台風の名前と番号の付け方|アジア名140個の一覧・日本は星座の名前【気象庁の決まり】

この記事の結論

  • 台風の番号は、毎年1月1日以後に発生した順に第1号・第2号…と付けます。台風の名前は、2000年から台風委員会(日本を含む14の国・地域)が出した140個のアジア名を発生順に1つずつ使い、おおむね5〜6年で一巡します(気象庁)
  • 日本が出した10個は全部星座の名前(コイヌ・クジラ・トカゲなど)です。大きな災害を出した台風の名前は、加盟国などの要請で以後使わないように変えることがあります
台風の豆知識

2013年(平成25年)の台風26号「ウィパー」と27号・28号

この記事は2013年(平成25年)10月に書いたものです。当時の書き出しはこうでした。

今年(平成25年)の10月は大型の台風が多いですね。伊豆大島で大きな被害をもたらした今年(平成25年)の台風26号。この台風の名前は「ウィパー」(女性の名前)です。ちなみに台風27号の名前は「フランシスコ」(男性の名前)。台風28号の名前は「レキマー」(果物の名前)です。

平成25年台風第26号(ウィパー)は、10月15日から16日にかけて伊豆諸島北部に記録的な大雨をもたらし、東京都大島町(伊豆大島)で大規模な土砂災害が起きました(気象庁の災害時自然現象報告書)。2013年は台風の数が多い年で、気象庁の対応表では第31号まで発生しています。

ウィパーはタイ、フランシスコは米国、レキマーはベトナムが出した名前です。台風に「女性の名前」や「果物の名前」が付いているのはふしぎですよね。じつは台風の番号と名前には、はっきりした決まりがあります。この記事では、2013年の元の記事の内容を残しながら、今の気象庁の説明で確かめ直し、図を足して解説します。

雨の夜

台風の番号の付け方:1月1日から発生した順

気象庁の説明では、台風の番号は次のように付けます。

  • 毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号とし、以後、発生した順に番号を付ける
  • 一度発生した台風が衰えて「熱帯低気圧」になったあと、再び発達して台風になった場合は同じ番号を付ける

つまり番号は「その年に何番目に生まれた台風か」を表します。日本に来た順ではありません。遠い海で生まれてそのまま消えた台風にも番号が付くので、ニュースで「台風5号が発生」と聞いても、日本に近づくとは限りません。

台風の番号は「その年に生まれた順」 ① ふつうの付け方 1月1日番号をリセット 第1号最初に発生 第2号・第3号…発生した順 ② いったん弱まっても… 台風第5号発生 熱帯低気圧弱まる 台風第5号再発達でも同じ番号 ③ 書き方の例(2013年の台風26号) 日本語:平成25年台風第26号 英語:Wipha (T1326) ←T+年の下2桁「13」+番号「26」
図1 台風の番号の付け方(気象庁の説明をもとに作図)

気象庁は国内向けの情報で「平成25年台風第26号」のように元号と年数・台風の番号を並べて書きます(西暦を使うことや、年をはぶくこともあります)。英語ではアジア名を使い、「Wipha (T1326)」のようにT+西暦の下2桁+番号を付けると、特定の台風を表せます。名前はくり返し使われるので、年と番号をセットにすると取りちがえません。

台風の名前(アジア名)の付け方:140個を順番に

台風には以前、米国が英語名(人名)を付けていました。2000年(平成12年)からは、台風委員会が決めたアジア名を付けています。台風委員会は、北西太平洋や南シナ海で発生する台風の防災に取り組む各国の政府間組織で、気象庁によると日本を含む14の国・地域が加盟しています。

14の国・地域は、カンボジア・中国・北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)・香港・日本・ラオス・マカオ・マレーシア・ミクロネシア・フィリピン・韓国・タイ・米国・ベトナムです。国の名前を漢字1文字で書くとどうなるかは「国名の漢字表記クイズ20問(読めそうで読めない漢字7)」で練習できます。

