
この記事の結論
- 共通テストまであと7日でやるべきことは、「新しい問題集に手を出さず、時間を計った予想問題を1セット → 4日間で今までの総復習 → 直前にもう1セットで自信をつける」ことです。
- 2027年(令和9年度)の大学入学共通テストは1月16日(土)・17日(日)。7日前の1月9日(土)〜11日(月・成人の日)は3連休なので、計画の最初の3日を大きく使えます。

この記事は、2014年1月11日に「センター試験まであと7日でやるべきこと」として書いたものです。その年のセンター試験は1月18日・19日で、ちょうど1週間前でした。読者の方から「残り1週間で何をするべきか」という質問をいただき、お答えした記事です。
センター試験は2020年1月が最後で、2021年1月からは大学入学共通テスト(共通テスト、旧センター試験)になりました。2025年からは新しい学習指導要領(新課程)の共通テストになり、「情報Ⅰ」も加わっています。それでも、最後の1週間の過ごし方の考え方は、当時も今も変わりません。そこで2026年10月に、元の質問と答えは残したまま、7日間の計画を日付つきの図にして足しました。
詳しい残り時間は⇒2027年 共通テストカウントダウンタイマー(今の受験生はこちら)。元の記事では「2014年大学入試センター試験までのカウントダウンタイマー」(センター試験1時間目開始までのカウントダウンタイマー、当時の記事)にリンクしていました。試験の時刻は「2027年 共通テストの時間割・日程」で確かめてください。
なお、直前期の記事はほかにもあります。最後の1か月の総仕上げは「共通テストまで1か月でやること10」、直前期の心構えと生活は「共通テスト直前期の心構え10」、前の日のことは「共通テスト前日にやっておきたいこと20」です。この記事は、その間の「残り1週間の計画」に絞っています。
共通テスト あと7日で何をする?|京大志望・8割弱→85%の質問
ご質問を頂きましたので、こちらの記事にてお答えさせていただきます。
いつもブログを拝見しています。ブログを読んでいるだけで知識が身についていく感じで楽しく読ませていただいています。一つ質問があります。今年京大を受験する予定でセンター試験を受験します。過去問題なら8割を少し切るぐらいです。センター試験本番では85%はとりたいと思っているのですが、残り一週間で何をするべきでしょうか?お答えいただけると嬉しいです。
2014年の答え(元の記事)
質問者様の場合、センター試験の過去問題で8割弱はとれるようですので、ある程度の基礎力はあると察します。
この時期は新しい問題集には手を出さず、今までやってきたことの復習に注力するべきです。
そして、センター型の演習を時間を計ってしっかりやりましょう。
センター型の演習はセンター試験の過去問題が一番です。この時期、既に10年分の過去問題をやっているということもあるでしょう。
あまりさかのぼりすぎると、指導要領も違いますので、
といった予想問題がお勧めです。
①②は今年の受験生に解いてもらいましたが、ほとんどみんな①の方が高得点でした。
残り一週間でやるなら、②⇒①の順番でやることをお勧めします。
- ②を解いて、結果の悪さに少しあせる。
- 今まで使ってきた参考書・問題集、模試の見直しなどを4日ほどで総復習する。
- そしてセンター試験直前に①を解いて高得点をたたき出して、自信を持ってセンター試験の本番に臨む。
といった戦略はいかがでしょうか? 参考になれば幸いです。
2026年の注:元の記事では大手予備校2社の予想問題パックの商品名を挙げていましたが、ここでは一般名にしています。今は「共通テスト対策」などの名前で、年度ごとの版が出ています。どの会社のパックが難しいかは年によって変わるので、「点が出にくい方を先、出やすい方を後」という考え方だけを使ってください。上のリンクは Amazon の検索ページです。
共通テスト 1週間前の計画|7日間のスケジュール
元の答えを、2027年の日付に当てはめたのが図1です。考え方は「1セット解く → 4日で総復習 → もう1セット → 前日 → 本番」の5つの段階です。
