
この記事の結論
- 共通テストの前日は「新しいことをしない日」です。やることは持ち物・道順・時間割の確認と、暗記の軽い見直し、そしていつもどおりに食べて、温まって、寝ることの3つにしぼります。
- 2027年(令和9年度)の大学入学共通テストは1月16日(土)・17日(日)なので、前日は1月15日(金)。受験票は自分で印刷した紙が必要で、2026年の試験からは顔写真つきの身分証明書も必ず持っていく決まりになりました。
大学入学共通テスト(共通テスト、旧センター試験)の前日は、だれでも落ち着かないものです。「最後にもう1問」「あの単元が不安」と思うほど、大事な準備を忘れがちです。この記事は2025年1月に「共通テスト前日にやっておきたいこと20」として書いた20項目を、そのまま残して、ひとつずつ「なぜ大事か」「どうやるか」をくわしくし、図を足して2026年10月に書き直しました。持ち物や決まりは、大学入試センターの「受験上の注意」で確かめた内容です。
この記事は「前日」に話をしぼっています。本番1か月前からの勉強の総仕上げは「大学入学共通テストまでにやっておきたい10のこと」、直前期の心構えや生活は「共通テストを受ける人へ。10のアドバイス」にまとめています。
2027年 共通テストの日程と前日|1月15日(金)にやること
| 日付 | おもな教科(時間) | |
|---|---|---|
| 前日 | 2027年1月15日(金) | 準備・確認の日 |
| 1日目 | 1月16日(土) | 地理歴史・公民 9:30〜/国語 13:00〜/英語リーディング 15:20〜/リスニング 17:20〜18:20 |
| 2日目 | 1月17日(日) | 理科 9:30〜/数学① 13:00〜/数学② 15:00〜/情報 17:00〜18:00 |
2027年の共通テストは、2日とも朝9:30に始まり(1科目だけの人は10:40から)、1日目は18:20、2日目は18:00まで続きます。2日目の前日は1日目の夜です。1日目が終わって帰ったら、この記事の項目をもう一度ざっと見直してください。くわしい時間割は「2027年 共通テストの時間割・日程」に、あと何日かは「2027年 共通テストまでのカウントダウン」にあります。
なお、この記事の持ち物や決まりは、2026年1月の試験(令和8年度)の「受験上の注意」で確かめたものです。2027年の「受験上の注意」は、大学入試センターのウェブサイトに2026年12月上旬(予定)に出るので、受験票といっしょにダウンロードして必ず読みましょう。
共通テスト前日の準備|持ち物・会場・服・食事(1〜4)
1. 持ち物の確認
元の記事より:受験票、筆記用具(予備の鉛筆・消しゴム)、時計、学生証など必要なものを準備。
いちばん大事な項目です。今の共通テストは出願がインターネット(Web出願)になり、受験票は郵送されません。共通テスト出願サイトのマイページから自分で取り出して、A4の白い紙に印刷します(2027年の試験は2026年12月4日から取り出せます)。スマートフォンの画面を見せるだけでは試験場に入れません。受験票には何も書きこまないこと(書きこみがカンニングとみなされると不正行為になります)。
元の記事の「学生証」は、今はとても大事になりました。2026年の試験からは、氏名・生年月日が書かれ、顔写真がついた身分証明書(生徒証・学生証・マイナンバーカード・パスポート・運転免許証など)を必ず持っていく決まりです。