140個の名前を順番に使い、5〜6年で一巡

平成12年(2000年)の台風第1号に、カンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」が付けられました。それ以後、あらかじめ用意された140個の名前を発生順に使い、最後まで行くと再び「ダムレイ」に戻ります。14の国・地域が10個ずつ出しているので、14×10=140個です。

名前は14の国・地域の順にぐるぐる回る 1 カンボジアダムレイ2 中国ティエンマ3 北朝鮮キロギー4 香港インニョン5 日本コイヌ6 ラオスボラヴェン7 マカオサンバ8 マレーシアジェラワット9 ミクロネシアティロウ10 フィリピンマリクシ11 韓国ケーミー12 タイプラピルーン13 米国マリア14 ベトナムソンティン 14 × 10周 =140個 約5〜6年で一巡 →ダムレイに戻る 名前は今のリストの1〜14番目(気象庁)
図2 名前の順番の輪。14の国・地域の名前が決まった順番で並び、それが10周分で140個

台風の年間発生数の平年値は25.1個なので、おおむね5〜6年で一巡します(気象庁)。2013年の元の記事では、当時の気象庁の説明どおり「平年値は25.6個、おおむね5年で一巡」と書いていました。平年値は30年ごとの平均で、今は1991〜2020年の平均が使われています。

140÷25.1を計算すると約5.6なので、「5〜6年」になるのも納得です。割り算で「何年で一巡するか」を出す考え方は、算数の「はやさ・時間・道のり」と同じく、全体÷1年あたりで求めます。

番号は毎年変わる。名前の順番は変わらない リストの順番 40番目 タイ41番目 米国42番目 ベトナム 2013年第26号ウィパー第27号フランシスコ第28号レキマー2019年第7号ウィパー第8号フランシスコ第9号レキマー2025年第6号ウィパー第7号フランシスコ第8号コメイ 赤=名前が替わった(レキマー→コメイ)
図3 同じ順番の名前が約6年ごとに戻ってくる(気象庁「過去の台風の番号と名前の対応表」より)

図3を見ると、2013年の台風26号・27号・28号と同じ並び(ウィパー→フランシスコ→レキマー)が、2019年には台風7号・8号・9号として戻ってきています。番号は毎年1号から数え直すので変わりますが、名前の順番は変わりません。2025年は42番目の名前が「コメイ」に替わっていました。名前が替わる理由は、この下の「名前の引退」で説明します。

2013年の元の記事の箇条書き(直したところあり)

元の記事では、気象庁の説明を次のように箇条書きでまとめていました。今の説明に合わせて、数字と言葉を直してあります。

  • 毎年1月1日以降、最も早く発生した台風を第1号とする
  • 発生順に番号を付ける
  • 一度熱帯低気圧になっても、再び発達して台風になった場合は同じ番号
  • 北西太平洋・南シナ海で発生する台風には、領域内で用いられる固有の名前を付ける(元の記事は「北太平洋」でしたが、正しくは「北西太平洋」)
  • 平成12年(2000年)以降この決まりが使われている
  • 平成12年の台風第1号は、カンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」(元の記事の「像」は「象」の誤りでした)
  • あらかじめ用意された140個の名前を順番に用いる(下の一覧)
  • 一巡すると再び「ダムレイ」に戻る
  • 台風の年間発生数の平年値は、2013年当時25.6個、今は25.1個
  • おおむね5〜6年で台風の名前が一巡する(2013年当時の説明は「おおむね5年」)
  • 大きな災害をもたらした台風の名前は、台風委員会加盟国などの要請で、以後使わないように変更することがある
  • 東経180度より東などの領域から移ってきた台風は、すでに付けられた名前のまま。そのため一覧に無い名前の台風もある
サクラちゃん

サクラちゃん

でも先生、ニュースでは「台風26号」って番号で言いますよね。「ウィパー」なんて名前、聞いたことがなかったです。

合格先生

合格先生

いいところに気づいたね。日本の気象庁は、国内向けには「平成25年台風第26号」のように番号で呼ぶんだ。アジア名は、国際的な情報や英語の表記で使われる名前なんだよ。

うかるくん

うかるくん

じゃあ日本の名前も、この140個の中に入っているんですか?