あと7日(1月9日):予想問題で「今の位置」を知る
最初の日は、予想問題パックを1セット、本番と同じ時刻・同じ順番で解きます。2027年の時間割なら、1日目の教科は地理歴史・公民(9:30〜)→国語(13:00〜)→英語リーディング(15:20〜)→リスニング(17:20〜)、2日目は理科(9:30〜)→数学①(13:00〜)→数学②(15:00〜)→情報(17:00〜)です。全部を1日で解くのは大変なので、1月9日に1日目の教科、10日の午前に2日目の教科のように分けてもかまいません。
ここで大事なのは、点数そのものではなく、どこで、なぜ点を落としたかを知ることです。結果が悪くても大丈夫。カズさんの元の答えのとおり、「少しあせる」くらいがちょうどよいのです。
あと6〜3日(1月10日〜13日):4日で総復習
ここが7日間の中心です。新しい問題には手を出さず、今まで使ってきた参考書・問題集・模試を見直します。くわしい割り振りは、次の「総復習の4日間」で説明します。
あと2日(1月14日):もう1セットで自信をつける
2セット目の予想問題は、点が出やすい方を選びます。総復習のあとに解くので、1セット目より点が上がりやすく、「できる」という感覚を持ったまま本番に向かえます。解いたら、まちがえた問題だけをその日のうちに見直しましょう。
前日(1月15日):軽く見直して早く寝る
前日は新しいことをせず、まちがいノートを軽く見直して、持ち物と試験場までの道を確かめ、早めに寝ます。前日にやることは「共通テスト前日にやっておきたいこと20」に20項目でまとめています。
うかるくん
あと1週間しかないのに、予想問題をわざわざ2セットだけですか? もっとたくさん解いた方が安心な気がします。
合格先生
気持ちは分かるよ。でも、1セット解いて見直すと、まる1日以上かかる。何セットも解くと、まちがえた所を直す時間がなくなってしまうんだ。
うかるくん
たしかに、解きっぱなしになりそうです……。
合格先生
残り1週間は「新しい問題で力を試す」より「まちがえた所をもう落とさない」方が点になる。予想問題は、その弱点を見つける道具と考えよう。
共通テスト 予想問題パックの使い方|解く順番と1セットの使い方
点が出にくいパックを先、出やすいパックを後
カズさんの答えの中でいちばん大事なのが、パックを解く順番です。図2のように、点が出にくいパックを先に解くと、最初は少しあせります。でも、そのあせりが4日間の総復習の力になります。そして最後に点が出やすいパックで高得点を出すと、自信が上がったまま本番を迎えられます。
逆に、点が出やすいパックを先に解いて安心し、直前に難しいパックで点を落とすと、自信がいちばん下がった状態で本番に向かうことになります。同じ2セットでも、順番で気持ちが変わるのです。
1セットの使い方:点数より「落とした理由」
予想問題パックは、解いて点数を見るだけではもったいない教材です。図3のように、その日のうちに自己採点し、まちがえた問題を3つに仕分けましょう。
- うっかりミス(計算ミス・マークのずれ・問題文の読みちがい):見直しの手順を決めます。たとえば「大問が終わるごとに解答番号を確かめる」。
- 知識が足りない(単語・公式・用語・年号):まちがいノートに書き、総復習の4日間でくり返します。
- 時間が足りない(最後まで解けない):時間配分を決め直します。どこで時間を使いすぎたかを書き出しましょう。
本番での時間配分や、わからない問題の飛ばし方は「共通テストの解き方(時間配分・見直し・マーク)」にまとめています。過去問を何年分、どの順に解くかは「センター試験の過去問は共通テスト対策に使える?」へ。
センター試験の過去問は今も使える?
元の答えでは「あまりさかのぼりすぎると指導要領も違う」と書きました。これは今も同じで、2025年からは新課程の共通テストです。新課程の共通テスト(2025年〜)→旧課程の共通テスト(2021〜2024年)→センター試験の順に使い、残り1週間で新しく何年分も解くより、すでに解いた過去問のまちがいを見直す方を優先しましょう。
共通テスト 総復習の4日間|何をどの順に復習する?
