
この記事の結論
- 受験勉強の文房具は、「途切れない・詰まらない」「手が疲れにくい」「色の役割を決められる」「本番と同じ道具で練習できる」「切らさずに続けられる」の5つで選びます。高いものより、イライラせずに長く書けるものがいちばんです。
- 本番の筆記具は試験の形で変わります。共通テストのマークは黒鉛筆(H・F・HB)で、シャープペンシルはメモ・計算だけです(2026年の受験上の注意)。2次試験・私大の記述は、大学ごとの受験上の注意で確かめます。
この記事は、2014年1月に「受験勉強の強力な味方。ゼブラのシャーボX TS10」として書いたものです。元の記事は、仕事で使っていた多機能ペンをすすめる、短い紹介でした。2026年10月の書き直しで、元の体験談はそのまま残し、受験勉強に向く筆記具・文房具の選び方の記事に広げました。
シャーペン、多機能ペン、ボールペン、消しゴム、ノート、付箋(ふせん)の順に、選び方と使い方を図で説明します。最後に、共通テスト(大学入学共通テスト、旧センター試験)と2次試験の「本番の筆記具」、学年ごとのそろえ方もまとめました。特定の商品をすすめる記事ではありません。自分の手に合う道具を、自分で選べるようになるための記事です。
受験勉強の強い味方|元の記事(2014年)のシャーボXの話

まずは2014年1月の元の記事です。書いた人の体験談なので、文はほぼそのまま残しています(商品の画像の広告は外しました)。
今回は受験勉強の強い味方を紹介します。(受験グッズ)

元の記事(2014年)より:強い味方といってもかなり高級品なので、志望校に合格した際に合格祝いでプレゼントされる場合が多いのですが、ちょっと待ってください。大学に合格してからプレゼントしてもらうより、入試前にプレゼントしてもらったほうが、受験勉強の強い味方となります。
元の記事(2014年)より:受験生の多くはシャーペンや四色ボールペンを使っていると思います。ボールペンを使っていて、残量はあるのに急にインクが出なくなったり、シャーペンを使っていて芯が詰まったり、イライラして勉強に集中できない!なんてことはありませんか?
元の記事(2014年)より:私も仕事で使っていたペンがそんな状態でした。このシャーボX TS10を購入してからは仕事の能率が上がりました。何よりイライラすることがほぼ無くなったのでストレスから開放されたという点で変えてよかったと痛感しています。(もっと早く購入するべきだった)そして、ペンを使う量(紙ベースでやる仕事)が増えました。ちょっと楽しくなるんですね。受験生にとっては勉強するのが楽しくなるかもしれません。
元の記事(2014年)より:この「ゼブラ シャーボX TS10」は中の替え芯も自分で選ぶことができます。ノートをまとめる際によく使う色やお気に入りの色を選ぶことができます。

元の記事(2014年)より:インクの種類もたくさんあるのですが、書く量の多い受験生には「ジェルタイプ」のインクをお勧めします。ほんとストレスから開放されます。
元の記事(2014年)より:ちょっと難点なのはこの「ゼブラ シャーボX TS10」はかなり高級品なのです。定価が10,500円!!替え芯も別売りです。(替え芯はジェルタイプで1本160円)
元の記事(2014年)より:私が受験生の頃は4本100円とか、安いボールペンを使っていましたが、あの頃このシャーボを持っていたらもっとイライラが少なく勉強に専念できていたに違いない。(子供が高校に入学する頃に贈ろうと思う)
定価10,500円・替え芯1本160円は2014年当時の値段です。今の値段や替え芯の種類は、売り場や商品の公式情報で確かめてください。
この話でいちばん大事なのは、商品の名前ではなく「道具のイライラが消えると、書くのが楽しくなり、書く量が増えた」という点です。受験勉強は、何か月も毎日たくさん書き続ける作業です。1回1回は小さなイライラでも、積み重なると集中力を確実にけずります。ここから先は、その考え方を文房具全体に広げていきます。
受験勉強の文房具の選び方|5つのものさし
文房具の売り場には、たくさんの種類が並んでいます。迷ったときは、図1の5つのものさしで考えると決めやすくなります。
1.途切れない・詰まらない
元の記事の「急にインクが出なくなる」「芯が詰まる」は、受験生のよくある悩みです。書いている途中で手が止まると、考えていたことが頭から抜けてしまいます。数学の計算や英作文のように、考えながら書く勉強ほど影響が大きくなります。試し書きで、書き出しがかすれないか、線がとぎれないかを見ましょう。
