

この記事の結論
- 英文法・語法の問題集は、『Next Stage(ネクステージ)英文法・語法問題』を1冊選び、最低でも10回以上、ページの配置まで覚えるくらいくり返すのが基本です
- 文法書で一通り学んだら(または並行して)問題集に進み、高校2年の終わりまでに何回かくり返しておくのが目標。より難しい『新・英文法頻出問題演習』は、基礎が固まってからで十分です
英語の勉強法目次はコチラ⇒英語の勉強法
この記事は「英語の勉強法【基礎編3】文法・語法演習」です。大学入試英語の勉強法【基礎編】は、次の3つでできています。
単語・熟語を覚え、文法書でルールを学び、問題集でくり返して定着させる。この3段がそろうと、長文読解・英作文・過去問という「実践」を上に積み上げられます。土台がぐらついたまま過去問に進むと、何を解いても「なんとなく」の答えになり、点が安定しません。この記事は3段目の「文法・語法演習」です。
英文法・語法問題集のおすすめ:Next Stageと新・英文法頻出問題演習
英語の勉強法【基礎編その2】文法書で書いたように『総合英語Forest』などの文法書を一冊極めよう。併用の暗記CDや問題集を利用してもよいが文法書を極めることに主眼をおこう。
文法の学習が一通り修了すれば、『文法・語法演習』に進もう。もちろん文法の学習と併用しておこなっても良い。
お勧めの『文法・語法演習書』は『Next Stage』です。この本を極めればどの大学を受験するにしても基礎部分の知識として十分通用する。
| 書名 | 難しさ | 向いている人 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| Next Stage 英文法・語法問題 (ネクステージ、通称ネクステ) | 基礎〜標準 | 1冊目の人・高卒認定や独学の人 | 迷ったらこれ。どの大学でも基礎として通用する |
| 新・英文法頻出問題演習 | やや難しい | 基礎が固まった人 | Next Stage と同じ役割の問題集。こちらの方が難易度が高い |
| 高校や予備校で買った問題集 | 本による | 授業で使っている人 | それを極めても良い |
また『Next Stage』と同様の問題集として『新・英文法頻出問題演習』がある。
高校や予備校で購入した問題集があればそれを極めても良い。
どれか一冊を徹底的に極めることが重要です。
『Next Stage』より『新・英文法頻出問題演習』の方が難易度が高い。
基礎力を付けることが目的であるので、どちらか選べるのであれば『Next Stage』を選ぼう。
高卒認定や独学から大学受験を狙う人は『Next Stage』がお勧めです。
※ 2008年の記事のときから、どちらの本も改訂が重ねられています。今の版の中身は書店で手に取って確かめてください。文法書としてすすめた総合英語Forestは、同じ流れをくむ『総合英語Evergreen』が別の出版社から出ているなど、版元や版がちがうことがあります。どれを選ぶか迷ったら、今出ている総合英語の文法書(同じ流れをくむ『総合英語Evergreen』など)で代わりになります。
Next Stageはどんな問題集?
Next Stage(ネクステージ)は、1ページに問題、となりに解説という形で、4択などの短い問題がたくさん並んだ問題集です。文法(時制・仮定法・関係詞など)だけでなく、語法(単語ごとの使い方)や熟語・会話表現までを1冊でまとめて練習できます。1問が短いので、すきま時間にも進めやすいのが特長です。
このタイプの問題集は、高校で配られることも多い定番の形です。ほかにも同じ形の問題集がいくつか出ていますが、中身の考え方はほぼ同じです。学校で別の本を配られたなら、無理に買いかえる必要はありません。
新・英文法頻出問題演習はどんな人向け?
