今日は大学受験勉強法についての重要な考え方をお教えします。
まず大学受験に必要な要素は大きく分けて3つあります
①知識
これは情報を覚えることです。
英単語を覚えたり、数学の公式を覚えたりすることです。
②思考力
これは国公立や医大を目指す人には特に重要な要素です。
①で覚えた知識を使い、物事を論理立てて考える力です。
高校生がよく陥るワナがあります。
勉強はしているのに学力テストや模擬試験で点数がとれない・・・・。
一日に10時間も勉強をしているのに・・・・・。
こんな生徒をたまに見かけます。
勉強の内容をよくよく聞いてみると『ほとんど暗記にしか時間を使っていない』のです。
知識をたくさん身に着けることは重要なことです。しかしながら②の思考力を鍛える勉強をしていない生徒は点数が取れないのです。
重要なのは①知識を増やす勉強をするなということではなく。
②思考力を培う(つちかう)勉強をしなさいということです。
②思考力を得るには演習を十分にこなす必要があります。
かといって十分な知識がないまま演習するのは気が引ける・・・・。
そういって暗記勉強にはまって演習をおろそかにしてしまうのです。
演習を十分にこなすには『勉強自体』を『学習範囲全体』を客観的に見る必要があります。
あなたがまだ高校1年生・2年生ならラッキーです。担任の先生や塾の先生に相談し、今後習う範囲にどんなものがあり、どこの難易度が高いのか、どこの分野に時間がかかるのか尋ねて見るとよいでしょう。
先生に聞くのに抵抗がある人は、教科書や参考書を客観的に眺めてみましょう。
章や分野ごとのページ数だけでも大体の量や難易度がわかります。
量が多ければ問題は知識の組み合わせでいくらでも難しくできるので、思考力を問う問題が作成しやすいのです。
また②思考力を鍛える際にもうひとつの障害があります。
レベルや授業進度に合っていないと『ぜんぜんわからない』、『難しい』となってしまうのでやる気が出ないのです。
どういうレベルがあって自分が何をするべきかを客観的に見ることを心がけましょう。
Z会が無料で配っている『教材の流れをひと通り体感できる学年別教材見本』を利用するのもよいでしょう。
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(この教材見本を無料で配布するとはZ会も太っ腹です。)
あなたが高校3年生や受験生の場合、ちょっとあせる必要があります。
勉強自体を客観的にみることも重要ですが、もうひとつ大きな仕事があるのです。
それは
大学ごとの入試問題を客観的にみることです。
自分の志望大学がどんな問題を出題するか客観的に把握するのです。
そのための一番の方法はその大学の過去問題を解くことです。
まだ解くのが無理な場合は眺めるだけでもかまいません。
どの分野から多く出題されるかを知っておく必要があります。
入試直前まで入試問題をとっておくという受験生がいますがそれは間違いです。
10年前の古い問題から解いていく人がいますがそれも間違いです。
まず直近の問題から解いていきましょう。
出題傾向は徐々に変化しているのです。
東大・京大などは大手予備校が出版している予想問題集なども活用しましょう。
旧帝国大学や有名私立大学ほど出題傾向がはっきりしていますので、対策すれば効率よく勉強することができます。
ここまで説明した大学受験勉強法の基礎
①知識
②思考力
はわかっていただけたでしょうか。
次に
③テクニック
があります。
このテクニックを知っていれば問題を解く時間が大幅に短縮されたり、勉強が楽になります。
テクニックは科目ごとにたくさんあります。随時公開しています。
『合格大作戦目次』で探してみてください。