お転婆(おてんば)の意味と語源|オランダ語ontembaar説・御伝馬説・オテバ説、漢字は当て字?類語「おきゃん」も

この記事の結論

  • 「お転婆(おてんば)」は、恥じらいなく活発にはしゃぎまわる女の子のこと
  • 語源は、オランダ語のontembaar(オンテンバール/馴らすことができない)から来たという説が有力とされる
  • ほかに御伝馬(おてんま)説・オテバ説もあるが、どれも確証はない(諸説あり)
言葉の意味・語源
馬

お転婆の意味

お転婆(おてんば)とは、「男勝りの活発な女の子」「手に負えないじゃじゃ馬娘」という意味です。百科事典(日本大百科全書)では、恥じらいなくはしゃぎ回ること、またそういう人と説明されています。

いまは女の子に使う言葉ですが、もとは男女どちらにも使われ、江戸の言葉では女性だけに使うようになったとされます。

私たちの世代だと、オテンバと聞いて頭に浮かぶのは「キャンディ・キャンディ」です。主題歌にも「オテンバ」という言葉が出てきました。

お転婆の語源は? 3つの説

「おてんば」の語源 3つの説 ① オランダ語説 ontembaar(馴らせない)有力とされる説 ② 御伝馬説 宿場の公用の馬「御伝馬」の元気さを娘にたとえた ③ オテバ説 女性が勢いよく歩くようすを表す「オテバ」が変化
お転婆の語源の3つの説(諸説あり)
説中身
オランダ語説(有力)オランダ語の ontembaar(馴らすことができない)が変化した。国語辞典『大言海』がこの説をとる
御伝馬説宿場で公用に使われた「御伝馬(おてんま)」の馬が、威勢よく跳ね回ったことから、元気な娘をたとえた
オテバ説女性が勢いよく歩くようすを表す「オテバ」が変化した

江戸時代、日本は長崎の出島でオランダと貿易をしていたので、オランダ語から入った言葉はたくさんあります。「馴らすことができない」という意味は、「お転婆」のイメージにぴったりですね。

ただし、「お」をつけない「てんば」という言い方の例も多く、どの説も確証は得られていないとされています。

漢字「お転婆」は当て字

「お転婆」の漢字は、音に合わせて字をあてた当て字と考えられます。「転」はころがる、「婆」はおばあさん。字の意味から言葉の意味を考えると、まちがえてしまうので注意しましょう。

オランダ語から来たとされる身近な言葉

日本語オランダ語
ビールbier
コーヒーkoffie
ランドセルransel
ガラスglas
ゴムgom

英語の beer(ビア)ではなく「ビール」と言うのは、オランダ語から入ったからです。

類語と例文

類語意味
おきゃん(御侠)活発で、いさましい娘。お転婆とほぼ同じ意味
じゃじゃ馬人の言うことを聞かない、気の強い女性
男勝り女性が男性よりもしっかりして気が強いこと
  • 子どものころは木登りばかりしているお転婆だった。
  • あの子はお転婆で、いつも男の子と外をかけまわっている。

よくある質問

お転婆の意味は?

恥じらいなく活発にはしゃぎまわる女の子のことです。男勝りの元気な女の子、じゃじゃ馬娘という意味で使います。

お転婆の語源は?

オランダ語の ontembaar(馴らすことができない)が変化したという説が有力とされます。ほかに御伝馬説やオテバ説もありますが、確証はありません。

「お転婆」の漢字は当て字ですか?

音に合わせて字をあてた当て字と考えられます。「転」「婆」の字の意味とは関係ありません。

お転婆の類語は?

「おきゃん(御侠)」「じゃじゃ馬」「男勝り」などがあります。

あわせて読みたい

出典・参考

  • コトバンク「おてんば(御転婆)」(日本大百科全書)

最終更新:2026年10月8日/作成:大学受験合格大作戦

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