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老いてますます盛んおいてますますさかん
ひとことで言うと
年をとっても、意気込みが衰えず、前よりいっそう元気なこと。後漢の将軍・馬援の「老いては当に益壮んなるべし」という言葉から。
| 読み方 | おいてますますさかん |
|---|---|
| 意味 | 年をとっても、意気込みや元気が衰えず、前よりいっそう盛んであること。 |
| 出典 | 『後漢書』馬援伝(「丈夫爲志,窮當益堅,老當益壯」) |
| お話 | 後漢の将軍・馬援が「男子は苦しいときほど志を堅く、年をとるほど元気であるべきだ」と語り、62歳でも出陣を願い出て光武帝に「矍鑠たるかな」と言われた |
| 似た言葉 | 老当益壮・矍鑠・老驥千里を思う・生涯現役 |
| 反対の言葉 | 老け込む・老いぼれる・意気消沈 |
| 漢文の句法 | 再読文字(当)・詠嘆(哉)・仮定(否らずんば) |
このページのポイント
- 「老いてますます盛ん」は年をとっても、前よりいっそう元気なこと。「老いて益々壮ん」「老当益壮」とも書きます
- 出典は『後漢書』馬援伝。馬援は62歳で出陣を願い出て、光武帝に「矍鑠たるかな是の翁や」と言われました
- 原文の「当に〜べし」は再読文字。「哉」「否らずんば」「耳」もあわせて漢文の練習ができます
「老いてますます盛ん」の意味と読み方
「老いてますます盛ん」はおいてますますさかんと読みます。意味は「年をとっても、意気込みや元気が衰えず、前よりいっそう盛んであること」です。年をとった人が、若い人に負けないくらい元気に活動しているようすをほめるときに使います。
漢字で「老いて益々壮ん」と書くこともあります。「益々(ますます)」は「前よりいっそう」、「壮ん(さかん)」は「元気で勢いがある」という意味です。もとの中国語の形は「老当益壮(老いては当に益壮んなるべし)」で、四字熟語のように「老当益壮(ろうとうえきそう)」とも言います。
うかるくん
おじいちゃんがマラソン大会に出るって言ってました。「老いてますます盛ん」ってそういうことですか?
ミスターT先生
まさにそういうことだね。この言葉は、後漢の将軍・馬援(ばえん)が若いころに言った言葉から来ているんだ。しかもおもしろいのは、馬援自身が60歳を過ぎても戦場に出ると言いはったことで、言葉どおりの人生を送ったんだよ。
ふだんの言い方では、たとえば次のように使います。
- ○80歳を過ぎても毎日畑に出る祖母は、まさに老いてますます盛んだ。
- ○70歳で大学に入り直した先輩の、老いてますます盛んな学ぶ姿勢に感心した。
- ○引退後も新しい作品を発表し続ける画家は、老いてますます盛んである。

絵で読む「老いてますます盛ん」のお話
主人公の馬援(ばえん)は、前漢の終わりから後漢のはじめに生きた人で、後漢を建てた光武帝(劉秀)に仕えた将軍です。若いころの話から、年をとって戦場に向かうまでを、4つの場面で見てみましょう。
絵で読む「老いてますます盛ん」のお話(4こま)
馬援は若いころから「志」を大切にする人でした。役人の仕事でも、重い罪の囚人をかわいそうに思って逃がしてしまうほど、自分の信じる正しさを曲げませんでした。北の地方で牧畜に成功してお金持ちになっても、財産をためこむことには興味がなく、「財産は人に分けてこそ値打ちがある。そうでなければ守銭奴(お金の番をするだけの人)だ」と言って、全部を分けてしまいます。

