古文の動詞の活用の種類9つと見分け方|「ず」をつける方法・ひいきにみゐる・活用表・音便【高校受験〜難関大】

古文の動詞の活用の種類9つと見分け方|「ず」をつける方法・ひいきにみゐる・活用表・音便【高校受験〜難関大】

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ひとことで言うと

古文の動詞の活用は9種類。上一段・下一段・変格活用の約20語を暗記し、それ以外は「ず」をつけて、直前がア段なら四段・イ段なら上二段・エ段なら下二段と見分けます。

このページのポイント

  • 活用の種類は9つ(正格5・変格4)
  • 暗記組:上一段「ひいきにみゐる」・下一段「蹴る」・カ変「来」・サ変「す・おはす」・ナ変「死ぬ・往ぬ」・ラ変「あり・をり・はべり・いまそかり」
  • それ以外は「ず」をつけて ア段→四段/イ段→上二段/エ段→下二段
  • 難関大は行(ヤ行・ワ行)、2つの活用をもつ語(頼む・しのぶ)、時代差(飽く・借る・恨む)まで

はじめて(やさしく)

動詞は、「書く」「見る」「あり」のように、動きや、そこにあることを表すことばです。古文の動詞は、言い切りの形がふつうウ段の音(く・す・ぬ・ふ・む・る など)で終わります。例外は「あり」「をり」などの4語だけで、「り」で終わります。

動詞は、下にどんなことばが続くかで形が変わります。これを活用(かつよう)といいます。たとえば「書く」は、「書かず」「書きて」「書く。」「書くとき」「書けども」「書け。」のように形が変わります。

活用形語幹語尾下の語意味未然形書かず書かない連用形書きて書いて終止形書く。書く。連体形書くとき書くとき已然形書けども書くけれども命令形書け。書け。灰色の「書」は変わらない。赤い語尾だけが変わる
変わらない部分が語幹、変わる部分が活用語尾。下につく語で語尾が決まる
うかるくん

うかるくん

現代語でも「書かない」「書きます」って変わるよね。古文も同じなの?

合格先生

合格先生

しくみは同じだよ。ただ、変わり方のグループが現代語は5つ、古文は9つあるんだ。

サクラちゃん

サクラちゃん

9つも! 全部覚えるのは大変そう……。

合格先生

合格先生

だいじょうぶ。20語ほどを先に覚えれば、残りは「ず」をつけて言ってみるだけで見分けられるよ。

見分け方はかんたんです。動詞に、打ち消しの「ず」(〜ない)をつけて言ってみます。「ず」のすぐ上の音が、ア段・イ段・エ段のどれかを聞き分けるだけです。

動詞に「ず」をつけて言う書く書かず「か」はア段四段活用起く起きず「き」はイ段上二段活用受く受けず「け」はエ段下二段活用上一段・下一段・変格活用の語は、先に暗記
「ず」の直前の音で、四段・上二段・下二段がわかる
ひらめいたうかるくん

うかるくん

「書かず」「起きず」「受けず」……声に出すと、ア・イ・エの違いがすぐわかる!

ただし、「見る」「来」「す」「死ぬ」「あり」のような特別な語は、「ず」で調べるとまちがえることがあります。だから、これらは先に覚えてしまいます(下の「しっかり」の表)。

ここまでのまとめ

  • 古文の動詞の活用は9種類
  • 特別な語(上一段・下一段・カ変・サ変・ナ変・ラ変)は暗記
  • それ以外は「ず」をつける:ア段→四段、イ段→上二段、エ段→下二段

しっかり(大学受験の基礎〜標準)

6つの活用形と、下につく主なことば

活用形主な使い方・下につく語「書く」の形
未然形「ず・む・ば(仮定)・る・す」などが下につく(まだそうなっていない)書か
連用形「て・けり・き・たり・たし」などや、用言が下につく書き
終止形文を言い切る。「べし・らむ・めり・なり(伝聞推定)」などが下につく書く
連体形体言(名詞)や「とき・こと」が下につく。係り結び「ぞ・なむ・や・か」の結び書く
已然形「ども・ど・ば(確定)」が下につく。係り結び「こそ」の結び書け
命令形命令して言い切る書け