『新・英文法頻出問題演習』は、入試によく出る文法・語法の問題を集めた、少し難しめの問題集です。Next Stage を一通り終えて「もっと難しい問題でも試したい」人や、文法問題の比重が大きい私立大学を受ける人に向きます。
ただし、1冊目から難しい本に手を出すと、わからない問題ばかりで続きません。基礎を固めるのが目的なら、まず Next Stage。これは2008年の記事のときから変わらない考え方です。
Next Stageは何回やる? 10回以上くり返す使い方
『Next Stage』はひたすら解きまくろう。5回解いたから極めれるというものではない。最低でも10回以上繰り返し、ページの配置まで覚えてしまうくらいにやりこむことが大切だ。
『Next Stage』を二冊購入する人も多い。一冊は章ごとに分解して通学時にポケットに入れて持ち運びやすいようにするのである。
「10回」と聞くと大変そうですが、毎回同じ時間がかかるわけではありません。2回目からは△と×の問題だけを解くので、回を重ねるほど速くなります。目安は次のとおりです。
- 1回目:全部の問題を解き、答え合わせのときに印をつけます。自信をもって正解=○、迷って正解=△、まちがい=×。
- 2〜3回目:△と×の問題だけを解きます。正解でも、理由を言えなければ×のままにします。
- 4〜6回目:まだ×の問題だけを解き、正しい英文を声に出して読みます。ここで「耳と口」の記憶が加わります。
- 7〜9回目:もう一度、全部の問題をスピード重視で確認します。○の問題を忘れていないかの点検です。
- 10回目〜:問題を見た瞬間に答えと理由が出る状態にします。「この問題は右ページの上のほう」とページの配置まで浮かぶようになれば完成です。
1日に進める量は、1回目なら1日20〜30問ほど、2回目以降は1日1章など、続けられる量で決めてください。大切なのは毎日少しずつでも開くことです。1週間まとめてやらないより、毎日15分のほうが、ずっと記憶に残ります。
1問の解き方:解く→印→解説→音読
1問ごとの流れも決めておきましょう。とくに大事なのは③の解説です。正解したときも「なぜこの答えなのか」「ほかの選択肢はなぜだめなのか」を自分の言葉で言えるか確かめます。これを飛ばすと、答えの番号だけを覚えてしまい、少し形を変えた問題で解けなくなります。
④の音読は、正しい英文を体に入れるためのものです。文法問題の英文は短いので、1文を3回読んでも数秒です。音読した英文は、英作文で「この形なら書ける」という材料にもなります。
分解した1冊を持ち歩く(2冊買う使い方)
元の記事で書いた「二冊購入して、一冊は章ごとに分解する」は、通学の電車やバス、学校の休み時間を勉強時間に変える工夫です。家では分解していない1冊で通して解き、外では分解した章をポケットに入れて△と×の問題を見直します。分解するときは、背表紙の部分をカッターで切り、章ごとにテープでとめると長持ちします。
2冊目を買わない場合は、×の問題だけをスマートフォンで撮っておく、ノートに書き写す、といった方法でも同じ効果があります。大事なのは「すきま時間に×の問題を見る」ことです。
×の多い章から苦手分野を見つける
1回目を終えたら、章ごとに×の数を数えてみましょう。×が集中している章が、あなたの苦手分野です。たとえば「仮定法」の章に×が多ければ、問題集を進める前に文法書の仮定法のページを読み直します。問題集は「できない所を見つける道具」、文法書は「理由を確かめる道具」と考えると、2冊の役割がはっきりします。
×の問題を書き写す「まちがいノート」を作る人もいます。作るなら、問題文をすべて写す必要はありません。問題のページ番号・正しい英文・まちがえた理由の3つだけを1行ずつ書けば十分です。理由を書くと、同じまちがいを二度しにくくなります。ノートの作り方そのものは「東大合格生のノートはかならず美しい」も参考になります。
うかるくん
文法の問題集、3回やったら答えを覚えちゃって、もう意味がない気がします……。
合格先生
答えを覚えたなら、次は「理由」を言えるかを確かめるんだ。選択肢の1つ1つについて、なぜ×なのかを説明できたら本物だよ。
サクラちゃん
じゃあ、10回やるっていうのは、答えじゃなくて理由まで言えるようになるため?