ミスターT先生
大事なのは、馬援がこの言葉を年をとってから言ったのではなく、若いころに「こうありたい」と言ったことだ。そして62歳で本当に出陣を願い出た。言葉と生き方がぴったり重なっているから、2千年近くたっても使われ続けているんだね。
4こま目の場面は、馬援が62歳のときのことです。南の地方で反乱が起き、馬援は「自分に行かせてください」と願い出ました。光武帝は馬援の年を心配して、はじめは許しません。そこで馬援は、馬の鞍にまたがり、まわりを見回して「まだ戦える」ところを見せました。光武帝は笑って「矍鑠(かくしゃく)たるかな是の翁(おう)や」と言い、出陣を許したのです。今でも元気なお年寄りを「矍鑠としている」と言うのは、この場面から来ています。
「老いてますます盛ん」の原文・書き下し文・現代語訳
出典は、南朝宋の范曄(はんよう)がまとめた歴史書『後漢書』の馬援伝です。1文ずつ、返り点と送り仮名をつけた訓読文で読んでいきましょう。返り点の読み方は返り点(レ点・一二点・上下点)の読み方、再読文字「当」の読み方は再読文字(未・将・当・応・宜・須・猶・盍)の読み方でくわしく説明しています。
1文目:囚人を逃がす
書き下し文囚に重罪有り、援哀れみて之を縦ち、遂に北地に亡命す。
(『後漢書』馬援伝(原文は「縱」。ここでは今の字で表示))
現代語訳(送っていた)囚人には重い罪があったが、馬援はあわれんでこれを逃がし、そのまま(自分も)北地に逃げた。
2文目:老いては当に益壮んなるべし
書き下し文丈夫志を為すには、窮しては当に益堅かるべく、老いては当に益壮んなるべし。
(『後漢書』馬援伝(原文は「爲」「當」「壯」))
現代語訳男子たるもの志を立てたからには、困ったときにはいっそう(志を)堅くし、年をとったらいっそう元気でなければならない。
3文目:牧畜で大成功
書き下し文因りて田牧に処り、牛馬羊数千頭、穀数万斛有るに至る。
(『後漢書』馬援伝)
現代語訳そうして牧畜を営み、牛・馬・羊が数千頭、穀物が数万石(斛)もあるほどになった。
4文目:ためこむだけなら守銭奴
書き下し文凡そ貨財産を殖やすは、其の能く施賑するを貴ぶなり。否らずんば則ち守銭虜のみ。
(『後漢書』馬援伝(原文は「產」「錢」))
現代語訳そもそも財産を増やすのは、それを人に分けて救えることが大切なのだ。そうでなければ、ただのお金の番人にすぎない。
5文目:矍鑠たるかな是の翁や
書き下し文援鞍に拠りて顧眄し、以て用ふべきを示す。帝笑ひて曰はく、「矍鑠たるかな是の翁や。」
(『後漢書』馬援伝(原文は「據」。維基文庫の本文は「瞿鑠」))
現代語訳馬援は鞍にまたがってあたりを見回し、まだ役に立つことを示した。光武帝は笑って言った、「なんと元気なことか、このじいさんは。」
原文の字と「瞿鑠」
維基文庫(中国語のウィキソース)で見られる『後漢書』の本文では、4こま目の言葉は「瞿鑠哉是翁也」と、「矍」ではなく「瞿」の字になっています。日本の辞書では「矍鑠」と書くのがふつうで、意味は同じです。本によって字がちがうことがある、と覚えておきましょう。
サクラちゃん
馬援さんって、ほかにも有名な言葉はあるんですか?
