この公式のポイント
- もとにする量=実際の量÷それにあたる割合
- 線分図で、実際の量と割合が対応する部分を探す
- 「残りの」と「全体の」でもとにする量が変わる
- 全体を分母の最小公倍数にすると整数で計算できる

うかるくん
「残りの 52」と「全体の 52」は何がちがうの?
![合格先生]()
合格先生
もとにする量がちがうんだ。線分図で何に対する割合かを確かめ、実際の量÷割合で全体を出そう。
相当算の考え方
相当算は、「全体の 52 が 48 にあたる」のように、ある割合にあたる(相当する)実際の量から、もとにする量(全体)を求める特殊算です。
相当算の基本
もとにする量=実際の量÷それにあたる割合
- 全体を1(または分母の最小公倍数)とおく
- 線分図で、実際の量が分かっている部分の割合を求める
- 実際の量÷割合 で全体を求める
本を1日目に全体の 31、2日目に残りの 52 読むと、48ページ残った
なぜ「÷割合」で全体が出るのか
割合の公式「比べる量=もとにする量×割合」を、もとにする量について解いたものが「もとにする量=比べる量÷割合」です。相当算は、この式を使える形(実際の量と割合が1対1で対応する部分)を線分図で見つける作業です。
図の例では、1日目の後の残りは全体の 32。2日目はその 52 を読むので、残るのはその 53、つまり全体の 32×53=52。これが48ページなので、全体は 48÷52=120 ページ。全体を15とおけば、残り6が48ページで1あたり8、全体 8×15=120 と整数で計算できます。
注意:「残りの 52」と「全体の 52」はもとにする量がちがいます。何に対する割合かを、線分図で必ず確かめます。
中学受験(算数)での使い方
中学受験例題1(残りの○分の○)
ある本を、1日目に全体の
31、2日目に残りの
52 読んだところ、48ページ残りました。この本は何ページですか。
解き方
残りは全体の 32×53=52。48÷52=120(ページ)。
答え 120 ページ
使った分(全体の半分)から 83 を取りのぞくと、400円が全体の 81 にあたる
中学受験例題2(割合と数量が混ざる)
所持金の
83 を使い、さらに 400 円使ったところ、残りは所持金のちょうど半分になりました。はじめの所持金はいくらですか。
解き方
使った額は全体の 21。そのうち 83 をのぞいた 21−83=81 が 400 円。
全体 400÷81=3200(円)。確かめ:1200+400=1600 使って残り 1600。
答え 3200 円
中学受験例題3(はね返り)
ボールを落とすと、落ちた高さの
53 だけはね上がります。2回目にはね上がった高さが 54 cm のとき、はじめに落とした高さを求めなさい。
解き方
2回目ははじめの 53×53=259。54÷259=150(cm)。
答え 150 cm
よくある間違い
![腕でバツを作る合格先生]()
合格先生
割合と数量をそのまま足し引きしないこと。83 と400円は、線分図で別々の部分にかこう。
- 「残りの」を「全体の」と読む:もとにする量が変わる。
- 割合と数量を足し引きする:83 と 400 円は、線分図の上で別々の部分として描く。
練習問題
- 中学受験 全体の 72 が 36 にあたるとき、全体はいくつですか。
答えと解説を見る
36÷72=126。答え 126 - 中学受験 持っていたカードの 41 を弟にあげ、残りの 31 を妹にあげると、30枚残りました。はじめに何枚持っていましたか。
答えと解説を見る
残りは 43×32=21。30÷21=60。答え 60 枚 - 中学受験 水そうの 52 まで水が入っています。あと 18 L 入れると 85 になります。水そうの容積を求めなさい。
答えと解説を見る
85−52=409 が 18 L。18÷409=80。答え 80 L
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よくある質問
相当算とは?
ある割合にあたる実際の量から、もとにする量(全体)を求める特殊算です。
相当算の解き方は?
線分図をかき、実際の量が全体のどれだけの割合にあたるかを求め、実際の量÷割合で全体を出します。
「残りの2/5」と「全体の2/5」のちがいは?
もとにする量がちがいます。「残りの」は残った量に対する割合なので、全体に対する割合に直してから計算します。
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出典・参考
最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