漢文文法・句法辞典 › 入門
大学受験難関大
ひとことで言うと
再読文字は1字を2回読む漢字で、未・将・且・当・応・宜・須・猶・盍の9字です。一度目は副詞として漢字のまま、二度目は助動詞としてひらがなで書き下します(例:未だ知らず、当に勉励すべし)。
このページのポイント
- 再読文字は9字:未・将・且・当・応・宜・須・猶・盍
- 一度目は副詞(漢字+送り仮名)、二度目は助動詞(ひらがな)
- 訓読文では右に一度目、左に二度目の送り仮名
- 「べし」の4字は意味で区別:当=当然、応=推量、宜=適当、須=必要
- 返る述語がなければ再読しない(将=ひきゐる、且=かつ、猶=なほ、文末の未=いまだし)
はじめて(やさしく)
再読文字(さいどくもじ)とは、漢文の中で1つの字を2回読む字のことです。「再び読む文字」だから再読文字といいます。いちばん有名なのは「未」で、「未だ〜ず(まだ〜しない)」と読みます。
ふつうの漢字は1回読めば終わりです。ところが「未」は、まず上で「いまだ」と読み、下の言葉を読んだあと、もう一度「未」にもどって「ず」と読みます。日本語の「まだ〜ない」は、「まだ」と「ない」の2つの言葉で1つの意味を作りますね。漢文ではその両方を「未」1字が受け持っているので、日本語に直すときに2回読む必要があるのです。
たとえて言うと、再読文字は「サンドイッチのパン」です。「未」という1枚のパンを2つに切って、上のパン(いまだ)と下のパン(ず)で、まん中の具(知ら)をはさむイメージです。上のパンは副詞(「まだ」「まさに」のように動詞をくわしくする語)、下のパンは助動詞(「ず」「べし」のように意味をそえる語)になります。
うかるくん
1つの字を2回読むなんて、ずるくない? 中国の人も2回読んでいたの?
ミスターT先生
いいところに気がついたね。中国語では「未」は1回、1つの音で読むだけだ。2回読むのは、日本人が漢文を日本語の順に読みかえる「訓読(くんどく)」のくふうなんだよ。「未」には「まだ」と「〜ない」の両方の意味があるから、日本語にすると2語になる。
サクラちゃん
だから「未だ〜ず」の2回なんだ。日本語に合わせるためのルールなんですね!
訓読文(返り点や送り仮名をつけた漢文)では、再読文字の右側に一度目の送り仮名、左側に二度目の送り仮名をつけます。そして、書き下し文(漢文を日本語の文に直したもの)では、一度目は漢字のまま、二度目はひらがなで書きます。二度目は助動詞にあたるからです。このきまりは書き下し文のきまり(助詞・助動詞はひらがな)と同じ考え方です。
まずは、論語の有名な一節で確かめてみましょう。丸の数字が読む順番です。「未」には2つの番号がついています。
未(いまだ〜ず)
白文未知生、焉知死。
書き下し文未だ生を知らず、焉くんぞ死を知らん。
(『論語』先進)
現代語訳まだ生きることさえわからないのに、どうして死のことがわかろうか(いや、わからない)。

ミスターT先生
再読文字は全部で9字(未・将・且・当・応・宜・須・猶・盍)。数が少ないから、一度目・二度目・意味の3点セットで覚えてしまえば、共通テストでも確実に点になるよ。
ここまでのまとめ
- 再読文字=1字を2回読む字。一度目は副詞、二度目は助動詞
- 訓読文では右に一度目、左に二度目の送り仮名
- 書き下し文では一度目は漢字、二度目はひらがな(例:未だ知らず)
しっかり(共通テスト)
再読文字の一覧表(読み・意味・書き下し)
再読文字は次の9字です(「且」を「将」と同じ字としてまとめ、8字と数える本もあります)。「一度目」は右の送り仮名、「二度目」は左の送り仮名です。二度目の読みの上に来る語の形(接続)もいっしょに覚えると、書き下しで迷いません。
| 字 | 一度目 | 二度目 | 意味(訳し方) | 二度目の上の形 | 書き下しの例 |
|---|---|---|---|---|---|
| 未 | いまダ | ず | まだ〜しない | 未然形 | 未だ知らず |