「已然形」(いぜんけい)は「すでにそうなっている形」という意味で、現代語の仮定形にあたる位置にありますが、働きは違います(「書けば」は古文では「書いたので・書くと」)。

9種類の活用表

種類例語幹未然形連用形終止形連体形已然形命令形
四段書く書かきくくけけ
上一段見る(見)みみみるみるみれみよ
上二段起く起ききくくるくれきよ
下一段蹴る(蹴)けけけるけるけれけよ
下二段受く受けけくくるくれけよ
カ変来(来)こきくくるくれこ・こよ
サ変す(す)せしすするすれせよ
ナ変死ぬ死なにぬぬるぬれね
ラ変ありあらりりるれれ

( )は語幹と活用語尾の区別がない語。表は横にスクロールできます。

名前の「四段」「上二段」などは、語尾が五十音図のどの段を使うかから来ています。真ん中のウ段を基準に、上(イ段)と下(エ段)のどちらへ広がるかを見ると、名前の意味がわかります。

ア段イ段ウ段エ段四段書くかきくけ上二段起くきく上一段見るみ下二段受くくけ下一段蹴るけウ段(黄色)を基準に、使う段で名前が決まる
四段・上二段・上一段・下二段・下一段の名前は、使う段の数と位置から

暗記する語(これだけは先に)

種類語覚え方・注意
上一段干る・射る・鋳る・着る・似る・煮る・見る・居る・率る(+顧みる・試みる・用ゐる・率ゐる など)「ひいきにみゐる」(ひ・い・き・に・み・ゐ+る)。語幹と語尾の区別がない1音の語が中心
下一段蹴る1語だけ
カ変来(く)1語(「出で来」「まうで来」など複合語も)。未然形は「こ」
サ変す・おはす「具す・念ず・御覧ず」など「〜す・〜ず」の複合語もサ変
ナ変死ぬ・往ぬ(去ぬ)2語。「ぬる・ぬれ」の形がある
ラ変あり・をり・はべり・いまそかり(いますかり)4語。終止形が「り」(ウ段でない)
上一段は「ひ・い・き・に・み・ゐ・る」ひ干るい射るき着るに煮るみ見るゐ居るる語尾+る似る・鋳る・率る も同じ音の仲間。どれも「ず」の前がイ段
上一段の主な語は「ひいきにみゐる」。絵と一緒に覚えると忘れにくい
「ここが大事!」と説明する合格先生

合格先生

暗記組は約20語だけ。ここを先に覚えておけば、残りの何千もの動詞は「ず」で見分けられるよ。

見分け方の手順

  1. 暗記した語かを確かめる(上の表)。そうなら、それで決まり。
  2. そうでなければ、「ず」をつけて未然形にする。
  3. 「ず」の直前が ア段→四段、イ段→上二段、エ段→下二段。
  4. 最後に何行かを確かめる(「絶ゆ」→ヤ行下二段、「恥づ」→ダ行上二段)。入試では「ヤ行下二段活用」のように行まで答えさせることが多い。
正格活用(5種類)変格活用(4種類)四段書く・思ふ など上二段起く・過ぐ など下二段受く・求む など上一段ひいきにみゐる下一段蹴る(1語)カ変来(く)1語サ変す・おはすナ変死ぬ・往ぬラ変あり・をりはべり・いまそかり「ず」で見分ける暗記する(約20語)
9種類のうち、青の3種類は「ず」で見分け、赤の6種類は語を暗記する

例文で確かめる

竹取の翁と妻が、竹の中から見つけた小さな子をかごに入れて見守る場面の絵
竹取の翁と嫗(おうな)が、竹の中で見つけた小さな子(のちのかぐや姫)を育てる場面。翁は「竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり」という暮らしをしていました。画像:「The Tale of the Bamboo Cutter - Discovery of Princess Kaguya」(17世紀、作者不明、パブリックドメイン、Wikimedia Commons)

今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。

(竹取物語・冒頭)

現代語訳今となっては昔のことだが、竹取の翁という者がいた。野山に分け入って竹を取っては、いろいろなことに使っていた。

ここがポイント「いふ」(ハ行四段・連体形)、「あり」(ラ変・連用形。下の「けり」は連用形接続)、「まじり」「取り」(ラ行四段・連用形)、「使ひ」(ハ行四段・連用形)。「ず」をつけると「いはず・まじらず・取らず・使はず」で、どれもア段=四段です。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