元の答えの「4日ほどで総復習」を、2027年の時間割に合わせて割り振った例が図4です。
1〜2日目:本番の時間割と同じ順番で
1月10日は本番1日目の教科(地理歴史・公民→国語→英語リーディング→リスニング)、11日は本番2日目の教科(理科→数学①→数学②→情報)を、本番と同じ順番・同じ時刻で復習します。こうすると、朝9:30から頭を働かせる練習にもなります。2日目の最後の情報Ⅰは17:00〜18:00なので、夕方まで集中を保つ練習もしておきましょう。
3日目:いちばん点の伸びる教科をもう一度
3日目は、配点が大きく、まだ伸びしろのある教科を1つ選んで、もう一度復習します。1セット目の予想問題で「知識が足りない」に仕分けた問題が多い教科が目安です。
4日目:まちがいノートと暗記の総点検
4日目は、全部の教科のまちがいノートと、英単語・古文単語・公式・用語などの暗記ものを見直します。古文の助動詞や敬語は「古文文法辞典(共通テストの古文)」、数学の公式は「算数・数学公式辞典」で確かめられます。直前に見直すためのまとめの作り方は「入試直前に総復習できるバイブルを作れ!」へ。教科ごとの直前のチェックは「共通テスト直前の教科別チェック」、英語は「共通テスト英語の総仕上げ」も参考にしてください。
4日のうち1日は、学校の授業や用事で思うように時間がとれないこともあります。そのときは3日目を削り、1・2・4日目の内容を優先しましょう。

合格先生
総復習は「全部をもう一度」ではなく、自分がまちがえた所だけをもう一度。今まで使ってきた問題集の印が、いちばんの近道なんだ。
共通テスト 8割から85%へ|あと何点をどこで取る?
質問者様の目標は「過去問で8割弱 → 本番で85%」でした。数字で考えると、ぐっと見通しがよくなります。
今の共通テストで、国公立大学に多い6教科8科目の1000点満点で考えると、78%は780点、85%は850点です。差は70点。1つの教科で70点を上げるのはむずかしくても、図5のように5つの教科で10〜20点ずつと考えれば、決して無理な目標ではありません。2014年当時のセンター試験(900点満点で計算する大学が多かった)なら、85%は765点でした。
残り1週間で上がりやすいのは、うっかりミスを減らすことと、暗記ものの取りこぼしを減らすことです。新しい解き方を覚えるより、すでに分かっている問題を確実に取る方が、短い期間で点になります。8割を安定させる教科別の作戦は「共通テストで8割を安定させる科目別の作戦」にくわしく書いています。
京大志望の共通テスト|あと7日の考え方
質問者様は京都大学(京大)志望でした。京大は、共通テストの点数を学部ごとに換算して合否に使います。たとえば2027年度(令和9年度)の法学部は、共通テストの950点満点を285点に換算し、2次試験(個別学力検査)の600点と合わせた885点で判定します。また、多くの学部で第1段階選抜(募集人員の約3〜3.5倍)があります。学部別の配点は「京都大学の学部別 配点一覧」で確かめてください。
京大は2次試験の配点が大きい大学ですが、だからといって共通テストを軽く見てよいわけではありません。第1段階選抜を確実に通り、2次試験で少しでも楽に戦うために、残り1週間は共通テストに集中しましょう。2次試験の準備は、共通テストが終わってから前期日程(2月25日から)までの間にもできます。京大の数学の出題の特徴は「京大数学(文系)の出題分析」「京大数学(理系)の出題分析」へ。京大の受験生どうしの情報交換は、受験掲示板「100点BBS」の京都大学受験掲示板でもできます。
共通テスト 1週間前にやること・やらないこと
残り1週間は、何をやるかと同じくらい、何をやらないかが大事です。とくに気をつけたいのが次の3つです。
- 新しい問題集を買わない:1週間では最後まで終わらず、不安だけが残ります。
- 夜型の生活をしない:本番は朝9:30から始まります。毎日同じ時刻に起きて寝るリズムを、この1週間で本番に合わせましょう。
- 点数だけで一喜一憂しない:予想問題の点は、パックの難しさで上下します。見るべきは「落とした理由」です。
当日の朝から試験中までの注意は「共通テスト当日の注意22」にまとめています。おもな持ち物は、受験票・顔写真つきの身分証明書・黒鉛筆(H・F・HB)・プラスチック製の消しゴムなどです(2026年1月の試験=令和8年度の「受験上の注意」で、受験票と顔写真つき身分証明書の持参が示されています)。2027年の決まりは、2026年12月上旬に公表される予定の「受験上の注意」で必ず確かめてください。
サクラちゃん
1セット目の予想問題、思ったより点が低くて……。あと6日で本当に間に合うのか不安です。
合格先生
大丈夫。カズさんの計画では、1セット目で少しあせるのは予定どおりなんだ。点が低かった所こそ、残りの4日で伸ばせる所だよ。
サクラちゃん
じゃあ、点数より、まちがえた理由を見ればいいんですね。
合格先生
そのとおり。うっかりミス・知識不足・時間不足に分けて、知識不足から順につぶしていこう。2セット目で点が上がれば、それがそのまま本番の自信になる。
サクラちゃん
はい! 今日中にまちがいを仕分けて、明日から総復習します!