| 将 | まさニ | (ん)とす | 今にも〜しそうだ・〜しようとする | 未然形+ん(む)と | 将に死せんとす |
| 且 | まさニ | (ん)とす | 今にも〜しそうだ・〜しようとする | 未然形+ん(む)と | 且に至らんとす |
| 当 | まさニ | べし | 当然〜すべきだ・〜しなければならない | 終止形(ラ変は連体形) | 当に勉励すべし |
| 応 | まさニ | べし | きっと〜だろう・おそらく〜だろう | 終止形(ラ変は連体形) | 応に知るべし |
| 宜 | よろシク | べし | 〜するのがよい・〜するべきだ | 終止形(ラ変は連体形) | 宜しく学ぶべし |
| 須 | すべかラク | べし | ぜひ〜する必要がある・〜しなければならない | 終止形(ラ変は連体形) | 須らく書を読むべし |
| 猶 | なホ | ごとシ | ちょうど〜のようだ・〜と同じだ | 体言+の/連体形+が | 猶ほ水のごとし |
| 盍 | なんゾ | ざル | どうして〜しないのか・〜すればよいのに | 未然形 | 盍ぞ言はざる |
表の見方のコツは、二度目の読みで4つのグループに分けることです。「ず」(未)、「んとす」(将・且)、「べし」(当・応・宜・須)、そして「ごとし」(猶)と「ざる」(盍)。いちばん数が多い「べし」の4字は、読みが似ているので意味で区別します。
覚え方の一例として、字を順に唱える「未・将・且・当・応・宜・須・猶・盍(み・しょう・しょ・とう・おう・ぎ・しゅ・ゆう・こう)」があります。リズムで字を覚えたら、「いまだ〜ず、まさに〜んとす、まさに〜べし……」と一度目・二度目を声に出してつなげます。声に出すと、送り仮名の「ダ・ニ・シク・ラク・ホ・ゾ」も自然に身につきます。
書き下し文の作り方(3ステップ)
- 再読文字を見つけたら、まず一度目を読む。副詞として「未だ」「将に」「当に」のように漢字+送り仮名で書く。
- 返り点にしたがって下の語を読む。再読文字には必ずレ点か一二点などの返り点がついている(返り点のきまり)。
- 返ってきて二度目を読む。助動詞として「ず」「んとす」「べし」「ごとし」「ざる」をひらがなで書く。上の語の形(未然形・終止形など)を二度目に合わせて整える。
例文で確かめる
将(まさに〜んとす)
書き下し文孔子周に適き、将に礼を老子に問はんとす。
(『史記』老子韓非列伝)
現代語訳孔子は周の都に行き、老子に礼について質問しようとした。
且(まさに〜んとす)
書き下し文兵且に至らんとす。
(自作)
現代語訳(敵の)兵が今にも到着しそうだ。
当(まさに〜べし)
書き下し文時に及んで当に勉励すべし、歳月は人を待たず。
(陶淵明(陶潜)「雑詩」其の一)
現代語訳その時をのがさずに、当然努めはげむべきだ。年月は人を待ってはくれない。
応(まさに〜べし)
書き下し文君故郷より来たる、応に故郷の事を知るべし。
(王維「雑詩」)
現代語訳あなたは故郷からやって来た。きっと故郷のことを知っているだろう。
宜(よろしく〜べし)
書き下し文学ぶ者は宜しく言を慎むべし。
(自作)
現代語訳学ぶ者は、言葉をつつしむのがよい。
須(すべからく〜べし)
書き下し文少年は須らく書を読むべし。
(自作)
現代語訳若者は、ぜひとも書物を読む必要がある。
猶(なほ〜のごとし)
書き下し文過ぎたるは猶ほ及ばざるがごとし。
(『論語』先進)
現代語訳やりすぎは、ちょうど足りないのと同じようなものだ(どちらもよくない)。
盍(なんぞ〜ざる)
書き下し文盍ぞ各爾の志を言はざる。
(『論語』公冶長)
現代語訳どうしてめいめい自分の志を言わないのか(言ってみてはどうか)。
「未嘗」「未必」など、セットで出る形
「未」は、ほかの字と組み合わせて決まった言い方を作ります。共通テストでは、訳の選択肢でこの違いがよくねらわれます。
| 形 | 書き下し | 意味 |
|---|---|---|
| 未嘗〜 | 未だ嘗て〜ず | 今まで一度も〜したことがない(経験の否定) |
| 未必〜 | 未だ必ずしも〜ず | 必ずしも〜とはかぎらない(部分否定) |
