霜降と紅葉|紅葉のしくみ(赤・黄色になる理由)と京都の紅葉、紅葉の和歌・季語【二十四節気】

この記事の結論

  • 霜降(2027年は10月24日)のころから、北国や山で紅葉が見ごろになる。七十二候の末候は「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」
  • 葉が黄色になるのは緑の色素が分解されてカロテノイドが見えるから、赤になるのはアントシアニンが新しく作られるから
  • 百人一首には紅葉の歌が多い。在原業平「ちはやぶる神代も聞かず竜田川」など
霜降の意味・七十二候・霜のでき方は霜降(そうこう)とは?へ。

紅葉のしくみ:なぜ赤や黄色になる?

緑の葉クロロフィルが多い 寒くなるとクロロフィルが分解 黄葉(こうよう)黄色のカロテノイドが見えてくる(イチョウ) 紅葉(こうよう)赤いアントシアニンが新しく作られる(カエデ)
紅葉と黄葉のしくみ(大学受験合格大作戦 作成)

夏の葉が緑色なのは、光合成をするクロロフィル(葉緑素)がたくさんあるからです。秋になって気温が下がり、日が短くなると、木は葉を落とす準備を始め、クロロフィルが分解されます。

  • 黄色くなる(黄葉):もともと葉にあった黄色の色素カロテノイドが見えてくる。イチョウなど
  • 赤くなる(紅葉):葉にたまった糖から、赤い色素アントシアニンが新しく作られる。カエデ(もみじ)など

一般に、朝の最低気温が8℃ぐらいを下回ると色づき始め、5℃ぐらいを下回ると一気に進むといわれます。昼と夜の気温差が大きく、日当たりがよく、適度な湿り気があると、色があざやかになります。

京都の紅葉

京都の紅葉は、例年11月中旬から下旬ごろに見ごろをむかえます。北の山あいの貴船・八瀬から始まり、市街地へと下りてきます。

紅葉の清水寺 京都・嵐山 宝厳院の紅葉
左:清水寺、右:嵐山・宝厳院(写真:いいね京都)
京都・貴船の紅葉 京都・八瀬の紅葉 紅葉した京都・川端通の並木
左から:貴船、八瀬、川端通の並木(写真:いいね京都)

比叡山の紅葉は、二十四節気のまとめの「比叡山の四季」の写真でも見られます。

紅葉の和歌(百人一首)

番号歌作者
5番奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき猿丸大夫
17番ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは在原業平
24番このたびは幣も取りあへず手向山紅葉の錦神のまにまに菅家(菅原道真)
69番嵐吹く三室の山のもみぢ葉は竜田の川の錦なりけり能因法師(橘永愷)

竜田川(奈良県)は紅葉の名所として、和歌によく詠まれた歌枕です。百人一首 全百首の一覧もどうぞ。

紅葉の季語

季節季語
秋紅葉、紅葉狩、照葉(てりは)、黄葉(もみじ)、薄紅葉、初紅葉、桜紅葉、柿紅葉
冬紅葉散る、散紅葉、落葉、木の葉

受験に出るポイント

教科ポイント
生物クロロフィル(緑)・カロテノイド(黄〜だいだい)・アントシアニン(赤〜紫)。アントシアニンは液胞にふくまれる色素
古文奈良時代は「黄葉」と書いて「もみち」と読むことが多く、平安時代以降「紅葉」の字が多くなった
古文「竜田川」「小倉山」は紅葉の歌枕。「錦」は紅葉の見立て

2014年の記事から

2014年10月23日の記事では、霜降を「秋も深まり、朝霜が降りるほど寒さも増してくるころ」と紹介し、もみじやつたが色づき始めること、10月31日のハロウィン、そして「もうすぐ冬」と書いていました。

もみじ
もみじ(2014年の記事の写真)

よくある質問

紅葉はなぜ赤くなるのですか?

秋に緑のクロロフィルが分解され、葉にたまった糖から赤い色素アントシアニンが新しく作られるためです。

イチョウはなぜ黄色くなるのですか?

緑のクロロフィルが分解されると、もともと葉にあった黄色の色素カロテノイドが見えてくるためです。

紅葉が始まる気温の目安は?

一般に、朝の最低気温が8℃ぐらいを下回ると色づき始め、5℃ぐらいを下回ると一気に進むといわれます。

京都の紅葉の見ごろはいつですか?

例年11月中旬から下旬ごろです。貴船や八瀬など北の山あいから始まります。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 国立天文台「暦要項」令和9年
  • 写真:いいね京都

最終更新:2026年10月21日/作成:大学受験合格大作戦

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