
この記事の結論
- 受験の格言・名言に追加した11個は「天才は有限、努力は無限」(中村清)、「逃げるから苦しいのだ」(ウィリアム・ジェームズ)、「夏を制するものが受験を制す」など。テーマは努力・あきらめない心・好奇心・時間の使い方の4つです。
- どの言葉も「才能や気分より、今日の行動が大事」という点で共通しています。受験ではやる気がない日も最低限の勉強をする、苦手から逃げずに1問だけ解く、すき間時間を集めるという形で生かせます。
受験の格言11個追加しました。全部で71個になりました。受験の格言一覧はコチラ⇒受験の格言・名言100選
※2013年の元の記事の本文では「10個追加」と書いていましたが、一覧を数えると11個でした(題のとおり11個)。本文を11個に直しました。その後も格言は増え、今は「受験の格言・名言100選」にまとめています。
受験の格言 11個の一覧(人物・英語の原文)
今回追加した受験の格言です。番号は元の記事の順番のままです。英語の原文は、元の記事にあるもの(アインシュタインとフィル・マグロウ)を載せました。
| No. | 格言・名言 | 人物 | 英語の原文 |
|---|---|---|---|
| ① | 天才は有限、努力は無限 | 中村清 陸上競技の指導者。早稲田大学競走部・ヱスビー食品の陸上部の監督(1913〜1985) | ― |
| ② | 苦しいから逃げるのではない、逃げるから苦しいのだ | ウィリアム・ジェームズ アメリカの心理学者・哲学者(1842〜1910) | ―(考え方のもとは『心理学原理』) |
| ③ | 夢を叶えるコツは狂ったように欲しがること | 山本寛斎 日本のファッションデザイナー・イベントプロデューサー(1944〜2020) | ― |
| ④ | 私には特別な才能はない。ただ、情熱的に好奇心が旺盛なだけだ | アインシュタイン ドイツ生まれの物理学者(1879〜1955) | I have no special talent. I am only passionately curious. |
| ⑤ | 昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう。大切なのは疑問を持ち続けることだ | アインシュタイン 同上 | Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow. The important thing is not to stop questioning. |
| ⑥ | 何事によらず、志を立てて事を始めたら、少々うまくいかないとか、失敗したというようなことで簡単に諦めてしまってはいけないと思う。一度や二度の失敗でくじけたり諦めるというような心弱いことでは、本当にものごとをなし遂げていくことはできない | 松下幸之助 パナソニック(旧社名:松下電器産業)を一代で築き上げた経営者(1894〜1989) | ― |
| ⑦ | やる気があるときなら、誰でもできる。本当の成功者は、やる気がないときでもやる | フィル・マグロウ博士 アメリカの心理学者・テレビ司会者(1950年生まれ) | Really successful people do things when they don't want to do it. |
| ⑧ | 夏を制するものが受験を制す | 受験の格言(作者不明) 特に現役生は、夏の時点で受験モードに気持ちを切り替えることができているかが重要 | ― |
| ⑨ | 決意は遅くとも、実行は迅速なれ | ジョン・ドライデン イギリスの詩人・劇作家(1631〜1700) | ― |
| ⑩ | 志を立てるのに遅すぎることはない | スタンリー・ボールドウィン イギリスの元首相・政治家(1867〜1947) | ― |
| ⑪ | 時間は常にたっぷりある、うまく使いさえすれば | ゲーテ ドイツの詩人・劇作家(1749〜1832) | ― |
人物の説明の生年・没年は、確かめられた範囲で足しました。「〜の言葉とされる」と書いたものは、よく紹介される言葉ですが、原文(最初に書かれた本や手紙)までは確かめられなかったものです。

合格先生
11個の格言に共通するのは「才能や気分より、今日の行動」。1つずつ意味を知って、自分の場面に合う1個を選ぼう!
