二十四節気の読み方クイズ24問|啓蟄・芒種・霜降・処暑など読めそうで読めない漢字

この記事の結論

  • 二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年を24に分けた季節の目安です。立春(りっしゅん)・啓蟄(けいちつ)・芒種(ぼうしゅ)・処暑(しょしょ)・霜降(そうこう)のように、全部が音読みの2字熟語です
  • まちがえやすいのは、霜降を「しもふり」、大雪を「おおゆき」、小雪を「こゆき」と訓読みしてしまうことです。大寒は「だいかん」、大暑は「たいしょ」と、同じ「大」でも読みが変わる点にも注意しましょう

【国語のお勉強】

読めそうで読めない漢字
読めそうで読めない漢字

「読めそうで読めない漢字」シリーズの5回目です。シリーズの一覧はこちらです。

  1. 読めそうで読めない漢字(パート1)
  2. 読めそうで読めない漢字~パート2
  3. 読めそうで読めない漢字~パート3
  4. 読めそうで読めない漢字~パート4
  5. 読めそうで読めない漢字~パート5【二十四節気編】(この記事)
  6. 読めそうで読めない漢字~パート6
  7. 読めそうで読めない漢字~パート7【国の名前編】
  8. 読めそうで読めない漢字~パート8
  9. 読めそうで読めない漢字~パート9

読めそうで読めない漢字。みんなが読める漢字は読めて当たり前。誰も知らない漢字は読めなくても仕方が無い。差がつくのは、読めそうで読めない漢字を読めるかどうかです。今回は読めそうで読めない漢字24個を集めてみました。

といっても9月23日秋分の日の記事「二十四節気を覚えよう!」で出てきた二十四節気が今回の漢字です。

この記事の漢字は「漢字合格大作戦」で1字ずつ調べられます

「節」「気」「霜」「露」のような1字の書き順・音読み・訓読み・漢検の級は「漢字合格大作戦」(常用漢字2136字)で確かめられます。級別の一覧は漢検2級など、高校で習う読みは高校で習う読みへ。

二十四節気の読み方クイズ24問:いくつ読める?

24のうちいくつ読めるでしょうか?

  1. 立春
  2. 雨水
  3. 啓蟄
  4. 春分
  5. 清明
  6. 穀雨
  7. 立夏
  8. 小満
  9. 芒種
  10. 夏至
  11. 小暑
  12. 大暑
  13. 立秋
  14. 処暑
  15. 白露
  16. 秋分
  17. 寒露
  18. 霜降
  19. 立冬
  20. 小雪
  21. 大雪
  22. 冬至
  23. 小寒
  24. 大寒

ヒント:24個とも音読みで読みます。「霜」「雪」「露」のように訓読みでおなじみの字も、ここでは音読みです。

正解は写真の下に掲載。

漢字
temple

答え(押すと開きます)

24問の答えを見る

正解は

  1. 立春 りっしゅん
  2. 雨水 うすい
  3. 啓蟄 けいちつ
  4. 春分 しゅんぶん
  5. 清明 せいめい
  6. 穀雨 こくう
  7. 立夏 りっか
  8. 小満 しょうまん
  9. 芒種 ぼうしゅ
  10. 夏至 げし
  11. 小暑 しょうしょ
  12. 大暑 たいしょ
  13. 立秋 りっしゅう
  14. 処暑 しょしょ
  15. 白露 はくろ
  16. 秋分 しゅうぶん
  17. 寒露 かんろ
  18. 霜降 そうこう
  19. 立冬 りっとう
  20. 小雪 しょうせつ
  21. 大雪 たいせつ
  22. 冬至 とうじ
  23. 小寒 しょうかん
  24. 大寒 だいかん

さて、いくつ読めましたか?

20個以上読めた人は、季節のことばにかなり強い人です。立春・春分・夏至・冬至のような有名なものだけ読めた人も心配はいりません。このあと、読み間違いのパターンと漢字の意味を整理すれば、残りもすぐ読めるようになります。

二十四節気についての詳細は⇒「二十四節気を覚えよう!」

二十四節気の一覧と意味(暦便覧の解説つき)