鉛筆は黒鉛筆(H・F・HB)で、マークはシャープペンシルではなく鉛筆でします。シャープペンシルはメモや計算だけに使えます。鉛筆は削ったものを6本以上、消しゴムは2個あると安心です(目安)。時計は計算や通信の機能がない、時計だけのものにします。スマートウォッチは使えません。教室に時計がないこともあるので、ふだんから使っている腕時計を持っていきましょう。マークのコツは「共通テストで迷ったら何番をマークする?」も読んでみてください。
2. 試験会場への行き方確認
元の記事より:電車やバスの時間、徒歩の場合のルートを事前に確認。時間に余裕を持って到着できるように計画。
試験場は受験票に書かれた場所だけです。同じ学校の人でも、選んだ科目の数などで別の試験場になることがあります。乗りかえ案内で調べるときは、ふつうの便と、1本早い便の両方をメモしておきます。下見ができるかどうか、建物に入れるかどうかは試験場の大学の案内によるので、受験票や大学の案内で確かめてください。
3. 身だしなみの準備
元の記事より:天気予報を確認して服装を決める。寒さ対策として手袋やホッカイロを用意。
1月中旬は一年でいちばん寒いころです。教室は暖房が強かったり、窓ぎわが寒かったりするので、脱ぎ着しやすい重ね着がいちばんです。試験室でコートを着ていてもかまいません。ただし、英字や地図などがプリントされた服は着ないこと(脱ぐように言われることがあります)。ひざかけ・手袋・座布団などを試験中に使いたいときは、試験の前に監督者に申し出て許可をもらいます。
4. 食事の準備
元の記事より:昼食や軽食(消化の良いもの)を持参する。水分補給用の飲み物も忘れずに。
昼休みは11:40〜13:00です。試験場の近くの店は混むので、お弁当や食べなれたパン・おにぎりを持っていきましょう。前日の夕食も、試験当日の朝ごはんも「いつもの、消化のよいもの」が合言葉です。「勝負の日だから」と脂っこいものや、食べたことのないものは前日に食べないのが安全です。
共通テスト前日の過ごし方|睡眠・体調(5・6・10・19)
5. 睡眠時間を確保
元の記事より:十分な睡眠をとるために早めに布団に入る。
ポイントは「いつもと同じくらいの時刻に寝る」ことです。急に何時間も早く布団に入ると、かえって眠れなくなることがあります。眠れなくてもあせらず、目を閉じて横になっているだけで体は休まります。前日の夜ふかしでの勉強は、得るものより失うもののほうが大きいと考えましょう。
6. ストレス発散
元の記事より:軽いストレッチや散歩でリラックス。
一日じゅう机にいると、体がかたまって気持ちも重くなります。10〜20分ほどの散歩やストレッチで体をほぐしましょう。ただし、けがをするような激しい運動は前日にはしません。
10. 体調管理
元の記事より:必要なら早めに薬を飲むなどして体調を整える。
薬は飲みなれたものだけにし、前日に新しい薬をためさないこと。2026年の「受験上の注意」では、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症が治っていない人は受験できず、追試験を申請することになっています。2027年の追試験は1月23日(土)・24日(日)です。熱やせきがあるときは無理をせず、受験票に書かれた「問合せ大学」に相談しましょう。
19. 体を温める
元の記事より:入浴や温かい飲み物でリラックスして体を温める。
前日の夜は、ぬるめのおふろにゆっくりつかり、温かい飲み物で体の中から温めます。カフェインの多い飲み物は、夜は控えめにしましょう。
うかるくん
前日の夜、どうしても不安で眠れそうにないです……。2時くらいまで英単語を見ていたほうが安心かも。
合格先生
気持ちはよく分かる。でも、試験は朝9:30から夕方まで2日間続くんだ。前日にふやせる知識より、寝不足で落とす点のほうがずっと多いよ。
うかるくん
じゃあ、何をすればいいんですか?
