

この記事の結論
- 大学受験の英語は、①語彙→②文法書→③文法・語法演習(基礎編)→⑤英文解釈・④読解・⑥英作文(実践編)→⑦共通テスト・⑧私立大学・⑨国公立2次(受験対策)の9段を、下の段から順に上るのが基本です
- 各段には「ゴール」があり、ゴールに届いたら次の段へ進みます。リスニングと音読はどの段でも毎日少しずつ続けます
ここでの英語の勉強法は、大学入試対策の英語勉強法です。大学入学共通テスト(共通テスト、旧センター試験)、私立大学の一般選抜、国公立大学の2次試験(個別学力検査)で点を取るための英語を、どの順番で、どこまで仕上げればよいかをまとめます。
この記事は2008年に、英語の勉強法シリーズの目次として書いたものです。当時は「基礎編①〜③」「実践編④〜⑥」「受験対策⑦〜⑨」の9段に分け、基礎編から順に記事を書いていきました。2026年の書き直しでは、9段の目次をそのまま残し、まだリンクの無かった段にも合格大作戦の記事をつなぎました。さらに、各段で「何ができればゴールか」「いつ次に進むか」を足して、大学入試英語のロードマップとして読めるようにしています。
英語の記事を分野別に全部見たい人は「大学受験の英語勉強法まとめ(英語学習大作戦)」が記事一覧の入口です。このページは「順番と段階」に絞って説明します。
英語の勉強法 目次(基礎編・実践編・受験対策の9段)
まず、2008年の元の記事の目次です。基礎力を付ける勉強法(参考書)から始まり、実践、受験対策へと進みます。

| 段 | 元の目次 | くわしい記事 |
|---|---|---|
| 大学入試英語の勉強法【基礎編】 | ||
| ① | 語彙力 | 英単語・英熟語の覚え方(単語帳は1冊を極める) |
| ② | 文法書 | 英文法の参考書(文法書)の選び方と使い方 |
| ③ | 文法・語法演習 | 英文法・語法問題集のおすすめと使い方 |
| 英語の勉強法【実践編】 | ||
| ④ | 読解 | 英語が話せない人の勉強法(読む→聞く→話す)・海外ドラマで英語の勉強法 |
| ⑤ | 英文解釈 | ビジュアル英文解釈の使い方と英文解釈の勉強法 |
| ⑥ | 英作文 | 和製英語 一覧(英作文で使ってはいけないカタカナ英語) |
| 英語の勉強法【受験対策】 | ||
| ⑦ | センター試験英語対策 | 共通テスト英語の総仕上げ(旧センター試験対策) |
| ⑧ | 私立大学英語対策 | 早稲田 理工 英語 対策・慶應理工 英語の対策・偏差値30から早稲田・慶應に合格する英語学習法 |
| ⑨ | 国公立大学2次試験英語対策 | 京大英語のおすすめ参考書・東大の英単語は何語必要? |
2008年当時、④⑤⑥⑧⑨には記事のリンクがありませんでした。今は上の表のように、書き直した記事をつないでいます。⑦の「センター試験英語対策」は、2021年1月から大学入学共通テストに変わったので、今は共通テストの英語の記事として読めるように書き直しています。
大学入試英語 勉強の順番|9段のロードマップ
9段を1枚の図にすると、次のようになります。左の基礎編から右の受験対策へ進みます。
なぜ「基礎編」から始めるのか
英語の問題は、どの大学でも最後は「英文を読んで意味をとる」「日本語の内容を英語で書く」のどちらかに行きつきます。そのどちらにも、単語の意味(語彙)と、単語の並べ方のルール(文法)が必要です。単語を知らなければ文は読めず、文法を知らなければ単語の意味がわかっても文の意味は組み立てられません。
長文読解の問題集や過去問から始めると、1文ごとに知らない単語と文法でつまずき、1題を読むのに時間がかかります。時間をかけたわりに、何ができるようになったのかがはっきりしません。基礎編を先に固めると、その後の実践編と受験対策が速く進みます。
実践編は「英文解釈→読解」の順が進めやすい
元の目次では④読解、⑤英文解釈の順になっていますが、実際に勉強するときは⑤英文解釈を先に、④読解をあとにすると進めやすくなります。英文解釈は1文の構造をつかむ練習で、読解はそれを段落・文章全体に広げる練習だからです。図1では、実践編の中を⑤→④→⑥の順に並べています。
受験対策は「共通テスト」と「個別試験」を並べて進める
受験対策の⑦⑧⑨は、どれか1つだけをやるものではありません。国公立大学を受ける人は⑦と⑨、私立大学を受ける人は⑧(共通テスト利用方式も使うなら⑦も)が中心になります。志望校が決まったら、その大学の過去問を見て、どの段の力が一番求められているかを確かめましょう。
勉強全体の段階の考え方は「大学受験勉強法の進め方(合格への階段)」、知識と演習のバランスは「大学受験の勉強法の基本」でも説明しています。
うかるくん
早く過去問を解きたいんですけど、単語と文法からやらないとダメですか?
