角柱・角錐の辺・面・頂点の数の解き方と公式|n角柱は3n本・n角すいは2n本の理由・角を切り落とす問題【中学受験】

角柱・角錐の辺・面・頂点の数の解き方と公式|n角柱は3n本・n角すいは2n本の理由・角を切り落とす問題【中学受験】

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中学受験高校受験

n角柱:辺 3n,n角すい:辺 2nn\text{角柱:辺 }3n,\quad n\text{角すい:辺 }2n

角柱:頂点 2n2n・面 n+2n+2 角すい:頂点 n+1n+1・面 n+1n+1

この公式のポイント

  • 角柱の辺は上・下・横で 3n3n 本
  • 角すいの辺は底面・横で 2n2n 本
  • 角すいは頂点と面の数が同じ(n+1n+1)
  • 角を1つ切り落とすと頂点+2・辺+3・面+1
まなぶくん

まなぶくん

角柱の辺の数、いつも少なく数えちゃうんだ。

合格先生

合格先生

上の辺・下の辺・横の辺の3つに分けて数えよう。どれも nn 本ずつだから、nn 角柱の辺は 3n3n 本だ。

角柱・角すいの辺・面・頂点の数

n 角柱・n 角すいの数

nn 角柱:頂点 2n2n 個、辺 3n3n 本、面 n+2n+2 個

nn 角すい:頂点 n+1n+1 個、辺 2n2n 本、面 n+1n+1 個

どちらも 頂点−辺+面=2(オイラーの多面体定理)になっています。

立体頂点辺面
三角柱695
四角柱(直方体)8126
五角柱10157
六角柱12188
nn 角柱2n2n3n3nn+2n+2
三角すい464
四角すい585
五角すい6106
六角すい7127
nn 角すいn+1n+12n2nn+1n+1
五角柱上の辺 5+下の辺 5+横の辺 5=15本頂点:5×2=10個面:側面 5+上下 2  =7つn角柱:辺 3n
五角柱の辺は、上の面・下の面・横の3つのグループに5本ずつ

なぜそうなるのか

n 角柱

  • 頂点:上の面(nn 角形)に nn 個、下の面に nn 個。合わせて 2n2n 個。
  • 辺:上の面のまわりに nn 本、下の面のまわりに nn 本、上と下をつなぐ横の辺が nn 本。合わせて 3n3n 本。
  • 面:横の面(側面)は、底面の辺1本につき1つの長方形で nn 個。それに上と下の2つを足して n+2n+2 個。

n 角すい

  • 頂点:底面に nn 個、とがった上の頂点が1個。合わせて n+1n+1 個。
  • 辺:底面のまわりに nn 本、上の頂点から底面の頂点へ nn 本。合わせて 2n2n 本。
  • 面:側面は底面の辺1本につき1つの三角形で nn 個、それに底面1つで n+1n+1 個。

角すいは、頂点の数と面の数がいつも同じ(n+1n+1)なのが特ちょうです。

五角すい底面の辺 5+横の辺 5=10本頂点:5+1=6個面:側面 5+底面 1  =6つn角すい:辺 2n
五角すいの辺は、底面のまわり5本と、上の頂点から出る5本

角すい台は角柱と同じ数

角すいを底面に平行な平面で切って、上の小さな角すいを取りのぞいた立体(nn 角すい台)は、上と下に nn 角形があり、横の面が nn 個の台形です。数え方は角柱とまったく同じで、頂点 2n2n、辺 3n3n、面 n+2n+2 になります。

角を切り落とすと、どう変わるか

立方体のように、1つの頂点に3本の辺が集まっている立体の角を、小さく1つ切り落とすと、

  • 頂点は、もとの1個がなくなり、切り口の三角形の3個がふえる(−1+3=+2-1+3=+2)
  • 辺は、切り口の三角形の3本がふえる(+3+3)
  • 面は、切り口が1つふえる(+1+1)
角を1つ切り落とす頂点:8−1+3=10辺 :12+3=15面 :6+1=7確かめ10−15+7=2
立方体の角を1つ切り落とすと、頂点10・辺15・面7になる

中学受験(算数)での使い方

中学受験

例題1(角柱の数)