合格先生
「まちがえノート」や暗記のまとめを30分だけ見て、あとはおふろ→持ち物の確認→布団。眠れなくても横になっていれば体は休まるから、それで十分だよ。
共通テスト前日の勉強|何をする?何をしない?(7・8・9・14)
7. 暗記科目の軽い復習
元の記事より:試験直前に確認したい重要なポイントをまとめたノートをざっと見直す。
前日の勉強は「新しい問題を解く」のではなく「知っていることを確かめる」時間です。自分で作ったまとめノート、単語帳の苦手マーク、年表、化学の反応式など、当日の休み時間にも見られる1冊にしぼりましょう。国語なら古文の助動詞や敬語(「古文文法辞典 共通テスト編」)、漢字(「漢字合格大作戦」)、数学なら公式(「算数・数学公式辞典」)をさっと見直すのも手です。
8. 模擬試験の見直し
元の記事より:過去の模試で間違えた問題や不安な部分をチェック。
模試や過去問でまちがえた問題の「答えと理由」だけを読み返します。前日に1回分を時間を計って解くのはおすすめしません。点数が悪いと自信をなくすだけだからです。過去問の使い方は「センター試験の過去問は共通テストに使える?」、英語の総仕上げは「共通テスト英語の総仕上げ」にまとめています。
9. 計画の再確認
元の記事より:各試験時間や休憩時間を確認しておく。
自分が受ける科目の試験時間と「入室終了時刻」を確かめます。2026年の「受験上の注意」では、地理歴史・公民(2科目)の入室終了は9:00、1科目の人は10:10、国語は12:45、英語リスニングは17:15まででした。2科目を選ぶ人は、試験当日に1科目に変えることはできません。数学①は「数学Ⅰ,数学A」か「数学Ⅰ」のどちらか、数学②は「数学Ⅱ,数学B,数学C」で、どれを受けるかは志望大学の募集要項で決まります。当日、監督者に聞いても教えてもらえないので、前日に必ず確認しておきましょう。
14. 試験のルールを再確認
元の記事より:試験に持ち込めないものや禁止行為を把握しておく。
うっかりの違反がいちばんこわいところです。スマートフォンやスマートウォッチは、入室終了時刻までにアラームを止めて電源を切り、かばんへ。試験中にかばんの中で着信音や振動音が鳴ると、かばんが試験室の外に持ち出されます。定規・コンパス・電卓は使えず、身につけているだけでも不正行為になることがあります。耳栓も使えません。
遅刻の決まりも知っておくと、当日あわてずにすみます。
共通テスト前日の確認|スマホ・交通・家族(11〜13)
11. 携帯の充電
元の記事より:連絡用にスマートフォンをフル充電しておく。
スマートフォンは試験中は使えませんが、行き帰りの連絡や乗りかえ案内に欠かせません。前日の夜にフル充電し、目覚ましはスマホと目覚まし時計の2つにかけておくと安心です。
12. 交通トラブルの確認
元の記事より:天候や交通状況を確認し、余裕を持って出発できるよう準備。
1月中旬は雪や凍結で電車が遅れることがあります。前日の夜と当日の朝に天気予報と運行情報を見ましょう。交通機関の事故や災害があると、試験の開始時刻が繰り下げになることがあります。そのときは受験票に書かれた「問合せ大学」に連絡してから試験場に向かいます。遅れの証明が必要になることもあるので、駅の遅延証明も覚えておきましょう。
13. 家族や友人への報告
元の記事より:試験当日の予定を家族や友人に伝えておく。
家を出る時刻、帰る時刻、昼食をどうするかを家族に伝えておきます。なお、許可された付きそいの人のほかは、保護者は試験場に入れません。終わったあとの待ち合わせ場所も決めておくとよいでしょう。

合格先生
前日に大事なのは「点をふやすこと」より「点を落とさない準備」。受験票・身分証明書・鉛筆・時計の4つをかばんに入れたら、今日の仕事は半分終わりだよ。
共通テスト前日の心の準備(15〜18・20)
15. ポジティブなイメージトレーニング
元の記事より:試験がうまくいくイメージを頭の中で描く。
試験場に着く、席に着く、問題冊子を開く、むずかしい問題は飛ばして次へ進む……という流れを、頭の中で一度たどってみましょう。「むずかしい問題が出ても、みんなもむずかしい」と決めておくだけで、当日のあせりが小さくなります。
16. 余分なプレッシャーを回避
元の記事より:SNSやニュースは最低限に。情報過多にならないよう注意。
前日の夜は「今年は難しくなる」「○○が出る」といったうわさが流れがちです。見ても点数は上がらないので、SNSは連絡に必要な分だけにしましょう。試験が終わったあとも、試験問題をSNSに投稿するなどインターネットにのせてはいけない決まりがあります。
17. 周囲と比較しない
元の記事より:他人の進捗状況を気にせず、自分の準備に集中。
「あの人はもう全部終わったらしい」と聞いても、あなたの点数は変わりません。受験の格言「最大の敵は自分自身だ」のとおり、くらべる相手は昨日の自分です。
18. リラックスできる時間を作る
元の記事より:好きな音楽を聴いたり、好きな本を少し読むなどして気分転換。
気分転換は時間を決めてするのがコツです。音楽を10分、好きな本を数ページ。ゲームや動画は止まらなくなりやすいので、前日はやめておきましょう。
20. 「大丈夫」と自分に言い聞かせる
元の記事より:自信を持つためにポジティブな言葉を自分にかける。
ここまで勉強してきた時間は、だれにも消せません。布団の中で「大丈夫、やってきた」と声に出してみましょう。元気が出る言葉は「受験の格言・名言トップ10」や「継続は力なり」にも集めています。
サクラちゃん
1日目の国語、もし失敗したら2日目まで引きずりそうでこわいです。
合格先生
共通テストは科目ごとの合計で決まる試験だよ。1つの科目がうまくいかなくても、次の科目で取り返せる。終わった科目の答え合わせは、全部終わるまでしないのがおすすめだね。
サクラちゃん
自己採点はいつすればいいですか?