合格先生

合格先生

入っているよ。日本は10個出していて、しかも全部星座の名前なんだ。次で見てみよう。

日本が出した台風の名前は星座:コイヌ・クジラ・トカゲなど

140個のうち日本は、星座の名前に由来する10個を出しています。気象庁は、星座の名前を選んだ理由として次のような点を挙げています。

  • 特定の個人・会社の名前や商標、地名、天気の現象の名前ではない「中立的な」名前であること
  • 「自然」のもので、利害関係が生じにくいこと
  • 台風と同じ「空」にあって、人々に親しまれていること

また、アジア名にするには「アルファベット9文字以内」「音節が多くなく発音しやすい」「ほかの国・地域の言葉で感情を害する意味を持たない」などの条件もあります。

日本の10個は全部「星座の名前」 5番目コイヌこいぬ座旧 テンビン19番目トモとも座旧 ヤギ33番目ヘビへび座旧 ウサギ47番目カジキかじき座2013年と同じ61番目コトこと座旧 カンムリ75番目クジラくじら座2013年と同じ89番目コグマこぐま座旧 コップ103番目トケイとけい座旧 コンパス117番目トカゲとかげ座2013年と同じ131番目ヤマネコやまねこ座旧 ワシ 「旧」は2013年当時の表の名前(今の表は気象庁)
図4 日本が出した10個の名前(今の表は気象庁、「旧」は2013年当時の表)

2013年の元の記事の表では、日本の名前はテンビン・ヤギ・ウサギ・カジキ・カンムリ・クジラ・コップ・コンパス・トカゲ・ワシでした。今の気象庁の表と比べると、カジキ・クジラ・トカゲの3つは同じで、残りの7つは別の星座の名前(コイヌ・トモ・ヘビ・コト・コグマ・トケイ・ヤマネコ)に替わっています。替わっても、すべて星座の名前という決まりは同じです。

星座の名前は、理科の天体の単元や、古文・和歌に出てくる星の話にもつながります。季節と空の関係は「二十四節気の一覧と読み方」もあわせて読むと、暦と天気の関係がよく分かります。台風が多いといわれる「二百十日」(立春から数えて210日目ごろ)も、暦の言葉です。

「ここが大事!」と説明する合格先生

合格先生

番号はその年の発生順、名前は140個のリストを順番に。この2つを分けて覚えれば、台風の名前の仕組みはもう完ぺきだ!

台風の名前の引退:大きな被害を出した名前は使わなくなる

台風の名前はくり返し使われますが、大きな災害をもたらした台風の名前などは、台風委員会の加盟国・地域からの要請を受けて、以後の台風に使わないように変えることがあります(気象庁)。代わりの名前は、もとの名前を出した国・地域が新しく出し、リストの同じ位置に入ります。

大きな被害を出した名前は「引退」する 1大きな災害2加盟国などが要請3台風委員会で決定4新しい名前を同じ位置に 実際の例(気象庁の対応表・台風委員会の発表) 2013年 第30号ハイエン2019年 第11号バイルー2019年 第9号レキマー2025年 第8号コメイ2024年 第11号ヤギ2026年3月に承認トモ2024年 第25号ウサギ2026年3月に承認ヘビ 2026年3月:ウィパー・コメイなど8個を以後使わないと決定
図5 名前が「引退」して入れかわる流れと実際の例

2013年の台風から入れかわった名前

2013年(平成25年)の台風第30号は「ハイエン」(中国が出した名前、意味はうみつばめ)でした。この台風はフィリピンに大きな被害をもたらしたことで知られています。気象庁の対応表を見ると、リストの同じ位置は、2019年には「バイルー」(白鹿)という名前で使われています。

