座標とは?x座標・y座標・象限をわかりやすく【例題・問題つき】|合格大作戦 数学用語辞典

座標とは?x座標・y座標・象限をわかりやすく【例題・問題つき】|合格大作戦 数学用語辞典

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座標とは

点の場所を、数の組で表したものです。平面では、原点 O で直角に交わる xx 軸と yy 軸を使い、「右へ3、上へ2」の点を (3, 2)(3,\ 2) と表します。

読み方:ざひょう/英語:coordinates/習う学年:中学1年(比例と反比例)、数学Ⅱ(図形と方程式)

うかるくん

うかるくん

(3, 2)(3,\ 2) って、たてと横、どっちが先でしたっけ?

合格先生

合格先生

横(xx)が先、たて(yy)が後だよ。「右へ3、上へ2」と読むんだ。アルファベットも xx が先だね。

この用語のポイント

  • 座標 = 点の場所を表す数の組 (x, y)(x,\ y)
  • xx 座標が先(横)、yy 座標が後(たて)
  • xx 軸について対称 → yy の符号が変わる

やさしく言うと

座標は、点の場所を数の組で表したものです。「どこ?」という質問に、数で答えるしくみです。

  • 映画館の席:「H 列 12 番」と言えば、席は 1 つに決まります。横の位置とたての位置、2 つの情報で場所が決まっています。
  • 地図の緯度・経度:地球の上の場所は、「北緯○度、東経○度」の 2 つの数で表せます。これも座標の考え方です。
  • 表計算ソフトのセル:「B3」は B 列の 3 行目。列と行の 2 つで、1 つのマスが決まります。

数学では、平面に 0 の点(原点 O)で直角に交わる 2 本の数直線をかきます。横を xx 軸、たてを yy 軸といいます。原点から右へ 3、上へ 2 進んだ点の座標は (3, 2)(3,\ 2) です。前の 3 を xx 座標、後ろの 2 を yy 座標といいます。

xyO−4−224−4−224 右へ3上へ2 A(3, 2)B(−3, 1)C(−2, −2)D(2, −3) 第1象限第2象限 第3象限第4象限
点A(3, 2) は、原点から右へ3、上へ2の点

つまり座標は、「横にいくつ、たてにいくつ」の 2 つの数で、平面の点を 1 つに決めるしくみです。

指さして説明するうかるくん

うかるくん

(x, y) は「横が先、たてが後」。順番を逆にしないように!

座標の読み方の例

○ 正しい読み方

  • (3, 2)(3,\ 2):右へ 3、上へ 2
  • (−3, 1)(-3,\ 1):左へ 3、上へ 1(負なら左)
  • (2, −3)(2,\ -3):右へ 2、下へ 3(負なら下)
  • 原点 O は (0, 0)(0,\ 0)
  • xx 軸上の点は (4, 0)(4,\ 0) のように yy 座標が 0
  • yy 軸上の点は (0, −2)(0,\ -2) のように xx 座標が 0

× まちがった読み方

  • (3, 2)(3,\ 2) を「上へ 3、右へ 2」と読む(順番が逆)
  • xx 軸上の点を (0, 4)(0,\ 4) と書く(これは yy 軸上の点)
  • (−3, 1)(-3,\ 1) を「右へ −3」として右に進む(負は左向き)
  • (3, 2)(3,\ 2) と (2, 3)(2,\ 3) を同じ点と考える(別の点)
  • 点を「3, 2」とかっこなしで書く(座標はかっこでくくる)

座標は順番に意味がある数の組です。(3, 2)(3,\ 2) と (2, 3)(2,\ 3) は、数は同じでも別の点を表します。

図で見る

特に注意したいのが、軸の上にある点です。xx 軸の上では上下に動かないので yy 座標が 0、yy 軸の上では左右に動かないので xx 座標が 0 になります。

xyO−4−224−4−224 (4, 0)(−3, 0) (0, 3)(0, −3) y 軸の上の点→ x 座標が 0 x 軸の上の点→ y 座標が 0
x 軸の上の点は (□, 0)、y 軸の上の点は (0, □)
サクラちゃん

サクラちゃん

xx 軸の上の点なのに、0 になるのは yy のほうなんですか? なんだかややこしいです。

合格先生

合格先生

xx 軸の上を歩くときは、上にも下にも行かないよね。だから「上へいくつ」を表す yy 座標が 0 なんだ。軸の名前ではなく、動いていない向きを考えるとまちがえないよ。

グラフが xx 軸と交わる点(xx 切片)を求めるときに「y=0y=0 を代入する」のも、同じ理由です。

象限(しょうげん)

xx 軸と yy 軸で、平面は 4 つの部分に分かれます。右上から反時計回りに第1象限〜第4象限といいます。点の符号を見れば、どの象限にあるかが分かります。

象限xx 座標yy 座標例
第1象限正 +正 +(3, 2)(3,\ 2)
第2象限負 −正 +(−3, 1)(-3,\ 1)
第3象限負 −負 −(−2, −2)(-2,\ -2)
第4象限正 +負 −(2, −3)(2,\ -3)