2.手が疲れにくい
受験生は1日に何時間も書きます。軸(持つ部分)が細すぎると指に力が入りやすく、太すぎると細かい字が書きにくくなります。重さも、軽いほうが楽な人と、少し重いほうが安定する人がいます。売り場で名前を数回書くだけでなく、1行の文を書いて、自分の手に合うかを確かめましょう。
3.色の役割を決められる
色ペンは、使い方を決めてこそ役に立ちます。決めずに使うと「どれが大事だったか」が後でわからなくなります。色は3〜4色までにして、それぞれの役割を決めます(図4)。
4.本番と同じ道具で練習できる
入試の本番では、使える筆記具に決まりがあります。共通テストのマークは黒鉛筆です。ふだんからシャーペンだけで練習していると、本番で鉛筆の書き味にとまどうことがあります。高3になったら、過去問や模試は本番と同じ筆記具で解きましょう(くわしくは後の「本番の筆記具」へ)。
5.切らさずに続けられる
替え芯や消しゴムを切らすと、その日の勉強が止まります。予備を1つずつ筆箱に入れておくだけで防げます。高いペンでも、替え芯で長く使えるなら、結果として安くすむこともあります。

合格先生
文房具は「高いか安いか」より、イライラせずに長く書けるかで選ぼう。道具のトラブルを先に消しておけば、頭は問題を解くことだけに使えるんだ。
シャーペンの選び方|芯の太さと濃さ
シャーペン(シャープペンシル)は、受験勉強でいちばん長く使う道具です。選ぶときは、本体より先に芯の「太さ」と「濃さ」を決めると迷いません。
芯の太さ:0.3・0.5・0.7・0.9mm
いちばん多く使われているのは0.5mmです。0.3mmは細い線で小さな字が書けるので、問題集のすき間に書きこむときや、細かい図に向きます。ただし折れやすくなります。0.7mmや0.9mmは太くて折れにくく、すらすら速く書けます。答案に大きめの字を書く練習や、筆圧の強い人に向きます。
芯の濃さ:H・F・HB・B・2B
芯は、H→F→HB→B→2Bの順にやわらかく、濃くなります。Hに近いほどかたくて薄い線、Bに近いほどやわらかくて濃い線です。濃い芯は軽い力でもはっきり書けるので、手が疲れにくくなります。そのかわり、減りが早く、こすると手や紙が黒くなりやすくなります。筆圧が強い人はHB、弱い人はBや2Bのように、自分の書き方に合わせて選びましょう。
本体の選び方:持つ所・重さ・芯の出し方
- 持つ所(グリップ):ゴムや樹脂の持つ所があると、すべりにくく指が痛くなりにくい。
- 重さと重心:先の方が重いと安定し、後ろが重いと軽く動かせる。長く書いて決める。
- 芯の出し方:後ろを押す形がいちばん多い。どの形でも、芯が出る長さが一定かを確かめる。
- 芯の入れ方:芯を入れすぎると中でつまることがある。数本ずつ足すのが安全。
なお、元の記事のシャーボXのように、シャーペンとボールペンが1本になった多機能ペンもあります。持ちかえる手間がなくなるので、ノートまとめのように「書いては色を変える」作業に向いています。
多機能ペン・色ペンの使い方|色は3〜4色まで
元の記事にある「四色ボールペン」や多機能ペンは、1本で色を変えられるのが強みです。大事なのは、色ごとの役割を先に決めておくことです。
色の役割の決め方(例)
| 色 | 役割の例 | ポイント |
|---|---|---|
| 黒 | 板書・問題・本文を写す | ノートの大部分。基本の色 |
| 赤 | 覚える語句・公式 | 赤やオレンジは赤シートで隠せるので、暗記に使える |
| 青 | 自分の解き直し・気づき | 間違えた理由を書くと、復習で役に立つ |
| 緑 | 先生の補足・参考 | 試験に直接は出なくても、理解を助ける話 |
この表は一つの例です。大切なのは、決めたルールを全教科で同じにすることです。教科ごとに色の意味が変わると、見返したときに混乱します。ルールはノートの表紙の裏に書いておきましょう。
色を増やしすぎない
蛍光ペンや色ペンをたくさん使うと、ノートははなやかになります。しかし、色をぬるのに時間がかかり、全部が大事に見えて、結局どこが大事かわからなくなります。色を変えるのは「後で見返したときに、目を止めたい所」だけにしましょう。ノートのまとめ方は「東大合格生のノートの取り方」でも、教科別に図で説明しています。
うかるくん
友だちのノート、10色くらい使っていてすごくきれいなんです。ぼくもペンを買い足したほうがいいですか?