ミスターT先生
たくさんあるよ。同じ馬援伝には、兄の馬況(ばきょう)が若い馬援に言った「汝は大才、当に晩成すべし」(おまえは大きな才能があるから、きっと遅れて大成する)という言葉がある。大器晩成(老子の言葉)と同じ考え方だね。それから、戦場で死んで「馬の革で屍を包まれて帰るのが男の本望」と言った「馬革裹屍(ばかくかし)」も馬援の言葉なんだ。
出典『後漢書』と話の背景
「老いてますます盛ん」の出典は、『後漢書』馬援伝です。『後漢書』は、後漢(25年〜220年)の歴史をまとめた正式な歴史書(正史)で、南朝宋の范曄が書きました。『史記』『漢書』『三国志』とならぶ、中国の代表的な歴史書の一つです。
馬援は、前漢をのっとった王莽(おうもう)の新の国がたおれた混乱の時代に生き、はじめは西のほうの実力者・隗囂(かいごう)のもとにいましたが、やがて光武帝につきます。光武帝の前で米を盛って山や谷の模型を作り、地形を説明した話(上の絵)は、作戦の名人としての馬援をよく表しています。のちに「伏波将軍(ふくはしょうぐん)」に任じられ、南の交阯(今のベトナム北部)などへ遠征しました。
62歳で出陣した馬援は、南の山地の反乱をしずめる戦いの途中で病気になり、陣中で亡くなりました。「馬の革で屍を包まれて帰る」と言ったとおり、最後まで戦場にいた人生でした。
のちの詩文に受けつがれた「老当益壮」
馬援の言葉は、のちの文学にもくり返し使われました。たとえば唐の王勃(おうぼつ)の名文「滕王閣序(とうおうかくのじょ)」には、「老いては当に益壮んなるべし、寧ぞ白首の心を移さんや(年をとっても元気でいるべきだ、白髪になったからといって志を変えるものか)」という一節があり、馬援の言葉をふまえています。三国時代の曹操の詩「歩出夏門行(亀雖寿)」の「老驥(ろうき)櫪(れき)に伏すも、志は千里に在り」(年をとった名馬は馬小屋に伏していても、心は千里を走ろうとしている)も、同じ気持ちをうたった言葉として、よくいっしょに紹介されます。
三国志が好きな人なら、蜀の老将黄忠(こうちゅう)を思いうかべるかもしれません。小説『三国志演義』では、黄忠が70歳近い老将として、若い将軍に負けない大活躍をする場面がいくつも描かれ、「老いてますます盛ん」の代表のように語られます。けれども、こうした年齢や細かい場面は小説の脚色が大きく、正史『三国志』の黄忠伝は短い記録です。出典をたずねられたら、『後漢書』の馬援と答えましょう。三国志の正史と演義のちがいは、泣いて馬謖を斬る(正史と演義のちがい)のページでもくわしく見ています。
「老いてますます盛ん」の使い方と例文・似た言葉
「老いてますます盛ん」は、年をとった人が、元気に活動したり新しいことに挑戦したりしているようすをほめるときに使います。スポーツ・仕事・学問・趣味など、どんな分野にも使えます。「〜は老いてますます盛んだ」「老いてますます盛んな〜」の形が多いです。
- ○75歳で富士山に登った祖父は、老いてますます盛んだ。(体の元気さ)
- ○定年後に資格を三つも取った父の、老いてますます盛んな勉強ぶり。(学ぶ意欲)
- ○90歳を過ぎても新作を書き続ける作家は、老いてますます盛んである。(仕事への意欲)
- ○その老舗は創業百年をこえても老いてますます盛んで、新しい商品を次々に出している。(会社や店のたとえ)
- ×中学生の弟は、老いてますます盛んだ。(若い人には使わない)
目上の人に直接「先生は老いてますます盛んですね」と言うと、「老いて」の部分を失礼と感じる人もいます。ほめるつもりでも、本人に言うときは「いつまでもお元気ですね」「矍鑠としていらっしゃいますね」などと言いかえるほうが安心です。文章で第三者のことを書くときには、問題なく使えます。
似た言葉
- 老当益壮(ろうとうえきそう):「老いては当に益壮んなるべし」の原文の4字。四字熟語として辞書にのせているものもあります。
- 矍鑠(かくしゃく):年をとっても体も心もしっかりして元気なようす。馬援を見た光武帝の言葉から。
- 老驥千里を思う(ろうきせんりをおもう):英雄は年をとっても大きな志を失わないこと。曹操の詩から。
- 生涯現役:一生、仕事や活動から引退しないこと。今の日本でよく使われる言い方です。