受験の格言の意味と使い方(努力・あきらめない心)
ここからは、11個の格言を1つずつ見ていきます。「どんな意味か」「言った人はどんな人か」「受験勉強でどう使うか」の3つに分けて説明します。
① 天才は有限、努力は無限(中村清)
意味:生まれつきの才能には限りがある。でも、努力には限りがない。だから、才能のある人にも努力で追いつき、追いこすことができる、という言葉です。
人物:中村清(なかむら きよし、1913〜1985)は、陸上競技の指導者です。早稲田大学競走部やヱスビー食品の陸上部の監督を務め、マラソンの瀬古利彦さんを早大とエスビーで指導したことで知られます。この言葉は中村清の言葉として紹介されています(最初に書かれた本などの出典は確かめられませんでした)。
受験での使い方:模試の結果を見て「あの人は頭がいいから」と思ったときに思い出したい言葉です。受験で問われるのは、ほとんどが教科書の範囲の知識と、それを使う練習の量です。
- 周りと比べるのではなく、「先月の自分」と比べる(勉強時間・解けた問題の数)。
- 才能の差を感じたら、「量」と「くり返し」で差をうめる。同じ問題集を3周すれば、1周しかしない人より確実に強くなる。
- 努力の量は、勉強の記録をつけると目に見える(勉強記録のつけ方)。
才能と努力の関係については、「努力は才能を超える」を加えた受験の格言59個の記事や、「勉強したことはたまに裏切るが、勉強しなかったことは絶対裏切らない」も参考になります。
② 苦しいから逃げるのではない、逃げるから苦しいのだ(ウィリアム・ジェームズ)
意味:ふつうは「苦しいから逃げる」と考えます。でも本当は逆で、「逃げるから、もっと苦しくなる」。苦しさから逃げずに向かっていけば、苦しさは小さくなる、という意味です。
人物:ウィリアム・ジェームズ(William James、1842〜1910)は、アメリカの心理学者・哲学者です。「アメリカ心理学の父」とも呼ばれます。日本語のこの言い回しそのものの原文は確かめられませんでしたが、考え方のもとは、ジェームズの本『心理学原理(The Principles of Psychology)』(1890年)にある感情の説です。そこでジェームズは、"we feel sorry because we cry, angry because we strike, afraid because we tremble"(悲しいから泣くのではなく泣くから悲しい、怖いから震えるのではなく震えるから怖い)と書いています。体の動き(行動)が先で、気持ちはあとからついてくる、という考え方です。
受験での使い方:苦手な科目ほど、開くのがつらくなります。でも、苦手を後回しにすると、入試が近づくほど「まだできない」が大きくなって、もっと苦しくなります。
- 苦手科目は「1問だけ」「5分だけ」から始める。動き出すと、気持ちが少し楽になる。
- 苦手科目は1日の最初(頭がすっきりしているとき)に入れる。
- どうしてもわからない所は、先生や友だちに聞く。ひとりで抱えない。
③ 夢を叶えるコツは狂ったように欲しがること(山本寛斎)
意味:夢は「かなったらいいな」くらいでは、かなわない。寝ても覚めても考えるくらい、強く「ほしい」と思うことが、夢をかなえる力になる、という意味です。
人物:山本寛斎(やまもと かんさい、1944〜2020)は、日本のファッションデザイナー・イベントプロデューサーです。1970年代にはデヴィッド・ボウイのステージ衣装を手がけ、のちに大がかりなファッションショーやイベントをプロデュースしました。2020年7月に亡くなりました。この言葉は山本寛斎の言葉として紹介されています。
受験での使い方:「どこでもいいから大学に行きたい」より、「この大学のこの学部に行きたい」のほうが、勉強の力になります。
- 志望校のキャンパスを見に行く、オープンキャンパスに参加する、合格したら何をしたいかを書き出す。
- 志望校の名前を、手帳や机の前に書いておく。
- 志望校は「わがまま」に決めてよい。決め方はモチベーションの上げ方(志望校を決めるわがままさ)で説明しています。
ちなみに「叶」という字は「口」に「十」と書きます。「吐」から「-」が消えると「叶」になる、という話は「叶と吐の受験の格言」で紹介しています。
④ 私には特別な才能はない。ただ、情熱的に好奇心が旺盛なだけだ(アインシュタイン)
英語:I have no special talent. I am only passionately curious.