合格先生
きれいなノートが悪いわけじゃないよ。でも、色ぬりの時間は問題を解く時間にはならない。色は3〜4色に決めて、「赤は覚える」「青は自分の間違い」のように役割で使い分けよう。
うかるくん
ペンを買い足すより、今ある4色にルールを決めるほうが先ですね。表紙の裏に書いておきます。
ボールペンの選び方|油性・ゲル(ジェル)・水性の違い
ボールペンは、インクの種類で書き味が大きく変わります。元の記事で「書く量の多い受験生には『ジェルタイプ』」とすすめていたのは、ゲルインク(ジェルインク)のことです。3種類の一般的な傾向は図3のとおりです。
油性インク
乾きが速く、手でこすってもにじみにくいのが長所です。インクが長持ちするので、問題集への書きこみや、手帳・計画表に向きます。書き味は少し重いことがありますが、なめらかに書けるよう工夫したものもあります。
ゲル(ジェル)インク
水性のなめらかさと、色のあざやかさをあわせ持つインクです。軽い力で濃い線が書けるので、たくさん書くノートまとめに向きます。そのかわり、インクの減りが早めで、書いた直後にこするとにじむことがあります。替え芯を切らさないことが大切です。
水性インク
さらさらと軽く書けますが、乾くのが遅く、紙によってはにじんだり裏うつりしたりします。下書きやメモに向いています。
消せるボールペンの注意
こすると消えるボールペンは、熱でインクの色が消える仕組みのものです。勉強のメモには便利ですが、温度によって字が消えることがあるため、大事な書類や提出物には向きません。入試の答案には、試験ごとに決められた筆記具を使います(後の「本番の筆記具」を見てください)。
消しゴムの選び方|よく消える・紙をいためない
消しゴムは地味ですが、毎日何百回も使う道具です。選ぶときのポイントは3つです。
- よく消える:軽い力で消えるものは、紙をいためず、時間もかかりません。
- 消しくずがまとまる:くずが散らばりにくいと、机の上がきれいなまま勉強できます。
- 角が使える形:細かい所だけ消したいときは、角を使います。角が丸くなったら、切って新しい角を作るのも一つの方法です。
共通テストで使えるのはプラスチック製の消しゴムです(2026年の受験上の注意)。マークを消すときは、消し残しがないように、ていねいに消します。うすく残っていると、機械が読み取ってしまうおそれがあります。
消しゴムによく似たものにも注意しましょう。合格大作戦では、試験の前日に消しゴムだと思って買ってきたものが、実は水を使う掃除用のスポンジだった、という話を「間違えて受験生に買ってはいけないグッズ」で紹介しています。名前に「落ちる」とつく品は、縁起の面でも受験生への贈り物には向きません。
ノートの選び方|罫の幅・綴じノートとルーズリーフ
罫(けい)の幅
ノートの横線を「罫」といいます。A罫は7mm、B罫は6mmの幅が一般的です。A罫は行の幅が広く、大きめの字や、英文の下に訳を書きこむ使い方に向きます。B罫はいちばん標準で、ふだんの授業ノートに使いやすい幅です。方眼(ます目)は、図やグラフ、式の位置をそろえやすいので、数学や理科に向いています。
ノートの大きさ:B5とA4
学校のノートでよく使われるのはB5です。かばんに入れやすく、どの教科にも使えます。A4はひとまわり大きく、配られたプリント(A4が多い)をそのまま貼れるのが長所です。数学の長い計算や、英文を大きく写して書きこむ使い方にも向いています。どちらにするかは、学校のプリントの大きさと、かばんの大きさで決めるとよいでしょう。
綴じノートとルーズリーフ
| 綴じノート | ルーズリーフ | |
|---|---|---|
| よい点 | ページがばらばらにならない。順番がくずれない | 並べかえ・差しこみができる。教科ごとに分けやすい |