- 意気軒昂(いきけんこう):意気込みが盛んで元気なようす。年に関係なく使えます。
反対の言葉
- 老け込む・老いぼれる:年をとって元気がなくなること。「老いてますます盛ん」のちょうど反対です。
- 意気消沈(いきしょうちん):元気をなくして、しょんぼりすること。
注意したいのが「年寄りの冷や水」です。これは、お年寄りが年に似合わないむりをすることを、ひやかしたり注意したりする言葉で、ほめ言葉ではありません。英語では、「老いてますます盛ん」に近い言い方として He is still going strong.(まだまだ元気だ)や、Age is just a number.(年はただの数字にすぎない)などがあります。
受験勉強への生かし方
馬援の言葉の前半、「窮しては当に益堅かるべし」(苦しいときほど志を堅く)は、受験生にこそ役立つ言葉です。模試の判定が悪かったとき、浪人が決まったとき、勉強がスランプのとき。くじけやすい場面ほど、「ここで志をいっそう堅くするんだ」と思えるかどうかが、合格を分けます。
そして後半の「老いても益壮ん」は、年や学年を言いわけにしないということです。「高3からではおそい」「浪人したからもう伸びない」ではなく、毎日の積み重ねを続けることが大切です。続けることの大切さは「継続は力なり」の意味と由来、受験勉強を続けるコツで、努力の力については「努力は才能を超える」の意味と受験の格言でくわしく紹介しています。くじけそうなときに読む言葉は、受験の格言・名言100選(意味・出典つき)からも探せます。
「老いてますます盛ん」のよくあるまちがい
- 「ますます」を「増々」と書く:正しくは「益々」(または「ますます」)。「増す」と意味が近いので書きまちがえやすいですが、「増々」は誤りです。字は「益」の読み方・書き順・部首で確かめましょう。
- 「盛ん」と「壮ん」:どちらも「さかん」と読みます。今はふつう「盛ん」と書き、原文に近い書き方では「壮ん」と書きます。「盛」の読み方・書き順・部首・「壮」の読み方・書き順・部首も見ておきましょう。
- 若い人に使う:「老いて」とあるとおり、年をとった人に使う言葉です。中学生や若い会社員には使いません。
- からかいの意味だけで使う:年をとっても恋愛に熱心な人などを、冗談めかして「老いてますます盛ん」と言うことがありますが、もとはまじめなほめ言葉です。
- 出典を『三国志』の黄忠だと思う:出典は『後漢書』の馬援です。黄忠は小説『三国志演義』で「老いてますます盛ん」な老将として人気がありますが、言葉の出どころではありません。
- 「年寄りの冷や水」と同じ意味だと思う:「年寄りの冷や水」は、年に合わないむりへの注意・ひやかしです。ほめる意味の「老いてますます盛ん」とは反対の気持ちになります。
うかるくん
「当に〜べし」って、どうして「当」を2回読むんですか?
ミスターT先生
「当」は再読文字といって、1回目は「まさに」と副詞で読み、下から返ってきてもう1回「べし」と助動詞で読むんだ。「当に益壮んなるべし」で「当然いっそう元気であるべきだ」。「当」が出たら「まさに〜べし」と決めておけば、入試でまよわないよ。
入試ではこう出る
「老いてますます盛ん」は、中学受験から大学受験まで、ことわざ・慣用句と漢文の両方で出てきます。
- 中学受験:ことわざ・慣用句の意味を選ぶ問題で、「年をとっても元気なこと」を表す言葉として出ます。「( )てますます盛ん」の空らんに「老い」を入れる問題、反対の気持ちの「年寄りの冷や水」と区別させる問題もあります。
- 高校受験:故事成語の意味を選ぶ問題、「益々」の読み、「増々」とのまちがいを問う問題。漢文の入門として、再読文字「当」の読み方を問う形もあります。高校受験の漢文の出方は高校受験の漢文(返り点・書き下し文の対策)にまとめています。
- 大学受験:漢文で、再読文字「当(まさに〜べし)」・詠嘆「哉」・仮定「否らずんば」の読み方と訳が問われます。評論文では「矍鑠」の読み・意味が漢字問題に出ることがあります。共通テストの漢文の出方は共通テストの漢文(配点・時間配分)へ。

サクラちゃん
「老当益壮」を書き下す問題は、「老いては当に益壮んなるべし」。再読文字の「当」を「まさに〜べし」と2回読むのを忘れないようにしますね!
