「いつかできることは今日もできる」の意味と出典|モンテーニュの名言と先延ばしをやめる勉強法【受験の格言】

この記事の結論

  • 「いつかできることは今日もできる」は、16世紀フランスの思想家ミシェル・ド・モンテーニュ(ミッシェル・ド・モンテーニュ)の言葉とされる格言。意味は「いつかやれることなら、今日やることもできる。だから先にのばさず、今日始めよう」
  • 英語では Whatever can be done another day can be done today. の形で紹介されることが多い。ただし代表作『エセー(随想録)』のどこにあるかは確かめられず、「モンテーニュの言葉とされる」と読むのが正確
  • 受験では「明日からがんばろう」の「明日」は来ないことが多い。やることを小さく分けて日付をつけ、今日の分を5分でも始めるのが、この格言の生かし方
受験の格言・名言
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「いつかできることは今日もできる」モンテーニュの名言

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「いつかできることは今日もできる」ミッシェル・ド・モンテーニュの名言

受験生はついつい「明日からがんばろう」「明日しよう」と先に延ばしてしまいます。

今やれることをすぐにする。昨年はやった「いつやるの?いまでしょ」にも通ずる言葉です。

いつやるの?

毎日ほんの少し、昨日より成長すれば長い目で見れば大きな成果につながります。「1.01の法則」

2014年の受験シーズンも終わろうとしています。

高校2年生の皆さん。

あなたたちはもう受験生ですよ!!

受験勉強いつはじめるの?

(ここまでが2014年3月の元の記事です。「昨年」は2013年のことです。)

この記事では、この格言の意味と英語の言い方、出典について分かっていること・分からないこと、言葉の主とされるモンテーニュはどんな人か、そして「明日から」をやめて今日始めるための具体的な手順を、図を使って説明します。受験の格言をまとめて読みたい人は「受験の格言・名言100選」もどうぞ。

「いつかできることは今日もできる」の意味

この格言の意味は、ひと言でいうと「いつかやるつもりのことは、今日やることもできる」です。言いかえると、「いつかやろう」と思っていることのほとんどは、実は今日できないわけではない、ということです。

「いつか」と「今日」のちがい

「いつかやる」と言うとき、私たちは、今日の自分にはまだ無理で、未来のどこかに、やる気も時間もたっぷりある日が来るような気がしています。でも、カレンダーをよく見てください。月曜日から日曜日まで、どこにも「いつか」という日はありません。来る日はすべて、そのときの「今日」です。

つまり、「いつかやる」と言ったことは、未来のどこかの「今日」にやるしかありません。そして、未来の「今日」の自分も、今日の自分とたいして変わらない人間です。やる気も、時間も、急に増えるわけではありません。それなら、今日やっても同じです。むしろ、今日始めたほうが、そのぶん先に進めます。

カレンダーに「いつか」という日はない 月 今日 火 水 木 金 土 日 いつか どの曜日にも入らない 今日の欄に書く
カレンダーのどこにも「いつか」という日はない。いつかやることは、今日の欄に書く

「今日全部やれ」という意味ではない

この格言は、「いつかやることを、今日全部終わらせろ」という意味ではありません。大学受験の勉強は、今日1日で終わる量ではないからです。大事なのは、「いつか」を理由にして、今日ゼロのまま終わらせないことです。今日できる分だけでも、今日始める。それがこの格言の言いたいことだと読むと、受験勉強にそのまま使えます。

格言を受験生向けに言いかえると

もとの言い方受験生向けの言いかえ
いつかできることは今日もできる「明日から」の勉強は、今日の5分から始められる
(いつかやるつもり)「高3になったら」は、高2の今日から始められる
(先にのばさない)「模試が終わったら」の復習は、今夜の30分でできる

「いつかできることは今日もできる」の出典:モンテーニュの言葉とされる

英語では "Whatever can be done another day can be done today."

この格言は、日本語の名言集やカレンダーなどで「モンテーニュの言葉」として紹介され、英語では次の形で知られています。

Whatever can be done another day can be done today.