| 気をつける点 | 途中にページを足せない | なくしやすい。整理に時間をかけすぎない |
| 向く使い方 | 授業ノート・単語ノート・計算ノート | 問題の解き直し・まとめ直し・間違いノート |
どちらがよいかは人によります。迷ったら、授業は綴じノート、間違えた問題の解き直しはルーズリーフのように、役割で分けるのも一つの方法です。数学の解き直しのしかたは「数学の勉強法(解法の暗記→演習→過去問の3段階)」、ノートの左右の使い分けは「東大合格生のノートの取り方」で説明しています。紙のノートのかわりに電子のノートを使う方法は、「受験生にお勧めの電子ノート」で取り上げています。
まとめノートに時間をかけすぎない
ノートづくりそのものが目的になると、勉強した気分だけが残ります。ノートは「後で見返して、問題を解けるようになるための道具」です。見返さないページをきれいにするより、問題を1問多く解くほうが点数につながります。
付箋(ふせん)・単語カード・クリアファイルの使い方
付箋は「印」と「メモ」の2つの使い方
付箋は、参考書や問題集に貼る印として使うと便利です。たとえば「間違えた問題」「もう一度解く問題」「先生に質問する問題」で色を分けます。解けるようになったらはがすと、残っている付箋の数が「まだできていない問題の数」になります。もう一つはメモとしての使い方です。覚えたいことを付箋に書いて、机の前や手帳に貼っておきます。
単語カード
単語カードは、英単語・古文単語・漢字・年号など、短い問いと答えを覚えるのに向いています。覚えたカードは輪から外し、覚えていないカードだけを持ち歩くと、すきま時間の復習が速くなります。漢字の書き順や読みを確かめたいときは「漢字合格大作戦」も使ってください。
クリアファイルとペンケース
プリントは教科ごとにクリアファイルに分けると、なくしにくくなります。ペンケースは、中身を少なくしておくと、使いたいものがすぐ取り出せます。たくさん入れるより、決めたものだけを入れるのがコツです。
筆箱の中身の例(ふだん用と本番練習用)
筆箱を2つに分けておくと、過去問や模試のときに道具を入れかえる手間がなくなります。中身の一例です。
| ふだんの勉強用 | 本番練習用(共通テスト) | |
|---|---|---|
| 書く | シャーペン1〜2本・色ペン(3〜4色) | 削った黒鉛筆(H・F・HB)を数本 |
| 消す | 消しゴム1個+予備 | プラスチック製の消しゴム+予備 |
| そのほか | 替え芯・付箋・小さな定規 | 小さな鉛筆削り(電動でないもの)・時計 |
本番練習用には、本番の机に置けないもの(定規など)は入れません。そうしておけば、そのまま試験の日の筆箱になります。
文房具のよくある失敗とイライラの減らし方
元の記事の「イライラして勉強に集中できない」は、道具を少し工夫すれば減らせます。よくあるトラブルと対策を図にしました。
インクが「残っているのに出ない」とき
元の記事にある「残量はあるのに急にインクが出なくなる」は、ペン先が乾いたり、ペン先のボールのまわりにほこりや紙の繊維がついたりして起こることが多いといわれます。使わないときはキャップをする、ノック式なら芯を引っこめておく、といった習慣で起こりにくくなります。出なくなったら、いらない紙に小さな円をくるくる書くと、また出ることがあります。それでもだめなら、替え芯に交換しましょう。
よくある失敗
- 新しい文房具を集めることが楽しみになる:道具をそろえただけで、勉強した気分になってしまいます。買うのは「今の道具で困っていること」があるときだけにしましょう。
- 色ペンを何本も持ち歩く:どれを使うか迷う時間がむだになります。色は3〜4色まで。
- 替え芯・芯の予備がない:夜や休みの日に切れると、その日の勉強が止まります。
