「過」のポイント
- 「過」は12画、部首は辶(しんにょう)、小学5年で習う漢字です。
- 書き順は、右上の「咼」(1〜9画目)を先に書き、しんにょう(10〜12画目)は最後です。
- 「通りすぎる」と「あやまち(まちがい)」の、2つの意味があります。
- 読み方は、音読みがカ、訓読みがす(ぎる)・す(ごす)・あやま(つ)・あやま(ち)です。
まなぶくん
「過」を書くとき、どこに気をつければいいの?
合格先生
書き順は、右上の「咼」(1〜9画目)を先に書き、しんにょう(10〜12画目)は最後です。
「過」の書き順アニメ
全12画
赤い番号は書く順番です。「1画すすむ」を押すと、1画ずつ確かめられます。
1画ずつの書き順(12画)
赤い線が、その画で書く線です。赤い丸が書き始めの位置です。
- 1画目
- 2画目
- 3画目
- 4画目
- 5画目
- 6画目
- 7画目
- 8画目
- 9画目
- 10画目
- 11画目
- 12画目
- 完成
書き順で気をつけること
しんにょうの字は、中の部分を先に書き、しんにょうを最後に書きます。
過も道も、しんにょうではなく右上の部分から書きはじめます。
右上の「咼」は、次の順で書きます。
- 上の小さなかこみ(1〜4画目。左の縦→上と右→中の縦→中の横)
- 「冂」の形(5・6画目。左の縦→上と右のはね)
- 中の「口」(7〜9画目)
- しんにょう(10画目の点→11画目の折れ→12画目のはらい)
書くときのポイント(とめ・はね・はらい)
- 上の小さなかこみは、右に寄せて書きます。
- 6画目は、上の横から右下へ折れて、最後にはねます。
- しんにょうの11画目は、小さく折れてから左下へ下ろします。
- 12画目のはらいは、右へ長くのばし、咼の下をささえるように書きます。
「過」の読み方
| 読み | 使い方の例 |
|---|---|
| カ | 過去(かこ)・通過(つうか)・経過(けいか)・過半数(かはんすう) |
| す(ぎる) | 過ぎる(すぎる)・通り過ぎる(とおりすぎる)・食べ過ぎる |
| す(ごす) | 過ごす(すごす)・夏休みを過ごす |
| あやま(つ)高 | 過つ(あやまつ)・「道を過つ」 |
| あやま(ち)高 | 過ち(あやまち)・「過ちを認める」 |
カタカナは音読み、ひらがなは訓読みです。うすい字は送りがなです。中は中学校で、高は高校で習う読みです(文部科学省「音訓の小・中・高等学校段階別割り振り表」)。高校で習う読みの一覧もあります。読みは国の「常用漢字表」にもとづいています。
「過」の意味
- 通りすぎる。時がたつ。(例)通過・過去
- 度をこえる。やりすぎる。(例)過度・食べ過ぎ
- あやまち。まちがい。(例)過失
「過」の成り立ち
形声文字「行く」ことをあらわす「辶」に、音をあらわす「咼(カ)」を合わせた字です。ある場所を通りすぎることをあらわし、そこから「度をこす」「あやまち」の意味も生まれました。
「咼」には「まるくまがる」という意味がある、とする説明もあります(諸説あり)。
「過」を使う言葉と例文
- 過去かこすぎさった時。反対は未来(みらい)。
- 通過つうか止まらずに通りすぎること。「急行が駅を通過する」
- 経過けいか時間がたつこと。物事の進みぐあい。
- 過ごすすごす時間をつかって生活する。「楽しく過ごす」
- 過ぎるすぎる通っていく。時がたつ。「五時を過ぎる」
- 過ちあやまちまちがい。失敗。
- 過半数かはんすう全体の半分より多い数。
例文
- 夏休みは、おじいちゃんの家で過ごしました。
- 特急電車が、目の前を通過しました。
- クラスの過半数が、遠足は動物園がいいと答えました。
「過」の覚え方
「口を2つの箱に入れて、しんにょうで通りすぎる 過」
上の小さなかこみ、大きな「冂」と「口」、最後にしんにょう。「しんにょうはしんがり(いちばん後ろ)」と覚えましょう。
似ている漢字・まちがえやすい漢字
書き順クイズ

まなぶくん
書き順クイズとなぞり書きで◎をとると、スタンプがもらえるよ。2つそろうと「過」はマスター!
次に書く線はどれかな? 1画目から順番に当てよう(全12画)。
なぞって練習しよう
うすいお手本をなぞって、書き順どおりに書いてみよう。
「過」の練習プリント(無料・印刷用)
書き順の図と、なぞり書き・練習用のマスが入ったA4のプリントです。家や教室で自由に使えます。
練習問題
- 「過」は何画で書きますか。
答えを見る
12画 - 「過」で最後に書く部分はどこですか。
答えを見る
しんにょう。最後の画は右へのばすはらいです。 - 読みがなを書きましょう。「過去の写真を見る。」
答えを見る
かこ - 漢字と送りがなで書きましょう。「休日を家ですごす。」
答えを見る
過ごす - 「過ち」の意味として正しいのはどれですか。(ア)まちがい (イ)よろこび
答えを見る
(ア)
小学5年で習うほかの漢字
読めない漢字・知らない漢字は、手書きで漢字を調べるから探せます。
よくある質問
「過」の書き順は?
右上の「咼」(上のかこみ→冂→口)を先に書き、最後にしんにょうを書きます。全部で12画です。
「過」は何画?
12画です。しんにょうは3画で数えます。
「過」の部首は?
辶(しんにょう・しんにゅう)です。
「過」は何年生で習う?
小学5年生で習います。漢検では6級の漢字です。
「過ぎる」と「過ごす」のちがいは?
「過ぎる」は通っていく・時がたつこと、「過ごす」は時間をつかって生活することです。
出典・参考
- 書き順の図:KanjiVG(© Ulrich Apel、CC BY-SA 3.0)をもとに作成。この図も同じ条件で使えます。
- 学年:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」学年別漢字配当表
- 読み:文化庁「常用漢字表」(平成22年内閣告示)
- 画数の確認:KANJIDIC2(EDRDG、CC BY-SA 4.0)
- 成り立ち:漢字ペディア(日本漢字能力検定協会)ほか、複数の漢字辞典の説明を要約
- 漢検の級は、日本漢字能力検定の「級別漢字表」の目安です(「漢検」は公益財団法人日本漢字能力検定協会の登録商標です)。
最終更新:2026年10月14日/作成:大学受験合格大作戦



