受験生に買ってはいけないグッズ|消しゴムとメラミンスポンジのまちがい、共通テストで使えない文房具・時計【図解】

この記事の結論

  • 受験生にまちがえて買ってはいけない代表は、消しゴムに見えるメラミンスポンジです。水を含ませて使う掃除用品なので、試験の消しゴムにはなりません。
  • 共通テスト(大学入学共通テスト、旧センター試験)の机の上で使えるのは、黒鉛筆(H・F・HB)・プラスチック製の消しゴム・機能のない時計などに限られます(2026年の受験上の注意)。文房具は前日に買わず、1か月前から使い慣れた物を本番に持っていくのが安全です。
コーヒーブレーク

この記事は、2014年4月に「間違えて受験生に買ってはいけないグッズ。【要注意】」として書いたものです。元の記事は、センター試験の前日に、ある母親が消しゴムだと思って買ってきた物が、実は掃除用のスポンジだった、という短い話でした。

笑い話のようですが、試験の前日や当日の朝に気づいたら大あわてです。2026年10月の書き直しで、元の文はそのまま残し、「試験の前に買う文房具・持ち物のまちがい」の記事に広げました。消しゴム・鉛筆・時計のそれぞれで、どんな買いまちがいが起きやすいのか、共通テストの決まりではどうなっているのか、いつ・何を買えばよいのかを、図で順番に説明します。

持ち物の全体は「共通テストの持ち物リスト」に、試験前日の過ごし方は「共通テスト前日にやっておきたいこと20」にまとめています。この記事は、その中の「買い物のまちがい」に絞った記事です。

見た目は似ていても、まったく別の物 ○消しゴム 文房具 そのまま字を消せる 試験で使える ×メラミンスポンジ 掃除用品 水を含ませて使う 消しゴムにならない ≠ 買うときは「売り場」と「説明の文字」を見る
図1 消しゴムとメラミンスポンジは見た目が似ているが、まったく別の物

間違えて受験生に買ってはいけないグッズ|元の記事(2014年)

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まずは2014年4月の元の記事です。文はそのまま残しています(商品の画像の広告は外しました)。

元の記事(2014年)より:センター試験の前日にとある母親が消しゴムだと思って買ってきたというグッズ。

元の記事(2014年)より:実際は消しゴムではなく、メラミン樹脂でできたスポンジです。

元の記事(2014年)より:使用には水が必要なので、消しゴムとしては使えません。

元の記事(2014年)より:受験生におすすめのグッズはコチラ

元の記事では、このあとに「受験生におすすめの「受験グッズ」」と、多機能ペンを紹介した「受験勉強の強力な味方」の記事へのリンクがありました(2014年当時の記事。どちらも今は書き直して、合格グッズのまとめと、文房具の選び方の記事になっています)。

元の記事に出てくるのは、白くて四角い、消しゴムによく似た掃除用のスポンジです。元の記事では商品の名前を出していましたが、この記事では一般の名前(メラミンスポンジ)で書きます。

この話から分かる3つのこと

元の話は短いですが、受験の買い物で気をつけたいことが3つ入っています。

  • 見た目が似ている物がある:消しゴムとメラミンスポンジは、どちらも白くて四角く、手のひらにのる大きさです。
  • 前日に買うと、まちがいに気づく時間がない:前日の夜や当日の朝に気づいても、開いている店をさがす時間がありません。
  • 本人以外が買うと、まちがいが起きやすい:受験生がいつも使っている物を知らないまま買うと、似た別の物を選んでしまいます。

この3つは、消しゴムだけでなく、鉛筆や時計の買い物にも当てはまります。次の一覧で、試験の前に起きやすい買いまちがいをまとめます。

受験生に買ってはいけないグッズ 一覧|試験の前の買いまちがい10

試験の前に買う物で、まちがえやすい物を10個にまとめました。共通テストについては、大学入試センターの「令和8年度 大学入学共通テスト 受験上の注意」(2026年1月の試験)の決まりで確かめた内容です。2027年1月16日(土)・17日(日)の試験の決まりは、公表されたあとの受験上の注意で確かめてください。