- 本番と違う筆記具でしか練習していない:マークの塗り方や記述の字の濃さに、本番でとまどいます。
- 直前期に新しいペンに替える:手になじむまで時間がかかります。直前期は使い慣れた道具で。
勉強の効率を上げる工夫は、受験の裏技をまとめた「受験の裏技・テクニック30選」でも紹介しています。集中力そのものを試してみたい人は「集中力を鍛える問題」もどうぞ。
共通テスト・2次試験の筆記具|本番で使えるもの
ふだんの勉強の道具と、入試本番の筆記具は分けて考えます。本番で使えるものは、試験ごとに決まっています。
共通テスト(マークシート)
2026年1月の共通テストの「受験上の注意」では、マークに使うのは黒鉛筆(H・F・HB)とプラスチック製の消しゴムでした。シャープペンシルはメモや計算に使うときだけ机に置けます(黒い芯に限る)。鉛筆削りも置けますが、電動式・大型のもの・ナイフ類は使えません。また、和歌や格言などが印刷された鉛筆は使えません。2027年の決まりは、2026年12月上旬に公表予定の「受験上の注意」で必ず確かめてください。
持ち物の全体は「共通テストの持ち物リスト」、前日の準備は「共通テスト前日にやっておきたいこと20」、当日の会場での注意は「共通テスト当日の注意22」にまとめています。マークの塗り方や時間配分のコツは「共通テストの解き方(時間配分・見直し・マーク)」へ。
サクラちゃん
ふだんはシャーペンで勉強しているんです。共通テストのために鉛筆に慣れておいたほうがいいですか?
合格先生
うん。マークは黒鉛筆と決まっているから、過去問や模試のマーク練習は鉛筆でしよう。鉛筆は先が丸くなると塗るのが速くなる、といった感覚も練習のうちにつかめるよ。
サクラちゃん
削った鉛筆と消しゴムを、過去問を解くとき用の筆箱にまとめておきます!
2次試験・私立大学(記述式)
国公立大学の2次試験や私立大学の記述式の試験で使える筆記具は、大学ごとの受験上の注意や受験票の案内で確かめます。どの試験でも共通して大事なのは、採点する人が読みやすい字を書くことです。うすい字や小さすぎる字は読み違えられるおそれがあります。消すときは前の字が残らないように、ていねいに消しましょう。記述答案の書き方は「京大受験数学の極意(答案の書き方)」でも取り上げています。
学年別・受験生の文房具のそろえ方
高1:基本の筆箱を作る
シャーペン1本、色ペン(または多機能ペン)、消しゴム、付箋があれば十分です。この時期に色のルールを決めておくと、3年間のノートが同じ形でそろいます。
高2:ノートを教科別に整える
勉強の量が増えるので、手が疲れないかを見直します。指が痛くなるなら、太めの軸や持つ所のやわらかいものに替えてみましょう。ノートは教科ごとに分け、間違いノート(解き直し用)を作り始めるのによい時期です。勉強の量を記録したい人は「勉強記録(勉強ログ)のつけ方」も参考にしてください。
高3:本番と同じ道具で練習する
過去問や模試は、本番の筆記具で解きます。共通テストの練習は鉛筆とプラスチック製の消しゴム、記述の練習は答案用の筆記具です。時間を計って解くと、マークを塗る速さや、記述の字の大きさの感覚がつかめます。
直前期:新しい道具は控え、予備をそろえる
直前期に新しいペンや消しゴムを試すと、手になじむまで時間がかかります。使い慣れた道具の予備をそろえるだけにしましょう。直前期の勉強法は「入試直前期の勉強法(新しい教材に手を出さない)」にもまとめています。
受験生へのプレゼントに文房具|親御さんへ
受験生の親御さんへ
元の記事(2014年)より:大学合格後に「ゼブラ シャーボX TS10」をプレゼントするなら、受験前のこの時期にプレゼントしてあげる方が、受験生にとってはありがたいですよ!