軸の上の点((4, 0)(4,\ 0) や (0, −2)(0,\ -2) など)は、どの象限にも入りません。象限は、高校で習う三角関数でも「角がどの象限にあるか」で符号を考えるときに使います。

対称な点の座標

座標を使うと、図形の性質を計算で調べられます。よく使うのが対称な点です。

xyO−4−224−4−224 P(3, 2)(3, −2)(−3, 2)(−3, −2) x軸について対称 y軸について対称 原点について対称
点P(3, 2) と、x軸・y軸・原点について対称な点
何について対称か変わる符号P(3, 2) の場合
xx 軸yy 座標(3, −2)(3,\ -2)
yy 軸xx 座標(−3, 2)(-3,\ 2)
原点両方(−3, −2)(-3,\ -2)

xx 軸について折り返すと、横の位置はそのままで、上と下が入れかわります。だから変わるのは yy 座標の符号です。原点について対称な点は、xx 軸と yy 軸の両方で折り返した点と同じです。

2点の距離と中点

座標がわかれば、2 つの点の距離や真ん中の点(中点)を計算で求められます。

1234561234 xyO 横 5−1=4 たて4−1=3 A(1, 1) B(5, 4) M(3, 2.5) AB² = 4² + 3² = 25 AB = 5
横の差 4、たての差 3 の直角三角形 → 距離 5。中点は座標の平均
  • 距離:横の差とたての差で直角三角形を作り、三平方の定理を使います。A(x1, y1)A(x_1,\ y_1)、B(x2, y2)B(x_2,\ y_2) なら AB=(x2−x1)2+(y2−y1)2AB=\sqrt{(x_2-x_1)^2+(y_2-y_1)^2} です。
  • 中点:xx 座標どうし、yy 座標どうしを平均します。(x1+x22, y1+y22)\left(\dfrac{x_1+x_2}{2},\ \dfrac{y_1+y_2}{2}\right) です(中点)。

このように、図形を座標で表して計算で調べる方法は、高校の数学Ⅱ「図形と方程式」で本格的に学びます。空間では x, y, zx,\ y,\ z の 3 つの数で (1, 2, 3)(1,\ 2,\ 3) のように表します。

ひらめいたサクラちゃん

サクラちゃん

図形の問題も、座標をおけば計算で解けるのね!

テスト・入試ではこう出る

小学 4 年で「ものの位置の表し方」として、横と縦の 2 つの数で場所を表すことを学びます。座標ということばと負の数をふくむ座標平面は、中学 1 年の比例・反比例で習います。高校入試では、関数のグラフの交点の座標、座標平面上の三角形の面積がよく出ます。高校では数学Ⅱ(図形と方程式)で、距離・中点・直線や円の方程式を座標で扱います。

例題1(座標平面上の三角形の面積)

原点 O と、点 A(4, 1)A(4,\ 1)、点 B(1, 3)B(1,\ 3) を頂点とする三角形 OAB の面積を求めなさい。

  1. 3点 O, A, B をかこむ長方形を考える。横は 0〜4、たては 0〜3 なので、面積は 4×3=124\times3=12。
  2. 長方形から、まわりの 3 つの直角三角形を引く。
    O と (4, 0)(4,\ 0) と A:12×4×1=2\dfrac12\times4\times1=2
    A と (4, 3)(4,\ 3) と B:12×3×2=3\dfrac12\times3\times2=3
    B と (0, 3)(0,\ 3) と O:12×1×3=32\dfrac12\times1\times3=\dfrac32
  3. 12−(2+3+32)=12−132=11212-\left(2+3+\dfrac32\right)=12-\dfrac{13}{2}=\dfrac{11}{2}

答え 112\dfrac{11}{2}(高校では公式 12∣x1y2−x2y1∣=12∣4×3−1×1∣=112\dfrac12|x_1y_2-x_2y_1|=\dfrac12|4\times3-1\times1|=\dfrac{11}{2} でも求められます)

例題2(距離と中点)

2 点 A(−1, 2)A(-1,\ 2)、B(3, −1)B(3,\ -1) の距離と、線分 AB の中点の座標を求めなさい。

  1. 横の差:3−(−1)=43-(-1)=4、たての差:−1−2=−3-1-2=-3(長さは 3)。
  2. 三平方の定理より AB2=42+32=25AB^2=4^2+3^2=25、AB=5AB=5。
  3. 中点は、xx 座標どうし・yy 座標どうしを平均する:(−1+32, 2+(−1)2)=(1, 12)\left(\dfrac{-1+3}{2},\ \dfrac{2+(-1)}{2}\right)=\left(1,\ \dfrac12\right)

答え 距離 5、中点 (1, 12)\left(1,\ \dfrac12\right)

三角形の面積は、高校入試では「かこむ長方形から引く」方法や、「yy 軸で 2 つに分ける」方法がよく使われます。

まちがえやすい点

腕でバツを作る合格先生

合格先生

xx 軸について対称なら、変わるのは yy 座標の符号だよ!