まちがえやすい物なぜだめ?代わりに用意する物
消しゴムのつもりのメラミンスポンジ掃除用品。水を含ませて使うプラスチック製の消しゴム
B・2B などの鉛筆(共通テスト用)マークは H・F・HB に限るHB などの黒鉛筆
和歌・格言などが印刷された鉛筆共通テストでは使えない無地の黒鉛筆
目盛り(定規の機能)つきの鉛筆定規の機能がある鉛筆は使えない目盛りのない鉛筆
マーク用にシャーペンだけシャーペンでマークすると読み取れないことがあるマークは黒鉛筆、シャーペンはメモ用
色の芯のシャーペンシャーペンは黒い芯に限る黒い芯
スマートウォッチ身に付けていると不正行為となることがある機能のないふつうの時計
タイマー・秒針の音がする時計・大きい時計どれも机の上に置けない音のしない小さな時計
電動・大型の鉛筆削り、カッター電動式・大型・ナイフ類は不可小さな鉛筆削り
前日に買った新品だけ使い心地を試していない1か月前に買って慣らす

この10個のうち、1は元の記事の話です。2〜9は、共通テストの受験上の注意に書かれている「机の上に置けるもの」と「使用してはいけないもの」から分かる、まちがえやすい物です。10は、どの試験にも共通する注意です。

一覧を見ると、まちがいの多くは「似ているけれど、決まりに合わない物」だと分かります。消しゴムに似たスポンジ、ふつうの鉛筆に似た目盛りつきの鉛筆、腕時計に似たスマートウォッチ。どれも、ぱっと見ただけでは気づきにくい物です。

メラミンスポンジと消しゴムのちがい

メラミンスポンジとは

メラミンスポンジは、メラミン樹脂という素材でできた、細かい網目のあるスポンジです。水を含ませてこすると、表面の汚れをけずるようにして落とす掃除用品で、洗剤を使わずに汚れを落とせることから、台所やお風呂の掃除に使われています。

けずって落とすしくみなので、ツヤのある面などは傷がつくことがあり、使えない素材もあります(くわしくは商品の説明を見てください)。紙の上の鉛筆の字を消すための道具ではありません。

消しゴムとは

消しゴムは、紙の表面についた鉛筆の黒い粉(黒鉛の粉)をからめとって、消しくずといっしょに取りのぞく文房具です。今ふつうに売られている消しゴムの多くは、ゴムではなくプラスチック(ポリ塩化ビニル)でできたプラスチック消しゴムです。共通テストの受験上の注意でも、使える消しゴムは「プラスチック製の消しゴム」と書かれています。

なぜまちがえて買ってしまうのか

まちがえる理由は、だいたい次の3つです。

  1. 形と色が似ている:どちらも白い直方体で、大きさも近い物があります。
  2. 「消す」「落とす」という言葉が似ている:掃除用品の中には、名前に「消す」「落ちる」のような言葉が入った物があり、消しゴムの仲間に見えてしまいます。
  3. 同じ店で売っている:大きな店や生活用品の店では、文房具の売り場と掃除用品の売り場が近いことがあります。

家族が受験生のために買う物は、気持ちはありがたいのに、物がちがうことがあります。このすれちがいをなくすには、売り場で3つのことを確かめるのが近道です。

売り場で見分ける3つのチェック 消しゴム掃除用品 1 どの売り場にある? 文房具の棚 掃除用品の棚 2 使い方に「水」とある? 書いていない 「水を含ませて」 3 何を消す・落とす物? 鉛筆の字 汚れ・くすみ わからなければ、いつも使っている消しゴムと同じ物を買う
図2 売り場で消しゴムを見分ける3つのチェック

マークシートにメラミンスポンジを使うとどうなるか

メラミンスポンジは水を含ませて使う物なので、もしマークシートに使えば、紙がぬれたり、表面がけずれてけば立ったりするおそれがあります。共通テストの受験上の注意には、消し跡が残っていると解答が正しく読み取れないことがあると書かれています。紙をいためることは、読み取りのうえでも危ない使い方です。

そもそも、共通テストの机の上に置けるのは「プラスチック製の消しゴム」です。メラミンスポンジは机の上に置ける物の一覧に入っていません。試験会場には持っていかないのが正解です。

うかるくん

うかるくん

家の人が「消しゴム買っておいたよ」って白いスポンジをくれたんです……。これって使えないんですか?