合格先生
そのとおり。何度も見た問題は、ページのどこにあったかまで浮かぶようになる。そこまで来たら、入試の文法問題はほとんど「見たことがある」になるよ。
文法と語法のちがい:英文法・語法問題の例
「文法・語法演習」の文法と語法は、似ているようでちがいます。
- 文法:文の骨組みのルールです。時制・仮定法・関係詞・不定詞・動名詞など、どの単語にも共通して使える決まりです。
- 語法:単語ひとつひとつの使い方のくせです。「discuss のあとに about をつけない」「explain は人を直後に置かない」のように、単語ごとに覚えます。
文法は文法書で「なぜそうなるか」を理解すれば、多くの問題に応用できます。一方、語法は理屈より覚えた数がものを言う分野です。だからこそ、問題集を何度もくり返して、単語ごとのくせを体に入れる必要があります。
よく出る文法の問題の例
| 分野 | 例(かっこが答え) | 覚えるポイント |
|---|---|---|
| 時・条件の副詞節 | I will call you when he ( comes ) home. | when・if の中は、未来のことでも現在形 |
| 仮定法過去完了 | If I ( had studied ) harder, I would have passed. | 過去の事実と反対の仮定。had+過去分詞 |
| 関係副詞と関係代名詞 | This is the town ( where ) I was born. | I visited のように目的語が欠けていれば which |
| 動名詞と不定詞 | I remember ( seeing ) him before. | 過去にしたことは ~ing、これからすることは to do |
| 前置詞の to | I am looking forward to ( seeing ) you. | この to は前置詞なので後ろは ~ing |
どれも文法書で学ぶルールですが、問題として出されると意外にまちがえます。たとえば when の中の現在形は、「未来のことだから will」と考えてしまいがちです。問題集では、こうしたまちがえやすいポイントが選択肢にわざと入っています。どの選択肢がワナなのかを意識して解くと、力がつきます。
よく出る語法の問題の例
| 単語 | 正しい形 | 覚えるポイント |
|---|---|---|
| discuss | ○ discuss the plan × discuss about the plan | 他動詞なので about は不要 |
| marry | ○ She married him. × married with him | 「~と結婚する」は marry+人 |
| explain | ○ explain the rule to me × explain me the rule | 人は to ~ で後ろに置く |
| borrow / lend | borrow=借りる、lend=貸す | lend me your pen(人+物の順にできる) |
| rob / remind | rob A of B、remind A of B | A(人)から B を奪う/A に B を思い出させる |
| cost / take | It took me two hours to finish. | お金は cost、時間は take が基本 |
語法の問題は、日本語に引っぱられたまちがいを突いてきます。「~について話し合う」だから discuss about、「~と結婚する」だから marry with、と考えてしまうのがよくある例です。英作文でも同じミスをしやすいので、問題集で覚えた語法は英作文でそのまま使えるかという目でも見ておきましょう。カタカナ語のワナについては「和製英語の一覧(英作文で使ってはいけないカタカナ英語)」にまとめています。
構文は文法と語法の組み合わせ
文法と語法の先にあるのが構文です。too ~ to …(あまりに~なので…できない)、so ~ that …(とても~なので…)、It is ~ that …(強調構文)、not only A but also B(AだけでなくBも)のように、決まった形で意味を表すものです。構文は長文の読み取りと英作文の両方に直接つながります。Next Stage のような問題集にも構文の問題は入っているので、文法・語法と一緒に覚えてしまいましょう。
英文法の問題集で伸びない人のよくある間違い
問題集をやっているのに文法の点が上がらない人には、共通する原因があります。
- 何冊も手を出す:1冊を3回やるより、3冊を1回ずつやるほうが「たくさんやった」気がします。しかし記憶に残るのは、くり返した問題です。どれか一冊を徹底的に極めることが大切です。
