ニュートン算の解き方|はじめの量÷(減る速さ−増える速さ)の理由・窓口の数・牧草と牛の例題【中学受験】

ニュートン算の解き方|はじめの量÷(減る速さ−増える速さ)の理由・窓口の数・牧草と牛の例題【中学受験】

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中学受験

時間=はじめの量減らす速さ−増える速さ\text{時間}=\frac{\text{はじめの量}}{\text{減らす速さ}-\text{増える速さ}}

はじめの量+増える速さ×時間=減らす速さ×時間

この公式のポイント

  • はじめの量+増えた量=減らした量
  • 1分ごとに(減らす速さ−増える速さ)ずつ減る
  • 2つの条件の差は増えた量(はじめの量は消える)
  • 旅人算の追いつきと同じ形
うかるくん

うかるくん

ニュートン算って、増えながら減るからこんがらがるよ。

合格先生

合格先生

1分ごとに「減らす速さ−増える速さ」ずつ減ると考えよう。旅人算の追いつきと同じ形だぞ。

ニュートン算の公式

ニュートン算は、増えながら減っていく量を考える特殊算です。行列(人が並び続ける中で窓口が入場させる)、牧草(草がのびる中で牛が食べる)、わき水のある井戸(水がわく中でポンプでくみ出す)などが代表です。名前は、物理学者ニュートンの著作に牧草と牛の問題があることに由来するといわれます。

ニュートン算の基本

はじめの量+増える速さ×時間=減らす速さ×時間

つまり 時間=はじめの量÷(減らす速さ−増える速さ)

ある量はじめ 300増えた 10×20減らす窓口 25×20はじめ=(減る速さ−増える速さ)×時間
はじめ300人の行列に毎分10人ずつ加わり、窓口は毎分25人入場させると20分でなくなる

なぜこの式になるのか

行列がなくなるまでに窓口が入場させた人数は、「はじめに並んでいた人」と「その間に新しく加わった人」の合計です(線分図の上と下が同じ長さ)。1分ごとに見ると、行列は「減らす速さ−増える速さ」ずつ短くなるので、はじめの量÷(減らす速さ−増える速さ)でなくなるまでの時間が出ます。

これは旅人算の追いつきと同じ形です。はじめの量が「はじめのきょり」、減らす速さと増える速さが「追う人と逃げる人の速さ」にあたります。

増える速さが分からないとき

入試では「窓口2つなら○分、3つなら△分」のように2つの条件から、はじめの量と増える速さを求めます。2つの条件の差をとると、はじめの量が消えて、増える速さだけが残ります(連立方程式の加減法と同じ)。

中学受験(算数)での使い方

中学受験

例題1(基本)

開場のとき 300 人が並んでいて、その後も毎分 10 人ずつ加わります。窓口で毎分 25 人ずつ入場させると、行列は何分でなくなりますか。

解き方

1分で 25−10=1525-10=15 人ずつ減ります。300÷15=20300\div15=20(分)。

答え 2020 分

中学受験

例題2(窓口の数)

行列ができていて、毎分一定の人数が加わります。窓口2つなら30分、窓口3つなら15分で行列がなくなります。窓口4つなら何分でなくなりますか(窓口1つが1分に入場させる人数は同じ)。

解き方

窓口1つが1分に入場させる人数を1とします。窓口2つ30分で 2×30=602\times30=60、窓口3つ15分で 3×15=453\times15=45。

差 1515 は、30−15=1530-15=15 分に加わった人数なので、毎分 11。はじめの人数は 60−1×30=3060-1\times30=30。

窓口4つなら1分に 4−1=34-1=3 ずつ減るので、30÷3=1030\div3=10(分)。

答え 1010 分

中学受験

例題3(牧草と牛)

ある牧場では、草が毎日一定の量だけのびます。牛10頭なら20日、牛15頭なら10日で草を食べつくします。5日で食べつくすには何頭の牛が必要ですか。

解き方

牛1頭が1日に食べる量を1とします。10頭20日で200、15頭10日で150。

差50は10日分のびた量なので、1日に5のびる。はじめの草は 200−5×20=100200-5\times20=100。

5日では 100+5×5=125100+5\times5=125 を食べるので、125÷5=25125\div5=25(頭)。

答え 2525 頭

(牛1頭が1日に食べる量=1)10頭×20日はじめ1005×20=20015頭×10日はじめ1005×10=150差50差50は10日分のびた草 → 1日に55日ならはじめ100=1255×5125÷5日=25頭
例題3。はじめの草は同じなので、2つの条件の差 50 は 20−10=1020-10=10 日分にのびた草

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

2つの条件の差を「はじめの量」とするのは×だ。差は増えた量のほうだぞ。

  • 増える分を忘れる:はじめの量だけを減らす速さで割らない。
  • 2つの条件の差を「はじめの量」とする:差は増えた量(時間の差の分)。

練習問題

ひらめいたサクラちゃん

サクラちゃん

はじめの量+増えた量=減らした量、だね!

  1. 中学受験 240 L の水が入った水そうに毎分 6 L ずつ水が入り、ポンプで毎分 14 L ずつぬきます。何分で空になりますか。
    答えと解説を見る240div(14−6)=30240div(14-6)=30。答え 3030 分
  2. 中学受験 井戸に水が一定の割合でわき出ています。ポンプ3台なら36分、5台なら12分でくみつくせます。6分でくみつくすには何台必要ですか。
    答えと解説を見る1台1分を1とする。108と60の差48が24分のわき水なので毎分2、はじめ 108−72=36108-72=36。6分なら 36+12=4836+12=48、48div6=848div6=8。答え 88 台
  3. 中学受験 開始時に 400 人並んでいて毎分 20 人ずつ加わります。1つの改札で毎分 30 人通すとき、改札2つなら何分で行列がなくなりますか。
    答えと解説を見る1分に 60−20=4060-20=40 人減る。400div40=10400div40=10。答え 1010 分

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よくある質問

ニュートン算の解き方は?

はじめの量+増える速さ×時間=減らす速さ×時間 の関係を使います。時間=はじめの量÷(減らす速さ−増える速さ)です。

2つの条件があるときは?

1台(1つ)が1分にする量を1として、2つの条件の全体の量の差をとると、その時間の差の分だけ増えた量が分かります。

なぜニュートン算というのですか?

ニュートンの著作に牧草と牛の問題があることに由来するといわれます。

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出典・参考

    最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