合格先生

合格先生

それはメラミンスポンジかもしれないね。水を含ませて汚れを落とす掃除用品だから、マークシートの消しゴムにはならないよ。共通テストで使えるのはプラスチック製の消しゴムだ。

うかるくん

うかるくん

せっかく買ってきてくれたのに、なんだか悪いなあ……。

合格先生

合格先生

そこは家の掃除で役に立ててもらえばいいんだ。大事なのは、試験の前に自分の目で筆箱の中を確かめること。いつも使っている消しゴムと同じ物を2つ、筆箱に入れておこう。

うかるくん

うかるくん

わかりました! 今日のうちに自分で筆箱を点検します。

共通テストの持ち物|消しゴム・鉛筆の決まり(2026年の受験上の注意)

共通テストの受験上の注意には、試験時間中に机の上に置けるものが決められています。2026年(令和8年度)の受験上の注意では、受験票のほかに置けるものは次のとおりです。

  • 黒鉛筆(H・F・HB に限る。和歌・格言等が印刷されているものは不可)、鉛筆キャップ
  • シャープペンシル(メモや計算に使う場合のみ。黒い芯に限る)
  • プラスチック製の消しゴム
  • 鉛筆削り(電動式・大型のもの・ナイフ類は不可)
  • 時計(辞書・電卓・端末などの機能があるもの、機能の有無が判別しづらいもの、秒針音のするもの、キッチンタイマーや学習タイマー、大型のものは不可)
  • 眼鏡・ハンカチ・目薬・ティッシュペーパー(袋や箱から中身だけ取り出したもの)

そして、これ以外の物を使ったり置いたりしていると、試験終了まで預かることがあると書かれています。筆箱や下敷き、ボールペンなどは、この一覧に入っていません。筆箱から必要な物だけを出して机に並べ、筆箱そのものはかばんにしまう、と考えておくとまちがえません。

共通テストの机の上(2026年の受験上の注意) 受験票黒鉛筆(HB など)プラスチック消しゴム小さな鉛筆削り 時計(機能なし・音なし) シャーペン:メモ・計算だけ 眼鏡・ハンカチ・目薬・ティッシュ ×かばんにしまう物 筆箱定規・コンパススマホスマートウォッチ
図3 共通テストの机の上に置けるもの(2026年の受験上の注意より)

消しゴムは「プラスチック製」を2つ

消しゴムは、プラスチック製の消しゴムです。マークを直すとき、消し跡が残っていると解答が正しく読み取れないことがあるので、よく消える消しゴムを選びます。試験中に机から落として転がっていくこともあるので、同じ物を2つ用意しておくと安心です。

新品の消しゴムは角がとがっていて、紙の上ですべりやすいことがあります。前日に新品をおろすより、何週間か練習で使って、角が少し丸くなった物のほうが手になじみます。消しゴムの選び方は「受験勉強の文房具の選び方」でもくわしく説明しています。

鉛筆は「黒鉛筆の H・F・HB」

マークに使えるのは黒鉛筆の H・F・HB だけです。鉛筆の濃さは、うすくてかたい 2H・H から、F・HB をはさんで、濃くてやわらかい B・2B へと並びます。ふだん B や 2B を使っている人は、共通テスト用に H・F・HB の鉛筆を別に用意しなければなりません。

マークに使える鉛筆の濃さはこの3つ 2HHFHBB2B H・F・HB だけ うすい濃い ×文字入り 合格・格言など 和歌・格言の印刷は不可 ×目盛りつき 定規の機能がある鉛筆は不可
図4 マークに使える鉛筆は H・F・HB の3つ。文字入り・目盛りつきは使えない

文字入りの鉛筆・目盛りつきの鉛筆に注意

鉛筆の買いまちがいで気をつけたいのが、「和歌・格言等が印刷されている」鉛筆と、「定規の機能を備えた鉛筆」です。受験上の注意では、和歌・格言等が印刷された鉛筆は机の上に置けず、定規(定規の機能を備えた鉛筆等を含む)は試験時間中に使ってはいけないとされています。

合格祈願の鉛筆には、文字や絵が入った物もあります。合格鉛筆の扱い方は「合格鉛筆(五角形)の意味と共通テストで使える鉛筆の決まり」で図にしています。文字の入った鉛筆はお守りとして筆箱やかばんに入れ、マークは無地の黒鉛筆で、と分けておくと迷いません。

シャーペンはメモ・計算だけ

シャープペンシルは、メモや計算に使うときだけ使えます(黒い芯に限る)。受験上の注意には、シャープペンシルなどでマークすると解答が読み取れないことがあると書かれています。「いつもシャーペンだから鉛筆は要らない」と思って、鉛筆を買い忘れるのもよくあるまちがいです。色のついた芯も使えないので、筆箱の芯を黒にそろえておきます。

