「必」のポイント
- 「必」は5画、部首は心(こころ)、小学4年で習う漢字です。
- 日本の学校では、1画目が上の点、2画目が長い左はらい(ノ)、3画目が心の形の曲がり、最後に左右の点を書きます。
- 「心」を先に書いてから左はらい、ではありません。書き順をまちがえやすい字としてよく名前が挙がります。
- 読み方は、音読みがヒツ、訓読みがかなら(ず)です。
ハルちゃん
「必」を書くとき、どこに気をつければいいの?
合格先生
日本の学校では、1画目が上の点、2画目が長い左はらい(ノ)、3画目が心の形の曲がり、最後に左右の点を書きます。
「必」の書き順アニメ
全5画
赤い番号は書く順番です。「1画すすむ」を押すと、1画ずつ確かめられます。
1画ずつの書き順(5画)
赤い線が、その画で書く線です。赤い丸が書き始めの位置です。
- 1画目
- 2画目
- 3画目
- 4画目
- 5画目
- 完成
書き順で気をつけること
「必」は、書き順をまちがえやすい漢字の代表です。「心」に左はらいを足した形に見えるので、「心」を先に書きたくなりますが、日本の学校ではちがう順で教えています。
1画目は上の点(赤)、2画目は長い左はらい(青)、3画目が心の形の曲がり(緑)です。
日本の学校で教える順は、次のとおりです。
- 上の点(1画目)
- 長い左はらい(ノ)(2画目)
- 心の形の曲がり(3画目。最後に上へはねる)
- 左の点(4画目)
- 右の点(5画目)
必は「点→左はらい」から、心は「左の点→曲がり」から。最初の2画がまったくちがいます。
「必」の書き順は、むかしから書く人によって何通りかありました。中国や台湾などの学校では「心」の形を先に書き、左はらいを最後に書く順を教えています。国によって教え方がちがうだけで、どれかがまちがいというわけではありません。日本のテストでは、上の図の順で答えましょう。
書くときのポイント(とめ・はね・はらい)
- 1画目の点は、全体の真ん中より少し右の上に、小さく書きます。
- 2画目の左はらいは、右上から左下へ長くはらいます。3画目の曲がりと交わります。
- 3画目は、左上から下へおりて右へ曲がり、最後に上へはねます。
- 4画目・5画目の点は、左はらいの左と右に、バランスよく置きます。
「必」の読み方
| 読み | 使い方の例 |
|---|---|
| ヒツ | 必要(ひつよう)・必死(ひっし)・必勝(ひっしょう) |
| かなら(ず) | 必ず(かならず) |
カタカナは音読み、ひらがなは訓読みです。うすい字は送りがなです。読みは国の「常用漢字表」にもとづいています。
「必」の意味
- かならず。きっと。(例)必ず行きます・必勝
- どうしても〜しなければならない。(例)必要・必修
「必」の成り立ち
象形文字(諸説あり)もとは、武器の柄(え=持つところ)に、まわりから木をそえてしばった形といわれます。のちに、その音を借りて「かならず」の意味で使われるようになったと説明されます。
昔の字典には「弋(くい)」と「八」を合わせた字とする説明もありますが、この説はまちがいとする辞典もあり、説が分かれています。形は「心」をふくみますが、もともと「こころ」とは関係がないとされます。
「必」を使う言葉と例文
- 必ずかならずきっと。まちがいなく。「必ず電話するね」
- 必要ひつようなくてはならないこと。「遠足に必要な物」
- 必死ひっし全力でがんばること。「必死に走る」
- 必勝ひっしょうかならず勝つこと。「必勝をちかう」
- 必着ひっちゃくその日までにかならずとどくこと。「15日必着」
- 必修ひっしゅうかならず学ばなければならないこと。
- 必然ひつぜんかならずそうなること。反対は偶然(ぐうぜん)。
例文
- 宿題は必ず終わらせてから遊びます。
- 算数のテストには、じょうぎが必要です。
- バスに乗りおくれそうになり、必死で走りました。
「必」の覚え方
「てん(点)、すうっと(ノ)、くるりん(曲がり)、てん・てんで 必」
「心は後から」と覚えましょう。まず点と左はらいで「十字のしるし」を作り、そこに心をからめるイメージです。
似ている漢字・まちがえやすい漢字
書き順クイズ

ハルちゃん
書き順クイズとなぞり書きで◎をとると、スタンプがもらえるよ。2つそろうと「必」はマスター!
次に書く線はどれかな? 1画目から順番に当てよう(全5画)。
なぞって練習しよう
うすいお手本をなぞって、書き順どおりに書いてみよう。
「必」の練習プリント(無料・印刷用)
書き順の図と、なぞり書き・練習用のマスが入ったA4のプリントです。家や教室で自由に使えます。
練習問題
- 「必」は何画で書きますか。
答えを見る
5画 - 日本の学校で習う「必」の2画目はどれですか。(ア)心の形の曲がり (イ)長い左はらい(ノ)
答えを見る
(イ)長い左はらい。1画目の上の点のすぐ後に書きます。 - 読みがなを書きましょう。「雨の日はかさが必要だ。」
答えを見る
ひつよう - 漢字と送りがなで書きましょう。「かならず行きます。」
答えを見る
必ず - 「必勝」の意味として正しいのはどれですか。(ア)かならず勝つこと (イ)勝ったり負けたりすること
答えを見る
(ア)
小学4年で習うほかの漢字
読めない漢字・知らない漢字は、手書きで漢字を調べるから探せます。
よくある質問
「必」の書き順は?
日本の学校では、上の点→長い左はらい→心の形の曲がり→左の点→右の点の順で書きます。全部で5画です。
「必」は心を先に書いてもいい?
中国などでは心を先に書く順を教えていて、まちがいとは言えません。ただ、日本の学校とテストでは「点→左はらい」から書く順で答えます。
「必」は何画?
5画です。
「必」の部首は?
心(こころ)です。
「必」は何年生で習う?
小学4年生で習います。漢検では7級の漢字です。
出典・参考
- 書き順の図:KanjiVG(© Ulrich Apel、CC BY-SA 3.0)をもとに作成。この図も同じ条件で使えます。
- 学年:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」学年別漢字配当表
- 読み:文化庁「常用漢字表」(平成22年内閣告示)
- 画数の確認:KANJIDIC2(EDRDG、CC BY-SA 4.0)
- 成り立ち:漢字ペディア(日本漢字能力検定協会)ほか、複数の漢字辞典の説明を要約
- 国による書き順のちがい:ウィキペディア日本語版「筆順」の説明を要約
- 漢検の級は、日本漢字能力検定の「級別漢字表」の目安です(「漢検」は公益財団法人日本漢字能力検定協会の登録商標です)。
最終更新:2026年10月14日/作成:大学受験合格大作戦