| 未嘗不〜 | 未だ嘗て〜ずんばあらず | 〜しなかったことは一度もない(いつも〜した) |
| 未曾有 | 未だ曾て有らず | 今まで一度もなかった(「みぞう」の語源) |
未嘗(いまだかつて〜ず)
書き下し文吾未だ嘗て虎を見ず。
(自作)
現代語訳私は今まで一度も虎を見たことがない。
未必(いまだかならずしも〜ず)
書き下し文富める者は未だ必ずしも賢ならず。
(自作)
現代語訳金持ちが必ずしもかしこいとはかぎらない。
サクラちゃん
「当」と「応」がどっちも「まさに〜べし」なのがややこしいです……。
ミスターT先生
「当」は当たり前の「当」、つまり当然・義務。「応」は「応援」ではなく推量と覚えよう。唐詩では「応」が「きっと〜だろう」と遠くの人や故郷を思いやる場面によく出てくるよ。
うかるくん
「須」は「すべからく」だから「すべて」かと思ってた! 「必要」なんだね。
もっと深く(難関大・上級者)
1. 再読しない読み方:白文でいちばん問われるところ
難関大の白文(返り点も送り仮名もない漢文)では、再読文字と同じ字が、再読文字としては使われていない場面がよく出ます。見分けのポイントは、その字の下に、返って読むべき述語(動詞など)があるかです。下に動詞が続き、その動作が「これから起こる」「まだ起こっていない」なら再読、そうでなければ別の読みを考えます。
| 字 | 再読しない読み | 例(書き下し) | 意味 |
|---|---|---|---|
| 将 | ひきゐる | 兵を将ゐて出づ | (兵を)率いる |
| 将 | はた | 〜か、将た〜か | それとも(選択の疑問) |
| 将 | しやう(名詞) | 将軍・大将 | 軍を率いる人 |
| 且 | かつ | 貧しく且つ賤し | そのうえ・〜しながら |
| 且 | しばらく | 且く待て | ひとまず・少しの間 |
| 猶 | なほ | 其の志猶ほ在り | やはり・まだ・それでも |
| 当 | あたる・〜にあたりて | 是の時に当たりて | 〜に相当する・〜のときに |
| 応 | こたふ | 問ひに応ふ | 答える・応じる |
| 宜 | むべなり・よろし | 宜なるかな | もっともだ・ちょうどよい |
| 未 | いまだし(文末) | 〜や未だしや | まだだ |
たとえば「且」は、抑揚(よくよう)の句法「且つ〜、況んや〜をや(〜でさえ…だ、まして〜はなおさらだ)」で「かつ」と読みます。これは句法のページ「抑揚の句法(且・猶・尚・況)」で扱います。「将」は、軍を指揮するという意味の動詞「将ゐる」として史記などの歴史の文章に多く出てきます。
将(ひきゐる)=再読しない
書き下し文王兵を将ゐて出づ。
(自作)
現代語訳王は兵を率いて出発した。
2. 文末の「未」:「いまだし」と1回だけ読む
「未」が文の終わりにあり、下に返る述語がないときは、再読せずに「未だし(まだだ)」と1回だけ読みます。疑問の「や」をそえて「〜しや未だしや(〜したかどうか)」と読む例が有名です。
文末の未=再読しない
書き下し文来日綺窓の前、寒梅花を著けしや未だしや。
(王維「雑詩」)
現代語訳(あなたが故郷を)出発してきた日、美しい窓の前の寒梅は、もう花をつけていたか、それともまだだったか。

3. 「未嘗不」と二重否定
「未」は否定の字なので、もう1つの否定「不」と組むと二重否定になります。「未だ嘗て〜ずんばあらず」は「〜しなかったことは一度もない」、つまり「いつも〜した」という強い肯定です。このとき「未」の二度目は「ず」ではなく「あらず」と読み、上の「不」が「ずんば」となります。
未嘗不(二重否定)
書き下し文吾之を読みて、未だ嘗て泣かずんばあらず。
(自作)
現代語訳私はこれを読んで、泣かなかったことは一度もない(読むたびにいつも泣いた)。
4. 再読の読み方は「訓読のくふう」:流派と教科書の違い