鉛筆削りは小さな物を

鉛筆削りは、電動式・大型の物・ナイフ類は不可です。手で回す小さな鉛筆削りを1つ入れておけば十分です。削った鉛筆を何本か用意しておけば、試験中に削る回数も少なくてすみます。

マークのぬり方も練習しておく

受験上の注意には、マークがうすい場合、一部分しかマークしていない場合、消し跡が残っている場合は、解答が正しく読み取れないことがあると書かれています。本番用の鉛筆と消しゴムで、過去問のマークシートをぬってみると、手の感覚が本番と同じになります。マークの時間配分や見直しのしかたは「共通テストの解き方」にまとめています。

「ここが大事!」と説明する合格先生

合格先生

共通テストのマークは黒鉛筆の H・F・HBとプラスチック製の消しゴムで。文字入りの鉛筆・目盛りつきの鉛筆・シャーペンでのマークはやめよう。

共通テストで使える時計・使えない時計

時計も買いまちがいが起きやすい持ち物です。共通テストの受験上の注意では、時計は机の上に置けますが、次のような時計は不可とされています。

  • 辞書・電卓・端末などの機能がある時計、その機能があるかどうか分かりにくい時計
  • 秒針の音がする時計
  • キッチンタイマーや学習タイマー
  • 大型の時計
試験で使える時計・使えない時計 ○使える ふつうの時計 機能がない秒針の音がしない小さい アラームは切る ×使えない スマートウォッチ 10:00タイマー 大型の時計 秒針の「カチカチ」が聞こえる時計 辞書・電卓などの機能つき
図5 試験で使える時計と使えない時計(2026年の受験上の注意より)

スマートウォッチは「使えない」

受験上の注意では、スマートウォッチなどのウェアラブル端末は、スマホや電子辞書と同じ「電子機器類」として、試験時間中に使ってはいけないとされています。さらに、かばんなどにしまわず、身に付けていたり手に持っていたりすると不正行為となることがあるとも書かれています。ふだんスマートウォッチを時計がわりにしている人は、試験用のふつうの時計を別に用意する必要があります。

タイマー・大きな時計・音のする時計

勉強のときにキッチンタイマーや学習タイマーで時間を計っている人も多いでしょう。でも、タイマーは試験の机の上には置けません。家での過去問演習のときから、本番と同じ時計で時間を計るようにしておくと、当日もとまどいません。

秒針の「カチカチ」という音がする時計も不可です。静かな試験室では、小さな音も周りの人の迷惑になります。また、携帯電話や時計などの音を長時間鳴らすなど、試験の進行に影響を与えることは不正行為とされています。アラームのある時計は、試験の前にアラームを切っておきます。

時計は「見慣れた文字盤」の物を

時計も、前日に新しい物を買うより、ふだんの勉強で使っている物のほうが、ひと目で残り時間が分かります。過去問を解くときから机の上に置いて、本番と同じ見え方で練習しておきましょう。共通テストの1日の流れと試験時間は「2027年 共通テストの時間割」で確かめられます。

試験の前日に買わない|文房具は使い慣れたものを

この話から言えるいちばん大事なことは、「前日に買うと、まちがいに気づく時間がない」ことです。メラミンスポンジのまちがいも、1か月前なら笑い話ですみますが、前日の夜では文房具店も閉まっています。

文房具は「前日に買わない」が基本 1 1か月前 本番用を買う同じ物を2つ2 2〜3週間 練習で毎日使う角を慣らす3 1週間前 筆箱を本番用に一覧で点検4 前日 買わない確認するだけ 本番は「使い慣れた物」がいちばん強い
図6 試験の文房具を買う時期の目安。前日は買わずに確認するだけ

1か月くらい前:本番用を「同じ物を2つ」

本番で使う鉛筆・消しゴム・時計は、試験の1か月くらい前にそろえます。共通テストなら12月の中ごろが目安です。ふだん使っている物と同じ物を2つずつ買えば、1つをなくしても、もう1つで同じように書けます。

2〜3週間:練習で毎日使う

買った文房具は、すぐに本番用としてしまいこまず、毎日の過去問演習で使います。鉛筆の書き心地、消しゴムの消え方、時計の見え方は、使ってみないと分かりません。合わないと感じたら、まだ買い直す時間があります。