――ミシェル・ド・モンテーニュの言葉とされる

日本語にすると「別の日にできることは何でも、今日できる」です。英語の名言集の中には「いつかできることはすべて、今日でもできる」と訳して載せているものもあります。

『エセー』の原文は確かめられない

モンテーニュの代表作は『エセー(Essais、随想録)』です。ところが、この格言にあたるフランス語の原文が『エセー』の何巻何章にあるのかは、今回調べた範囲では確かめられませんでした。名言集にも、巻や章を示しているものは見つかりませんでした。

有名な人の名言には、本人が書いた文の言いかえや、あとから別の人の言葉がその人のものとして広まったものも少なくありません。そのため、この記事では「モンテーニュの言葉とされる」と書くことにします。だからといって、言葉の値打ちが下がるわけではありません。受験生にとって大事なのは、「だれが言ったか」より「今日の自分の行動を変えられるか」です。

同じように、出典を確かめた格言の例として「今日という一日は、明日という日の二日分の値打ちがある」があります。こちらはアメリカのフランクリンの『富に至る道』に出てくることが確かめられる言葉で、言っていることはこの格言ととてもよく似ています。

英語で読む:whatever と another day

英語の文は、受験英語の文法の練習にもなります。

語句意味ポイント
whatever〜するものは何でも複合関係代名詞。anything that と同じ意味
can be doneなされうる・できる助動詞+受け身(can + be + 過去分詞)
another day別の日にanother + 単数名詞。ここでは「いつか」にあたる
today今日another day と対になっている

「Whatever can be done another day」全体が主語で、「can be done today」が述語です。主語と述語に同じ「can be done」がくり返されていて、ちがうのは another day と today だけ。「いつか」を「今日」に置きかえるだけで文が成り立つ、という形そのものが、格言の意味をよく表しています。助動詞の受け身や関係詞は英文法の大事な単元なので、「英文法の参考書(基礎編2)」もあわせてどうぞ。

モンテーニュとはどんな人?『エセー』と「私は何を知っているか」

ミシェル・ド・モンテーニュ(Michel de Montaigne、1533〜1592年)は、フランスの思想家です。日本語では「ミッシェル・ド・モンテーニュ」と書かれることもあります。フランスの「モラリスト」(人間の生き方や心のはたらきを、身近な経験から考えて書いた文筆家)の文学の基礎を築いた人とされています。

モンテーニュの一生

モンテーニュは1533年2月28日、フランス南西部のモンテーニュの館で生まれました。父親の考えで、幼いころはまわりの人がラテン語で話しかけ、ラテン語を最初のことばとして育ったといわれます。大人になるとボルドーの高等法院(裁判を行う役所)の法官を務め、1570年に職を辞めて故郷に帰りました。1571年からは館の塔にある書斎にこもり、読書と思索の日々を送ります。

そこで書きつづったのが『エセー』です。1580年に第1巻・第2巻の初版が出て、1588年には第3巻を加えた版が出ました。その間の1581年からはボルドー市長に選ばれ、1585年まで務めています。1592年9月13日に亡くなり、その後の1595年に、本人の書き込みを生かした版が出版されました。

モンテーニュ(1533〜1592)の一生 1533 生まれる 1557 高等法院に勤める 1571 塔の書斎へ 1580 『エセー』初版 1581 ボルドー市長 1588 第3巻を加えた版 1592 亡くなる 同じころの日本は戦国時代。織田信長は1534年生まれ(1つ年下)
モンテーニュの一生。同じころの日本は戦国時代

『エセー』は「試み」

『エセー』の「エセー(essai)」は、フランス語で「試み」という意味です。モンテーニュは、体系だった哲学書を書いたのではなく、自分の経験や古典の言葉をもとに、いろいろなテーマについて考えを「試しに」書いてみました。英語の essay(エッセイ・随筆)という言葉は、このフランス語から来ています。今の私たちが「エッセイ」と呼ぶ文章の形は、モンテーニュの『エセー』が出発点の一つなのです。

受験英語でも、essay は「小論文・作文」の意味でよく出てきます。自由英作文の問題で「Write an essay about 〜」と出されたら、それは「〜について自分の考えを書きなさい」という意味です。

「ク・セ・ジュ?」(私は何を知っているか)

モンテーニュの言葉としてよく知られているのが「Que sais-je?(ク・セ・ジュ?)」、日本語で「私は何を知っているか?」です。自分が知っていると思っていることを、本当にそうなのかと問い直す姿勢を表した言葉です。