八角柱の頂点、辺、面の数をそれぞれ求めなさい。

解き方

頂点は上と下に8個ずつで 8×2=168\times2=16(個)。

辺は上・下・横に8本ずつで 8×3=248\times3=24(本)。

面は側面8つと上下2つで 8+2=108+2=10(個)。

答え 頂点 16個、辺 24本、面 10個

中学受験

例題2(辺の数から考える)

辺の数が 30本の角すいがあります。この角すいの頂点の数と面の数を求めなさい。

解き方

角すいの辺は、底面のまわりと横の辺が同じ数ずつなので、底面の辺は 30÷2=1530\div2=15(本)。十五角すいです。

頂点は 15+1=1615+1=16(個)、面は 15+1=1615+1=16(個)。

答え 頂点 16個、面 16個

中学受験

例題3(すべての角を切り落とす)

立方体の8つの角を、切り口どうしが重ならないように小さく切り落としました。できた立体の頂点、辺、面の数を求めなさい。

解き方

1つの角を切り落とすごとに、頂点は2個、辺は3本、面は1つふえる。

頂点 8+2×8=248+2\times8=24(個)、辺 12+3×8=3612+3\times8=36(本)、面 6+1×8=146+1\times8=14(個)。

確かめ:24−36+14=224-36+14=2。

答え 頂点 24個、辺 36本、面 14個

高校受験(中学数学)での使い方

高校受験

例題4(文字式で考える)

面の数が 12 の角柱があります。この角柱の辺の数を求めなさい。また、nn 角柱の頂点の数と辺の数の和を nn を使って表しなさい。

解き方

nn 角柱の面は n+2n+2 なので、n+2=12n+2=12 より n=10n=10。辺は 3×10=303\times10=30(本)。

頂点と辺の和は 2n+3n=5n2n+3n=5n。

答え 辺 30本、和は 5n5n

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

角を切り落としたとき、頂点を3つふやすだけにするな。もとの頂点が1つなくなるから、ふえるのは2つだ。

  • 角柱の辺を 2n2n とする:上と下の辺だけでなく、横の辺 nn 本を忘れずに。角柱の辺は 3n3n。
  • 角すいの面を nn とする:側面 nn 個のほかに底面1つがある。面は n+1n+1。
  • 角を切り落としたとき、頂点を「+3」だけにする:もとの角の頂点が1個なくなるので、−1+3=+2-1+3=+2。

練習問題

指さして説明するハルちゃん

ハルちゃん

グループに分けて数えれば、もう数えまちがえないね!

  1. 中学受験 六角すいの頂点、辺、面の数は?
    答えと解説を見る頂点 6+1=76+1=7、辺 6×2=126\times2=12、面 6+1=76+1=7。答え 頂点7個、辺12本、面7個
  2. 中学受験 頂点の数が 20 の角柱の、辺の数と面の数は?
    答えと解説を見る頂点 2n=202n=20 より十角柱。辺 3×10=303\times10=30、面 10+2=1210+2=12。答え 辺30本、面12個
  3. 高校受験 三角柱の頂点を1つだけ小さく切り落とした立体の、頂点・辺・面の数は?
    答えと解説を見る三角柱は頂点6、辺9、面5。三角柱の1つの頂点にも3本の辺が集まるので、頂点 6−1+3=86-1+3=8、辺 9+3=129+3=12、面 5+1=65+1=6。確かめ 8−12+6=28-12+6=2。答え 頂点8個、辺12本、面6個

関連する公式

この公式に出てくる用語(数学用語辞典)

よくある質問

角柱の辺の数の求め方は?

n角柱の辺は、上の面のまわり n 本、下の面のまわり n 本、横の辺 n 本で、合わせて 3n 本です。

角すいの頂点と面の数は?

n角すいの頂点は底面の n 個と上の1個で n+1 個、面は側面 n 個と底面1つで n+1 個です。

立方体の角を切り落とすと、頂点・辺・面の数はどう変わりますか?

1つの角を切り落とすごとに、頂点は2個(1個へって3個ふえる)、辺は3本、面は1つふえます。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」数学 第1学年(空間図形)

最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