意味:相対性理論を考えた天才物理学者が、「自分に特別な才能はない。ただ、知りたいという気持ちがとても強いだけだ」と言った言葉です。すごい発見のもとは、才能より「なぜ?」と知りたがる心だ、という意味です。
人物と出典:アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein、1879〜1955)は、ドイツ生まれの物理学者です。相対性理論で知られ、1921年のノーベル物理学賞を受けました(受賞理由は光電効果の法則の発見)。この言葉は、1952年3月11日に伝記作家カール・ゼーリッヒにあてた手紙の一文で、もとはドイツ語です(Ich habe keine besondere Begabung, sondern bin nur leidenschaftlich neugierig.)。英語の訳では "special talents" と複数形にすることもあります。
英語の読み方:passionately は「情熱的に」、curious は「好奇心が強い」。only は「〜だけ」で、I am only passionately curious. は「私はただ情熱的に好奇心が強いだけだ」となります。
受験での使い方:「なぜこうなるの?」と思えると、暗記がぐんと楽になります。
- 歴史の出来事は「なぜ起きたか」、理科の公式は「なぜこの形か」を一言で説明してみる。
- 旅行先や身近なものを、教科書とつなげて調べる(勉強ができるようになる方法は「興味をもつ」こと)。
アインシュタインの言葉とされる名言には、出典がはっきりしないものもあります。「常識とは18歳までに身に付けた偏見のコレクションである」の記事で、本当の出典を調べています。
⑤ 昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう。大切なのは疑問を持ち続けることだ(アインシュタイン)
英語:Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow. The important thing is not to stop questioning.
意味:過ぎた日(昨日)から学び、今日を一生懸命に生き、未来(明日)に希望をもとう。そして何より、「なぜ?」という疑問を持つことをやめてはいけない、という意味です。
出典:後半の "The important thing is not to stop questioning."(大切なのは疑問を持ち続けることだ)は、アインシュタインが亡くなった直後の雑誌『LIFE』(1955年5月2日号)に、アインシュタインの言葉としてのっています。前半の "Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow." は、アインシュタインの言葉として広く紹介されていますが、出典は確かめられませんでした。
英語の読み方:not to stop questioning は「疑問を持つことをやめないこと」。stop+〜ing で「〜するのをやめる」です(stop to 〜 は「〜するために立ち止まる」で意味がちがうので注意)。受験英語でもよく問われる形です。
受験での使い方:
- 昨日から学ぶ:まちがえた問題は、なぜまちがえたかを1行で書いておく。同じまちがいを2回しない。
- 今日を生きる:「昨日できなかった」「明日からがんばる」ではなく、今日の分を今日やる(今日という一日は、明日という日の二日分の値打ちがある)。
- 明日へ期待する:合格したあとの自分を思いうかべる。不安な日ほど、明日に期待する。
⑥ 簡単に諦めてしまってはいけない(松下幸之助)
言葉:何事によらず、志を立てて事を始めたら、少々うまくいかないとか、失敗したというようなことで簡単に諦めてしまってはいけないと思う。一度や二度の失敗でくじけたり諦めるというような心弱いことでは、本当にものごとをなし遂げていくことはできない。
意味:目標を決めて始めたなら、少しうまくいかない、一度失敗した、くらいであきらめてはいけない。何度失敗しても続ける強い心がなければ、大きなことはなし遂げられない、という意味です。
人物:松下幸之助(まつした こうのすけ、1894〜1989)は、松下電器産業(2008年に社名をパナソニックに変更)を一代で築いた経営者です。「経営の神様」とも呼ばれます。この言葉は松下幸之助の言葉として紹介されています。
受験での使い方:模試の判定が悪かった、過去問で点が取れなかった。受験では「一度や二度の失敗」が何度もあります。
- 模試は「本番の練習」。判定より、まちがえた問題を本番までに解けるようにすることが大事。
- 過去問で点が取れなくても、最初の1年分は「どんな問題が出るか知るため」と考える。
- 志望校を変えるかどうかは、1回の結果ではなく、何回かの模試と過去問の点数の流れで考える(合格の可能性の見方)。
うかるくん
先生、数学の模試がまたE判定でした……。苦手だし、もう数学から逃げたいです。
合格先生
ジェームズの考え方だと「逃げるから苦しい」んだ。逃げると、できない問題がそのまま残って、もっと苦しくなるよ。
うかるくん
でも、何から手をつけたらいいか……。
合格先生
まずは模試でまちがえた問題を1問だけ、解説を見ながら解き直そう。1問わかると、少し気持ちが軽くなる。松下幸之助の言葉のとおり、一度や二度の失敗であきらめないことが大事だ。
うかるくん
1問だけなら、今日からできそうです!
受験の格言の意味と使い方(やる気・夏・時間)
⑦ やる気があるときなら、誰でもできる。本当の成功者は、やる気がないときでもやる(フィル・マグロウ)
英語:Really successful people do things when they don't want to do it.
