てんびん算の解き方と公式|重さの比がうでの長さの逆比になる理由・食塩水の例題【中学受験】

てんびん算の解き方と公式|重さの比がうでの長さの逆比になる理由・食塩水の例題【中学受験】

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中学受験

重さの比=うでの長さ(こさの差)の逆比\text{重さの比}=\text{うでの長さ(こさの差)の逆比}

左の重さ×左のうで=右の重さ×右のうで

この公式のポイント

  • 両はしに混ぜる前、支点に混ぜたあとのこさ
  • うでの長さ=こさの差
  • 重さの比はうでの長さの逆比
  • 水は0%、食塩は100%
うかるくん

うかるくん

てんびん算で、重さの比とうでの長さの比って同じじゃないの?

合格先生

合格先生

逆になるんだ。面積図で、はみ出した所とへこんだ所の食塩が等しいから、重いほうのうでが短くなるぞ。

てんびん算の公式

てんびん算は、こさのちがう2つの食塩水を混ぜる問題を、てんびんのつり合いで解く方法です。両はしに混ぜる前の2つの食塩水、支点(ささえる所)に混ぜたあとのこさを書きます。

てんびん算のきまり

  • うでの長さ = こさの差(支点のこさとのちがい)
  • 重さの比 = うでの長さの逆比
  • つり合いの式:左の重さ×左のうで = 右の重さ×右のうで
  • 水は 0%、食塩だけは 100% の食塩水と考える
5%10%8%うで 3うで 25%200g10%300gうでの長さ 3:2 重さ 200:300=2:3→ 重さの比は、うでの長さの逆比
5%の200gと10%の300gを混ぜると8%。うでの長さ3:2、重さ2:3(逆比)

なぜ逆比になるのか(面積図で説明)

こさ×重さ=食塩の重さです。そこで、横を食塩水の重さ、たてをこさにした長方形をかくと、面積が食塩の重さになります(面積図)。

5%の200gと10%の300gを混ぜて8%になったとき、混ぜたあとの食塩の量は、横500g・たて8%の長方形の面積です。食塩の量は混ぜても変わらないので、2つの長方形を合わせた面積と同じです。

すると下の図のように、8%の線より上にはみ出した青い部分と、へこんでいる赤い部分の面積が等しくなります。青は「横300・たて 10−8=2」、赤は「横200・たて 8−5=3」なので、300×2=200×3300\times2=200\times3(どちらも600)です。

面積=食塩の重さ。はみ出し(青)= へこみ(赤)5%8%10%200g300g200×3300×2200×3=300×2 → 重さ 2:3 は差 3:2 の逆比
面積図では、8%の線より上にはみ出した部分と、へこんだ部分の面積が等しい

この式は、てんびんの「重さ×うでの長さ」が左右で等しい、というつり合いの式と同じ形です。200×3=300×2200\times3=300\times2 が成り立つには、重さが大きいほうのうでが短くなければなりません。だから重さの比 2:3 は、うでの長さ 3:2 をひっくり返した比(逆比)になります。

確かめ:食塩は 200×0.05+300×0.1=10+30=40200\times0.05+300\times0.1=10+30=40 g。全体は500gなので、こさは 40÷500=0.0840\div500=0.08、つまり8%です。

中学受験(算数)での使い方

手順は3つです。①両はしと支点のこさを書く。②うでの長さ(こさの差)の比を出す。③重さの比はその逆比。何を聞かれているか(こさか、重さか)で、どこを□にするかが決まります。

中学受験

例題1(混ぜたあとのこさ)

4%の食塩水300gと9%の食塩水200gを混ぜると、何%の食塩水になりますか。

解き方

重さの比は 300:200=3:2 なので、うでの長さはその逆比で 2:3。

両はしのこさの差は 9−4=59-4=5(%)。これを 2:3 に分けると 2% と 3%。支点は 4+2=64+2=6(%)。

確かめ:食塩は 12+18=3012+18=30 g、30÷500=0.0630\div500=0.06。

答え 66 %

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例題2(混ぜる重さ)