合格先生
一度、志望校の過去問を見てみるのはいいことだよ。どんな力が要るかがわかるからね。でも本格的に解くのは、基礎編を固めてから。部品が足りないまま組み立てても、時間ばかりかかってしまうんだ。
サクラちゃん
先にゴールを見て、それから下の段に戻るんですね。
合格先生
そのとおり。ゴールがわかると、単語や文法の勉強にも力が入るよ。
英語 勉強法 基礎編|①語彙 ②文法書 ③文法・語法演習
基礎編は3つの段でできています。たとえるなら、①語彙は英語の部品、②文法書は組み立ての説明書、③文法・語法演習は実際に組み立てる練習です。
① 語彙(英単語・英熟語)
語彙は、英語の力の土台です。単語帳を1冊決めて、何周もくり返して覚えます。単語帳をあれこれ買いかえるより、1冊を極めるほうが確実に力がつきます。覚えた単語は、音(発音)と例文といっしょに覚えると、長文の中でも意味が浮かびやすくなります。
どれくらいの数が必要かの目安として、今の学習指導要領では、中学校で1,600〜1,800語程度、高校で1,800〜2,500語程度の英単語を学ぶことになっています(文部科学省)。くわしくは「英単語・英熟語の覚え方【基礎編1】」、単語帳と長文の組み合わせ方は「英単語の覚え方は単語帳と長文どっち?」、学年に合った単語帳・熟語帳は「おすすめの英単語帳・英熟語帳(中3〜高2)」、熟語帳の選び方は「英熟語 参考書のおすすめと選び方」で紹介しています。
この段のゴール:使っている単語帳の見出し語を見て、8割ほどの意味がすぐ言える状態。単語の勉強は受験の最後まで続けるので、ゴールに届いたら次の段に進みながら、単語の復習は毎日続けます。
② 文法書
文法書(総合英語の参考書)は、英語のルールを体系的に説明した本です。最初から最後まで読み通すというより、辞書のように何度も引く使い方が中心になります。問題集で間違えたとき、英文で読めない形が出てきたときに文法書の該当ページを開き、例文と説明を読み直します。
文法書の選び方・使い方は「英文法の参考書(文法書)の選び方と使い方【基礎編2】」にまとめています。
この段のゴール:時制・助動詞・仮定法・関係詞・比較などの主な単元で、文法書の例文を見て「なぜこの形になるのか」を自分の言葉で説明できる状態。
③ 文法・語法演習
文法書で学んだルールを、問題を解いて使えるようにする段です。文法・語法の問題集を1冊決めて、何度もくり返します。間違えた問題に印をつけ、2周目・3周目は印の問題を中心に解き直すと、苦手なところだけを効率よく直せます。
語法とは、「この動詞のあとには to 不定詞が来る」「この形容詞は人を主語にしない」のような、単語ごとの使い方の決まりです。私立大学では文法・語法の問題が出ることが多いので、⑧の対策にも直結します。問題集の選び方と回し方は「英文法・語法問題集のおすすめと使い方【基礎編3】」へ。
この段のゴール:問題集を3周以上し、間違えた問題を解き直したときに、正解の理由まで言える状態。
英語 勉強法 実践編|⑤英文解釈 ④読解 ⑥英作文
実践編は、基礎編で身につけた知識を「読む力」「書く力」に変える段です。ここで初めて、入試に近い長さの英文を扱います。
⑤ 英文解釈(1文の構造をつかむ)
英文解釈は、英文の構造(主語・動詞・目的語・補語と修飾の関係)をつかんで、意味を正しく読み取る練習です。長い文でも、まず動詞を探し、主語を決め、修飾している部分をかっこでくくると、文の「骨組み」が見えてきます。
英文解釈の参考書の使い方と手順は「ビジュアル英文解釈の使い方と英文解釈の勉強法」でくわしく説明しています。国公立大学の2次試験で出る英文和訳は、英文解釈の力がそのまま点数になります。