中国語では「未」も「将」も1字1音で、2回読むことはありません。再読は、日本で漢文を日本語の語順に読みかえる訓読の中で生まれた方法です。「未」は「まだ」という時間の意味と「〜ない」という否定の意味をあわせ持つので、日本語にするには副詞と助動詞の2語が必要になります。それを1字を2回読むことで表したのが再読文字です。
訓読の読み方には、時代や学派によって違いがありました。江戸時代には、林羅山の「道春点」、後藤芝山の「後藤点」、佐藤一斎の「一斎点」などの訓点が広く使われ、送り仮名の付け方や、どの字を読むかに少しずつ違いがあったと説明されます。今の高校の教科書の読み方は、明治以降にこうした読み方を整理したものが土台になっています。そのため、次のようなゆれが今も残っています。
- 「将」の二度目を「す」とし、動詞の側に「ント」をつける(将に問はんとす)のが一般的ですが、「将」の左に「ントス」とまとめて書く本もあります。
- 「宜」を再読せず、「宜し」(よい)と1回だけ読む例もあります。文脈で、述語に返る形かどうかを確かめます。
- 「且」を再読文字に入れずに8字とする本、「将」とまとめて数える本があります。
- 「当」を「当に〜べし」の意味のうち「〜にちがいない(推量)」と訳す例もあり、「応」との区別は最後は文脈で決めます。
5. 「盍」と「蓋」、そして「須」の誤用
「盍」は「何不」の2字を1字にしたもの(合音)と説明されます。ですから訳は「どうして〜しないのか」、気持ちとしては「〜すればよいのに」です。形がよく似た「蓋」は「けだし(思うに・たぶん)」と読む別の字なので、白文で取りちがえないようにしましょう。
また、現代の日本語では「すべからく」を「すべて・みな」の意味で使う人がいますが、これは本来の意味ではありません。漢文の「須らく〜べし」は「ぜひ〜する必要がある」です。記述問題で「すべて」と訳すと誤りになります。

サクラちゃん
白文では、まず「下に返る述語があるか」をチェック! あれば再読文字、なければ「ひきゐる」「かつ」「なほ」「いまだし」などの1回読みを考えるんですね。
よくあるまちがい
まちがい1:二度目を漢字で書いてしまう
「未だ知ら未」「当に勉励す当し」は誤り。二度目は助動詞にあたるのでひらがなで「ず」「べし」と書きます。一度目の「未だ」「当に」は漢字のままです。
まちがい2:「当」と「応」を同じ意味で訳す
どちらも「まさに〜べし」ですが、当=当然(〜すべきだ)、応=推量(きっと〜だろう)。選択肢の訳で必ず区別されます。
まちがい3:「将」「且」の「ん」を忘れる
「将に死すとす」は誤り。二度目「とす」の上は未然形+んなので、「将に死せんとす」「且に至らんとす」と書きます。
まちがい4:「須らく」を「すべて」と訳す
「須らく〜べし」は必要「ぜひ〜する必要がある」。「すべからく」の音から「すべて」と訳すのは誤りです。
まちがい5:返り点のない「未」「将」も再読してしまう
文末の「未(いまだし)」や、名詞を目的語にとる「将(ひきゐる)」は1回だけ読みます。再読文字には必ず返り点がつく、と覚えておきましょう。
練習問題
やさしい
- 再読文字の「未」の、一度目と二度目の読みを答えなさい。
答えと解説を見る
一度目「いまだ」、二度目「ず」。書き下し文では「未だ〜ず」と、一度目は漢字、二度目はひらがなで書く。
- 次の訓読文を書き下し文にしなさい。(自作)未ダズレ見レ之ヲ。
答えと解説を見る
未だ之を見ず。(未だ之を見ず。)意味は「まだこれを見ていない」。「之」は「これ」と読む代名詞。
ふつう
- 「当」「応」「宜」「須」は、どれも二度目に「べし」と読む。それぞれの意味(訳し方)を答えなさい。
答えと解説を見る
当=当然〜すべきだ(当然・義務)、応=きっと〜だろう(推量)、宜=〜するのがよい(適当)、須=ぜひ〜する必要がある(必要)。
- 次の白文を、返り点にしたがって書き下し文にし、現代語に訳しなさい。(自作)人将ニスレ去ラント。
答えと解説を見る
書き下し文:人将に去らんとす。 訳:人が今にも立ち去ろうとしている。「将」の二度目「とす」の上は、未然形+ん(去ら+ん+と)。
むずかしい