意味:やる気がある日にがんばるのは、だれにでもできる。差がつくのは、やる気がない日。そんな日でもやることをやる人が、本当に成功する人だ、という意味です。
人物:フィル・マグロウ(Phil McGraw、1950年生まれ)は、アメリカの心理学者で、テレビ番組『ドクター・フィル(Dr. Phil)』(2002年〜)の司会者として有名です。臨床心理学の博士号をもっています。この言葉はマグロウの言葉として紹介されています。
※元の記事では「心理学者・精神科医」と書いていましたが、マグロウは心理学の博士で、医師(精神科医)ではありません。「心理学者・テレビ司会者」に直しました。
英語の読み方:when they don't want to do it は「それをしたくないときに」。want to do は「〜したい」です。
受験での使い方:やる気は毎日かわります。だから、やる気に頼らない仕組みを作るのがコツです。
- 最低ラインを決める:「英単語30個」「計算問題5問」など、どんなにやる気がない日でもこれだけはやる量を決めておく。
- 始める時間を決める:「夕ごはんのあと、すぐ机に向かう」のように、時刻や行動で始める。
- 机の上を準備しておく:前の夜に、明日最初にやる問題集を開いて置いておく。
やる気の保ち方は「モチベーションの保ち方」や「現役東大生がこっそりやっている勉強のやり方」、気分が乗らないときに聞く曲は「受験テーマソング」でも紹介しています。
⑧ 夏を制するものが受験を制す(受験の格言)
意味:夏休みをどう過ごすかで、受験の結果が決まる、という意味の、受験でとてもよく使われる格言です。作った人はわかっていません。元の記事では「特に現役生は夏の時点で受験モードに気持ちを切り替えることができているかが重要」と添えています。
なぜ夏が大事?:夏休みは、学校の授業がなく、1日を自分の勉強に使えるまとまった時間です。秋からは過去問や応用問題、冬は共通テスト対策と、やることがどんどん増えます。夏のうちに基礎を固めておかないと、秋からの勉強が積み上がりません。
受験での使い方:
- 夏休みの前に「夏が終わるまでに終える問題集」を決め、ページ数を日数で割って1日の量を出す(計画の立て方)。
- 苦手科目・苦手分野を1つ決め、夏のうちに「ふつう」まで上げる。
- 高1・高2の人も、夏休みに1・2学期の復習をしておくと、高3でぐっと楽になる。
- 夏が終わってしまっても、あきらめない。⑩「志を立てるのに遅すぎることはない」の出番です。
⑨ 決意は遅くとも、実行は迅速なれ(ジョン・ドライデン)
意味:何かを決めるときは、時間をかけてよく考えてよい。でも、一度決めたら、すぐに行動しなさい、という意味です。
人物:ジョン・ドライデン(John Dryden、1631〜1700)は、イギリスの詩人・劇作家・批評家です。イギリスの最初の桂冠詩人(王室が任命する詩人)になりました。この言葉はドライデンの言葉として紹介されていますが、英語の原文は確かめられませんでした。
受験での使い方:志望校や受験科目、使う参考書は、よく調べて決めてかまいません。でも決めたら、その日のうちに1ページ目を開きましょう。
- 参考書選びに何週間もかけない。比べる時間より、決めた1冊を回す時間のほうが大事(自分のオリジナル勉強法)。
- 「明日から始める」ではなく「今日5分だけ始める」。
⑩ 志を立てるのに遅すぎることはない(スタンリー・ボールドウィン)
意味:目標を立てるのに「もう遅い」ということはない。何歳でも、いつからでも、目標を決めて始めることができる、という意味です。
人物:スタンリー・ボールドウィン(Stanley Baldwin、1867〜1947)は、イギリスの政治家で、1920〜30年代に3回首相を務めました。この言葉はボールドウィンの言葉として紹介されていますが、英語の原文は確かめられませんでした。
受験での使い方:「高3の秋だから、もう間に合わない」と思ったときの言葉です。
- 残りの日数から逆算して、やることをしぼる。全部をやろうとせず、配点の大きい科目・よく出る分野から。
- 共通テストまでの日数は2027年 共通テストのカウントダウンで確かめられます(2027年の共通テストは1月16日・17日)。
- 偏差値が低いところから始めた例は「偏差値50から東大合格最低点への挑戦」も参考に。
⑪ 時間は常にたっぷりある、うまく使いさえすれば(ゲーテ)
意味:「時間がない」と言う人は多いけれど、本当は時間はたっぷりある。足りないのは時間ではなく、時間の使い方だ、という意味です。
人物:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749〜1832)は、ドイツの詩人・劇作家・小説家です。『ファウスト』『若きウェルテルの悩み』などで知られます。この言葉はゲーテの言葉として紹介されていますが、ドイツ語の原文は確かめられませんでした。
受験での使い方:
- すき間時間:通学の電車・休み時間・ねる前は、英単語や古文単語、一問一答に。1日30分でも、365日で10,950分(約182時間)です。
- ダラダラ時間を減らす:スマホを見る時間を1日の記録に書き出すと、使える時間が見えてくる。
- 覚えるタイミング:覚えたことは、忘れる前に復習すると少ない時間で定着しやすい(エビングハウスの忘却曲線・受験脳の作り方)。
サクラちゃん
先生、もう夏休みが終わっちゃいました。「夏を制する者が受験を制す」なら、私はもうダメですか?
