この記事の結論
- 総合選抜は、学区の中でまとめて合格者を決めてから各高校に振り分ける公立高校入試のしくみです。兵庫県の宝塚学区は2010年度(平成22年度)の入試から総合選抜をやめ、第1志望・第2志望を書いて受ける複数志願選抜と特色選抜になりました
- 兵庫県では2008年度に尼崎・明石、2009年度に西宮・伊丹、2010年度に宝塚が総合選抜から移り、2015年度からは16学区が5学区になって、複数志願選抜が全県で行われています。宝塚市は第2学区です
この記事は、2009年6月に書いた「宝塚総合選抜」の記事を、2026年10月に書き直したものです。下の囲みが元の記事(2009年当時のカズさんの見方)です。そのあとに、兵庫県教育委員会の公開資料で確かめた、総合選抜のしくみ、学区ごとの移り変わり、今の兵庫県の公立高校入試の形を足しました。
元の記事(2009年6月):宝塚総合選抜
兵庫県の宝塚学区の総合選抜が廃止されます。
2010年度から総合選抜制度が廃止され、複数志願選抜と特色選抜が導入されます。
尼崎学区、明石学区では2008年度に総合選抜制度が廃止されました。
西宮学区、伊丹学区では2009年度に総合選抜制度が廃止されました。
西宮学区では市立西宮高校が一番人気の高校となりました。
2010年度から総合選抜が廃止される宝塚学区では間違いなく県立宝塚北高校が最難関かつ一番人気の高校になります。
宝塚北高校を目指す受験生は心して受験対策に取り組みましょう。
――ここまでが2009年6月の元の記事です。元の「複数選抜」は正式な名前の「複数志願選抜」に、「特色選抜た導入」は「特色選抜が導入」に直しました。「市立西宮高校が一番人気」「宝塚北高校が最難関かつ一番人気」は、2009年当時のカズさんの見方・予想として、元の言葉のまま残しています。この記事では、高校の偏差値や順位づけは扱いません。
2026年10月に兵庫県教育委員会の資料で確かめたところ、元の記事にある廃止の年度(尼崎・明石は2008年度、西宮・伊丹は2009年度、宝塚は2010年度)は、県の資料と合っていました。くわしくは下の「兵庫県の総合選抜の廃止の年表」を見てください。
宝塚市の県立高校と、元の記事に出てくる市立西宮高校の情報交換は、受験掲示板「100点BBS」の各校の掲示板でできます。宝塚北高校の掲示板・宝塚高校の掲示板・宝塚東高校の掲示板・宝塚西高校の掲示板・市立西宮高校の掲示板です。兵庫県の高校は「兵庫県の高校受験掲示板」からまとめて探せます。
総合選抜とは:公立高校入試のしくみをわかりやすく
総合選抜は、公立高校の入学者を、1つ1つの高校ごとではなく、いくつかの高校をまとめた単位(学区など)で合格者を決め、そのあとで各高校に振り分けるしくみです。受験生から見ると、「学区の公立高校に合格できるか」がまず決まり、「どの高校に通うか」はそのあとで決まる、という順番になります。振り分けの細かいやり方(住んでいる所・通学のしやすさ・本人の希望をどう使うか)は、地域や時期によってちがいました。
これに対して単独選抜は、受験生が1つの高校を選んで受け、その高校が合否を決めるしくみです。今の多くの都道府県の公立高校入試は、この形が基本になっています。
兵庫県には、2000年代まで、学区によって総合選抜の学区と単独選抜の学区がありました。文部科学省が2011年に兵庫県教育委員会に聞き取りをした記録でも、全日制普通科の入学者選抜は「総合選抜、単独選抜等、学区毎に異なって」いて、それぞれの制度に課題があったと説明されています。
総合選抜と単独選抜のちがい
| くらべること | 総合選抜 | 単独選抜 |
|---|---|---|
| 合否を決める単位 | 学区など、いくつかの高校のまとまり | 1つ1つの高校 |
| 通う高校の決まり方 | 合格のあとで振り分け | 受けた高校にそのまま |
| 受験生の選び方 | 高校を自分で選びにくい | 行きたい高校を選んで受ける |
| 高校どうしの関係 | 高校の間の差が小さくなりやすい | 高校ごとの特色や人気の差が出やすい |
総合選抜のよい点は、学区の中で高校の差が大きくなりにくく、「とにかく学区の公立高校に入れる」安心感があることです。一方で、「この高校で学びたい」という希望を入試で伝えにくい、という面がありました。兵庫県は、両方のよいところを取り入れた制度として複数志願選抜を作り、総合選抜の学区にも少しずつ広げていきました。
兵庫県の総合選抜の廃止の年表:尼崎・明石・西宮・伊丹・宝塚
