仕事算の解き方|全体を最小公倍数にする理由・2人でする・とちゅうから・水そうの問題と例題【中学受験】

仕事算の解き方|全体を最小公倍数にする理由・2人でする・とちゅうから・水そうの問題と例題【中学受験】

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中学受験

かかる日数=全体の仕事1日あたりの量の和\text{かかる日数}=\frac{\text{全体の仕事}}{\text{1日あたりの量の和}}

全体は1、またはかかる日数の最小公倍数にする

この公式のポイント

  • まず全体の仕事の量を決める(1 か、日数の最小公倍数)
  • いっしょにやるときは1日あたりの量を足す(日数を足さない)
  • 全体を何倍にしても答えは同じ。最小公倍数なら分数が出ない
  • 水そうの問題も同じ。ぬく管は引く
うかるくん

うかるくん

Aは6日、Bは12日なら、2人でやると間をとって9日じゃないの?

合格先生

合格先生

日数は足しも平均もできない。全体を12にして、1日の量2と1を足すんだ。12÷3で4日だぞ。

仕事算の考え方

仕事算は、何人かで仕事をするときにかかる日数(時間)を求める特殊算です。「全体の仕事の量」を決めて、1日あたりにできる量で考えます。

仕事算の基本

  1. 全体の仕事の量を決める(1、またはかかる日数の最小公倍数)
  2. それぞれの1日あたりの仕事量=全体÷かかる日数
  3. いっしょにやるときは1日あたりの量を足す
  4. かかる日数=全体÷(1日あたりの量の和)

なぜ「全体を最小公倍数」にするのか

全体の仕事=12(6日と12日の最小公倍数)A:1日に2B:1日に12人で1日に3 → 12÷3=4日
A だけなら6日、B だけなら12日かかる仕事。全体を12とすると、1日あたりの量が整数になる

A は6日、B は12日で終える仕事なら、全体を1とすると、A は1日に 16\dfrac16、B は 112\dfrac{1}{12}。2人で1日に 16+112=312=14\dfrac16+\dfrac{1}{12}=\dfrac{3}{12}=\dfrac14 なので、1÷14=41\div\dfrac14=4 日です。

全体を6と12の最小公倍数12にすると、A は1日に2、B は1日に1と整数になり、12÷(2+1)=412\div(2+1)=4 日と分数なしで計算できます。全体をいくつにしても答えは変わりません(全体を kk 倍すると、1日の量も kk 倍になるので、割り算の結果は同じ)。これが仕事算の本質です。

中学受験(算数)での使い方

中学受験

例題1(基本)

ある仕事を、A は 6 日、B は 12 日で終えます。2 人でいっしょにすると何日で終わりますか。

解き方

全体を 12 とすると、A は1日 2、B は1日 1。12÷(2+1)=412\div(2+1)=4(日)。

答え 44 日

中学受験

例題2(とちゅうから)

ある仕事を、A は 10 日、B は 15 日で終えます。はじめ A が 4 日働き、残りを B がしました。B は何日働きましたか。

解き方

全体を 30 とすると、A は1日 3、B は1日 2。A の4日で 3×4=123\times4=12。

残り 30−12=1830-12=18 を B が 18÷2=918\div2=9(日)。

答え 99 日

全体の仕事=30(10日と15日の最小公倍数)A 3×4日=12残り18 → B 18÷2=9日色の1かたまり=1日分(A は3、B は2)
例題2。全体を 30 とすると、A の4日分で 12 進み、残りの 18 を B が1日 2 ずつ進める
中学受験

例題3(水そう)

水そうを満たすのに、A 管だけでは 20 分、B 管だけでは 30 分かかります。両方使うと何分で満水になりますか。

解き方

全体を 60 とすると、A は1分 3、B は1分 2。60÷5=1260\div5=12(分)。

答え 1212 分

水そう・ポンプ・印刷機なども同じ考え方です。「出ていく管」があるときは、その量を引きます(ニュートン算へ発展)。

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

全体を決めずに考えるな。まず全体を1か、日数の最小公倍数にするんだ。

  • 日数をそのまま足す:6日と12日で「18日」や「9日(平均)」にはならない。足すのは1日あたりの量。
  • 全体を決めずに考える:まず全体を1か最小公倍数にする。

練習問題

指さして説明するサクラちゃん

サクラちゃん

全体を最小公倍数にすれば、分数なしで解けるよ。

  1. 中学受験 A は 8 時間、B は 24 時間でできる仕事を、2 人ですると何時間かかりますか。
    答えと解説を見る全体 24、A は1時間 3、B は 1。24÷4=624\div4=6。答え 66 時間
  2. 中学受験 A、B、C の3人だと 4 日、A だけだと 12 日、B だけだと 18 日かかる仕事を、C だけですると何日かかりますか。
    答えと解説を見る全体 36、3人で1日 9、A 3、B 2 なので C は 4。36÷4=936\div4=9。答え 99 日
  3. 中学受験 水そうに A 管で水を入れると 15 分で満水、B 管で水をぬくと 20 分で空になります。空の水そうに A で入れながら B でぬくと何分で満水になりますか。
    答えと解説を見る全体 60、A は1分 4 入れ、B は 3 ぬく。1分に 1 たまるので 60 分。答え 6060 分

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よくある質問

仕事算の解き方は?

全体の仕事を1かかかる日数の最小公倍数とし、それぞれの1日あたりの仕事量を求め、いっしょにやるときはその和で全体を割ります。

なぜ全体を最小公倍数にするのですか?

1日あたりの仕事量が整数になり、分数を使わずに計算できるからです。全体をいくつにしても答えは同じです。

6日と12日でできる仕事を2人ですると何日ですか?

全体を12とすると1日に2と1、合わせて3なので、12÷3=4日です。

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出典・参考

    最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