(方丈記・冒頭)

現代語訳流れていく川の流れは絶えることがなくて、しかも(そこを流れる水は)もとの水ではない。

ここがポイント「絶え」は下に「ず」があるので未然形。「ず」の直前が「え」(エ段)なので下二段、言い切りは「絶ゆ」なのでヤ行下二段活用です(ア行ではありません)。「あら」はラ変「あり」の未然形。

男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。

(土佐日記・冒頭)

現代語訳男も書くと聞いている日記というものを、女(の私)も書いてみようと思って書くのである。

ここがポイント「す・し・する」はサ変「す」の終止形・連用形・連体形。「み」は上一段「見る」の未然形(下に推量・意志の「む」)。暗記組が3種類も出てくる、入試でもよく使われる一文です。

今来むといひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな

(百人一首21番・素性法師(今来むと))

現代語訳「すぐに行こう」とあなたが言ったばかりに、(それを信じて待つうちに)九月の夜長の有明の月が出るのを待ってしまったことだ。

ここがポイント「来む」はこむと読みます。下に「む」(未然形接続)があるので、カ変「来」の未然形「こ」。「きむ」「くむ」とは読みません。「来」は相手のところへ「行く」の意味で、「今来む」は「すぐに行こう」。

もっと深く(難関大・上級者)

1. 行(ぎょう)でまちがえやすい語

活用の種類は合っていても、行でまちがえる問題が難関大ではよく出ます。ア行・ヤ行・ワ行は、かなの形がまぎらわしいからです。

まぎらわしい行その行の語注意
ア行下二段得(う)・心得・所得ア行に活用する動詞はこれだけ(え・え・う・うる・うれ・えよ)
ヤ行上二段老ゆ・悔ゆ・報ゆ「老いず」の「い」はヤ行の「い」。この3語が代表
ヤ行下二段絶ゆ・見ゆ・聞こゆ・覚ゆ・消ゆ など「見えず」「覚えず」の「え」はヤ行
ワ行上一段居る・率る・用ゐる・率ゐる(ひきゐる)「ゐ」と書く。「用ひる」「用いる」は後の時代の形
ワ行下二段植う・飢う・据う「植ゑず」と書く。この3語が代表
ハ行下二段与ふ・教ふ・訴ふ・数ふ など「教へず」。ヤ行・ワ行と混同しない
ア段イ段ウ段エ段オ段ア行あいうえ得おヤ行やい老ゆゆえ絶ゆよワ行わゐ用ゐるうゑ植うを同じ「い」「え」の音でも、言い切りの形で行を決める
ア行・ヤ行・ワ行は「い」「え」の音が重なる。色のついたマスの語が代表

また「得(う)」「経(ふ)」「寝(ぬ)」は1音の下二段で、語幹と語尾の区別がありません。「寝」はナ変「死ぬ・往ぬ」と形が似ていますが、未然形は「寝ず(ねず)」なので下二段です。

2. 同じ語で、活用の種類が2つある語

同じ語でも、活用の種類が違うと意味(自動詞・他動詞など)が変わる語があります。活用形から意味を決める問題として出ます。

語四段のとき下二段(上二段)のとき
頼む頼りにする・あてにする(下二段)頼りに思わせる・あてにさせる
立つ立つ(自動詞)(下二段)立てる(他動詞)
かづくかぶる・ほうびをいただく(下二段)かぶせる・ほうびを与える
忍ぶ・偲ぶ「偲ぶ」思い慕う(上二段)「忍ぶ」こらえる・人目を避ける

「しのぶ」は、もともと上二段の「忍ぶ」(こらえる)と四段の「偲ぶ」(なつかしく思う)の別の語でしたが、平安時代には形も意味もまじり合って使われるようになったと説明されます。百人一首40番「しのぶれど色に出でにけりわが恋は」の「しのぶれ」は、已然形が「〜ぶれ」なので上二段(四段なら「しのべど」)。意味も「(恋心を)こらえて隠しているけれど」です。このように、活用形の形から種類を決め、種類から意味を決めるのが上級者の読み方です。