兵庫県教育委員会の検証資料(2011年7月)には、複数志願選抜を入れた学区と年度が並んでいます。2015年度より前の兵庫県には16の学区があり、そのうち12の学区が2011年度までに複数志願選抜に移りました。資料の「元の選抜制度」の表では、尼崎・明石・西宮・伊丹・宝塚の5つが総合選抜の学区、ほかは単独選抜の学区として分けられています。
| 学区(2015年度より前) | 複数志願選抜の導入 | それまでの選抜 |
|---|---|---|
| 神戸第三学区 | 2003年度(平成15年度) | 単独選抜 |
| 姫路・福崎学区 | 2005年度(平成17年度) | 単独選抜 |
| 加印学区 | 2006年度(平成18年度) | 単独選抜 |
| 北播学区 | 2007年度(平成19年度) | 単独選抜 |
| 尼崎学区 | 2008年度(平成20年度) | 総合選抜 |
| 明石学区 | 2008年度(平成20年度) | 総合選抜 |
| 西宮学区 | 2009年度(平成21年度) | 総合選抜 |
| 伊丹学区 | 2009年度(平成21年度) | 総合選抜 |
| 神戸第一・芦屋学区 | 2010年度(平成22年度) | 単独選抜 |
| 神戸第二学区 | 2010年度(平成22年度) | 単独選抜 |
| 宝塚学区 | 2010年度(平成22年度) | 総合選抜 |
| 西播学区 | 2011年度(平成23年度) | 単独選抜 |
表の太字が、元の記事に出てくる総合選抜の学区です。2009年度の検証資料にも、2008年度から「総合選抜の学区であった尼崎学区と明石学区」に入れたこと、2009年度が西宮・伊丹の実施の1年目であることが書かれています。総合選抜の最後の年は、尼崎・明石が2007年度、西宮・伊丹が2008年度でした。宝塚学区は2009年度が総合選抜の最後の年で、元の記事はちょうどその年の6月に書いたことになります。
なお、丹有・北但・南但・淡路の4学区は、2011年度から特色選抜だけを入れた、と資料にあります。複数志願選抜が兵庫県のすべての地域で行われるようになったのは、次の章の2015年度の学区の再編からです。
2010年度、宝塚学区で特色選抜を始めた高校
兵庫県教育委員会が2009年6月19日に発表した資料では、2010年度の入試で特色選抜を新しく行う高校として、宝塚学区からは県立宝塚高校と県立宝塚東高校が挙がっています(ほかの学区では、東灘・夢野台・兵庫・神戸北・三木北・社の各県立高校)。総合選抜をやめるのと同じ年に、宝塚学区の高校の入り方は大きく変わりました。
複数志願選抜とは:第1志望・第2志望と加算点
複数志願選抜は、兵庫県の公立高校入試の選抜のしかたの一つです。文部科学省の聞き取りの記録では、特徴として次の3つが挙げられています。
- 1校または2校を志願できる(第1志望校と第2志望校)。
- 第1・第2志望校以外の高校への入学を希望できる(2011年当時の説明)。
- 第1志望校には一定の加算点を加えて合否を判定する。
今の要綱(令和4年度の例)では、受験生は1校1学科に限って第1志望校に出願し、入学願書で第2志望校も書けます。合否は、第1志望の高校では素点に第1志望加算点を足した点、第2志望の高校では素点で、それぞれ点数の高い人から決めるのが基本です。第1志望で合格が決まった人は、第2志望の判定から外れます。
加算点があるので、同じくらいの点数なら、その高校を第1志望にした人が先に合格しやすくなります。「第1志望を大事にする」しくみです。一方で、第2志望を書いておけば、第1志望に届かなかったときにもう1つの高校で判定してもらえます。県の検証資料は、この第2志望がセーフティーネット(受け皿)として役に立っていると評価しています。
特色選抜とは
特色選抜は、高校がそれぞれの特色ある教育の中身に合わせて、受験生の個性や力をいろいろな面から見て選ぶしくみです。令和4年度の要綱では、特色選抜で入学を許可する人数は各高校の募集定員の20%以内(最大40人)で、その高校を第1志望とする人が受けられます。出願は2月の上旬で、3月の学力検査より前に行われます。
複数志願選抜・特色選抜のほかに、専門学科などの推薦入学もあります。どの高校のどの学科でどの選抜があるかは、年度ごとの要綱と高校の募集要項で確かめましょう。高校の推薦と、大学の推薦(学校推薦型選抜)は別のものです。大学の指定校推薦のしくみは「指定校推薦とは」で図にしています。
うかるくん
総合選抜だと、合格しても行く高校を自分で選べなかったんですか?