2013年の台風28号の「レキマー」も、2019年の台風9号として使われたあと、2025年には同じ位置が「コメイ」(草の名前)になっていました。2013年の元の記事の140個の表と今の表を比べると、140個のうち50個が別の名前に替わっています(下の一覧で太字の所)。

2026年3月の台風委員会で決まったこと

台風委員会の発表によると、2026年3月10〜13日に韓国の済州島で開かれた第58回会合で、前の年に引退が決まった名前の代わりとして9個の新しい名前が承認されました。たとえば「ヤギ」の代わりに「トモ」、「ウサギ」の代わりに「ヘビ」で、どちらも日本が出した星座の名前です。

同じ会合では、2013年の台風26号と同じ「ウィパー」や「コメイ」など、8個の名前を以後使わないことも決まりました。代わりの名前は、この発表では示されていません。気象庁の表には、2026年10月の時点でこの8個がまだ載っています(下の一覧の※)。

一覧に無い名前の台風もある

熱帯低気圧が発達したまま、東経180度より東などの領域から北西太平洋に入ってきて台風になると、その領域を担当する気象機関がすでに付けた名前をそのまま使います。気象庁の対応表では、2013年の台風第13号「Pewa」、第14号「Unala」が、140個のリストに無い名前です。

台風とは?定義と「強さ」「大きさ」の階級

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」といいます。気象庁は、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西)または南シナ海にあり、低気圧の中の最大風速(10分間平均)がおよそ17 m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼んでいます。

17 m/s を時速に直すと、17×3600÷1000=61.2で時速約61kmです。単位の直し方は公式辞典の「単位の換算」で確認できます。台風は、暖かい海から出た水蒸気が雲粒になるときに出す熱をエネルギーにして発達し、エネルギーの補給がなくなると2〜3日ほどで消えるといわれています(気象庁)。

台風の「強さ」と「大きさ」のものさし 強さ=最大風速(10分間平均) 熱帯低気圧台風強い非常に強い猛烈な 17334454 m/s 17 m/s ≒ 時速約61km。17 m/s 未満は台風とは呼ばない 大きさ=強風域(風速15 m/s以上)の半径 500km 800km 大型:500km以上800km未満 超大型:800km以上 500km未満は大きさを言わない 33 m/s未満は強さを言わない
図6 台風の強さ(最大風速)と大きさ(強風域の半径)の階級(気象庁)
区分目安(気象庁)
強い最大風速 33 m/s以上 44 m/s未満
非常に強い最大風速 44 m/s以上 54 m/s未満
猛烈な最大風速 54 m/s以上
大型風速15 m/s以上の半径 500km以上 800km未満
超大型風速15 m/s以上の半径 800km以上

2013年の元の記事の書き出しに「大型の台風が多い」とあったのは、この「大きさ」の階級の言葉です。「大型で強い台風」のように、大きさと強さを組み合わせて呼びます。英語では、最大風速によって Tropical Storm(TS)・Severe Tropical Storm(STS)・Typhoon(TY)の階級を名前の前に付けることもあります。

1年に生まれる台風の数(2013〜2025年) 0102030 3113231427152616271729182919232022212522172326242725 点線=平年値 25.1個 (年の下2桁) 気象庁「過去の台風の番号と名前の対応表」から数えた
図7 1年に発生した台風の数(気象庁の対応表の番号から数えた)。2013年は31個で多い年だった

気象庁によると、1991〜2020年の平年値では、1年に約25個が発生し、約12個が日本から300km以内に近づき、約3個が上陸します。発生・接近・上陸は、7月から10月に多くなります。

台風の進路と太平洋高気圧・偏西風(地学・地理の受験)