- 答えの番号を覚えている:2回目以降に正解しても、理由が言えなければ実力ではありません。選択肢を隠して、英文を見ただけで答えが言えるか試しましょう。
- 解説を読まない:まちがえた問題だけ解説を読み、正解した問題は飛ばしてしまう。△(迷って正解)の問題こそ、解説を読む価値があります。
- 文法書に戻らない:同じ分野で何度もまちがえるなら、ルールの理解があいまいです。文法書の該当ページに戻って読み直します。
- 長文と切り離している:文法問題だけ解けても、長文で使えなければ意味が半分です。長文で見かけた文法事項に気づけるようになると、文法の勉強が生きてきます。
「1冊を何度もくり返す」という考え方は、数学の参考書にも共通します。数学で同じことを書いた「青チャートと1対1対応の演習」や、基本書を1冊に絞って反復する勉強法を紹介した「基本書を1冊に絞って反復する勉強法」もあわせて読むと、くり返しの意味がよくわかります。

英文法はいつまでに? 高1・高2・高3の学年別計画
できれば高校2年終了時までにある程度(何回か)繰り返していることが望ましい。
高3になると、長文読解・英作文・過去問、ほかの教科と、やることが一気に増えます。文法・語法を高2のうちに固めておくと、高3では「仕上げの確認」だけですみます。学年ごとの目安は次のとおりです。
| 時期 | やること | ここまでできれば合格 |
|---|---|---|
| 高1 | 文法書で時制・助動詞・不定詞・動名詞などを学ぶ。学校の授業に合わせて問題集の同じ章を解く | 習った章の問題が、解説を見ずに解ける |
| 高2 | 文法書と並行して問題集を通しで3回ほど。語法・熟語の章も始める | △と×の問題が全体の3割以下 |
| 高2の終わり | 問題集を何回かくり返し済みにする | 1冊を通して、理由を言いながら解ける |
| 高3 | 10回以上にして仕上げる。長文・英作文・過去問へ重心を移す | 問題を見た瞬間に答えと理由が出る |
| 直前期 | ×の問題だけを見直す。新しい問題集には手を出さない | ×の問題がほぼ0 |
高3・浪人生から始める場合
高3の夏や浪人してから始める場合も、やることは同じです。ただし時間が限られるので、1回目は1日に解く量を増やし、1か月ほどで1回目を終えるペースで進めます。2回目以降は△と×だけなので、ぐっと短くなります。直前期に新しい問題集を始めるのはおすすめしません。直前期の教材の絞り方は「入試直前期の勉強法」に書いています。
高卒認定や独学から大学受験を目指す人
高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)や独学から大学受験を狙う人は『Next Stage』がお勧めです。学校の授業がない分、何から手をつけるかで迷いやすいので、「文法書を1冊」「問題集を1冊」と決めてしまうと進めやすくなります。1問ずつ解説がついているので、先生がいなくても「なぜそうなるか」を自分で確かめられるのも独学向きの点です。わからないところが出てきたら、文法書の索引で同じ項目を探して読みましょう。
共通テスト英語に文法問題は出る?(旧センター試験との違い)
2008年当時のセンター試験(大学入試センター試験)の英語は、筆記200点とリスニング50点でした。筆記には文法・語法を単独で問う問題があり、問題集で覚えた知識がそのまま点になりました。
今の大学入学共通テスト(共通テスト、旧センター試験)は形が大きく変わりました。大学入試センターの「令和9年度大学入学共通テスト実施要項」によると、2027年1月16日(土)の英語は次のとおりです。
| 試験時間 | 配点 | 時刻(2027年1月16日) | |
|---|---|---|---|
| リーディング | 80分 | 100点 | 15:20〜16:40 |
| リスニング | 60分(うち解答30分) | 100点 | 17:20〜18:20 |
共通テストのリーディングには、文法・語法や発音・アクセントを単独で問う問題はありません。広告・ブログ・記事・グラフなど、いろいろな文章から必要な情報を速く正確に読み取る問題が中心です。
では文法の勉強はいらなくなったのかというと、そうではありません。読む量が多いので、文の構造が一瞬でわからないと時間が足りなくなるからです。関係詞がどこまでかかるか、仮定法で「事実とは反対」のことを言っているか、といった文法の知識は、選択肢を選ぶ場面で直接きいてきます。文法の問題集は「点を取る問題」から「速く読むための土台」に役割が変わった、と考えるとわかりやすいでしょう。
共通テスト英語の直前の仕上げ方は「共通テスト英語の総仕上げ」、過去問の使い方は「センター試験過去問題」、2027年の時間割の全体は「2027年 共通テストの時間割・日程」にまとめています。高1〜高3の共通テスト対策の全体像は「共通テストの勉強法」をどうぞ。
私大・国公立2次試験で英文法・語法はどう出る?