合格先生
一般的には、まず「学区の公立高校に合格」が決まって、どの高校に通うかはそのあとに決まるしくみでした。だから元の記事の2009年は、宝塚学区の受験生にとって「自分で高校を選んで受ける」時代に変わる直前だったわけです。
うかるくん
だから「宝塚北が一番人気になる」という予想になったんですね!
総合選抜をやめたあと、宝塚学区で何が起きたか
兵庫県教育委員会は、複数志願選抜を入れたあと、毎年アンケートや合格の状況を調べて公表しました。2011年7月の検証資料には、宝塚学区の数字も載っています。
- 2011年度の入試で、宝塚学区の受験生のうち第1志望校に合格した人は86.5%、第2志望校に合格した人は12.4%、その他の高校が1.1%でした。
- 第2志望校を書いた人の割合は85.9%。総合選抜から移った学区(尼崎95.0%・明石95.7%・西宮80.6%・伊丹87.1%・宝塚85.9%)は、単独選抜から移った学区より第2志望を書く人が多い傾向でした。
また、元の記事にある西宮学区について、2009年度の検証資料は、複数志願選抜の1年目の倍率が総合選抜の最後の年より高くなったと書いています(伊丹学区はほぼ同じ)。「市立西宮高校が一番人気」という元の記事の書き方は、2009年当時のカズさんの見方で、県の資料は学校ごとの人気の順位はつけていません。
5学区になってからの「学区の外」への受検
2015年度に学区が広がると、旧学区の外の高校を受ける人も出てきました。2017年12月に県教育委員会が発表した「高等学校通学区域検証委員会報告」によると、2017年3月の入試で旧学区の外の高校を受検した生徒は全体で15.3%。特に多かったのが旧神戸第二学区と旧宝塚学区(どちらも25.6%)でした。宝塚の受験生は、4人に1人くらいが、旧宝塚学区の外の高校を選んで受けたことになります。
同じ報告では、「高校の選択肢が増えてよかった・少しよかった」と答えた生徒が71.9%、高校の魅力・特色を理由に高校を選んだ生徒が81.0%でした。総合選抜の時代から見ると、「自分で比べて選ぶ」入試にすっかり変わったことがわかります。
兵庫県の公立高校の学区:2015年度から5学区(宝塚は第2学区)
兵庫県教育委員会によると、2015年度(平成27年度)の入学者選抜から、16学区を5学区に再編し、あわせて複数志願選抜を全県で導入しました。「学びたい高校を選べるように」「高校の魅力・特色づくりを進めるために」という考え方です。
全日制普通科(学年制)の通学区域は次のとおりです(県の「公立高等学校の通学区域(令和5年度予定)」による)。
| 学区 | 市町 |
|---|---|
| 第1学区 | 神戸市・芦屋市・洲本市・南あわじ市・淡路市 |
| 第2学区 | 尼崎市・西宮市・伊丹市・宝塚市・川西市・三田市・丹波篠山市・丹波市・川辺郡 |
| 第3学区 | 明石市・加古川市・西脇市・三木市・高砂市・小野市・加西市・加東市・多可郡・加古郡 |
| 第4学区 | 姫路市・相生市・たつの市・赤穂市・宍粟市・神崎郡・揖保郡・赤穂郡・佐用郡 |
| 第5学区 | 豊岡市・養父市・朝来市・美方郡 |
元の記事に出てくる尼崎・西宮・伊丹・宝塚は、今は同じ第2学区です。宝塚市の県立高校(普通科)は、宝塚高校・宝塚東高校・宝塚北高校・宝塚西高校の4校で、どれも第2学区の複数志願選抜の対象校です。第2学区には、市立西宮高校・市立西宮東高校・市立尼崎高校など市立の高校もふくめて、多くの普通科の高校があります。
単位制の普通科・総合学科・専門学科などは、通学区域の決まりがちがうことがあります(たとえば推薦入学は県下全域から受けられる学科もあります)。引っ越しの予定がある人も、住所がある学区の高校を志願するのが原則なので、県の資料で確かめましょう。大阪府の公立高校の学区の移り変わりは、大阪府立高校10校の「進学指導特色校(GLHS)とは」でまとめています。
