連比と比例式の解き方|内項の積=外項の積の証明・Bをそろえる連比・逆比の理由(図解)と例題【中学受験〜高校受験】

連比と比例式の解き方|内項の積=外項の積の証明・Bをそろえる連比・逆比の理由(図解)と例題【中学受験〜高校受験】

合格大作戦 算数・数学公式辞典 › 割合・比

中学受験高校受験

a:b=c:d ⟺ ad=bca:b=c:d\ \Longleftrightarrow\ ad=bc

連比は共通の量を最小公倍数にそろえる

この公式のポイント

  • 比例式は外側の積=内側の積(ad=bcad=bc)
  • 連比は共通の量を最小公倍数にそろえる
  • A×p=B×qA\times p=B\times q なら A:B=q:pA:B=q:p(逆比)
  • 比は何倍しても同じ
うかるくん

うかるくん

A:B=2:3 と B:C=4:5 は、そのままつないじゃだめ?

合格先生

合格先生

B の数がちがうからだめだ。B を3と4の最小公倍数12にそろえて、8:12:15 とするんだ。

比例式と連比の公式

比例式・連比の基本

  • 比例式:a:b=c:da:b=c:d のとき ad=bcad=bc(外側どうしの積=内側どうしの積)
  • 比は、両方に同じ数をかけても割っても等しい:a:b=ka:kba:b=ka:kb
  • 連比:A:BA:B と B:CB:C から A:B:CA:B:C を作るときは、共通の BB を最小公倍数にそろえる
  • 逆比:A×p=B×qA\times p=B\times q なら A:B=q:pA:B=q:p

証明:内項の積=外項の積

a:b=c:da:b=c:d は、比の値が等しいこと、つまり ab=cd\dfrac ab=\dfrac cd です。両辺に bdbd をかけると

ab×bd=cd×bd⟹ad=bc\frac ab\times bd=\frac cd\times bd\quad\Longrightarrow\quad ad=bc

反対に ad=bcad=bc なら、両辺を bdbd で割って ab=cd\dfrac ab=\dfrac cd。だから比例式は「たすきにかけた積が等しい」式に直して解けます。

連比は「共通の量」をそろえる

A8(2×4)B12(3×4=4×3)C15(5×3)共通の B を最小公倍数12にそろえる → A:B:C=8:12:15
A:B=2:3、B:C=4:5。B を3と4の最小公倍数12にそろえる

A:B の B は3、B:C の B は4で、同じ B なのに数がちがいます。比は何倍しても同じなので、B が12になるように A:B を4倍、B:C を3倍すると、A:B=8:12、B:C=12:15。まとめて A:B:C=8:12:15。

逆比の理由

23A×2B×3横 A横 B面積が同じA×2=B×3 ならA:B=3:2(かける数の逆の比)
A×2=B×3A\times2=B\times3 のとき、横の長さ A と B の比は 3:2

A×2=B×3A\times2=B\times3 の両辺を6で割ると A3=B2\dfrac A3=\dfrac B2。この共通の値を1つ分とすると A は3つ分、B は2つ分なので A:B=3:2A:B=3:2。面積が同じ長方形では、たてが長いほど横は短くなる(反比例)のと同じです。

中学受験(算数)での使い方

中学受験

例題1(連比で分ける)

7000円を A、B、C の3人で分けます。A:B=2:3、B:C=4:5 となるようにすると、それぞれいくらになりますか。

解き方

連比は A:B:C=8:12:15(合計35)。1つ分は 7000÷35=2007000\div35=200 円。

A 16001600 円、B 24002400 円、C 30003000 円。

答え A 1600円、B 2400円、C 3000円

中学受験

例題2(逆比)

A の 23\dfrac23 と B の 34\dfrac34 が等しいとき、A:B を最も簡単な整数の比で表しなさい。

解き方

A×23=B×34A\times\dfrac23=B\times\dfrac34 なので、逆比で A:B=34:23A:B=\dfrac34:\dfrac23。12倍して 9:89:8。

確かめ:A=9 なら 9×23=69\times\dfrac23=6、B=8 なら 8×34=68\times\dfrac34=6。

答え 9:89:8

高校受験(中学数学)での使い方

高校受験

例題3(比例式)

比例式 x:12=5:4x:12=5:4 を解きなさい。

解き方

外側の積=内側の積で 4x=604x=60、x=15x=15。

答え x=15x=15

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

A×2=B×3A\times2=B\times3 なら A:B=3:2A:B=3:2 だ。2:3 と逆にしないように。

  • 連比で B をそろえずにつなぐ:2:3 と 4:5 から「2:3:5」とはできない。
  • 逆比を取りちがえる:A×2=B×3A\times2=B\times3 なら A:B=3:2A:B=3:2(2:3 ではない)。

練習問題

「ここが大事!」と説明する合格先生

合格先生

連比は共通の量をそろえる。ここが大事だぞ。

  1. 高校受験 3:(x−1)=6:103:(x-1)=6:10 を解きなさい。
    答えと解説を見る6(x−1)=306(x-1)=30、x=6x=6
  2. 中学受験 A:B=3:4、B:C=6:5 のとき、A:B:C を求めなさい。
    答えと解説を見るB を12に。A:B=9:12、B:C=12:10。答え 9:12:109:12:10
  3. 中学受験 A×5=B×3 のとき、A:B を求めなさい。
    答えと解説を見る逆比で 3:53:5

関連する公式

よくある質問

比例式の解き方は?

a:b=c:d のとき ad=bc(外側どうしの積=内側どうしの積)として方程式を解きます。

連比の作り方は?

A:B と B:C の共通のBが同じ数になるように、Bの最小公倍数にそろえてからつなぎます。

逆比とは?

A×p=B×q のとき A:B=q:p になることです。かける数の比を逆にしたものです。

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出典・参考

  • 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」算数 第6学年(比)

最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