私立大学:文法・語法の問題がそのまま出ることが多い
私立大学の一般選抜では、4択の空所補充・語句の並べかえ(整序)・誤りを指摘する正誤問題など、文法・語法を直接問う問題を出す大学が多くあります。このような大学では、問題集で覚えた知識がそのまま点になります。出題の形は大学・学部ごとにちがうので、志望校の過去問で文法問題の割合を確かめて、比重が大きければ新・英文法頻出問題演習のような一段難しい問題集まで進むとよいでしょう。早稲田大学・慶應義塾大学の理工系の英語については「早稲田大学・理工系学部の英語の受験対策」「慶應義塾大学・理工学部の英語の受験対策」に書いています。
文法・語法の問題の形式別の解き方
文法・語法の問題には、いくつかの決まった形があります。形ごとに見るところを決めておくと、迷う時間が減ります。
- 空所補充(4択):まず空所の前後だけを見て、品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞)と文の形を決めます。選択肢を先に見ると、日本語の意味だけで選んでしまいがちです。「後ろに目的語があるか」「時を表す語があるか」が手がかりになります。
- 語句の並べかえ(整序):主語と動詞を先に決め、そのあとで残りの語句を組み立てます。熟語や構文(too ~ to、so ~ that など)のかたまりを見つけると、残りが一気に決まります。並べた文は、最後に頭から読んで意味が通るか確かめます。
- 誤りを指摘する正誤問題:主語と動詞の数(単数・複数)の一致、時制、自動詞と他動詞の区別(discuss about のような余計な前置詞)が、よくねらわれる場所です。下線部を1つずつ、文法と語法の両方の目で見ます。
どの形式でも、Next Stage のような問題集で同じ知識を何度も見ておけば、形がちがっても「あのページの問題だ」と気づけます。形式に慣れるのは過去問の役目、知識を入れるのは問題集の役目、と分けて考えましょう。
国公立大学の2次試験:和訳と英作文の土台
国公立大学の2次試験(個別学力検査)は記述式が中心で、文法問題そのものが出ない大学もあります。たとえば京都大学(京大)の英語はすべて記述式で、長文の和訳と英作文が中心です(リスニングはありません。くわしくは「京大入試の英語にリスニングはある?」)。
それでも文法・語法は欠かせません。文法があいまいだと和訳で文の構造をまちがえ、英作文で文法ミスをして、どちらも大きな減点になるからです。京大英語の参考書の組み合わせは「京大合格までのお勧め参考書(英語)」で、Next Stage を文法の1冊として紹介しています。東京大学(東大)を目指す人の単語の考え方は「東大の英単語」もどうぞ。
英作文での「使える文法」
英作文では、知っている文法を「正しく書ける」ことが大切です。問題集で覚えた語法(discuss の後ろに about をつけない、など)は、英作文でそのまま減点を防ぎます。難しい構文を無理に使うより、自信をもって書ける形で書くほうが点になります。問題集の英文を音読しておくと、英作文で使える「型」が自然に増えていきます。

合格先生
文法・語法は「1冊を10回以上」! 何冊も買うより、決めた1冊をページの配置まで覚えるくらいやりこむほうが、ずっと点になるぞ。
文法・語法の次は? 長文・英作文・熟語へ
①~③まで極めればどの大学を受けるにせよ、基礎力に関しては完璧です。
難関大学を受験する人は【実践編】、【受験対策】も参考にしてください。基礎の3段を固めたら、次は長文読解・英作文・過去問へ進みます。
- 熟語:問題集の熟語の章で足りない人は「英熟語の参考書の選び方」、直前期の総点検は「お勧め英熟語300」へ。
- 単語:中学〜高1・高2向けの単語帳・熟語帳は「お勧め英単語帳&英熟語帳」、難関大向けは「難関大学受験に使える英単語帳」。
- 話す・聞く英語へ:受験英語を話す英語につなげたい人は「英語が話せない人の勉強法(お勧めの本3冊)」、海外ドラマでのリスニングは「いま思えば一番役に立った英語の勉強法」。
- 英語全体の作戦:「大学受験「英語学習」大作戦」にまとめています。
単語の「くせ」を知るのは、語法の勉強そのものです。似た意味の単語のちがいを扱った「libertyとfreedomの違い」や、いくつもの意味をもつ「commute」も、語法の感覚をつかむのに役立ちます。
サクラちゃん
共通テストに文法問題が出ないなら、文法の問題集は後回しでもいいですか?
