに入る個数(度数)を数えた表です。ヒストグラムは、それをすき間のない柱のグラフにしたもので、データの散らばり方がひと目でわかります。

読み方:どすうぶんぷひょう・ひすとぐらむ/英語:frequency distribution table / histogram/習う学年:小学6年(度数分布表・柱状グラフ)・中学1年(ヒストグラム・相対度数)

まなぶくん

まなぶくん

ヒストグラムと棒グラフって、同じじゃないんですか?

合格先生

合格先生

棒グラフは「りんご・みかん」のような種類ごとの数。ヒストグラムは「20m 以上 25m 未満」のような数の区間ごとの数で、区間がつながっているから、柱もすき間なくならべるんだ。

この用語のポイント

  • 度数分布表 = 階級ごとに度数(個数)を数えた表
  • ヒストグラム = それをすき間なしの柱で表したグラフ
  • 平均値は階級値 × 度数の合計 ÷ 度数の合計

やさしく言うと

度数分布表は、データを「○以上△未満」の区間に分けて、それぞれの区間にいくつ入るかを数えた表です。ヒストグラムは、それをすき間のない柱(長方形)のグラフにしたものです。

  • テストの点数:クラス 30 人の点数を、「0 点以上 10 点未満は何人、10 点以上 20 点未満は何人…」と数えると、どのあたりの点数の人が多いかがわかります。
  • 身長の分布:身長を 5cm ごとに区切って人数を数えると、まん中あたりが多く、両はしが少ない山の形になることがよくあります。
  • 通学時間:5 分ごとに区切って数えると、「10 分以上 15 分未満の人がいちばん多い」といった特ちょうが見えます。

まとめると、度数分布表とヒストグラムは、たくさんのデータの「散らばり方(分布)」をひと目でわかるようにする道具です。

20 人のハンドボール投げ(m)を 5m ごとに分ける 2人5人7人4人2人101520253035 区間を階級、そこに入る人数を度数という
記録を 5m ごとの区間に分けて、人数を数える
ボードで説明するまなぶくん

まなぶくん

区間が「階級」、人数が「度数」。数えて表にすれば度数分布表だ!

度数分布表のことば

上の 20 人の記録を表にすると、次のようになります。

階級(m)階級値(m)度数(人)相対度数
10 以上 15 未満12.520.10
15 以上 20 未満17.550.25
20 以上 25 未満22.570.35
25 以上 30 未満27.540.20
30 以上 35 未満32.520.10
合計201.00
  • 階級:データを分ける区間(例:20m 以上 25m 未満)。
  • 階級の幅:区間の長さ(例:5m)。
  • 階級値:区間のまん中の値(例:22.5m)。
  • 度数:その階級に入るデータの個数(例:7 人)。
  • 相対度数:その階級の度数が全体のどれだけか(度数 ÷ 合計)。合計はいつも 1 です。
  • 累積度数:いちばん小さい階級から、その階級までの度数をたし合わせたもの(例:25m 未満は 2+5+7=142+5+7=14 人)。

ヒストグラムの例と、そうではないもの

○ ヒストグラム

  • 身長を 5cm ごとに区切った人数の柱状グラフ
  • テストの点数を 10 点ごとに区切った人数のグラフ
  • ハンドボール投げの記録を 5m ごとに区切ったグラフ
  • 1 日の勉強時間を 30 分ごとに区切った人数のグラフ

× ヒストグラムではないもの

  • 好きな果物ごとの人数のグラフ(種類ごとなので棒グラフ)
  • 月ごとの気温の変化をつないだグラフ(折れ線グラフ)
  • 柱と柱の間にすき間をあけたグラフ(ヒストグラムはすき間なし)
  • クラスの男女の割合の円グラフ

ヒストグラムの横軸は、数の区間です。区間はとぎれずにつながっているので、柱もすき間なくならべます。「りんご・みかん」のような種類ごとの数は、棒グラフで表します。

図で見る

1234567101520253035 (人)記録(m) ヒストグラム 度数折れ線
ヒストグラム(青)と度数折れ線(赤)

ヒストグラムの各長方形の上の辺のまん中(階級値の位置)を結んだ折れ線を、度数折れ線(度数分布多角形)といいます。両はしは、度数 0 の階級の階級値までのばしてかきます。2 つのクラスの分布をくらべるときに、重ねてかけるので便利です。

棒グラフ 種類ごと(すき間あり) ヒストグラム 数の区間(すき間なし) りんごみかんぶどうもも101520253035 ならべかえてもよい小さい順にならぶ(m)
棒グラフは種類ごと、ヒストグラムは数の区間ごと
ハルちゃん

ハルちゃん

階級の幅は、どうやって決めればいいの?

合格先生

合格先生

決まった答えはないんだ。でも、幅を変えるとグラフの形が変わってしまうから、分布の特ちょうがよく見える幅をえらぶのが大事だよ。下の図で、同じデータを 5m と 10m で区切ってみよう。

階級の幅 5m 階級の幅 10m 25742711210152025303510203040 同じデータでも、幅を変えると形が変わる
同じ 20 人のデータでも、階級の幅で形が変わる

幅 5m では「20〜25m がいちばん多く、左右に少しずつへる山の形」が見えますが、幅 10m にすると、くわしい形がわかりにくくなります。逆に幅を細かくしすぎると、どの階級も 0〜1 人になって、やはり特ちょうがつかめません。

テスト・入試ではこう出る

度数分布表と柱状グラフ(ヒストグラム)は小学 6 年、ヒストグラムや相対度数は中学 1 年で習います。高校の数学Ⅰでも、データの分析で使います。テストでは、表やヒストグラムを読みとる、階級値を使って平均値を求める、最頻値・中央値の入る階級、相対度数・累積度数を求める問題がよく出ます。