この段のゴール:1文を見て、主語・動詞・修飾の関係がすぐわかり、日本語に正確に訳せる状態。
④ 読解(段落と文章全体を読む)
読解は、1文ずつの理解を、段落・文章全体に広げる練習です。英文解釈が「虫めがね」なら、読解は「地図」を見る勉強だといえます。段落の中で言いかえている部分、対比している部分、具体例の部分を見分け、文章全体で筆者が一番言いたいこと(主張)をつかみます。
読解の練習では、問題を解いて答え合わせをしたら終わりにせず、読めなかった文を英文解釈の手順で読み直すこと、そして読んだ英文を音読することが大切です。音読をくり返すと、英語を英語の順番のまま理解できるようになり、読む速さが上がります。読む・聞く・話すをつなげる練習は「英語が話せない人の勉強法」、海外ドラマを使った聞き取りの練習は「海外ドラマで英語の勉強法」でも紹介しています。
この段のゴール:入試に近い長さの英文で、各段落の要点を日本語で1文ずつ言え、文章全体の主張がまとめられる状態。
⑥ 英作文(和文英訳・自由英作文)
英作文には、日本語の文を英語に直す和文英訳と、与えられたテーマについて自分の考えを英語で書く自由英作文があります。どちらも、難しい表現を使う必要はありません。自分が確実に使える単語と文法で、まちがいのない英文を書くことが一番の得点源です。
和文英訳でよくある失敗は、日本語を一語ずつ英語に置きかえようとして、行きづまることです。まず日本語を「英語にしやすい易しい日本語」にかみくだいてから、主語と動詞を決めます。カタカナ語をそのまま英語だと思って使うのも失敗のもとです。英語では通じないカタカナ語は「和製英語 一覧」にまとめています。
英作文は、自分で書いたものをだれかに添削してもらうと伸びが速くなります。学校の先生に見てもらう、模範解答と自分の英文を比べて違いを書き出す、などの方法があります。
この段のゴール:2〜3行の和文英訳を、時制・単数複数・冠詞のまちがいなく書ける状態。自由英作文は、主張→理由→例→まとめの形で、決められた語数を書ける状態。

合格先生
実践編のコツは「読めなかった文を、読めるまで読み直す」こと! 問題を解く数より、1題をしゃぶりつくすほうが力になるよ。
英語 受験対策|⑦共通テスト ⑧私立大学 ⑨国公立2次
受験対策の段では、試験の形に合わせて、それまでの力を点数に変える練習をします。試験によって求められる力が違うので、志望校の試験の形を先に確かめておきましょう。
⑦ 共通テスト英語対策(旧センター試験英語対策)
2027年(令和9年度)の共通テストの英語は、リーディング80分・100点と、リスニング100点(解答30分、ICプレーヤーの確認などを含めて試験時間60分)です。どちらも1日目の2027年1月16日(土)に行われます(大学入試センターの実施要項)。時間割は「2027年 共通テストの時間割」にまとめています。
| 2008年当時(センター試験) | 2027年(共通テスト) | |
|---|---|---|
| 読む問題 | 筆記 200点 | リーディング 100点(80分) |
| 聞く問題 | リスニング 50点 | リスニング 100点(解答30分) |
この記事を書いた2008年当時のセンター試験の英語は、筆記200点とリスニング50点でした。今の共通テストはリーディングとリスニングが100点ずつなので、リスニングの比重が大きくなっています。リーディングは長い英文を時間内に読み切る問題が中心なので、実践編の読解と音読で「速く正確に読む力」をつけておくことが大事です。直前期の仕上げ方は「共通テスト英語の総仕上げ」、学年ごとの共通テストの勉強の進め方は「共通テストの勉強法」へ。