合格先生
2日目が終わってからで十分。問題冊子に自分の答えを書いておけば、あとで解答速報と照らし合わせられるよ。
サクラちゃん
分かりました。1日目の夜は、この20項目をもう一度見て寝ます!
共通テスト当日の朝と、終わったあと
当日の朝は、図4のように入室終了時刻から逆算して家を出ます。試験場に着いたら、入口の掲示で自分の試験室を確かめ、受験票と同じ受験番号の席に座ります。受験票は真ん中で山折りにして机の上に置きます。
2日目が終わったら、自己採点をして二次試験の出願先を考えます。解答速報のしくみと平均点の発表日は「共通テストの解答速報はなぜ早い?」にまとめています。2027年の平均点は、中間発表が1月20日(水)、最終発表が2月4日(木)の予定です。
試験の手ごたえや、ほかの受験生の様子が気になるときは、受験掲示板「100点BBS」の「共通テスト掲示板」をのぞいてみてください。勉強の悩みは「受験の質問・相談」でも受け付けています。
焦らず、自分が準備してきたことを信じてください! 当日はこれまでの努力がきっと実を結ぶはずです。
頑張れ受験生!!
大学受験合格大作戦

サクラちゃん
前日は「新しいことはしない、いつもどおり」。持ち物をかばんに入れて、おふろで温まって、いつもの時間に寝る。それだけで準備は十分なんだね!
よくある質問
共通テストの前日は何をすればいいですか?
持ち物・試験場への道順・時間割と入室終了時刻を確認し、暗記のまとめを軽く見直して、いつもと同じくらいの時刻に寝ます。新しい問題には手を出さないのが基本です。
共通テストの持ち物は何ですか?
受験票(自分で印刷したもの)、顔写真つきの身分証明書、黒鉛筆(H・F・HB)、プラスチック製の消しゴム、鉛筆削り、時計です。受験票に上履き持参とあれば上履きと袋も持っていきます(2026年の受験上の注意)。
共通テストにスマートウォッチは使えますか?
使えません。時計は辞書・電卓・通信などの機能がない、時計の機能だけのものにします。スマートフォンなどは電源を切ってかばんにしまいます。
共通テストに遅刻したらどうなりますか?
試験開始から20分以内の遅刻なら受験できます。英語リスニングは開始時刻までに入室していないと受験できません(2026年の受験上の注意)。
2027年の共通テストの前日はいつですか?
2027年の共通テストは1月16日(土)・17日(日)なので、前日は1月15日(金)です。
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- 2027年 共通テストまでのカウントダウン
- 共通テストの解答速報はなぜ早い?
- 共通テストで迷ったら何番をマークする?
出典・参考
- 大学入試センター「令和8年度 大学入学共通テスト 受験上の注意」(持ち物・机の上に置けるもの・使えないもの・入室終了時刻・遅刻・身分証明書など)
- 大学入試センター「令和8年度 大学入学共通テスト 試験当日の注意点」(説明資料)
- 大学入試センター「令和9年度 大学入学共通テスト」実施要項・説明資料(2027年の日程、受験票の取得期間、受験上の注意の公表時期)
- 図は大学受験合格大作戦が作成
最終更新:2026年10月21日/作成:大学受験合格大作戦