受験勉強にあてはめると、「この単元はもうわかった」と思ったときこそ、「本当に解けるのか?」と問題を解いて確かめる、ということになります。「わかったつもり」を見つけて直すことは、勉強の質を上げるいちばんの近道です。

世界史で出てくるモンテーニュ

モンテーニュが生きた16世紀のフランスは、カトリックとプロテスタント(ユグノー)が争ったユグノー戦争の時代でした。世界史では、宗教改革やルネサンスの時代の文化人として名前が出てきます。世界史の勉強の進め方は「世界史の勉強法【基礎編】」で説明しています。

同じころの日本は戦国時代で、織田信長はモンテーニュより1つ年下の1534年生まれです。ヨーロッパと日本の同じ時代の出来事を並べてみると、歴史の流れがつかみやすくなります。

『エセー』は、日本語訳も何種類か出ています(宮下志朗訳、原二郎訳など)。とても長い本なので、受験生が全部読む必要はありませんが、大学に入ってから読んでみると、400年以上前の人が今の私たちと同じように悩み、考えていたことに驚くはずです。(Amazonで『エセー』をさがす)

「いつやるの?今でしょ!」は2013年の流行語大賞

元の記事にある「昨年はやった『いつやるの?いまでしょ』」は、2013年によく使われた言葉です。2013年の「ユーキャン新語・流行語大賞」では、「今でしょ!」が年間大賞に選ばれました。この年の年間大賞は「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」の4語で、4語が同時に選ばれたのは初めてのことでした。

「いつやるの?今でしょ!」と「いつかできることは今日もできる」は、言い方はちがっても、「後で」ではなく「今」やろうという同じことを言っています。400年以上前のフランスの思想家の言葉と、2013年の日本の流行語が同じことを言っているのは、おもしろいところです。それだけ、「今やる」のはいつの時代の人にとってもむずかしく、大切なことなのでしょう。

うかるくん

うかるくん

先生、「明日からがんばろう」って、毎日思ってるんです。で、次の日になるとまた「明日から」って……。

合格先生

合格先生

それはうかるくんだけじゃないよ。多くの受験生が同じことを言う。でも「明日」はカレンダーのどこにもないんだ。来るのはいつも「今日」だけ。

うかるくん

うかるくん

じゃあ、今日から全部がんばればいいんですか? それができたら苦労しないです……。

合格先生

合格先生

全部じゃなくていい。今日やる分を「英単語20個」くらいの小さな大きさにして、まず5分だけ始める。始めてしまえば、たいてい続けられるものだよ。

うかるくん

うかるくん

5分なら、今からでもできます! やってみます。

受験生が先延ばしをしてしまう理由

「今日やればいい」とわかっていても、なかなかできないのが人間です。先延ばしをやめるには、まずなぜ先延ばしにしてしまうのかを知っておくと役に立ちます。受験生によくある理由を4つ挙げます。

理由1:やることが大きすぎて、どこから始めればいいかわからない

「数学をやる」「英語の長文をやる」のように、やることがばくぜんとしていると、始めるきっかけがつかめません。やることが大きいほど、人は始めるのを後回しにしやすいものです。「問題集の12番から15番」のように、すぐに手をつけられる大きさに分けると、始めやすくなります。

理由2:「完ぺきにやりたい」と思っている

まじめな人ほど、「やるならきちんと3時間とってやりたい」「準備が整ってから始めたい」と考え、結局始められないことがあります。完ぺきを目指すより、まず終わらせることのほうが大事です。この考え方は「完璧を目指すよりまず終わらせろ」でも紹介しています。

理由3:入試がまだ先に感じる

高1・高2のうちは、入試が遠い未来に感じられます。「まだ時間がある」と思うと、今日の1時間の重さを感じにくくなります。でも、入試の日から逆算すると、使える日数は思っているより少ないものです。

理由4:やらなくても今日は困らない

受験勉強は、今日さぼっても、今日すぐに困ることはありません。困るのは、ずっと先の入試の日です。だからこそ、自分で「今日の分」を決めておかないと、毎日が「明日から」になってしまうのです。

先延ばしの悪循環 「明日やろう」 ちょっとだけのばす やることがたまる 昨日の分+今日の分 量が多くて重い どこから手をつける? 気が重い 見たくない… 出口:今日5分だけ 小さく始めて輪を切る ぐるぐる回る
先延ばしは「明日やろう」→「たまる」→「重い」→「また明日」の輪になる。出口は今日5分だけ始めること