今の合否の決め方:素点(内申+学力検査)と第1志望加算点
令和4年度(2022年度)の「兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱」では、複数志願選抜の合否は次の点数で決めることになっていました。
- 調査書(内申)の点:250点。中学3年生の評定を使い、国語・社会・数学・理科・外国語の5教科は評定の合計の4倍、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科は評定の合計の7.5倍にして合わせます(5教科は最大100点、4教科は最大150点)。
- 学力検査の点:250点。国語・数学・社会・理科・英語の5教科が各100点・合計500点で、これを0.5倍します。
- この2つを足した「素点」(500点満点)をもとに合否を決め、調査書のほかの記録も参考にします。
- 第1志望の高校では、素点に第1志望加算点を足します。令和4年度は、第2学区が20点、第1学区・第3学区が25点、第4学区・第5学区が30点でした。
| 学区 | 第1志望加算点(令和4年度) |
|---|---|
| 第1学区 | 25点 |
| 第2学区(宝塚・西宮・尼崎など) | 20点 |
| 第3学区 | 25点 |
| 第4学区 | 30点 |
| 第5学区 | 30点 |
計算をたしかめると、5教科の評定がすべて5なら 5×5×4=100点、4教科がすべて5なら 4×5×7.5=150点で、合わせて250点です。実技4教科の倍率が高いのが兵庫県の特徴で、音楽・美術・保健体育・技術家庭の評定も大事になります。2017年の県の報告は「第1志望加算点や実技検査の妥当性は引き続き検証する」としているので、加算点の値は年度で変わることがあります。受ける年度の要綱で必ず確かめてください。
入試の日程の流れ
令和4年度の要綱では、特色選抜の出願が2月3日〜7日、複数志願選抜の出願が2月24日〜28日、学力検査が3月11日でした。日付は毎年変わるので、上の図は「流れの例」として見てください。2月の特色選抜・推薦入学と、3月の学力検査という2つの山があることを覚えておくと、中学3年の冬の計画が立てやすくなります。

サクラちゃん
兵庫県の公立高校は「中3の内申250点+学力検査250点」。実技4教科は7.5倍だから、音楽や体育の評定も大事なんだって!
宝塚北高校など、宝塚の公立高校をめざす人へ
元の記事では、宝塚学区の総合選抜がなくなると「宝塚北高校が最難関かつ一番人気の高校になる」と予想し、「心して受験対策に取り組みましょう」と書きました。今の入試のしくみで、宝塚の公立高校をめざす人がやっておきたいことをまとめます。
学科と選抜の種類を確かめる
宝塚北高校には、学校の公式サイトによると普通科・演劇科・グローバルサイエンス科があります。普通科は第2学区の複数志願選抜の対象ですが、専門学科などは選抜のしかたや通学区域がちがうことがあります。宝塚高校・宝塚東高校・宝塚西高校も、学科やコースによって入り方がちがいます。「どの学科を」「どの選抜で」受けるのかを、まず高校の募集要項で確かめましょう。
中3の内申は「全教科」で考える
上の計算のとおり、兵庫県の公立高校入試では中学3年生の評定が250点分になり、実技4教科の重みが大きくなっています。定期テストだけでなく、提出物・実技・授業への取り組みも評定につながります。予習・復習と定期テストの生かし方は「高校の授業を生かす勉強法」が中学生にもそのまま使えます。1年の計画づくりは「勉強計画の立て方」も参考にしてください。
学力検査は5教科をバランスよく