台風の進み方は季節で変わります。気象庁の説明をまとめると、次のとおりです。

  • 春先:低い緯度で発生し、西へ進んでフィリピン方面に向かうことが多い
  • 夏:発生する緯度が高くなり、太平洋高気圧のふちを回るように北上して日本に向かう台風が増える。8月は発生数が最も多いが、上空の風が弱く、進路が不安定になりやすい
  • 9月以降:南の海上から放物線を描くように日本付近を通る。秋雨前線の活動を活発にして、大雨をもたらすことがある
季節で変わる台風の通り道(模式図) 上空の偏西風(西から東へ) 日本 フィリピン 太平洋高気圧 (夏に強まる) 春先:西へ→フィリピン方面 夏:高気圧のふちを北上 秋:放物線を 描いて北東へ
図8 季節ごとの台風の通り道(気象庁の説明をもとにした模式図。実際の進路は台風ごとにちがう)

日本付近まで北上した台風は、上空の偏西風(西から東へ吹く風)に乗って、向きを北東に変え、速さを増すことが多いといわれています。高気圧のまわりの風の向き、台風の渦の向き(北半球では反時計回り)は、地球の自転によるコリオリの力(転向力)と関係があります。台風の右側と左側で風の強さがちがう理由は「台風の右側と左側、風が強いのはどっち?」で図解しています。

うかるくん

うかるくん

台風の名前って、入試に出るんですか? 140個も覚えられないです…。

合格先生

合格先生

名前そのものを覚える必要はないよ。入試でねらわれるのは仕組みのほう。共通テストの理科「地学基礎」や、地理の「地理総合,地理探究」では、高気圧・低気圧、偏西風、季節ごとの天気が大事なテーマなんだ。

サクラちゃん

サクラちゃん

台風の進路を「太平洋高気圧のふち」と「偏西風」で説明できればいいんですね。

合格先生

合格先生

そのとおり! 中学入試でも「台風の右側と左側」の問題はよく出る。名前の話は、仕組みを覚えるきっかけにすればいいんだよ。

地理で天気や気候を学ぶときは、地図と統計を合わせて読む力が大切です。勉強の進め方は「地理の勉強法【基礎編】」にまとめています。地学を含む理科の参考書選びは「物理のおすすめ参考書」も参考になります。共通テスト全体の計画は「共通テストの勉強法」をどうぞ。

国語・古文の中の台風:「野分」と「あらし」

台風という言葉が広まる前、秋の強い風は「野分(のわき・のわけ)」と呼ばれていました。野の草を分けて吹く風という意味で、『源氏物語』には「野分」という巻(帖)があり、『枕草子』にも野分の翌日のようすを書いた段があります。古文の入試で「野分」が出てきたら、台風のような秋の暴風だと思い出しましょう。

百人一首の22番、文屋康秀の「吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ」は、「山」と「風」を合わせると「嵐」になる、という漢字の遊びを入れた歌です。くわしくは「百人一首22番 吹くからに」と「百人一首 全百首の一覧」で解説しています。古文や漢字の勉強は「国語まとめ」から探せます。

ひらめいたサクラちゃん

サクラちゃん

台風の名前の輪、星座、偏西風、それに古文の「野分」。ひとつの台風から、理科・地理・国語が全部つながるんですね!

台風の名前140個の一覧(2013年当時の表と今の表)

2013年の元の記事に載せた140個の表を残し、今の気象庁の表と並べました。太字は、2013年当時から別の名前に替わったものです。「同じ」は今も同じ名前です。※は、2026年3月の台風委員会で以後使わないと決まった8個です(2026年10月時点で気象庁の表にはまだ載っています)。読み方・意味は、2013年当時のものは元の記事のまま、今のものは気象庁の表のままです。