この悪循環は、のばせばのばすほど、やることがたまって重くなるところがやっかいです。輪から抜け出すには、大きく取り戻そうとするより、今日、小さく始めるのがいちばんです。やる気が出るのを待つより、手を動かしているうちにやる気が出てくることも多いといわれます。やる気の保ち方は「モチベーションの保ち方」や「受験勉強のモチベーション」も参考にしてください。

先延ばしをやめる方法:「いつか」を「今日」に変える4ステップ

「いつかできることは今日もできる」を、実際の受験勉強で使える形にしたのが、次の4ステップです。

「いつか」を「今日」に変える4ステップ 1 書き出す 「いつか」やることを全部 2 小さく分ける 1回30分で終わる大きさに 3 日付をつける 入試の日から逆算 4 今日の分を始める まず5分だけでよい
「いつか」を「今日」に変える4ステップ:書き出す→小さく分ける→日付をつける→今日の分を始める

ステップ1:「いつか」やることを全部書き出す

まず、「いつかやらなきゃ」と思っていることを、紙かノートに全部書き出します。「数学Ⅱの復習」「英単語帳の2周目」「古文の助動詞」「模試の解き直し」など、頭の中にあるだけだと、いつまでも「いつか」のままです。書き出すと、やることの全体が見えるので、不安も少し軽くなります。

ステップ2:1回30分で終わる大きさに分ける

次に、書き出したことを、1回30分くらいで終わる大きさに分けます。「数学Ⅱの復習」なら「三角関数の加法定理の例題10題」、「英単語帳の2周目」なら「1日100語ずつ」のように、何をどこまでやれば終わりかがはっきりする形にします。古文の助動詞なら「古文文法辞典」の1項目ずつ、というように区切ることもできます。

ステップ3:入試の日から逆算して日付をつける

分けたものに、「いつやるか」の日付をつけます。日付のない予定は、また「いつか」に戻ってしまうからです。入試の日から逆算して、月の目標・週の目標・今日の分と小さくしていきます。計画の立て方は「計画の立て方」でもくわしく説明しています。1週間に1日は予備日をつくり、できなかった分をそこへ回すと、計画がくずれにくくなります。

ステップ4:今日の分を「5分だけ」始める

最後に、今日の分を始めます。ここでのコツは、「まず5分だけ」と決めることです。5分ならやる気がなくても始められますし、始めてしまえば、そのまま続けられることが多いものです。5分でやめてもかまいません。ゼロの日をつくらないことが、いちばん大事です。

「いつか」の言い方今日の分にすると
いつか数学をちゃんとやる今日:問題集の例題12〜15番(30分)
いつか英単語を覚え直す今日:単語帳の1〜100番を1周(20分)
いつか模試の復習をする今日:数学の大問1つを解き直す(30分)
いつか古文の文法をやる今日:助動詞「む」の意味を確認(15分)
いつか過去問を解く今日:志望校の過去問を1年分ダウンロード・コピー(10分)

「今日の分」を書いたメモは、机の見える所に置いておきましょう。終わったら線を引いて消すと、達成感があって次の日も続けやすくなります。勉強の記録をつけるやり方は「勉強記録のつけ方」でも紹介しています。

「ここが大事!」と説明する合格先生

合格先生

「いつか」は来ないけど、「今日」は毎日必ず来る。やることを小さく分けて日付をつければ、どんな大きな目標も「今日の分」になるよ!

1.01の法則:毎日少しの積み重ねが大きな差に

元の記事では、「毎日ほんの少し、昨日より成長すれば長い目で見れば大きな成果につながります」として「1.01の法則と0.99の法則」を紹介しました。

1.01の365乗と0.99の365乗

毎日1%だけ成長する(1.01倍)と、1年365日で 1.01の365乗 ≒ 37.8倍になります。反対に、毎日1%だけ手を抜く(0.99倍)と、0.99の365乗 ≒ 0.026倍です。毎日のちがいはたった2%なのに、1年たつと1,000倍以上の差になります。もちろん、勉強の力がこのとおりに計算できるわけではなく、計算上のたとえですが、「毎日の小さな差が積み重なる」ことをよく表しています。