元の記事のこの考え方は、文房具全体にあてはまります。合格祝いより、勉強している今こそ、毎日使う道具が役に立つからです。ただし、手に合うかどうかは本人にしかわかりません。贈るときは、本人と一緒に売り場で試し書きをするか、ふだん使っているものの予備(替え芯・消しゴム・ノート)を贈るのが確実です。直前期なら、新しい種類より使い慣れたものの予備がよいでしょう。
受験生への贈り物の例は「受験合格グッズのまとめ」に、家庭での声かけややる気の引き出し方は「勉強が好きになる子どもの育て方」にまとめています。やる気が続かないときは「東大生の勉強法(やる気の保ち方と続けるコツ)」も読んでみてください。
まとめ|文房具は「イライラを消す」ための道具
- 文房具は途切れない・疲れにくい・色の役割・本番と同じ・切らさないの5つで選ぶ。
- シャーペンは0.5mm・HB〜Bを基準に、筆圧で芯の濃さを変える。
- 色は3〜4色まで。役割を決めて、全教科で同じルールにする。
- たくさん書くならゲル(ジェル)、こすれに強いのは油性。替え芯は切らさない。
- 共通テストのマークは黒鉛筆(H・F・HB)。2次・私大は大学の受験上の注意で確かめる。
- 直前期は新しい道具を控え、使い慣れたものの予備をそろえる。
元の記事にあるとおり、道具のイライラが消えると、書くことが少し楽しくなります。書く量が増えれば、そのぶん力もつきます。文房具選びで迷ったら、受験の質問・相談のページ「受験の質問・相談」でも気軽にたずねてください。

サクラちゃん
高い道具より自分の手に合う道具! 色は3〜4色に決めて、替え芯と消しゴムの予備を筆箱に。共通テストのマーク練習は鉛筆でね!
関連記事:受験グッズ
よくある質問
受験勉強にはシャーペンとボールペンのどちらがいいですか?
消して書き直すことが多い数学の計算や下書きはシャーペン、ノートまとめや書きこみはボールペンが向きます。両方が1本になった多機能ペンもあります。自分の手に合うものを試し書きで選びます。
共通テストでシャープペンシルは使えますか?
メモや計算に使うときだけ使えます(黒い芯に限る)。マークは黒鉛筆(H・F・HB)でします(2026年の受験上の注意)。2027年は受験上の注意で確かめてください。
ゲル(ジェル)インクと油性インクのボールペンの違いは何ですか?
一般に、ゲルインクはなめらかで色がこく、たくさん書くノートに向きますが、インクの減りは早めです。油性インクは乾きが速くにじみにくく、長持ちします。商品によって差があります。
勉強のノートは何色のペンを使えばいいですか?
3〜4色までがおすすめです。たとえば黒は写す、赤は覚える語句、青は自分の解き直し、緑は先生の補足のように役割を決め、全教科で同じルールにします。
シャーペンの芯の太さと濃さはどれがいいですか?
いちばん多く使われているのは0.5mmです。濃さはHB〜Bを基準に、筆圧が強い人はかため、弱い人はやわらかめ(Bや2B)を選びます。
あわせて読みたい
- 東大合格生のノートの取り方|教科別のコツ【図解】
- 共通テストの持ち物リスト|必須・あると良い・持ち込めないもの
- 受験合格グッズのまとめ(受験生へのプレゼント)
- 勉強記録(勉強ログ)のつけ方|勉強を見える化する
- 共通テストの解き方|時間配分・見直し・マークのコツ
- 入試直前期の勉強法|新しい教材に手を出さない理由
出典・参考
- 元の記事(2014年1月)の体験談・写真。定価・替え芯の値段は2014年当時のもの
- 大学入試センター「令和8年度 大学入学共通テスト 受験上の注意」(机の上に置けるもの:黒鉛筆・シャープペンシル・プラスチック製の消しゴム・鉛筆削り)
- 芯の太さ・濃さ、インクの種類、ノートの罫の幅は、一般的な文房具の知識による(商品によって差がある)
- 図は大学受験合格大作戦が作成
最終更新:2026年10月22日/作成:大学受験合格大作戦