⑧ 私立大学英語対策
私立大学の英語は、大学・学部ごとに形が大きく違います。長文読解が中心の大学、文法・語法の問題が多い大学、英作文が出る大学など、さまざまです。たとえば早稲田大学の理工系3学部(基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部)の英語は、2026年度の入試要項で90分・120点でした。
私立大学対策の基本は、志望校の過去問を見て、出題の多い形に合わせて練習の比重を変えることです。文法・語法の問題が多い大学なら③の問題集の仕上げを、長文が多い大学なら④の読解と速読を厚くします。大学ごとの対策の例は「早稲田 理工 英語 対策」「慶應理工 英語の対策と勉強法」、偏差値が低いところから難関私大を目指す話は「偏差値30から早稲田・慶應大学に合格する英語学習法」にあります。
⑨ 国公立大学2次試験英語対策
国公立大学の2次試験の英語は、記述式の問題が中心です。英文和訳、内容説明(日本語で答える)、和文英訳、自由英作文などが出ます。マーク式の共通テストとは違い、部分点をとるには「何が書けていれば点になるか」を意識した答案づくりが必要です。
たとえば京都大学(京大)の個別試験の英語は120分の記述式で、2026年度は読解2題(和訳・内容説明)と和文英訳、自由英作文の4題でした。個別試験の英語にリスニングはありません(京都大学の入学者選抜要項・出題意図)。東京大学(東大)の外国語は120分で、英語の一部に30分程度の聞き取り試験があります(東京大学の入学者選抜要項)。このように、同じ国公立大学でも形が違うので、志望校の要項と過去問で確かめましょう。
京大の英語の参考書の順番は「京大英語のおすすめ参考書」、京大のリスニングの話は「京大入試の英語にリスニングはある?」、2014年の京大英語の振り返りは「2014年京大入試・英語は問題1の出来が勝負!?」、東大の単語の考え方は「東大の英単語は何語必要?」で読めます。
次の段に進む合図|英語の実力チェック
「いつ次の段に進めばいいのか」は、受験生からよく出る疑問です。完ぺきになるまで1つの段にとどまると、時間が足りなくなります。反対に、ゴールに届かないまま進むと、上の段でつまずきます。目安として、次のチェックを使ってください。
チェックが全部つかなくても、2つつけば次の段に進み、残りの1つは並行して続ける、という進め方でもかまいません。大事なのは、前の段の復習を止めないことです。単語と文法は、受験対策の段に入ってからも毎日少しずつ復習します。忘れる前に復習するタイミングの考え方は「エビングハウスの忘却曲線」の記事を参考にしてください。
段を飛ばすとどうなるか
- ①語彙を飛ばす:長文の1文ごとに知らない単語が出て、読むのに時間がかかる。推測ばかりになり、内容をとりちがえやすい。
- ②③文法を飛ばす:単語の意味はわかるのに、文の意味が組み立てられない。和訳で主語と目的語をとりちがえる。
- ⑤英文解釈を飛ばす:短い文は読めるのに、長く複雑な文で止まる。2次試験の和訳で部分点がとれない。
- ⑥英作文を後回しにする:高3の秋に初めて書いてみて、時制や冠詞のまちがいの多さに気づく。英作文は直すのに時間がかかるので、早めに始めたい段です。
サクラちゃん
高3の春なのに、まだ基礎編の文法が終わっていません……。もう間に合わないですか?