1.01の法則と0.99の法則(1年=365日) 0 10 20 30 40 0日 90日 180日 270日 365日 倍 1.01の365乗 ≒ 37.8倍 0.99の365乗 ≒ 0.026倍 はじめは差が ほとんど見えない 毎日1%のちがいが、1年で大きな差になる(計算上のたとえ)
1.01の365乗は約37.8、0.99の365乗は約0.026。はじめの1か月はほとんど差が見えない

はじめは差が見えないから、のばしたくなる

グラフを見ると、はじめの1か月くらいは、2本の線の差がほとんど見えません。1.01の30乗は約1.35なので、1か月がんばっても「1.35倍」にしかならないのです。はじめのうちは差が見えないので、「今日くらいさぼっても同じ」と思いやすいのですが、その差は後になって大きく開きます。

「いつかできることは今日もできる」と「1.01の法則」を合わせて考えると、今日の小さな1歩を、毎日続けることがいちばん強い、ということがわかります。毎日の積み重ねの大切さは「キサマらを強くするのは毎日の積み重ねじゃ」や「積小為大(二宮尊徳)」、続けることの大切さは「継続は力なり」でも紹介しています。

高校2年生はもう受験生:受験勉強はいつから始める?

元の記事は2014年3月、受験シーズンが終わるころに書いたもので、「高校2年生の皆さん。あなたたちはもう受験生ですよ!!」と呼びかけています。3月は、先輩たちの入試が終わり、高2生が次の受験生になる時期です。

「受験勉強いつはじめるの?」の答え

「受験勉強はいつから始めればいいですか?」という質問の答えは、この格言そのものです。いつか始めるつもりなら、今日から始められます。高2の3月なら、入試まではおよそ1年。1年は長いようで、学校の行事や模試、定期試験をのぞくと、自由に使える時間は思ったより少ないものです。

高2の3月から入試までの1年(例) 高2の3月 今日 受験生スタート 高3の春 4〜6月 基礎の総点検 高3の夏 7〜8月 苦手をつぶす 高3の秋 9〜11月 過去問・記述 高3の冬 12〜3月 共通テスト・2次 時期の分け方は一例。志望校の入試科目と学校の進度に合わせて直す
高2の3月から入試までの1年の流れの例。春に基礎、夏に苦手、秋に過去問、冬に本番

高2の3月から始めること

高2の3月から高3の春にかけては、基礎の総点検から始めるのがおすすめです。具体的には、次のようなことです。

教科高2の3月〜高3の春にやること(例)
英語単語帳を1冊決めて毎日続ける。文法の苦手な単元を1つずつつぶす
数学高1・高2の範囲の例題を解き直し、解けない単元を書き出す
国語古文の単語と文法(助動詞・敬語)を固める。漢字を毎日少しずつ
理科・社会学校の授業の復習をため込まない。教科書を通して読む
全体志望校の入試科目と配点を調べ、どの教科に時間をかけるか決める

英単語の覚え方は「英単語の覚え方(基礎編1)」、数学の勉強の進め方は「数学の勉強法」、勉強法の全体の考え方は「大学受験の勉強法の基本」で説明しています。自分に合ったやり方を作りたい人は「オリジナル勉強法の作り方」もどうぞ。

高1・高3・浪人生にもあてはまる

この格言は、高2生だけのものではありません。高1生なら「高2になってから」、高3生なら「夏休みになってから」「模試が終わってから」、浪人生なら「予備校の授業が始まってから」というように、だれにでも「いつか」はあります。どの学年でも、いちばん早いスタートは今日です。

サクラちゃん

サクラちゃん

私、高2なんですけど、部活が夏まであるので、受験勉強は引退してからにしようと思ってました……。

合格先生

合格先生

部活をがんばるのは、とてもいいことだよ。でも、「引退してから」の「いつか」を、少しだけ今日に持ってくることはできるかな?

サクラちゃん

サクラちゃん

でも、部活のあとはつかれていて、長い時間は勉強できないです。

合格先生

合格先生

長い時間じゃなくていいんだ。通学の電車で英単語を20個、寝る前に古文単語を10個。それだけでも、引退までの数か月で大きな差になる。1.01の法則を思い出してごらん。

サクラちゃん

サクラちゃん

それならできそうです! 今日の帰りの電車から始めます!