センター試験と共通テスト|2014年当時と今の「あと7日」
この記事を書いた2014年当時と今では、図7のようなちがいがあります。
- 名前:大学入試センター試験(センター試験)は2020年1月が最後で、2021年1月から大学入学共通テスト(共通テスト)になりました。
- 日程:2027年は1月16日(土)・17日(日)。7日前の1月9日(土)から11日(月・成人の日)は3連休です。追試験は1月23日・24日です。
- 教科:2025年からの新課程で情報Ⅰが加わり、2日目の最後(17:00〜18:00)に行われます。国語は90分です。
- 予想問題パック:今は「共通テスト対策」の名前で出ています。新課程の形に合わせたものを選びましょう。
「新しい問題集に手を出さず、今までの復習に力を入れる」「時間を計って演習する」という元の答えの中心は、今の共通テストでもそのまま使えます。試験のあとの自己採点の流れは「共通テストの解答速報はなぜ早い?自己採点・平均点発表までの流れ」へ。教科ごとの仕上げの順番は「共通テスト対策の仕上げ」も参考になります。

サクラちゃん
1セット目であせって、4日で総復習、2セット目で自信をつける! パックの順番まで作戦なんだ。あと7日、計画どおりにやってみます!
共通テスト直前の情報交換|受験掲示板「100点BBS」
残り1週間は、ほかの受験生がどう過ごしているかが気になるものです。受験掲示板「100点BBS」の「共通テスト掲示板」では、直前の勉強や当日の手ごたえを話し合えます。勉強の進め方で迷ったら、「受験の質問・相談」からご相談ください。この記事のように、いただいた質問に記事でお答えすることもあります。
よくある質問
共通テストまであと1週間で何をすればいいですか?
新しい問題集には手を出さず、今までの参考書・問題集・模試を4日ほどで総復習します。その前後に、時間を計った予想問題を1セットずつ解きます。
共通テストの予想問題パックはどの順番で解けばいいですか?
点が出にくいパックを先に解き、総復習をはさんで、点が出やすいパックを直前に解くと、自信を持って本番を迎えられます。
共通テストの1週間前に新しい問題集をやってもいいですか?
おすすめしません。1週間では終わらず、不安が残りやすいからです。今まで使った問題集のまちがえた問題をくり返す方が点につながります。
8割弱から85%に上げることはできますか?
1000点満点なら差は約70点です。5教科で10〜20点ずつと考え、うっかりミスと暗記の取りこぼしを減らすのが近道です。
2027年の共通テストはいつですか?
本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)、追試験は1月23日(土)・24日(日)です(大学入試センターの実施要項)。
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- 【2027年】共通テストの時間割・日程
- 2027年 共通テストカウントダウンタイマー
- センター試験の過去問は共通テスト対策に使える?
出典・参考
- 大学入試センター「令和9年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」(日程・時間割・追試験。大学入試センター)
- 持ち物:大学入試センター「令和8年度 受験上の注意」(2027年版は2026年12月上旬に公表予定)
- 京都大学の配点・第1段階選抜:京都大学「令和9年度 入学者選抜要項」(合格大作戦「京都大学の学部別 配点一覧」で整理)
- 2014年(平成26年度)大学入試センター試験の実施日(1月18日・19日):各大学の案内・当時の報道
- 写真:合格大作戦(2014年の元の記事)。図は大学受験合格大作戦が作成
最終更新:2026年10月21日/作成:大学受験合格大作戦











