
この記事の結論
- 穀雨の読み方は「こくう」。二十四節気の6番目で、穀物をうるおす春の雨が降るころ
- 2027年(令和9年)の穀雨は4月20日(火)(16:18)。2026年は4月20日(月)でした(国立天文台)
- 春の最後の節気。次の立夏から暦の上では夏
- 穀雨の終わりごろに八十八夜(2027年は5月2日)。新茶の茶摘みが始まる
穀雨の読み方と意味
穀雨は、田畑をうるおして穀物(百穀)を育てる春の雨が降るころ、という意味です。種まきや田植えの準備が進む時期で、春の最後の節気にあたります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | こくう |
| 季節 | 春(二十四節気の6番目、中気・旧暦の三月中) |
| 太陽の黄経 | 30° |
| 2027年 | 4月20日(火) 16:18 |
| 期間(2027年) | 4月20日〜5月5日(次の立夏の前日まで) |
| 暦便覧の説明 | 「春雨降りて百穀を生化すればなり」 |
穀雨はいつ?年ごとの日付
二十四節気は、太陽が黄経30°を通る瞬間で決まります。その瞬間をふくむ日が穀雨です。年によって1日前後ずれます(国立天文台「暦要項」)。
| 年 | 穀雨の日 | 時刻(日本時間) |
|---|---|---|
| 2027年 | 4月20日(火) | 16:18 |
| 2026年 | 4月20日(月) | 10:39 |
| 2025年 | 4月20日(日) | 4:56 |
| 2024年 | 4月19日(金) | 23:00 |
| 2023年 | 4月20日(木) | 17:14 |
| 2022年 | 4月20日(水) | 11:24 |
| 2021年 | 4月20日(火) | 5:33 |
| 2020年 | 4月19日(日) | 23:45 |
| 2019年 | 4月20日(土) | 17:55 |
| 2018年 | 4月20日(金) | 12:13 |
| 2017年 | 4月20日(木) | 6:27 |
| 2016年 | 4月20日(水) | 0:29 |
| 2015年 | 4月20日(月) | 18:42 |
| 2014年 | 4月20日(日) | 12:56 |
毎年の日付は、このページに1行ずつ追加していきます。ほかの節気もまとめた表は二十四節気カレンダーへ。
穀雨の七十二候
二十四節気をさらに3つに分けたのが七十二候です。穀雨の期間は、次の3つに分かれます(名前と読みは国立天文台の一覧による)。
| 七十二候 | 読み | 意味 | |
|---|---|---|---|
| 初候 | 葭始生 | あしはじめてしょうず | 水辺の葦(あし)が芽を出し始める |
| 次候 | 霜止出苗 | しもやんでなえいずる | 霜が降りなくなり、苗がすくすく育つ |
| 末候 | 牡丹華 | ぼたんはなさく | 牡丹の花が咲く |
穀雨の行事と風習
八十八夜と茶摘み
立春から数えて88日目を八十八夜といい、2027年は5月2日です(国立天文台)。このころから新茶の茶摘みが本格的になります。文部省唱歌「茶摘み」の「夏も近づく八十八夜」は、この時期を歌ったものです。
八十八夜の別れ霜
このころを最後に霜が降りなくなる、という意味の言葉です。七十二候の「霜止出苗」と同じ考え方です。ただし、年によっては遅い霜で農作物が被害を受けることもあります。

穀雨の季語と旬
| 分類 | 例 |
|---|---|
| 季語(春) | 穀雨、八十八夜、別れ霜、春雨、茶摘(ちゃつみ)、行く春、春惜しむ |
| 季語(夏) | 牡丹(咲くのは4〜5月だが、俳句では初夏の季語) |
| 旬の食べもの | 新茶、たけのこ、ふき、わかめ、初がつお、あさり |
| 花 | 牡丹、藤、つつじ、八重桜 |
受験に出る穀雨
| 教科 | ポイント |
|---|---|
| 季語 | 牡丹は夏の季語。七十二候では穀雨(春)に「牡丹華」があるので、ひっかけに注意 |
| 地理 | 茶の主な産地は静岡県・鹿児島県など。京都府の宇治茶も有名 |
| 雑節 | 八十八夜は立春から数えて88日目。同じく二百十日は立春から210日目 |
| 国語 | 「行く春」「春惜しむ」は春の終わりの季語 |
2014年の記事から
2014年4月の記事では、穀雨の終わりごろにある八十八夜と、「茶摘み」の歌を紹介していました。

京都の宇治茶の産地では、このころ茶畑が明るい緑に変わります。
よくある質問
穀雨の読み方は?
「こくう」と読みます。二十四節気の6番目です。
2027年の穀雨はいつですか?
2027年(令和9年)の穀雨は4月20日(火)です。2026年は4月20日(月)でした(国立天文台)。
穀雨の七十二候は?
初候「葭始生(あしはじめてしょうず)」、次候「霜止出苗(しもやんでなえいずる)」、末候「牡丹華(ぼたんはなさく)」です。
穀雨の意味は?
穀物をうるおして育てる春の雨が降るころという意味です。春の最後の節気です。
2027年の八十八夜はいつですか?
2027年の八十八夜は5月2日(日)です。立春から数えて88日目です(国立天文台)。
牡丹は春と夏のどちらの季語ですか?
俳句では初夏(夏)の季語です。実際には4月下旬から5月に咲き、七十二候では穀雨の末候に「牡丹華」があります。
あわせて読みたい
出典・参考
- 国立天文台 暦計算室「暦要項」(2014〜2027年)「二十四節気および雑節」
- 国立天文台 暦計算室 暦Wiki「七十二候」「二十四節気とは?」
- 『暦便覧』(太玄斎、1787年)
- 国立天文台「暦要項」令和9年(八十八夜)
- 写真:おいでやす千年の都「Tea plant in Mukaijima, Fushimi, Kyoto 01」、Jebulon「Paeonia suffruticosa Yatsuka JdP」(Wikimedia Commons、CC0)
- 図は大学受験合格大作戦が作成
最終更新:2026年10月10日/作成:大学受験合格大作戦