学力検査は5教科とも100点で、得意教科だけでは点が伸びません。苦手教科を「教科書の基本問題が自分で解ける」ところまで戻してから、過去の問題で時間配分に慣れる、という順番が近道です。基礎→標準→応用→過去問という段階の上り方は「合格への階段」で、過去問の分析のしかたは「大学入試の傾向と対策の見つけ方」で図にしています(大学入試の記事ですが、高校入試にも使えます)。
第1志望と第2志望の決め方
第1志望には加算点がつくので、本当に行きたい高校を第1志望にするのが基本です。第2志望は「第1志望に届かなかったときに、ここなら通いたい」と思える高校を、通学時間・学科・部活動・雰囲気で比べて選びます。在校生・卒業生・保護者の声は、受験掲示板「100点BBS」の宝塚北高校・宝塚高校・宝塚東高校・宝塚西高校の各掲示板でも聞けます。掲示板の書き込みは個人の感想なので、学校の公式の情報とあわせて読みましょう。
サクラちゃん
加算点があるなら、第1志望は少し下げて確実なところにしたほうがいいんでしょうか…。
合格先生
加算点は「第1志望を大事にする」ためのしくみです。まずは行きたい理由がはっきりした高校を第1志望にして、そこに届くよう内申と学力検査の計画を立てましょう。第2志望は通える範囲で、本気で通いたい高校を選ぶ。最後は、中学校の先生と相談して決めるのがいちばん確かですよ。
サクラちゃん
「行きたい理由」を書き出して、先生に相談してみます!
高校選びのその先:大学受験とのつながり
総合選抜の時代も今も、高校は「大学受験に向けて3年間を過ごす場所」です。高校に入ったら、早めに文系・理系や志望大学を考え始めましょう。文系・理系の決め方は「文系・理系の選び方」、志望校の情報の集め方は「志望校の情報の集め方|募集要項・配点・過去問」で図にしています。
兵庫県の高校から多くの人がめざす大学の記事もあります。地元の神戸大学は「神戸大学 合格の勉強法と参考書」、京都大学は「京大合格作戦の立て方」と「京都大学の学部別 配点一覧」、関西の私立大学は「関関同立とMARCHとは」にまとめています。大学の推薦入試は「指定校推薦とは?」、医学部の推薦・地域枠は「医学部の推薦・総合型選抜と地域枠」へどうぞ。
高校受験の前の、中学受験・小学校受験の話は「中学受験は過熱している?」「小学校受験の試験の種類」で、中高一貫校に入った人の勉強のしかたは「中高一貫校の勉強法」で紹介しています。勉強法の入口は「大学受験の勉強法まとめ」です。

合格先生
入試のしくみは年度で変わります。「何年度の、だれが出した資料か」を確かめて、受ける年度の要綱と高校の募集要項を読む。これが高校受験でも大学受験でも失敗しないコツです。
まとめ:宝塚の総合選抜から今の兵庫県の高校入試へ
- 総合選抜は、学区でまとめて合格者を決めてから各高校に振り分けるしくみ。単独選抜は1校を選んで受けるしくみ。
- 兵庫県の総合選抜の学区は尼崎・明石・西宮・伊丹・宝塚。尼崎・明石は2008年度、西宮・伊丹は2009年度、宝塚は2010年度に複数志願選抜・特色選抜へ移った(元の記事の年度は県の資料と同じ)。
- 複数志願選抜は第1志望と第2志望を書いて受け、第1志望には加算点がつく。特色選抜は高校の特色に合わせて選ぶ(募集定員の20%以内・最大40人、令和4年度)。
- 2015年度から16学区→5学区、複数志願選抜は全県で。宝塚市は尼崎・西宮・伊丹などと同じ第2学区。
- 合否は素点500点(中3の内申250点+学力検査250点)、第1志望には加算点(令和4年度の第2学区は20点)。値や日程は受ける年度の要綱で確かめる。
高校受験・大学受験で聞きたいことがあれば「受験の質問・相談」で受け付けています。兵庫県の高校の情報交換は、受験掲示板「100点BBS」の「兵庫県の高校受験掲示板」、近畿は「関西の高校受験掲示板」、全国は「高校受験掲示板」へどうぞ。神戸大学をめざす人は「神戸大学受験掲示板」もあります。
よくある質問
総合選抜とは何ですか?