番号国・地域2013年当時の名前今の名前(意味)
1カンボジアDamrey ダムレイ同じ(象)
2中国Haikui ハイクイ(イソギンチャク)Tianma ティエンマ(天馬)
3北朝鮮Kirogi キロギー同じ(がん(雁))
4香港Kai-tak カイタク(啓徳(旧空港名))Yun-yeung インニョン(カモの一種(オシドリ)。香港で人気のある飲み物の名前。)
5日本Tembin テンビン(てんびん座)Koinu コイヌ(こいぬ座、小犬)
6ラオスBolaven ボラヴェン同じ(高原の名前)
7マカオSanba サンバ同じ(マカオの名所)
8マレーシアJelawat ジェラワット同じ(淡水魚の名前)
9ミクロネシアEwiniar イーウィニャ(嵐の神)Tirou ティロウ(挨拶の方法)
10フィリピンMaliksi マリクシ同じ(速いを表すフィリピン語)
11韓国Gaemi ケーミー同じ(あり(蟻))
12タイPrapiroon プラピルーン同じ(雨の神)
13米国Maria マリア同じ(女性の名前)
14ベトナムSon-Tinh ソンティン同じ(ベトナム神話の山の神)
15カンボジアBopha ボーファ(花)Ampil アンピル(タマリンド)
16中国Wukong ウーコン同じ((孫)悟空)
17北朝鮮Sonamu ソナムー(松)Jongdari ジョンダリ(ひばり)
18香港Shanshan サンサン同じ(少女の名前)
19日本Yagi ヤギ(やぎ座)Tomo トモ(とも座、艫)
20ラオスLeepi リーピ同じ(ラオス南部の滝の名前)
21マカオBebinca バビンカ同じ(プリン)
22マレーシアRumbia ルンビア(サゴヤシ)Pulasan プラサン(果物の名前)
23ミクロネシアSoulik ソーリック同じ(伝統の酋長称号)
24フィリピンCimaron シマロン同じ(野生の牛)
25韓国Jebi チェービー(つばめ(燕))Narae ナレ(羽)
26タイMangkhut マンクット(マンゴスチン)Burapha ブラパ(東)
27米国Utor ウトア(スコールライン)Barijat バリジャット(風や波の影響を受けた沿岸地域)
28ベトナムTrami チャーミー(花の名前)Hoaban ホアバン(花の名前)
29カンボジアKong-rey コンレイ(伝説の少女の名前)Koki コキ(木の名前)
30中国Yutu イートゥー(民話のうさぎ)Yinxing インシン(木の名前)
31北朝鮮Toraji トラジー(桔梗)Gaeguri ケグリ(蛙)
32香港Man-yi マンニィ(海峡の名前)Dim-sum ディムサム(点心)
33日本Usagi ウサギ(うさぎ座)Hebi ヘビ(へび座、蛇)
34ラオスPabuk パブーク同じ(大きな淡水魚)
35マカオWutip ウーティップ同じ(ちょう(蝶))
36マレーシアSepat セーパット同じ(淡水魚の名前)
37ミクロネシアFitow フィートウ(花の名前)Mun ムーン(6月)
38フィリピンDanas ダナス同じ(経験すること)
39韓国Nari ナーリー同じ(百合)
40タイWipha ウィパー同じ※(女性の名前)
41米国Francisco フランシスコ同じ(男性の名前)
42ベトナムLekima レキマー(果物の名前)Co-May コメイ※(草の名前)
43カンボジアKrosa クローサ同じ(鶴)
44中国Haiyan ハイエン(うみつばめ)Bailu バイルー(白鹿)
45北朝鮮Podul ポードル同じ(やなぎ)
46香港Lingling レンレン同じ(少女の名前)
47日本Kajiki カジキ同じ(かじき座)
48ラオスFaxai ファクサイ(女性の名前)Nongfa ノンファ(池の名前)
49マカオPeipah ペイパー同じ(魚の名前)
50マレーシアTapah ターファー同じ(なまず)
51ミクロネシアMitag ミートク同じ※(女性の名前)
52フィリピンHagibis ハギビス(すばやい)Ragasa ラガサ※(動きを速めること)
53韓国Neoguri ノグリー同じ(たぬき)
54タイRammasun ラマスーン(雷神)Bualoi ブアローイ※(お菓子の名前)
55米国Matmo マットゥモ同じ※(大雨)
56ベトナムHalong ハーロン同じ(湾の名前)
57カンボジアNakri ナクリー同じ(花の名前)
58中国Fengshen フンシェン同じ(風神)
59北朝鮮Kalmaegi カルマエギ同じ※(かもめ)
60香港Fung-wong フォンウォン同じ※(山の名前(フェニックス))
61日本Kammuri カンムリ(かんむり座)Koto コト(こと座、琴)
62ラオスPhanfone ファンフォン(動物)Nokaen ノケーン(ツバメ)
63マカオVongfong ヴォンフォン(すずめ蜂)Penha ペンニャ(マカオの名所)
64マレーシアNuri ヌーリ同じ(オウム)
65ミクロネシアSinlaku シンラコウ同じ(伝説上の神)
66フィリピンHagupit ハグピート同じ(むち打つこと)
67韓国Jangmi チャンミー同じ(ばら)
68タイMekkhala メーカラー同じ(雷の天使)
69米国Higos ヒーゴス同じ(いちじく)
70ベトナムBavi バービー同じ(ベトナム北部の山の名前)
