最大公約数・最小公倍数の求め方|すだれ算・素因数分解・積=G×L の証明・文章題の見分け方と例題【中学受験〜高校受験】

最大公約数・最小公倍数の求め方|すだれ算・素因数分解・積=G×L の証明・文章題の見分け方と例題【中学受験〜高校受験】

合格大作戦 算数・数学公式辞典 › 数と式

中学受験高校受験

a×b=G×La\times b=G\times L

GG:最大公約数、LL:最小公倍数

この公式のポイント

  • 素因数分解:最大公約数は小さい指数、最小公倍数は大きい指数
  • すだれ算:最大公約数=左の積、最小公倍数=L字の積
  • 2数の積=最大公約数×最小公倍数
  • 「分ける・できるだけ大きく」→最大公約数、「そろう・同時に」→最小公倍数
うかるくん

うかるくん

文章題で、最大公約数と最小公倍数のどっちを使うかいつも迷うよ

合格先生

合格先生

「分ける・できるだけ大きく」なら最大公約数、「そろう・同時に」なら最小公倍数だ。

最大公約数・最小公倍数の求め方

2つ以上の整数に共通する約数(公約数)のうち最大のものが最大公約数(G.C.D.)、共通する倍数(公倍数)のうち最小のものが最小公倍数(L.C.M.)です。

最大公約数・最小公倍数の公式

  • 素因数分解して、最大公約数は共通な素因数の小さいほうの指数、最小公倍数は大きいほうの指数をかける
  • すだれ算:共通の数で割り続け、最大公約数=左の数の積、最小公倍数=左の数と残った数の積
  • 2数 a, ba,\ b の積=最大公約数×最小公倍数(ab=GLab=GL)
224362121836923左の数の積最大公約数=2×2×3=12L字にかける最小公倍数=12×2×3=72
24 と 36 のすだれ算。最大公約数 12、最小公倍数 72

素因数分解でも同じです:24=23×324=2^3\times3、36=22×3236=2^2\times3^2。最大公約数は 22×3=122^2\times3=12、最小公倍数は 23×32=722^3\times3^2=72。

証明:2数の積=最大公約数×最小公倍数

a, ba,\ b の最大公約数を GG として、a=Ga′a=Ga'、b=Gb′b=Gb' と書くと、a′a' と b′b' は 1 以外に公約数をもちません(もてば GG が最大でなくなる)。

このとき最小公倍数は L=Ga′b′L=Ga'b'(aa にも bb にも足りない分 b′b'、a′a' をかけたもの)。よって

ab=Ga′×Gb′=G×(Ga′b′)=GLab=Ga'\times Gb'=G\times(Ga'b')=GL

例:24×36=864=12×7224\times36=864=12\times72。

36 cm24 cm12いちばん大きい正方形は1辺12 cm=最大公約数(2×3=6まい)
たて24 cm、横36 cm の長方形を同じ正方形でしきつめるとき、いちばん大きい正方形は1辺12 cm

最大公約数は「同じ大きさで分けられるいちばん大きい単位」、最小公倍数は「何個か並べてはじめてそろう長さ」です。文章題ではこのイメージで見分けます。

中学受験(算数)での使い方

中学受験

例題1(タイル)

たて 24 cm、横 36 cm の長方形の紙を、あまりなく同じ大きさのできるだけ大きい正方形に切り分けます。正方形は何まいできますか。

解き方

正方形の1辺は24と36の最大公約数で 12 cm。たてに2まい、横に3まいで 66 まい。

答え 66 まい

中学受験

例題2(同時に出発)

A 駅からバスが 12 分ごと、電車が 18 分ごとに出ます。午前8時に同時に出たあと、次に同時に出るのは何時何分ですか。

解き方

12 と 18 の最小公倍数 36 分後。午前8時36分。

答え 午前8時36分

高校受験・大学受験での使い方

高校受験

例題3(積の関係)

2つの自然数の最大公約数が 6、最小公倍数が 72 で、一方が 18 のとき、もう一方を求めなさい。

解き方

積=最大公約数×最小公倍数なので、もう一方は 6×72÷18=246\times72\div18=24。確かめ:24 と 18 の最大公約数 6、最小公倍数 72。

答え 2424

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

2数の積を最小公倍数とするな。24×36=86424\times36=864 は公倍数だが、最小は72だ。

  • 最小公倍数を2数の積とする:24×36=86424\times36=864 は公倍数だが最小ではない。
  • 文章題で取りちがえる:「分ける・できるだけ大きく」は最大公約数、「そろう・同時に」は最小公倍数。

練習問題

○の札を持つうかるくん

うかるくん

まずはすだれ算で、左の数と下の数を確かめるよ

  1. 中学受験 42 と 56 の最大公約数と最小公倍数を求めなさい。
    答えと解説を見る42=2×3×742=2\times3\times7、56=23×756=2^3\times7。最大公約数 1414、最小公倍数 168168
  2. 中学受験 12、18、30 の最小公倍数を求めなさい。
    答えと解説を見る22×32×5=1802^2\times3^2\times5=180。答え 180180
  3. 高校受験 最大公約数が 8、最小公倍数が 96 の2つの数で、一方が 32 のとき、もう一方を求めなさい。
    答えと解説を見る8×96÷32=248\times96\div32=24。答え 2424

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よくある質問

最大公約数の求め方は?

素因数分解して共通な素因数を小さいほうの指数でかけるか、すだれ算で割った数(左の数)をかけて求めます。

最小公倍数の求め方は?

素因数分解して素因数を大きいほうの指数でかけるか、すだれ算で左の数と下に残った数をL字にかけます。

2つの数の積と最大公約数・最小公倍数の関係は?

2数の積=最大公約数×最小公倍数です。

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出典・参考

  • 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」算数 第5学年(約数・倍数)

最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