  • xx と yy の順番を逆にする:(3, 2)(3,\ 2) は「横に 3、たてに 2」です。必ず xx が先です。点をとったら、最後に原点から数え直して確かめましょう。
  • 対称な点の符号:xx 軸について対称なら yy 座標の符号が変わります。「xx 軸だから xx が変わる」と思いがちなので注意。
  • 軸の上の点を取りちがえる:xx 軸の上の点は(□, 0)、yy 軸の上の点は(0, □)の形です。逆にしてしまうまちがいが多いです。
  • 負の座標の向き:xx 座標が負なら原点より左、yy 座標が負なら原点より下です。
  • 距離を差のまま答える:A(1, 1)A(1,\ 1) と B(5, 4)B(5,\ 4) の距離を「横 4 +たて 3 =7」としないこと。ななめの距離は三平方の定理で 5 です。

ことばの由来・歴史

「座標」の座は「すわる場所・位置」、標は「目じるし」という意味の漢字です。点の位置を示す目じるし、という組み立てになっています。英語では coordinates といいます。

図形を数の組で表して計算で調べる考え方は、17 世紀のフランスのデカルトが 1637 年に出した本『方法序説』の付録「幾何学」で示しました。そのため、直角に交わる軸を使う座標は「デカルト座標」とも呼ばれます。

ミニ問題

問題1 次の点は、第何象限にありますか。(1) (−4, 5)(-4,\ 5) (2) (3, −1)(3,\ -1) (3) (0, 2)(0,\ 2)

答えと解き方を見る

(1) 第2象限(xx が負、yy が正)。(2) 第4象限(xx が正、yy が負)。(3) どの象限にも入らない:xx 座標が 0 なので yy 軸の上の点です。軸の上の点は、どの象限にも入れません。

問題2 点 P(−2, 5)P(-2,\ 5) について、xx 軸・yy 軸・原点について対称な点の座標をそれぞれ答えましょう。

答えと解き方を見る

xx 軸について対称:(−2, −5)(-2,\ -5)(yy の符号が変わる)。yy 軸について対称:(2, 5)(2,\ 5)(xx の符号が変わる)。原点について対称:(2, −5)(2,\ -5)(両方の符号が変わる)。「xx 軸だから xx を変える」とまちがえやすいので、図をかいて確かめましょう。

問題3 平行四辺形 ABCD で、A(0, 0)A(0,\ 0)、B(4, 1)B(4,\ 1)、C(5, 4)C(5,\ 4) です。頂点 D の座標を求めましょう。

答えと解き方を見る

D(1, 3)D(1,\ 3) です。

  1. 平行四辺形の対角線は、おたがいの中点で交わります。だから AC の中点と BD の中点は同じ点です。
  2. AC の中点は (0+52, 0+42)=(2.5, 2)\left(\dfrac{0+5}{2},\ \dfrac{0+4}{2}\right)=(2.5,\ 2)。
  3. D(p, q)D(p,\ q) とすると、BD の中点 (4+p2, 1+q2)\left(\dfrac{4+p}{2},\ \dfrac{1+q}{2}\right) が (2.5, 2)(2.5,\ 2) と等しいので、p=1p=1、q=3q=3。

たしかめ:A から B へは「右へ 4、上へ 1」、D から C へも「右へ 4、上へ 1」で、同じ向き・同じ長さです。

関連する公式・用語

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あわせて覚えたい用語

よくある質問

座標とは簡単にいうと何ですか?

点の場所を数の組で表したものです。原点から右へ3、上へ2の点は (3, 2) と書きます。

x座標とy座標はどちらが先ですか?

x座標(横)が先、y座標(たて)が後です。(3, 2) なら x座標が3、y座標が2です。

象限とは何ですか?

x軸とy軸で分けた平面の4つの部分です。右上から反時計回りに第1象限、第2象限、第3象限、第4象限といいます。

x軸の上の点の座標はどうなりますか?

y座標が0になります。たとえば (4, 0) や (−3, 0) です。y軸の上の点は、x座標が0になります。

2点の距離はどう求めますか?

横の差とたての差を2辺とする直角三角形を考え、三平方の定理で求めます。(1, 1) と (5, 4) なら、横4、たて3なので距離は5です。

座標は何年生で習いますか?

中学1年の比例と反比例で習います。高校の数学Ⅱ(図形と方程式)で、座標を使って図形を調べます。

出典・参考

  • 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編」第1学年 C 関数(比例・反比例、座標)
  • 文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 数学編」数学Ⅱ(図形と方程式)

最終更新:2026年10月13日/作成:大学受験合格大作戦