71カンボジアMaysak メイサーク同じ(木の名前)
72中国Haishen ハイシェン同じ(海神)
73北朝鮮Noul ノウル同じ(夕焼け)
74香港Dolphin ドルフィン同じ(白いるか。香港を代表する動物の一つ。)
75日本Kujira クジラ同じ(くじら座)
76ラオスChan-hom チャンホン同じ(木の名前)
77マカオLinfa リンファ(はす(蓮))Peilou ペイロー(鳥の名前)
78マレーシアNangka ナンカー同じ(果物の名前)
79ミクロネシアSoudelor ソウデロア(伝説上の酋長)Saudel ソウデル(伝説上の首長の護衛兵)
80フィリピンMolave モラヴェ(木の名前)Narra ナーラ(木の名前)
81韓国Goni コーニー(白鳥)Gaenari ケナリ(花の名前)
82タイAtsani アッサニー同じ(雷)
83米国Etau アータウ同じ(嵐雲)
84ベトナムVamco ヴァムコー(ベトナム南部の川の名前)Bang-Lang バンラン(花の名前)
85カンボジアKrovanh クロヴァン同じ(木の名前)
86中国Dujuan ドゥージェン同じ(つつじ)
87北朝鮮Mujigae ムジゲ(虹)Surigae スリゲ(鷲の名前)
88香港Choi-wan チョーイワン同じ(彩雲)
89日本Koppu コップ(コップ座)Koguma コグマ(こぐま座、小熊)
90ラオスChampi チャンパー同じ(赤いジャスミン)
91マカオIn-fa インファ同じ(花火)
92マレーシアMelor メーロー(ジャスミン)Cempaka チャンパカ(ハーブの名前)
93ミクロネシアNepartak ニパルタック同じ(有名な戦士の名前)
94フィリピンLupit ルピート同じ(冷酷な)
95韓国Mirinae ミリネ同じ(天の川)
96タイNida ニーダ同じ(女性の名前)
97米国Omais オーマイス同じ(徘徊)
98ベトナムConson コンソン(歴史的な観光地の名前)Luc-Binh ルックビン(紫色の花が咲く水草)
99カンボジアChanthu チャンスー同じ(花の名前)
100中国Dianmu ディアンムー同じ(雷の母)
101北朝鮮Mindulle ミンドゥル同じ(たんぽぽ)
102香港Lionrock ライオンロック同じ(山の名前)
103日本Kompasu コンパス(コンパス座)Tokei トケイ(とけい座、時計)
104ラオスNamtheun ナムセーウン同じ(川の名前)
105マカオMalou マーロウ同じ(めのう(瑪瑙))
106マレーシアMeranti ムーランティ(木の名前)Nyatoh ニヤトー(木の名前)
107ミクロネシアFanapi ファナピ(サンゴ礁を形成する小さな島々)Sarbul ソロブル(雨季)
108フィリピンMalakas マラカス(強い)Amuyao アムヤオ(山の名前)
109韓国Megi メーギー(なまず)Gosari コザリ(ワラビ)
110タイChaba チャバ同じ(ハイビスカス)
111米国Aere アイレー同じ(嵐)
112ベトナムSongda ソングダー同じ(北西ベトナムにある川の名前)
113カンボジアSarika サリカー(さえずる鳥)Trases トローセス(キツツキ)
114中国Haima ハイマー(タツノオトシゴ)Mulan ムーラン(花の名前)
115北朝鮮Meari メアリー同じ(やまびこ)
116香港Ma-on マーゴン(山の名前(馬の鞍))Tsing-ma チンマー(橋の名前)
117日本Tokage トカゲ同じ(とかげ座)
118ラオスNock-ten ノックテン(鳥)Ong-mang オーンマン(鹿の名前)
119マカオMuifa ムイファー同じ(梅の花)
120マレーシアMerbok マールボック同じ(鳥の名前)
121ミクロネシアNanmadol ナンマドル同じ(有名な遺跡の名前)
122フィリピンTalas タラス同じ(鋭さ)
123韓国Noru ノルー(のろじか(鹿))Hodu ホードゥー(クルミ)
124タイKulap クラー同じ(ばら)
125米国Roke ロウキー同じ(男性の名前)
126ベトナムSonca ソンカー同じ(さえずる鳥)
127カンボジアNesat ネサット同じ(漁)
128中国Haitang ハイタン同じ(野生リンゴ)
129北朝鮮Nalgae ナルガエ(つばさ)Jamjari ツァンザリー(トンボ)
130香港Banyan バンヤン同じ(木の名前)
131日本Washi ワシ(わし座)Yamaneko ヤマネコ(やまねこ座、山野にすむ猫)
132ラオスPakhar パカー同じ(淡水魚の名前)
133マカオSanvu サンヴー同じ(さんご(珊瑚))
134マレーシアMawar マーワー同じ(ばら)
135ミクロネシアGuchol グチョル同じ(うこん)
136フィリピンTalim タリム同じ(鋭い刃先)
137韓国Doksuri トクスリ(わし(鷲))Bori ポリ(大麦)
138タイKhanun カーヌン同じ(果物の名前、パラミツ)
139米国Vicente ヴェセンティ(男性の名前)Lan ラン(嵐)
140ベトナムSaola サオラー(ベトナムレイヨウ)Saobien サオビエン(ヒトデ)