例題1(平均値を求める)

上の度数分布表(20 人のハンドボール投げ)から、記録の平均値を求めなさい。

  1. 各階級の階級値は 12.5・17.5・22.5・27.5・32.5(m)。
  2. (階級値 × 度数)の合計:12.5×2+17.5×5+22.5×7+27.5×4+32.5×2=25+87.5+157.5+110+65=44512.5\times2+17.5\times5+22.5\times7+27.5\times4+32.5\times2=25+87.5+157.5+110+65=445。
  3. 度数の合計 20 でわる:445÷20=22.25445\div20=22.25(m)。

答え 22.25m(もとの 20 人の記録から計算すると 22m。度数分布表からの平均値は、階級値を使うので、少しずれることがあります)

例題2(累積度数と割合)

上の度数分布表で、記録が 25m 未満の人は、全体の何%ですか。

  1. 25m 未満の人は、10〜15m・15〜20m・20〜25m の階級の人で、2+5+7=142+5+7=14(人)。(これを累積度数といいます)
  2. 全体 20 人に対する割合:14÷20=0.714\div20=0.7。
  3. 百分率で 70%。

答え 70%(中央値は 10 番目と 11 番目の人の記録の平均で、どちらも 20m 以上 25m 未満の階級に入ります)

101520253035 ● ふくむ(以上) ○ ふくまない(未満) 20m ちょうど → 20m 以上 25m 未満 に入る (15m 以上 20m 未満には入らない)
「以上」は境目をふくみ、「未満」はふくまない
ひらめいたハルちゃん

ハルちゃん

20m ちょうどは「20m 以上」のほうに入る。境目に気をつければ数えまちがえないね!

まちがえやすい点

腕でバツを作る合格先生

合格先生

「20m 以上 25m 未満」には 20m は入るけど、25m は入らないよ!

  • 境目の値を、ちがう階級に入れる:「15m 以上 20m 未満」に 20m は入りません。20m ちょうどは「20m 以上 25m 未満」です。「以上」は境目をふくみ、「未満」はふくみません。
  • 平均値の計算で、階級のはしの値を使う:度数分布表から平均値を出すときは、階級値(まん中の値)を使います。はしの値(10・15・20…)を使うと、平均が小さくずれます。
  • 最頻値を度数で答える:最頻値は「いちばん多い値」です。度数分布表では、いちばん度数の多い階級の階級値(例では 22.5m)で答えます。「7 人」と答えるのはまちがいです。
  • ヒストグラムの柱の間をあける:棒グラフとまざらないように、ヒストグラムはすき間なくかきます。

ことばの由来

度数は、「たび(回数)」を表す「度」と「数」で、何回あらわれたか(何こあるか)という意味です。英語では frequency(フリークエンシー、ひんぱんさ)といいます。ヒストグラム(histogram)は英語をそのままカタカナにした言葉で、小学校では「柱状グラフ」とよびます。どちらも同じグラフです。

ミニ問題

問題1 度数分布表の階級が「10m 以上 15m 未満」「15m 以上 20m 未満」…となっているとき、階級の幅は何 m ですか。また、「15m 以上 20m 未満」の階級値はいくつですか。

答えと解き方を見る

階級の幅は 5m、階級値は 17.5m です。階級の幅は区間の長さ(20−15=520-15=5)、階級値は区間のまん中の値((15+20)÷2=17.5(15+20)\div2=17.5)です。

問題2 20 人の記録で、「20m 以上 25m 未満」の階級の度数は 7 人でした。この階級の相対度数を求めましょう。

答えと解き方を見る

0.35 です。相対度数 = その階級の度数 ÷ 度数の合計 = 7÷20=0.357\div20=0.35。全体の 35% がこの階級に入っている、という意味です。

問題3 次の 8 つのデータを、0 以上 10 未満、10 以上 20 未満、20 以上 30 未満の階級に分けて度数分布表をつくり、最頻値(いちばん度数の多い階級の階級値)を答えましょう。
3、7、8、12、15、16、18、21

答えと解き方を見る

度数は 3・4・1、最頻値は 15 です。

  1. 0 以上 10 未満:3、7、8 の 3 こ。
  2. 10 以上 20 未満:12、15、16、18 の 4 こ。
  3. 20 以上 30 未満:21 の 1 こ。

いちばん多いのは 10 以上 20 未満の階級なので、最頻値はその階級値 (10+20)÷2=15(10+20)\div2=15 です。度数分布表の最頻値は、度数ではなく階級値で答えます。

関連する公式・用語

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あわせて覚えたい用語

よくある質問

度数分布表とは簡単にいうと何ですか?

データを「○以上△未満」の区間に分けて、それぞれの区間にいくつ入るかを数えた表です。

ヒストグラムと棒グラフのちがいは?

ヒストグラムは数の区間ごとの度数を表し、柱をすき間なくならべます。棒グラフは種類ごとの数を表し、棒の間をあけます。

階級値とは何ですか?

階級のまん中の値です。15m以上20m未満の階級なら、階級値は17.5mです。

度数分布表から平均値を求めるには?

各階級の階級値と度数をかけて合計し、度数の合計でわります。

相対度数とは何ですか?

その階級の度数を、度数の合計でわった値です。全体のどれだけの割合がその階級に入るかを表し、合計は1になります。

度数分布表は何年生で習いますか?

小学6年で度数分布表と柱状グラフ、中学1年でヒストグラムや相対度数を習います。

出典・参考

  • 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編」第6学年 D データの活用
  • 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編」第1学年 D データの活用

最終更新:2026年10月13日/作成:大学受験合格大作戦