1週間前:筆箱を「本番用」にする

試験の1週間くらい前に、筆箱の中を本番用にします。受験上の注意の所持品の一覧(受験票・身分証明書・黒鉛筆・プラスチック製の消しゴム・鉛筆削り・時計など)と見くらべて、決まりに合わない物(文字入りの鉛筆・色の芯・目盛りつきの鉛筆など)を外します。机の上に置かない物を本番の筆箱に入れないことも、当日のまちがいを減らします。

前日:買わずに「確認するだけ」

前日は、新しい物を買う日ではなく、そろえた物を確認する日です。鉛筆が削れているか、消しゴムが2つあるか、時計のアラームは切ったか。チェックが終わったら、早めに休みます。前日の過ごし方は「共通テスト前日にやっておきたいこと20」、当日の朝からの注意は「共通テスト当日の注意22」にまとめています。

「使い慣れた物」が強い理由

試験の本番は、ふだんより緊張しています。そんなときに、初めて使う鉛筆のかたさや、初めて見る時計の文字盤にとまどうと、小さな時間と気持ちのゆとりが失われます。ふだんどおりの道具を使えば、手と目はいつもの動きをしてくれます。直前期の心構えは「共通テスト直前期の心構え10」も参考にしてください。

これは持っていっていい? 迷いやすい物の考え方

一覧のほかにも、「これは買っておくべき? 机に出していい?」と迷う物があります。共通テストでは、机の上に置けるものの一覧にあるかどうかで考えると、答えがはっきりします。

鉛筆キャップ

鉛筆キャップは、机の上に置けるものとして一覧に入っています。削った鉛筆の先を守れるので、筆箱の中で芯が折れるのを防げます。

下敷き・ボールペン・修正テープ

下敷き・ボールペン・修正テープは、机の上に置けるものの一覧に入っていません。マークシートの試験では、解答は黒鉛筆とプラスチック製の消しゴムでするよう決められています。家では便利な道具でも、共通テストの机の上には出さないと覚えておきましょう。

定規・コンパス・電卓

数学の試験のために定規やコンパスを買っておこう、と考える人もいるかもしれません。でも共通テストでは、定規・コンパス・電卓・そろばん・グラフ用紙などの補助具は、試験時間中に使ってはいけないとされています。図はフリーハンドでかく練習を、計算は筆算の練習を、ふだんからしておきます。これらの道具も、かばんにしまわず身に付けていたり手に持っていたりすると、不正行為となることがあります。

耳栓

静かに集中したくて耳栓を買う人もいますが、受験上の注意では、監督者の指示などが聞き取れないことがあるので耳栓は使用できないとされています。周りの音が気になる人は、ふだんの勉強から、少し音のある場所で過去問を解いて慣れておく方法があります。

受験票・身分証明書は「買えない」持ち物

文房具はいざとなれば買い直せますが、受験票と身分証明書は店では買えません。2026年の共通テストからは、顔写真つきの身分証明書の持参が必須になりました。受験票を忘れたときは試験場本部で仮受験票を受け取る決まりがありますが、忘れないのがいちばんです。文房具の買い物と同じく、1週間前に「本番の袋」にまとめておくと安心です。

受験生の体調や生活のリズムの整え方は「受験生の体調管理」も参考になります。

保護者・家族が受験生の文房具を買うときのチェック

元の話のように、家族が受験生のために文房具を買ってくることはよくあります。その気持ちはありがたいものです。まちがいを防ぐために、次の点を確かめてから買うと安心です。

  1. 受験生がいつも使っている物の写真をとっておく:同じ物を買えば、まちがいがありません。
  2. 文房具の売り場で買う:掃除用品や台所用品の売り場の物は買わない。
  3. 包装の説明を読む:「水を含ませて」と書いてあれば掃除用品です。鉛筆なら H・F・HB の表示を確かめます。
  4. 文字や目盛りの入った鉛筆は、本番用にしない:お守りとして渡すのはよいことです。
  5. 前日ではなく、早めに渡す:本人が試して慣れる時間をつくります。

受験生へのプレゼントや差し入れを選ぶときは「合格グッズ・合格祈願お菓子まとめ」や「受験生への差し入れ・験担ぎグッズの選び方」も読んでみてください。験担ぎの意味は「「験を担ぐ」の読み方と意味・由来」で説明しています。

サクラちゃん

サクラちゃん

先生、わたしはいつもスマートウォッチで時間を見ているんです。共通テストもこれでいいですか?