合格先生
後回しにすると、長文で文の構造がつかめずに時間が足りなくなるよ。私大では文法問題がそのまま出るし、2次試験の和訳と英作文も文法が土台だ。
うかるくん
「点を取る問題」じゃなくて「速く読むための土台」になったんですね。高2のうちに何回かやっておきます!
合格先生
いいね! 高2の終わりまでに何回かくり返せていれば、高3は長文と過去問に集中できる。
英文法の問題集の口コミ・生の声
実際に受験生がどの問題集を何回やっているかは、受験掲示板「100点BBS」で聞いてみるのもよいでしょう。共通テスト掲示板のほか、京大志望なら京都大学の掲示板、東大志望なら東京大学の掲示板もあります。ただし、人の評判は「その人に合った本」の話です。最後は自分で中を見て、毎日開ける1冊を選んでください。

うかるくん
問題集は1冊にしぼって、解く→印→解説→音読。△と×だけをくり返して、高2の終わりまでに何回か! やることがはっきりしました。
参考書選びや勉強の進め方で迷ったら「受験の質問・相談」で受け付けています。
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よくある質問
英文法の問題集のおすすめは?
基礎を固めるなら『Next Stage 英文法・語法問題』がおすすめです。より難しい問題まで練習したい人は『新・英文法頻出問題演習』。学校で配られた問題集があれば、それを極めてもかまいません。
Next Stageは何回やればいいですか?
最低でも10回以上が目安です。2回目からは△と×の問題だけを解くので、回を重ねるほど短い時間で回せます。ページの配置まで覚えるくらいまでやりこみます。
英文法の問題集はいつから始めればいいですか?
文法書で一通り学んだら、または文法書と並行して始めます。高校2年の終わりまでに何回かくり返しておくのが目標です。
文法と語法の違いは何ですか?
文法は時制・仮定法・関係詞など文の骨組みのルール、語法は「discussの後ろにaboutをつけない」のような単語ごとの使い方のくせです。
共通テストの英語に文法問題は出ますか?
共通テストのリーディングには文法・語法を単独で問う問題はありません。ただし長文を速く正確に読む土台として文法は必要で、私大の入試では文法問題がそのまま出ることも多くあります。
あわせて読みたい
出典・参考
- 大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト実施要項」(英語の試験時間・配点・日時)
- 2008年当時のセンター試験英語の配点(筆記200点・リスニング50点)は当時の大学入試センターの実施要項による
- 書名は2008年の記事で紹介した本(Next Stage 英文法・語法問題:桐原書店)。今の版の中身は書店で確認してください
- 文法・語法の例は代表的な英和辞典・文法書の説明による。「1日20〜30問」「高2で3回ほど」などは目安です
最終更新:2026年10月22日/作成:大学受験合格大作戦