「今やる」を伝える受験の格言・名言

「いつかできることは今日もできる」と同じように、「今やること」「毎日続けること」の大切さを伝える格言を集めました。どれも合格大作戦の「受験の格言」シリーズで、意味と受験への生かし方を説明しています。

格言・名言言葉の主共通するポイント
今日という一日は、明日という日の二日分の値打ちがあるベンジャミン・フランクリン今日の1日は明日の2日分
1.01の法則と0.99の法則(計算のたとえ)毎日の小さな差が1年で大きな差に
キサマらを強くするのは毎日の積み重ねじゃ鴨川会長(漫画『はじめの一歩』)毎日の積み重ね
積小為大二宮尊徳(二宮金次郎)小さなことを積み重ねて大きなことに
努力した者が全て報われるとは限らん鴨川会長(漫画『はじめの一歩』)成功した人はみんな努力している
本気でするから悔しいを知ることができる受験の格言本気で取り組む
受験の格言・名言11選いろいろな人才能や気分より、今日の行動

自分に合う格言の選び方・使い方は「受験の格言の選び方・使い方」、努力と才能についての格言は「努力は才能を超える」でも紹介しています。気に入った格言を1つ選んで、机の前や手帳に書いておくと、「明日から」と思ったときのブレーキになります。

勉強のことで悩んだら、受験の質問・相談ページから気軽に相談してください。ほかの受験生の様子を知りたいときは、受験掲示板「100点BBS」(https://www.100ten.info/)ものぞいてみてください。

まとめ:「いつか」は来ない。来るのは今日だけ

ポイント内容
格言いつかできることは今日もできる
言葉の主ミシェル・ド・モンテーニュ(1533〜1592、フランスの思想家)の言葉とされる。『エセー』の原文は確かめられない
英語Whatever can be done another day can be done today.
意味いつかやるつもりのことは、今日やることもできる。先にのばさず、今日始めよう
似た言葉「いつやるの?今でしょ!」(2013年の流行語大賞)、「今日という一日は明日の二日分」(フランクリン)
受験への生かし方書き出す→小さく分ける→日付をつける→今日の分を5分だけ始める

「明日からがんばろう」と思ったら、それは「今日の5分でできる部分」を探す合図です。いつかできることは、今日もできます。この記事を読み終えた今この瞬間から、今日の分を始めましょう。

ひらめいたうかるくん

うかるくん

「いつか」はカレンダーにない! 「明日から」はやめて、今日の5分から始めます!

よくある質問

「いつかできることは今日もできる」は誰の言葉ですか?

フランスの思想家ミシェル・ド・モンテーニュ(1533〜1592年)の言葉とされています。英語では "Whatever can be done another day can be done today." の形で知られますが、代表作『エセー』のどこにあるかは確かめられていません。

「いつかできることは今日もできる」の意味は?

「いつかやるつもりのことは、今日やることもできる」という意味です。「明日から」と先にのばさず、今日できる分だけでも今日始めようという教えです。

モンテーニュはどんな人ですか?

16世紀フランスの思想家で、『エセー(随想録)』の著者です。ボルドーの高等法院の法官やボルドー市長を務めました。「私は何を知っているか(ク・セ・ジュ)」の言葉で知られ、英語の essay の語源になったフランス語の essai(試み)を本の題にしました。

「いつやるの?今でしょ!」はいつの流行語ですか?

2013年です。2013年のユーキャン新語・流行語大賞で「今でしょ!」が年間大賞に選ばれました。この年の年間大賞は「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」と合わせて4語でした。

勉強を先延ばしにしないコツは?

やることを書き出し、1回30分で終わる大きさに分けて日付をつけ、今日の分をまず5分だけ始めることです。ゼロの日をつくらないことが大切です。

あわせて読みたい

出典・参考

  • モンテーニュの生涯・『エセー』の刊行年・ボルドー市長の在任期間:Wikipedia(Michel de Montaigne、ミシェル・ド・モンテーニュ)で確かめた
  • 2013年ユーキャン新語・流行語大賞(年間大賞4語):報道(J-CASTニュース 2013年12月2日)などで確かめた
  • 写真:合格大作戦

最終更新:2026年10月23日/作成:大学受験合格大作戦

合格神・五角丸

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そなたの頑張りを書けば、合格神・五角丸が運勢と「最後の一画」を授けるぞ。

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