合格先生

合格先生

それは要注意だよ! スマートウォッチはウェアラブル端末だから、試験時間中は使えない。かばんにしまわずに身に付けていると、不正行為となることがあると受験上の注意に書かれているんだ。

サクラちゃん

サクラちゃん

えっ、じゃあ時計がなくなっちゃいます……。

合格先生

合格先生

機能のないふつうの時計を1つ用意しよう。秒針の音がしない、小さな物だね。今から過去問を解くときに使えば、本番までに見慣れておけるよ。

サクラちゃん

サクラちゃん

わかりました! 今週のうちに用意して、明日の過去問から使います。

2次試験・私立大学の持ち物は大学ごとに確かめる

ここまでの決まりは、共通テストの受験上の注意によるものです。国公立大学の2次試験(個別学力検査)や私立大学の試験では、使える筆記具や時計の決まりが大学ごとにちがいます。記述式の試験でシャープペンシルを使えるかどうかなども、大学の受験案内や受験票といっしょに届く注意で確かめてください。

国公立大学の2次試験の準備は「2次試験の前日・当日チェックリスト」に、遠くの大学を受けるときの宿の選び方は「受験の宿(ホテル)の選び方」にまとめています。

受験生におすすめのグッズ・文房具の記事

元の記事の最後には「受験生におすすめのグッズはコチラ」として、2本の記事を紹介していました。今は、次の記事で読めます。

このほか、ノートまとめの道具は「ノートまとめはボールペンで」、机の上の片付けは「勉強机の整理整頓で勉強がはかどる」も役に立ちます。

まとめ|受験生の文房具は「早めに・同じ物を・決まりに合わせて」

  • 消しゴムに似たメラミンスポンジは掃除用品。水を含ませて使うので、消しゴムにはならない。
  • 共通テストのマークは黒鉛筆の H・F・HBとプラスチック製の消しゴム。文字入り・目盛りつきの鉛筆、シャーペンでのマークは避ける。
  • 時計は機能のない、音のしない、小さな物。スマートウォッチ・タイマーは使えない。
  • 文房具は1か月前に同じ物を2つ買い、練習で慣らす。前日は買わずに確認だけ。
  • 2027年の決まりは、公表後の受験上の注意で確かめる。2次・私大は大学ごと。

共通テストまでの日数は「2027年 共通テストのカウントダウン」で確かめられます。ほかの受験生の準備のようすは、受験掲示板「100点BBS」の共通テスト掲示板でも見られます。わからないことは「受験の質問・相談」でたずねてください。

指さして説明するサクラちゃん

サクラちゃん

筆箱の中はいつもの鉛筆(H・F・HB)・消しゴム2つ・ふつうの時計! 前日は買い物じゃなくて確認の日だよ。

よくある質問

メラミンスポンジは消しゴムとして使えますか?

使えません。メラミンスポンジは水を含ませてこすり、汚れをけずり落とす掃除用品です。共通テストで机の上に置ける消しゴムは「プラスチック製の消しゴム」です。

共通テストで使える消しゴムは何ですか?

プラスチック製の消しゴムです(2026年の受験上の注意)。消し跡が残ると読み取れないことがあるので、よく消える物を2つ用意すると安心です。

共通テストで使える鉛筆の濃さは?

黒鉛筆の H・F・HB に限られます。和歌・格言などが印刷された鉛筆は置けず、定規の機能がある鉛筆も使えません。

共通テストでスマートウォッチは使えますか?

使えません。スマートウォッチはウェアラブル端末として使用できず、かばんにしまわず身に付けていると不正行為となることがあります。機能のないふつうの時計を用意します。

試験の文房具はいつ買えばいいですか?

1か月くらい前に、ふだん使っている物と同じ物を2つずつ買い、練習で使って慣らします。前日は新しく買わず、そろえた物を確認するだけにします。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 元の記事(2014年4月)の文。センター試験の前日の話は元の記事のもの
  • 大学入試センター「令和8年度 大学入学共通テスト 受験上の注意」(机の上に置けるもの、使用してはいけないもの、マークの読み取り、不正行為)
  • 2027年の共通テストの日程は大学入試センター「令和9年度 大学入学共通テスト実施要項」による
  • メラミンスポンジのしくみ・消しゴムの材料・鉛筆の濃さの並びは一般的な知識による。図は大学受験合格大作戦が作成

最終更新:2026年10月23日/作成:大学受験合格大作戦

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