練習問題
やさしい
- 「老いてますます盛ん」の意味として正しいものを選びましょう。
ア 年をとって元気がなくなること イ 年をとっても、前よりいっそう元気なこと ウ 年寄りがむりをすること エ 若いうちに苦労すること答えと解説を見る
イ。ウは「年寄りの冷や水」の意味です。 - 「ますます」を漢字2字で書きましょう。
答えと解説を見る
益々。「増々」と書くのはまちがいです。
ふつう
- 「老当益壮」を書き下し文に直しましょう。また、「当」は何という種類の字ですか。
答えと解説を見る
老いては当に益壮んなるべし。「当」は1字を2回読む再読文字で、「まさに〜べし」と読みます。 - 「老いてますます盛ん」の出典の書名と、この言葉を言った人物を答えましょう。
答えと解説を見る
書名は『後漢書』(馬援伝)、人物は後漢の将軍馬援です。
むずかしい
- 馬援の言葉「窮当益堅、老当益壮」は、2つの句がどのような関係になっていますか。意味とあわせて説明しましょう。
答えと解説を見る
対句になっています。「困ったときにはいっそう志を堅くし(窮当益堅)、年をとったらいっそう元気であるべきだ(老当益壮)」と、志がくじけやすい2つの場面で、逆にいっそう強くなれと言っています。 - 「否則守銭虜耳」の「否」と「耳」の読み方と働きを答え、文全体を現代語訳しましょう。
答えと解説を見る
「否」は「しからずんば」と読む仮定(そうでなければ)、「耳」は「のみ」と読む限定(〜だけだ)。訳は「そうでなければ、ただのお金の番人にすぎない」。
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よくある質問
老いてますます盛んの意味を簡単に言うと何ですか?
老いてますます盛んとは、年をとっても意気込みや元気が衰えず、前よりいっそう盛んであるという意味です。年をとった人が元気に活動しているようすをほめるときに使います。
老いてますます盛んは漢字でどう書きますか?
「老いて益々壮ん」または「老いて益々盛ん」と書きます。「ますます」は「益々」で、「増々」と書くのはまちがいです。原文の4字の形は「老当益壮」です。
老いてますます盛んの由来はだれの話ですか?
後漢の将軍・馬援の話です。馬援は若いころ「男子は苦しいときほど志を堅く、年をとるほど元気であるべきだ」と語り、62歳になっても出陣を願い出て、光武帝に「矍鑠たるかな是の翁や」と言われました。
老いてますます盛んの原文と書き下し文を教えてください。
原文は『後漢書』馬援伝の「丈夫爲志,窮當益堅,老當益壯」です。書き下し文は「丈夫志を為すには、窮しては当に益堅かるべく、老いては当に益壮んなるべし」となります。
老いてますます盛んの出典は三国志の黄忠ですか?
いいえ、出典は『後漢書』の馬援です。黄忠は小説『三国志演義』で年をとっても大活躍する老将として描かれ、この言葉のたとえとして人気がありますが、言葉の出どころではありません。
老いてますます盛んの例文を教えてください。
「80歳を過ぎても毎日畑に出る祖母は、老いてますます盛んだ」「定年後も資格に挑む父の、老いてますます盛んな勉強ぶり」のように使います。若い人には使いません。
老いてますます盛んは目上の人に使ってもいいですか?
文章で第三者をほめるときには問題なく使えます。ただ、本人に直接言うと「老いて」を失礼と感じる人もいるので、「いつまでもお元気ですね」「矍鑠としていらっしゃいますね」と言いかえると安心です。
老いてますます盛んの似た言葉・反対の言葉は何ですか?
似た言葉は「老当益壮」「矍鑠」「老驥千里を思う」「生涯現役」などです。反対の言葉は「老け込む」「老いぼれる」「意気消沈」などです。
老いてますます盛んは英語で何と言いますか?
近い言い方に He is still going strong.(まだまだ元気だ)や Age is just a number.(年はただの数字にすぎない)があります。
老いてますます盛んは入試でどう出ますか?
中学受験ではことわざ・慣用句の意味を選ぶ問題、高校受験では故事成語の意味や「益々」の読み書き、大学受験では漢文の再読文字「当(まさに〜べし)」の読み方と訳として出ます。
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出典・参考
- 原文:『後漢書』巻二十四・馬援伝(維基文庫の本文で確認。本文の「瞿鑠」は日本では「矍鑠」と書く)
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- 王勃「滕王閣序」・曹操「歩出夏門行」はよく知られた一節を紹介。黄忠の老将としての活躍は『三国志演義』の脚色が大きいとしました
- 絵:馬駘『馬駘画宝』(1928年、Wikimedia Commons・パブリックドメイン)
- お話の絵・図:合格大作戦
最終更新:2026年10月29日/作成:大学受験合格大作戦