最新の名前は、台風委員会の決定のあと気象庁の「台風の番号とアジア名の付け方」に反映されます。台風が近づいたときは、名前よりも気象庁の警報・注意報や自治体の避難情報を確かめることが大切です。

雨の後

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よくある質問

台風の番号はどうやって決まりますか?

毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号とし、発生した順に番号を付けます。弱まって熱帯低気圧になったあと再び台風になった場合は同じ番号です(気象庁)。

台風の名前は誰が決めていますか?

日本を含む14の国・地域が加盟する台風委員会が、各国・地域の出した140個のアジア名を用意し、発生順に1つずつ使います。2000年から始まりました。

日本が付けた台風の名前は何ですか?

日本は星座の名前を10個出しています。今の表ではコイヌ・トモ・ヘビ・カジキ・コト・クジラ・コグマ・トケイ・トカゲ・ヤマネコです(気象庁)。

台風の名前は何年で一巡しますか?

140個を発生順に使い、年間発生数の平年値が25.1個なので、おおむね5〜6年で一巡して最初の「ダムレイ」に戻ります(気象庁)。

台風の名前が使われなくなることはありますか?

あります。大きな災害をもたらした台風の名前は、加盟国・地域の要請で以後使わないよう変えることがあります。2026年3月には「ウィパー」など8個を使わないことが決まりました。

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出典・参考

最終更新:2026年10月22日/作成:大学受験合格大作戦

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