しのぶれど色に出でにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで

(百人一首40番・平兼盛(しのぶれど))

現代語訳(人に知られないように)こらえて隠してきたけれど、顔色に出てしまったなあ、私の恋は。「何か物思いをしているのか」と人がたずねるほどに。

ここがポイント「しのぶれ」+「ど」(已然形接続)。四段の已然形は「しのべ」なので、「しのぶれ」はバ行上二段の已然形。「出で」はダ行下二段「出づ」の連用形。

3. 時代による違い:「飽く」「借る」「恨む」

現代語と活用の種類が違う語は、現代語の感覚で判断するとまちがえます。

  • 飽く・借る・足る:古文では四段(飽かず・借らず・足らず)。現代語の「飽きる・借りる・足りる」(上一段)とは違います。「飽かず」は「満足しない・名残惜しい」の意味で頻出です。
  • 恨む:平安時代の文章では上二段(恨みず・恨むる)。後の時代に四段の形も使われるようになり、現代語では五段(恨まない)です。
  • 二段活用の一段化:「起く→起きる」「受く→受ける」のように、上二段・下二段の多くは、中世から近世にかけて上一段・下一段に変わりました。連体形(起くる・受くる)が文末に使われるようになったことと関係がある、と説明されます。

4. 音便(おんびん)

四段・ナ変・ラ変の連用形は、「て・たり」などが下につくとき、言いやすい音に変わることがあります。

音便例注意
イ音便書きて→書いて/泣きて→泣いてカ行・ガ行の四段に多い
ウ音便思ひて→思うて/言ひて→言うてハ行四段に多い。「おもうて」と読む
撥音便死にて→死んで/読みて→読んでナ変・マ行・バ行の四段
促音便立ちて→立って/取りて→取って古い本文では「っ」を書かず「取て」と書くこともある
連用形の語尾が、言いやすい音に変わるイ音便書きて書いて「い」ウ音便思ひて思うて「う」撥音便読みて読んで「ん」促音便取りて取って「っ」四段・ナ変・ラ変の連用形に「て」などがつくとき
音便は、連用形の語尾(赤)が「い・う・ん・っ」に変わること

ラ変は、連体形「ある」に「なり(伝聞・推定)」「めり」がつくと「あんなり→あなり」「あんめり→あめり」となり、「ん」を書かないことが多い(撥音便の無表記)。「あなり」の「な」を見落とさないことが識別問題の決め手になります。

5. カ変・サ変と過去の「き」

過去の助動詞「き」は連用形につくのがきまりですが、カ変・サ変には特別なつき方をします。連体形「し」・已然形「しか」は、カ変の「こ」(未然形)やサ変の「せ」(未然形)にもつきます(「来し方(こしかた・きしかた)」「せしか」)。百人一首9番「花の色は移りにけりな」の「ながめせしまに」の「せ」は、サ変「す」の未然形です。

うかるくん

うかるくん

「せし」の「せ」が未然形!? 連用形接続の「き」なのに?

合格先生

合格先生

そう、「き」の「し・しか」がカ変・サ変につくときだけの特別なきまりなんだ。例外こそ入試に出るから、ここまで覚えておくと強いよ。

6. 「蹴る」について

下一段は平安時代の文章では「蹴る」1語だけです(蹴ず・蹴て・蹴る)。ただし、もっと古い時代にはワ行下二段(くう)だったとする説もあり、辞書によって説明が分かれます。入試では「下一段は蹴る1語」と覚えておけば十分です。