- 次の白文の「将」は再読文字か。読み方と理由を答えなさい。(自作)
「韓信将兵撃趙」答えと解説を見る
再読文字ではない。「将」の下の「兵」は名詞(目的語)で、「将」自身が「ひきゐる(率いる)」という動詞。書き下しは「韓信兵を将ゐて趙を撃つ」(韓信は兵を率いて趙を攻撃した)。「〜しようとする」と再読すると「兵を〜」の意味が通らない。
- 「盍」の読み方と意味を答え、なぜそう読むのかを説明しなさい。
答えと解説を見る
「盍ぞ〜ざる」と読み、「どうして〜しないのか(〜すればよいのに)」という意味。「盍」は「何不」(なんぞ〜ざる)の2字を1字にしたものと説明されるので、「何」の読み「なんぞ」と「不」の読み「ざる」を一度目・二度目に読む。文末が連体形「ざる」になるのは、疑問の副詞「なんぞ」を受けるため。
関連ページ
- 返り点(レ点・一二点・上下点)のつけ方と読む順番:再読文字には必ず返り点がつく
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- 送り仮名と訓読のことば:一度目の送り仮名「ダ・ニ・シク・ラク」
- 漢文とは(白文・訓読文・書き下し文の違い)
- 漢文の勉強法(句法を覚える順番)
- 句法:否定の句法(不・弗・無・莫・非・未)・二重否定の句法(無不・非不・不可不)・部分否定と全部否定(不常・常不、不必・必不)・抑揚の句法(且・猶・尚・況)・比況の句法(如・若・猶)
- 漢文文法・句法辞典の目次
「猶ほ〜のごとし」の「ごとし」は、古文の助動詞と同じ語です。古文の助動詞「ごとし」と漢文の「如し」もあわせて読むと、比況の表現がまとめて身につきます。故事成語は故事成語の一覧(意味・由来・出典)で、論語や史記の言葉をたくさん読めます。
読みもの(合格大作戦の記事)
- 故事成語の一覧(意味・由来・出典)
矛盾・蛇足・漁夫の利など150語 - 古文の助動詞「ごとし」と漢文の「如し」
比況の「ごとし」を古文と漢文で - 「好きこそものの上手なれ」と論語「楽しむ者に如かず」
論語の言葉と勉強を好きになるコツ - 古典と古文と漢文の違い
作品年表と共通テストの配点 - 共通テストの勉強法(高1・高2・高3の計画)
国語をふくむ教科のバランス
受験掲示板「100点BBS」で質問・相談しよう
よくある質問
再読文字とは何ですか?
漢文訓読で1つの字を2回読む字のことです。一度目は副詞として、返り点にしたがって下の語を読んだあと、二度目は助動詞として読みます。
再読文字は全部でいくつありますか?
一般に未・将・且・当・応・宜・須・猶・盍の9字です。且を将とまとめて8字とする本もあります。
再読文字の書き下し文はどう書きますか?
一度目は漢字のまま送り仮名をつけ(未だ・当に)、二度目は助動詞にあたるのでひらがなで書きます(ず・べし)。例:未だ知らず、当に勉励すべし。
「当」と「応」はどう区別しますか?
どちらも「まさに〜べし」と読みますが、当は当然・義務(当然〜すべきだ)、応は推量(きっと〜だろう)です。訳で区別します。
再読文字の覚え方は?
「未・将・且・当・応・宜・須・猶・盍」と字を唱えて覚え、二度目の読みで「ず」「んとす」「べし」「ごとし」「ざる」のグループに分けると覚えやすくなります。
あわせて読みたい
出典・参考
- 文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」国語(言語文化・古典探究)
- 例文の本文:『論語』(先進・公冶長)、『史記』(老子韓非列伝)、陶淵明「雑詩」其の一、王維「雑詩」。訓読は高校の教科書で一般的な読み方による
- 高校の漢文句法の標準的な説明(再読文字の読み・意味・書き下し)にもとづいて作成。字数の数え方や一部の読みは本によって違いがあり、本文中に記した
- 画像:禹之鼎の作と伝える「陶淵明像」(17〜18世紀、シカゴ美術館蔵、Wikimedia Commons・パブリックドメイン)
最終更新:2026年10月28日/作成:大学受験合格大作戦