合格先生
あきらめなくていいよ。文法は問題集1冊にしぼって、2〜3か月で一気に周回しよう。並行して英文解釈も始めれば、夏には実践編に入れる。段を「同時に」進めるのも作戦のうちなんだ。
うかるくん
順番は守りつつ、時間がないときは重ねて進めるんですね。
合格先生
そう。ただし単語だけは毎日。どの段にいても、単語の復習は止めないこと。
英語が苦手な人は、どの段から始め直す?
英語が苦手な人は、高校生でも中学英語の文法から①②をやり直すのが近道です。be 動詞と一般動詞の区別、三人称単数の s、過去形と過去分詞、比較の形などがあいまいなままでは、高校の文法書を読んでも理解が積み上がりません。中学の範囲は量が少ないので、集中すれば短い期間で一周できます。
反対に、英語が得意な人は、①〜③のチェックを確かめたうえで、早めに⑤英文解釈と⑥英作文に進みましょう。得意な人ほど感覚で読み、感覚で書いてしまいがちです。2次試験の和訳と英作文では「なんとなく」では部分点がとれないので、構造を説明できる読み方と、まちがいのない書き方を身につけておくことが大切です。
英語の勉強時間の配分|段階ごとの1日のメニュー
同じ1日の英語の時間でも、今どの段にいるかで中身の配分は変わります。下の表は、1日に英語を90分とれる日の配分の例です(時間は目安)。
| 今いる段 | 単語・熟語 | 文法・解釈 | 読解・英作文 | リスニング・音読 |
|---|---|---|---|---|
| 基礎編 | 30分 | 45分(文法書・問題集) | — | 15分 |
| 実践編 | 20分 | 25分(英文解釈) | 30分 | 15分 |
| 受験対策 | 15分 | 15分(間違えた所の復習) | 45分(過去問) | 15分 |
表のように、単語とリスニング・音読はどの段でも毎日時間をとり、段が上がるにつれて読解・英作文・過去問の時間をふやしていきます。単語の時間は、通学の電車やすきま時間に回すと、机に向かう時間を実践の練習に使えます。
過去問に入ってからも、解きっぱなしにしないことが大切です。採点したら、読めなかった文は英文解釈の手順で読み直し、知らなかった単語は単語帳に書きこみ、英作文は模範解答と自分の答案を比べてまちがいを書き出します。過去問の復習は、それまでの段の総復習にもなります。直前期になっても新しい問題集に次々と手を出すより、今まで使った教材と過去問をくり返すほうが、確実に点数につながります。
部活動や学校行事で忙しい日は、15分でもかまいません。単語の復習と音読だけでも続けると、英語の感覚が切れずにすみます。英語は「毎日少し」が一番強い教科です。
英語 勉強 計画 学年別|高1・高2・高3でどの段をやるか
9段を3年間に割りふると、次のようになります。帯の長さは目安なので、始めた時期や志望校に合わせて調整してください。
高1:基礎編を固める
高1は、単語帳を1冊決めて毎日続けることと、文法書・文法問題集で主な単元をひと通り終えることが目標です。学校の授業の予習・復習で文法を確実にし、教科書の英文を音読する習慣をつけます。この時期に基礎編をしっかりやっておくと、高2からの実践編がずっと楽になります。
高2:実践編に入る
高2の前半は基礎編の仕上げ、夏ごろから英文解釈を始め、後半には長文読解と英作文に進みます。志望校をある程度しぼり、過去問を一度ながめて、どの形の問題が出るかを知っておくと、高3の計画が立てやすくなります。
高3:受験対策で点数に変える
高3の春から夏は、実践編の長文読解と英作文を厚くします。夏の終わりごろからは志望校の過去問に入り、秋以降は共通テスト対策と個別試験の対策を並べて進めます。直前期は新しい教材に手を広げず、今まで使った単語帳・問題集・過去問の復習に集中します。直前期の過ごし方は「入試直前期の勉強法」へ。
学校・予備校の授業との関係
授業を受けている人は、授業の予習・復習がそのまま「段」のどれかに当たるはずです。授業がどの段の練習なのかを意識すると、自習で足りない段がわかります。授業と自習の時間の配分については、読者の相談に答えた「予備校の授業は切るべき?英語の授業を切る判断基準と自習の時間配分」もあわせてどうぞ。自分に合った進め方を作る考え方は「オリジナル勉強法の作り方」にあります。

サクラちゃん
今いる段に印をつけて、その段のゴールを目標にすればいいんですね。わからないことは受験掲示板や質問のページで聞いてみます!
