この公式のポイント
- 「全部つるだったら」と考え、実際との差を1つ入れかえたときの差で割る
- 面積図(たて=1つあたり、横=個数)でかくと、どの問題も同じ形
- 切手・点数・速さ・弁償算など、いろいろな形で出る
- 中学2年の連立方程式と同じことをしている
うかるくん
「全部つる」と考えて出てきた数は、つるの数なの?
合格先生
いや、かめの数だ。差を割って出てくるのは、仮定したのと反対の方なんだぞ。
つるかめ算とは
つるかめ算は、「2種類のものの合計の数と、合計の量(足の数・代金など)が分かっているとき、それぞれの数を求める」問題の解き方です。足が2本のつると、4本のかめで考えるので、この名前がついています。
つるかめ算の解き方(公式の形)
かめの数=(足の合計−2×全部の匹数)÷(4−2)
「全部つるだったら」と考え、実際との足の差を、1匹入れかえると増える足の数(本)で割ります。
例:つるとかめが合わせて10匹、足の合計が28本。全部つるなら足は 本。実際より 本少ない。つる1匹をかめにかえると足は2本ふえるので、かめは 匹、つるは 匹です。
面積図で考える
面積図では、長方形のたてを「1つあたりの量」、横を「個数」にします。全部の面積が「足の合計」です。全部つるとした長方形(たて2)からはみ出した赤い部分が「ふえた分」で、その面積÷高さの差()が、かめの数になります。
歴史:もとは「きじとうさぎ」
つるかめ算のもとになった問題は、古代中国の数学書『孫子算経』にある「雉兎同籠(きじとうさぎが同じかごにいる)」の問題といわれています。日本では江戸時代に、めでたい動物の「つる」と「かめ」に置きかえて広まりました。
中学受験(算数)での使い方
つるかめ算は、中学受験の特殊算の代表です。足の数だけでなく、値段のちがう2種類の品物、点数のちがう問題、速さのちがう2つの区間など、いろいろな形で出ます。
例題1(切手)
解き方
全部50円切手なら (円)。実際との差は (円)。
1枚を80円にかえると 円ふえるので、80円切手は (枚)。
答え 枚(50円切手も10枚)
例題2(弁償算)
解き方
全部うまく運べば (円)。差は (円)。
1個こわすと (円)へるので、(個)。
答え 個
例題3(速さ)
解き方
全部歩いたら (m)。実際より (m)少ない。
1分走ると (m)ふえるので、走ったのは (分)。
答え 分
高校受験(中学2年)では連立方程式で
中学2年で学ぶ連立方程式を使うと、つるかめ算はそのまま式にできます。つるを 匹、かめを 匹とすると
上の式を2倍して下の式から引くと 、。つるかめ算の「全部つるだったら」は、この引き算と同じことをしています。
例題4(連立方程式)
解き方
鉛筆 本、ノート 冊とすると 、。
1つ目を80倍して引くと 、。。
答え 鉛筆 本、ノート 冊
よくある間違い

合格先生
弁償算では、こわすと「もらえない20円」と「はらう50円」の両方がへる。差は70円だ。
- 「全部つる」で出した数をかめの数と取りちがえる:差を割って出るのは、仮定と反対の方(全部つると仮定したら、出てくるのはかめ)。
- 弁償算の差:こわすと「もらえない20円」と「はらう50円」の両方がへる(70円)。
- 最後に答えを確かめる:つる6匹・かめ4匹なら足は 本。
練習問題

サクラちゃん
最後に、足の数で答えを確かめようね。
- 中学受験 つるとかめが合わせて30匹います。足の合計は86本です。かめは何匹ですか。
答えと解説を見る
全部つるなら60本、差26本、1匹で2本ふえる。。答え 匹(つる17匹) - 中学受験 1問4点の問題と1問6点の問題が合わせて15問あり、全部正解すると76点です。6点の問題は何問ありますか。
答えと解説を見る
全部4点なら60点、差16点、1問で2点ふえる。。答え 問 - 高校受験 大人1人600円、子ども1人400円の入館料で、合わせて25人が入り、11800円でした。大人は何人ですか。(連立方程式で)
答えと解説を見る
、。1つ目を400倍して引くと 、。答え 人
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よくある質問
つるかめ算の解き方は?
全部つるだったと考えて足の数を出し、実際の足の数との差を、つる1匹をかめにかえたときに増える足の数(2本)で割ると、かめの数が出ます。
つるかめ算の公式は?
かめの数=(足の合計−2×全部の匹数)÷(4−2)です。つるの数は全部の匹数からかめの数を引きます。
面積図とは何ですか?
たてに1つあたりの量、横に個数をとった長方形の図です。面積が全体の量になるので、つるかめ算の考え方が目で見て分かります。
つるかめ算は方程式で解けますか?
中学2年で習う連立方程式で解けます。つるを x、かめを y とすると x+y=全部の数、2x+4y=足の合計 です。
つるかめ算の由来は?
古代中国の数学書『孫子算経』の「雉兎同籠(きじとうさぎ)」の問題がもとといわれ、日本では江戸時代につるとかめに置きかえて広まりました。
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出典・参考
- 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」数学 第2学年(連立二元一次方程式)
最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦


