相当算の解き方|もとにする量=実際の量÷割合の理由・「残りの○分の○」・はね返りの線分図と例題【中学受験】

相当算の解き方|もとにする量=実際の量÷割合の理由・「残りの○分の○」・はね返りの線分図と例題【中学受験】

合格大作戦 算数・数学公式辞典 › 特殊算

中学受験

もとにする量=実際の量それにあたる割合\text{もとにする量}=\frac{\text{実際の量}}{\text{それにあたる割合}}

全体を1、または分母の最小公倍数とおく

この公式のポイント

  • もとにする量=実際の量÷それにあたる割合
  • 線分図で、実際の量と割合が対応する部分を探す
  • 「残りの」と「全体の」でもとにする量が変わる
  • 全体を分母の最小公倍数にすると整数で計算できる
うかるくん

うかるくん

「残りの 25\dfrac25」と「全体の 25\dfrac25」は何がちがうの?

合格先生

合格先生

もとにする量がちがうんだ。線分図で何に対する割合かを確かめ、実際の量÷割合で全体を出そう。

相当算の考え方

相当算は、「全体の 25\dfrac{2}{5} が 48 にあたる」のように、ある割合にあたる(相当する)実際の量から、もとにする量(全体)を求める特殊算です。

相当算の基本

もとにする量=実際の量÷それにあたる割合

  1. 全体を1(または分母の最小公倍数)とおく
  2. 線分図で、実際の量が分かっている部分の割合を求める
  3. 実際の量÷割合 で全体を求める
1日目 52日目 4残り 6全体=15(3と5の最小公倍数)=48ページ1にあたる量=48÷6=8 → 全体8×15=120
本を1日目に全体の 13\dfrac13、2日目に残りの 25\dfrac25 読むと、48ページ残った

なぜ「÷割合」で全体が出るのか

割合の公式「比べる量=もとにする量×割合」を、もとにする量について解いたものが「もとにする量=比べる量÷割合」です。相当算は、この式を使える形(実際の量と割合が1対1で対応する部分)を線分図で見つける作業です。

図の例では、1日目の後の残りは全体の 23\dfrac23。2日目はその 25\dfrac25 を読むので、残るのはその 35\dfrac35、つまり全体の 23×35=25\dfrac23\times\dfrac35=\dfrac25。これが48ページなので、全体は 48÷25=12048\div\dfrac25=120 ページ。全体を15とおけば、残り6が48ページで1あたり8、全体 8×15=1208\times15=120 と整数で計算できます。

注意:「残りの 25\dfrac25」と「全体の 25\dfrac25」はもとにする量がちがいます。何に対する割合かを、線分図で必ず確かめます。

中学受験(算数)での使い方

中学受験

例題1(残りの○分の○)

ある本を、1日目に全体の 13\dfrac13、2日目に残りの 25\dfrac25 読んだところ、48ページ残りました。この本は何ページですか。

解き方

残りは全体の 23×35=25\dfrac23\times\dfrac35=\dfrac25。48÷25=12048\div\dfrac25=120(ページ)。

答え 120120 ページ

3/8400円残り 1/2使った分=1/21/2−3/8=1/8400÷1/8=3200円
使った分(全体の半分)から 38\dfrac38 を取りのぞくと、400円が全体の 18\dfrac18 にあたる
中学受験

例題2(割合と数量が混ざる)

所持金の 38\dfrac38 を使い、さらに 400 円使ったところ、残りは所持金のちょうど半分になりました。はじめの所持金はいくらですか。

解き方

使った額は全体の 12\dfrac12。そのうち 38\dfrac38 をのぞいた 12−38=18\dfrac12-\dfrac38=\dfrac18 が 400 円。

全体 400÷18=3200400\div\dfrac18=3200(円)。確かめ:1200+400=16001200+400=1600 使って残り 16001600。

答え 32003200 円

中学受験

例題3(はね返り)

ボールを落とすと、落ちた高さの 35\dfrac35 だけはね上がります。2回目にはね上がった高さが 54 cm のとき、はじめに落とした高さを求めなさい。

解き方

2回目ははじめの 35×35=925\dfrac35\times\dfrac35=\dfrac{9}{25}。54÷925=15054\div\dfrac{9}{25}=150(cm)。

答え 150150 cm

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

割合と数量をそのまま足し引きしないこと。38\dfrac38 と400円は、線分図で別々の部分にかこう。

  • 「残りの」を「全体の」と読む:もとにする量が変わる。
  • 割合と数量を足し引きする:38\dfrac38 と 400 円は、線分図の上で別々の部分として描く。

練習問題

指さして説明するサクラちゃん

サクラちゃん

線分図をかけば、割合が見えてくるよ。

  1. 中学受験 全体の 27\dfrac27 が 36 にあたるとき、全体はいくつですか。
    答えと解説を見る36÷27=12636\div\dfrac27=126。答え 126126
  2. 中学受験 持っていたカードの 14\dfrac14 を弟にあげ、残りの 13\dfrac13 を妹にあげると、30枚残りました。はじめに何枚持っていましたか。
    答えと解説を見る残りは 34×23=12\dfrac34\times\dfrac23=\dfrac12。30÷12=6030\div\dfrac12=60。答え 6060 枚
  3. 中学受験 水そうの 25\dfrac25 まで水が入っています。あと 18 L 入れると 58\dfrac58 になります。水そうの容積を求めなさい。
    答えと解説を見る58−25=940\dfrac58-\dfrac25=\dfrac{9}{40} が 18 L。18÷940=8018\div\dfrac{9}{40}=80。答え 8080 L

関連する公式

よくある質問

相当算とは?

ある割合にあたる実際の量から、もとにする量(全体)を求める特殊算です。

相当算の解き方は?

線分図をかき、実際の量が全体のどれだけの割合にあたるかを求め、実際の量÷割合で全体を出します。

「残りの2/5」と「全体の2/5」のちがいは?

もとにする量がちがいます。「残りの」は残った量に対する割合なので、全体に対する割合に直してから計算します。

あわせて読みたい

出典・参考

    最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