合格先生
そんなことはない。⑩の「志を立てるのに遅すぎることはない」を思い出そう。夏にできなかったことを、秋の計画に入れ直せばいいんだ。
サクラちゃん
でも、時間が足りない気がします……。
合格先生
ゲーテの言葉のとおり、時間はうまく使えばある。通学やねる前のすき間時間を集めるだけで、1日30分以上になる人も多いよ。決めたら、⑨のとおり今日から実行だ。
サクラちゃん
すき間時間で英単語、今日の帰りの電車から始めます!
場面別:受験生におすすめの格言はどれ?
格言は、今の自分の気持ちに合うものを選ぶと力になります。11個の中から、場面ごとにおすすめを選びました。
| こんなとき | おすすめの格言 | ひとこと |
|---|---|---|
| 周りが頭よく見える | ① 天才は有限、努力は無限 | 比べるのは先月の自分 |
| 苦手科目を開きたくない | ② 逃げるから苦しいのだ | まず1問だけ |
| 志望校が決まらない・本気になれない | ③ 狂ったように欲しがる | 行きたい理由を書き出す |
| 暗記がつらい | ④ 情熱的な好奇心 | 「なぜ?」とつなげて覚える |
| まちがいが多くて落ちこむ | ⑤ 昨日から学ぶ | まちがいは次の得点のもと |
| 模試の判定が悪かった | ⑥ 簡単に諦めない | 判定より解き直し |
| やる気が出ない | ⑦ やる気がないときでもやる | 最低ラインだけやる |
| 夏休みの前 | ⑧ 夏を制するものが受験を制す | 夏の目標を1つに |
| 参考書選びで迷っている | ⑨ 実行は迅速なれ | 決めたら今日開く |
| もう遅いと思う | ⑩ 遅すぎることはない | 気づいた日がスタート |
| 時間が足りない | ⑪ 時間はうまく使えばある | すき間時間を集める |
受験の格言を勉強に生かす3つの方法
格言は、読んで「いい言葉だな」で終わると、すぐに忘れてしまいます。毎日の勉強の中で目に入るようにするのがコツです。
1. 目に入る場所に書く
お気に入りの1個を、机の前・手帳の最初のページ・単語帳の表紙などに書いておきます。たくさん貼るより、今の自分に合う1個にしぼるほうが効きます。時期が変わったら、ちがう格言に貼りかえましょう。
2. 格言を「行動」に言いかえる
「天才は有限、努力は無限」なら「毎日問題集を5ページ」、「時間はうまく使えばある」なら「電車では英単語」のように、格言を今日やる行動に言いかえて書きます。言葉が行動につながると、格言が本当の力になります。
3. つらいときに読み返す
模試の結果が悪かった日、勉強が手につかない日に、格言を読み返します。合格大作戦の「受験の格言・名言100選」には、ほかにもたくさんの言葉を集めています。受験の裏技は「受験の裏技11」「受験の裏技30選」、勉強法の基本は「大学受験の勉強法の基本」にまとめています。
あなたに贈る受験の格言(2013年当時に作った遊び)
あなたに贈る受験の格言も更新しました。⇒あなたに贈る受験の格言
これは2013年当時に、診断メーカーで作った遊びです。名前を入れると、受験の格言が1つ表示されます(2026年10月に表示を確かめました)。占いのような遊びなので、気軽に楽しんでください。始まりの話は「あなたに贈る受験の格言」の記事にあります。
受験の格言・名言を募集しています
大学受験合格大作戦では受験生に贈る「受験の格言・名言」を募集しています。
- このページのコメント欄⇒(ページ下部)
- 受験の格言・名言ページのコメント欄⇒受験の名言・格言ページ下部
- コンタクトフォーム⇒大学受験合格大作戦コンタクトフォーム
からお知らせいただけるとありがたいです。勉強の悩みは受験の質問・相談ページでも受け付けています。
ほかの受験の格言・名言の記事
この11個のほかにも、合格大作戦では受験の格言を1つずつくわしく紹介しています。
| 格言・名言 | テーマ |
|---|---|
| 積小為大(二宮尊徳) | 小さな積み重ねが大きな成果に |
| キサマらを強くするのは毎日の積み重ねじゃ | 毎日の積み重ね・足りないものを考える |