英語の勉強法 まとめ
- 大学入試英語は、基礎編(①語彙・②文法書・③文法・語法演習)→実践編(⑤英文解釈・④読解・⑥英作文)→受験対策(⑦共通テスト・⑧私立大学・⑨国公立2次)の9段で進める。
- 各段にゴールがある。ゴールに届いたら次の段へ。前の段の復習は止めない。
- 実践編は英文解釈を先に。読めなかった文を読み直し、音読する。
- 受験対策は試験の形で求められる力が違う。志望校の要項と過去問で確かめる。
- リスニングと音読は、どの段でも毎日。
勉強の進め方で迷ったら、「受験の質問・相談」のページから質問してください。
関連記事
よくある質問
大学受験の英語は何から始めればいいですか?
英単語(語彙)と英文法から始めます。単語帳を1冊決めて毎日続け、文法書と文法・語法問題集で主な単元をひと通り終えてから、英文解釈・長文読解・英作文に進むのが基本の順番です。
英文解釈と長文読解はどちらを先にやるべきですか?
英文解釈を先にするのがおすすめです。英文解釈は1文の構造をつかむ練習で、長文読解はそれを段落や文章全体に広げる練習だからです。
共通テストの英語の配点と試験時間は?
2027年の共通テストでは、リーディングが80分・100点、リスニングが100点です。リスニングは解答30分で、ICプレーヤーの確認などを含めた試験時間は60分です。
国公立大学の2次試験の英語は共通テストとどう違いますか?
2次試験は記述式が中心で、英文和訳・内容説明・和文英訳・自由英作文などが出ます。リスニングがあるかどうか、試験時間も大学ごとに違うので、志望校の入学者選抜要項で確かめます。
英作文の勉強はいつから始めればいいですか?
文法をひと通り終えた高2ごろから、短い和文英訳で始めるのが目安です。英作文はまちがいを直すのに時間がかかるので、高3の秋まで後回しにしないことが大切です。
あわせて読みたい
- 大学受験の英語勉強法まとめ|単語・文法・読解・英作文・リスニングの順番と記事一覧
- 英単語・英熟語の覚え方【英語の勉強法 基礎編1】
- 英文法の参考書(文法書)の選び方と使い方【英語の勉強法 基礎編2】
- 英文法・語法問題集のおすすめと使い方【英語の勉強法 基礎編3】
- ビジュアル英文解釈の使い方|英文解釈の勉強法
- 共通テスト英語の総仕上げ(旧センター試験対策)
出典・参考
- 大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト実施要項」(英語リーディング・リスニングの試験時間・配点・日時)
- 2008年当時のセンター試験英語の配点(筆記200点・リスニング50点)は当時の大学入試センターの実施要項による
- 京都大学「令和9年度京都大学入学者選抜要項」「令和8年度 京都大学一般選抜 解答又は解答例等及び出題意図 外国語(英語)」
- 東京大学「令和9年度入学者選抜要項」(外国語の試験時間・聞き取り試験)
- 早稲田大学「2026年度 一般選抜 入学試験要項」(基幹理工・創造理工・先進理工学部の外国語の時間・配点)
- 文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 外国語編 英語編」、資料「外国語教育の抜本的強化のイメージ」(学ぶ語数)
- 9段の目次と写真は2008年の元の記事(大学受験合格大作戦)。各段のゴール・次へ進む合図・学年別の帯は目安。英作文の例文は自作
最終更新:2026年10月23日/作成:大学受験合格大作戦