公立高校の入学者を、高校ごとではなく学区などのまとまりで合格者を決め、そのあとで各高校に振り分けるしくみです。受験生が1つの高校を選んで受ける単独選抜とちがい、通う高校は合格のあとで決まります。
兵庫県の宝塚学区の総合選抜はいつ廃止されましたか?
2010年度(平成22年度)の入試からです。宝塚学区は総合選抜をやめ、複数志願選抜と特色選抜になりました。尼崎・明石学区は2008年度、西宮・伊丹学区は2009年度に移っています。
兵庫県の複数志願選抜とはどんな制度ですか?
第1志望校1校1学科に出願し、第2志望校も書ける選抜です。第1志望の高校では素点に第1志望加算点を足した点で、第2志望の高校では素点で判定します。2015年度から兵庫県の全県で行われています。
宝塚市は兵庫県の公立高校の何学区ですか?
第2学区です。2015年度に16学区が5学区に再編され、第2学区は尼崎市・西宮市・伊丹市・宝塚市・川西市・三田市・丹波篠山市・丹波市・川辺郡です。
兵庫県の公立高校入試の内申点は何点ですか?
令和4年度の要綱では、中学3年の評定から250点です。5教科は評定の合計の4倍、実技4教科は7.5倍にします。学力検査500点の半分の250点と合わせて素点500点で、値は受ける年度の要綱で確かめてください。
あわせて読みたい
- 進学指導特色校(GLHS)とは?大阪府立高校10校と文理学科のしくみ|2009年の構想から今まで【図解】
- 高校の授業を生かす勉強法|予習・復習・定期テストで現役合格の土台を作る【図解】
- 勉強計画の立て方
- 中学受験は過熱している?東京都の私立中学進学率の推移と私立中学の学費・付属校の選び方【図解】
- 神戸大学 合格の勉強法と参考書|2027年度の配点・2次試験・英語の対策【神大】
- 指定校推薦とは
出典・参考
- 元の本文:2009年6月の元の記事(大学受験合格大作戦)。元の「複数選抜」は「複数志願選抜」、「特色選抜た導入」は「特色選抜が導入」に直しました
- 複数志願選抜の導入年度と元の選抜制度(総合選抜・単独選抜)、宝塚学区の合格の割合・第2志望の記入の割合:兵庫県教育委員会「平成23年度 複数志願選抜等の検証結果(概要)」2011年7月(https://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/bosyuukokuti/naiyou/kaikaku/110707pressrelease/H23kensyoukekkagaiyou.pdf)
- 尼崎・明石・西宮・伊丹の移行と総合選抜の最終年度、西宮学区の倍率:兵庫県教育委員会「平成21年度 複数志願選抜等の検証結果」2009年6月(https://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/bosyuukokuti/naiyou/kaikaku/090619pressrelease/H21kensyoukekka.pdf)
- 2010年度に特色選抜を新たに行う高校:兵庫県教育委員会「県立高等学校教育改革第二次実施計画の推進について」2009年6月19日(https://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/bosyuukokuti/naiyou/kaikaku/2jikeikaku/2jikeikaku090619.pdf)
- 総合選抜・単独選抜の課題と複数志願選抜の特徴:文部科学省「兵庫県教育委員会 インタビュー概要」2011年7月27日実施(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/arikata/detail/1311292.htm)
- 16学区から5学区への再編・全県での複数志願選抜・旧学区外の受検の割合:兵庫県教育委員会 記者発表「『高等学校通学区域検証委員会報告』について」2017年12月21日(https://www.hyogo-c.ed.jp/~board-bo/kisya29/2912/291221koukou2.pdf)
- 5学区の市町:兵庫県教育委員会「兵庫県公立高等学校の通学区域(令和5年度予定)」
- 素点・第1志望加算点・学力検査・特色選抜・日程の例:兵庫県教育委員会「令和4年度兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱」(https://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/02nyuushi/r4senbatu/sp/R4%20senbatsuyoukou.pdf)
- 宝塚北高校の学科:兵庫県立宝塚北高等学校の公式サイト
- 令和9年度(2027年度)の要綱の本文は確かめられなかったため、加算点・日程は令和4年度の値として年度を明記しました
最終更新:2026年10月23日/作成:大学受験合格大作戦