3%の食塩水と11%の食塩水を混ぜて、6%の食塩水を400g作ります。3%の食塩水は何g使いますか。

解き方

うでの長さは 6−3=36-3=3 と 11−6=511-6=5 で 3:5。重さの比はその逆比で、3%:11%=5:3。

3%の食塩水は 400÷(5+3)×5=250400\div(5+3)\times5=250(g)。11%は150g。確かめ:7.5+16.5=247.5+16.5=24 g、24÷400=0.0624\div400=0.06。

答え 250250 g

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例題3(水を加える)

8%の食塩水240gに水を加えて、5%の食塩水にします。水を何g加えればよいですか。

解き方

水は 0%の食塩水と考えます。うでの長さは 5−0=55-0=5 と 8−5=38-5=3 で 5:3。

重さの比は逆比で、水:8%=3:5。8%の240gが⑤なので、①=48g、水は③=144g。

確かめ:食塩は 240×0.08=19.2240\times0.08=19.2 g、全体は384g、19.2÷384=0.0519.2\div384=0.05。

答え 144144 g

0%8%5%うで 5うで 3水 0%□g8%240gうでの長さ 5:3 → 重さ(水:8%)= 3:5水は 240÷5×3=144g(水は0%と考える)
水を加えるときは、水を0%の食塩水としててんびんにのせる

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

重さの比をうでの長さの比と同じにしてはだめだ。重いほうのうでが短い、比はひっくり返すんだぞ。

  • 重さの比とうでの長さの比を同じにする:重いほうのうでが短い。比はひっくり返します。
  • 水や食塩をてんびんにのせられない:水は0%、食塩は100%と考えればのせられます。
  • こさをそのまま平均する:4%と9%を混ぜても6.5%とは限りません。重さがちがうと支点の位置が変わります。

練習問題

指さして説明するサクラちゃん

サクラちゃん

水は0%、食塩は100%でのせられるね!

  1. 中学受験 6%の食塩水400gと12%の食塩水200gを混ぜると何%になりますか。
    答えと解説を見る重さ 2:1 なので、うで 1:2。差6%を 1:2 に分けると2%と4%。6+2=86+2=8。確かめ:24+24=4824+24=48、48÷600=0.0848\div600=0.08。答え 8%
  2. 中学受験 10%の食塩水300gに4%の食塩水を何g混ぜると6%になりますか。
    答えと解説を見るうで 10%側が4、4%側が2で 4:2=2:1。重さは逆比で 10%:4%=1:2。300×2=600300\times2=600。確かめ:30+24=5430+24=54、54÷900=0.0654\div900=0.06。答え 600g
  3. 中学受験 5%の食塩水300gに食塩を何g加えると24%になりますか。
    答えと解説を見る食塩は100%。うでは 24−5=1924-5=19 と 100−24=76100-24=76 で 1:4。重さは 5%:食塩=4:1。300÷4=75300\div4=75。確かめ:15+75=9015+75=90、90÷375=0.2490\div375=0.24。答え 75g

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よくある質問

てんびん算とは?

こさのちがう食塩水を混ぜる問題を、てんびんのつり合いの形で解く方法です。

なぜ重さの比はうでの長さの逆比になるのですか?

面積図で、混ぜたあとのこさの線よりはみ出した部分とへこんだ部分の面積(食塩の量)が等しくなり、重さ×こさの差 が左右で等しくなるからです。

水を加える問題はどうしますか?

水を0%の食塩水と考えて、てんびんの一方のはしにのせます。食塩を加えるときは100%と考えます。

面積図とてんびん算はどちらを使えばいいですか?

どちらも同じ考え方です。面積図は理由がわかりやすく、てんびん算は比だけで速く解けます。

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出典・参考

    最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