よくあるまちがい

まちがい1:「見る」に「ず」をつけて上二段にする

「見ず」の「み」はイ段なので、手順2から始めると上二段と答えてしまいます。上一段は暗記組。手順1(暗記した語か)を必ず先に。

まちがい2:「来む」を「きむ」と読む

カ変の未然形は「こ」、連用形は「き」。「来む(こむ)」「来ず(こず)」「来たり(きたり)」。下につく語の接続から読みを決めます。

まちがい3:現代語の感覚で「借る」「飽く」を上一段にする

古文の「借る」「飽く」「足る」は四段。「飽かず」の形で覚えましょう。

まちがい4:「絶ゆ」「老ゆ」をア行にする

「え」「い」の音でも、言い切りが「〜ゆ」ならヤ行。ア行の動詞は「得(う)」の仲間だけです。

練習問題

やさしい

  1. 次の動詞に「ず」をつけて、活用の種類を答えなさい。
    ① 書く ② 起く ③ 受く
    答えと解説を見る

    ① 書かず(ア段)→四段活用 ② 起きず(イ段)→上二段活用 ③ 受けず(エ段)→下二段活用

  2. 「見る」の活用の種類を答えなさい。
    答えと解説を見る

    上一段活用(マ行)。「ひいきにみゐる」の「み」です。「見ず」の「み」がイ段だからといって上二段にしないこと。

ふつう

  1. 次の動詞の活用の種類を答えなさい。
    ① おはす ② をり ③ 往ぬ ④ 蹴る
    答えと解説を見る

    ① サ行変格活用 ② ラ行変格活用 ③ ナ行変格活用 ④ カ行下一段活用。すべて暗記組です。

  2. 「涙のみ流るるときは、いとほしく思ふ。」(自作)の「流るる」の活用の種類と活用形を、行もふくめて答えなさい。
    答えと解説を見る

    言い切りは「流る」。「ず」をつけると「流れず」でエ段なので下二段。「流るる」は下に「とき」(体言)があるので連体形。答えはラ行下二段活用・連体形。

むずかしい

  1. 「その人を頼めて、つひに来ず。」(自作)の「頼め」の活用の種類と活用形を答え、この「頼む」の意味を説明しなさい。
    答えと解説を見る

    下に「て」(連用形接続)があるので連用形。四段なら連用形は「頼み」なので、「頼め」が連用形になるのはマ行下二段活用。下二段の「頼む」は「頼りに思わせる・あてにさせる」の意味で、「その人を(期待させて)あてにさせておいて、とうとう来なかった」となります。

  2. 「来し方」の「来」の読みを2つ挙げ、それぞれが何形かを、助動詞「し」の接続とあわせて説明しなさい。
    答えと解説を見る

    「し」は過去の助動詞「き」の連体形。「き」は連用形接続なので、連用形「き」で「きしかた」と読めます。さらに「き」の「し・しか」はカ変の未然形にもつくので、未然形「こ」で「こしかた」とも読みます。どちらの読みも使われています。

関連ページ

  • 助動詞「む(ん)」:「来む(こむ)」「見む」のように未然形につく助動詞
  • 係り結び:連体形・已然形が文末に来るきまり
  • 活用とは(6つの活用形)(準備中)
  • 変格活用(カ変・サ変・ナ変・ラ変)(準備中)
  • 音便(準備中)
  • 助動詞の接続(準備中)
  • 古文文法辞典の目次

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よくある質問

古文の動詞の活用の種類はいくつありますか?

9種類です。四段・上一段・上二段・下一段・下二段の正格活用5種類と、カ行変格・サ行変格・ナ行変格・ラ行変格の変格活用4種類です。

動詞の活用の種類はどうやって見分けますか?

まず上一段・下一段・変格活用の語を暗記しておき、それ以外の動詞は「ず」をつけます。「ず」の直前がア段なら四段、イ段なら上二段、エ段なら下二段です。

「ひいきにみゐる」とは何ですか?

上一段活用の動詞の覚え方です。干る・射る(鋳る)・着る・似る(煮る)・見る・居る(率る)の頭の音を並べたものです。

ラ変動詞はどれですか?

あり・をり・はべり・いまそかり(いますかり)の4語です。終止形が「り」で終わるのが特徴です。

「飽く」は何活用ですか?

古文では四段活用です(飽かず・飽きて・飽く)。現代語の「飽きる」は上一段なので、まちがえないようにします。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」国語(言語文化・古典探究)
  • 例文の本文:竹取物語、方丈記、土佐日記(いずれも冒頭)、百人一首(9・21・40番)。表記は読みやすいように一部改めています
  • 高校の古典文法の標準的な説明(活用の種類・行・音便)にもとづいて作成
  • 画像:「The Tale of the Bamboo Cutter - Discovery of Princess Kaguya.jpg」(17世紀の彩色本の1枚、作者不明、パブリックドメイン〈PD-Art/PD-old-100-expired〉、Wikimedia Commons)

最終更新:2026年10月15日/作成:大学受験合格大作戦