| 努力した者が全て報われるとは限らん | 成功した人はみんな努力している |
| 今日という一日は、明日という日の二日分の値打ちがある | 今日やる・先延ばしをしない |
| いつかできることは今日もできる | 「いつか」ではなく今日 |
| 継続は力なり | 続けることが力になる |
| 一生懸命だと知恵が出る | 本気で取り組む |
| たとえ1センチであっても、前に進むこと | 動けないときの一歩 |
| 完璧を目指すよりまず終わらせろ | 完璧より実行 |
まとめ:11個の格言は「今日の行動」につながる
今回追加した11個の格言は、言った人も時代もばらばらです。それでも、どれも「才能や気分より、今日の行動が大事」という同じことを伝えています。
- 才能より努力(①)、やる気より最低ライン(⑦)
- 逃げずに1問(②)、一度や二度の失敗であきらめない(⑥)
- 強く欲しがり(③)、「なぜ?」と問い続ける(④⑤)
- 夏を大切に(⑧)、決めたらすぐ動き(⑨)、遅すぎることはない(⑩)、すき間時間を集める(⑪)
気に入った1個を選んで、今日の勉強から使ってみてください。

サクラちゃん
私は⑦の「やる気がないときでもやる」にします! 最低ラインは英単語30個。今日から毎日続けます!
よくある質問
「天才は有限、努力は無限」は誰の言葉ですか?
陸上競技の指導者・中村清(1913〜1985)の言葉として知られています。中村清は早稲田大学競走部やヱスビー食品の陸上部の監督を務め、マラソンの瀬古利彦さんを指導しました。
「苦しいから逃げるのではない、逃げるから苦しいのだ」の意味は?
苦しいから逃げるのではなく、逃げるからもっと苦しくなる、という意味です。アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズの言葉とされ、『心理学原理』(1890年)の「泣くから悲しい」という考え方と通じています。
「夏を制するものが受験を制す」は誰の言葉ですか?
作った人はわかっていない、受験でよく使われる格言です。夏休みは1日を勉強に使えるまとまった時間なので、基礎の総仕上げと苦手つぶしをすると秋からの過去問の土台になる、という意味で使われます。
アインシュタインの「I have no special talent. I am only passionately curious.」の意味と出典は?
「私には特別な才能はない。ただ、情熱的に好奇心が旺盛なだけだ」という意味です。1952年3月11日にカール・ゼーリッヒにあてたドイツ語の手紙の一文が出典です。
やる気が出ないときに思い出したい受験の格言は?
フィル・マグロウの言葉とされる「やる気があるときなら、誰でもできる。本当の成功者は、やる気がないときでもやる」がおすすめです。やる気が低い日もやる最低ラインの量(英単語30個など)を決めておくと実行しやすくなります。
あわせて読みたい
- 受験の格言・名言100選
- 「キサマらを強くするのは毎日の積み重ねじゃ」受験の格言
- 「積小為大」二宮尊徳の言葉の意味
- 「今日という一日は、明日という日の二日分の値打ちがある」
- 「努力した者が全て報われるとは限らん」鴨川会長の名言
- モチベーションの保ち方
出典・参考
- アインシュタインの手紙(カール・ゼーリッヒあて、1952年3月11日)と雑誌『LIFE』1955年5月2日号の言葉:Wikiquote「Albert Einstein」の出典表記で確かめた
- ウィリアム・ジェームズ『心理学原理(The Principles of Psychology)』(1890年)第25章:Wikiquote「William James」で確かめた
- 中村清の生没年と瀬古利彦さんの指導:『Number』・文藝春秋の記事
- 山本寛斎・フィル・マグロウの経歴:Wikipedia(日本語版・英語版)
- 診断メーカー「あなたに贈る受験の格言」(https://shindanmaker.com/356103、2013年の元の記事のリンク。2026年10月に表示を確認)
最終更新:2026年10月23日/作成:大学受験合格大作戦