※ここから下は読み(答え)が出てきます。

二十四節気の暦便覧による解説を掲載しておきます。『暦便覧(こよみびんらん)』は江戸時代の暦の解説書で、二十四節気の名前の意味を短い文語で説明しています。

季節名称読み暦便覧
1春立春りっしゅん春の気、立つをもってなり
2春雨水うすい陽気地上に発し、雪氷解けて雨水となればなり
3春啓蟄けいちつ陽気地中に動き、ちぢまる虫、穴を開き(啓き)出ずればなり
4春春分しゅんぶん日、天の中を行きて、昼夜等分の時なり
5春清明せいめい万物発して清浄明潔(せいじょうめいけつ)なれば、此芽は何の草と知るるなり
6春穀雨こくう春雨降りて、百穀を生化すればなり
7夏立夏りっか夏の立つがゆえなり
8夏小満しょうまん万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る
9夏芒種ぼうしゅ芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なればなり
10夏夏至げし陽熱至極し、又、日の長きのいたりたるをもってなり
11夏小暑しょうしょ大暑来たれる前なればなり
12夏大暑たいしょ暑気いたりつまりたる時節なればなり
13秋立秋りっしゅう初めて秋の気立つがゆえなればなり
14秋処暑しょしょ陽気とどまりて、初めて退きやまんとすればなり
15秋白露はくろ陰気ようやく重なりて、露こごりて白色となればなり
16秋秋分しゅうぶん陰陽の中分なればなり
17秋寒露かんろ陰寒の気におうて、露むすび凝らんとすればなり
18秋霜降そうこう露が陰気に結ばれて、霜となりて降るゆえなり
19冬立冬りっとう冬の気立ち初めて、いよいよ冷ゆればなり
20冬小雪しょうせつ冷ゆるがゆえに、雨も雪となりてくだるがゆえなり
21冬大雪たいせつ雪いよいよ降り重ねる折からなればなり
22冬冬至とうじ日、南の限りを行きて、日の短きの至りなればなり
23冬小寒しょうかん冬至より一陽起るがゆえに、陰気に逆らうゆえ益々冷ゆるなり
24冬大寒だいかん冷ゆることの至りて甚だしき時なればなり

※表は2013年の元の記事のものです。元の表にまじっていたふりがなの崩れ(「穀類こくるい」など)だけを直しました。名称を押すと、それぞれの節気の記事に移ります。

暦便覧の文は古文(文語文)です。「〜なればなり」は「〜だからである」という意味で、名前の理由を説明しています。たとえば立春の「春の気、立つをもってなり」は「春の気配が立ち始めるからである」、白露の「露こごりて白色となればなり」は「露が固まって白く見えるからである」という意味です。古文の「なり」「ば」の使い方は「古文文法辞典」で確かめられます。

二十四節気の漢字の意味:1字ずつ見ると読める

二十四節気の名前は、2つの漢字の意味を足すとだいたい意味がわかるようにできています。1字ずつ見ていきましょう。リンクの字は「漢字合格大作戦」の1字ページで、読み・書き順・漢検の級まで確かめられます。

名称読み漢字の意味1字ページ
立春りっしゅん立=始まる。春が始まる立・春
雨水うすい雪が雨に、氷が水に変わる雨
啓蟄けいちつ啓=ひらく、蟄=虫が土にこもる(常用漢字外)啓
春分しゅんぶん分=分ける。昼と夜を半分ずつに分
清明せいめい清らかで明るい清
穀雨こくう穀=穀物。穀物をうるおす雨穀
立夏りっか夏が始まる夏
小満しょうまん満=みちる。生き物が満ちはじめる満
芒種ぼうしゅ芒(のぎ、常用漢字外)=穂の先の毛。種=たね種
夏至げし至=いたる・きわまる。夏がきわまる至
小暑しょうしょ暑さが少し暑
大暑たいしょ暑さが大きい(いちばん暑い)大
立秋りっしゅう秋が始まる秋
処暑しょしょ処=とどまる・落ち着く。暑さがおさまる処
白露はくろ露が白く見える露
秋分しゅうぶん昼と夜を半分ずつに分
寒露かんろ寒=つめたい。冷たい露寒
霜降そうこう霜が降りる霜・降
立冬りっとう冬が始まる冬
小雪しょうせつ雪が少し雪
大雪たいせつ雪が本格的に雪
冬至とうじ冬がきわまる(昼がいちばん短い)冬
小寒しょうかん寒さが少し(寒の入り)寒
大寒だいかん寒さが大きい(いちばん寒い)大

「立」は「始まる」、「分」は「分ける」、「至」は「いたる・きわまる」という意味です。この3つがわかると、立春・立夏・立秋・立冬は「季節の始まり」、春分・秋分は「昼と夜を分ける日」、夏至・冬至は「昼の長さが極まる日」だとすぐにわかります。

「小」と「大」もペアで出てきます。小暑→大暑、小雪→大雪、小寒→大寒と、「小」が先、「大」があとです。暑さも寒さも、まず少し、次に本番という順番で覚えましょう。ただし「小満」だけは「大満」というペアがありません。

常用漢字にない字は2つだけです。啓蟄(けいちつ)の「蟄」は「虫が土の中にこもる」という意味で、ふだんの文章ではほとんど見ません。芒種(ぼうしゅ)の「芒」は、稲や麦の穂の先にある細い毛(のぎ)のことです。この2つは常用漢字外なので、「漢字合格大作戦」の1字ページはありません。逆に言えば、残りの字はすべて常用漢字で、漢字の力があれば読めるはずの字ばかりです。

二十四節気の読み間違い:4つのパターン

二十四節気が「読めそうで読めない」のには理由があります。読み間違いは、だいたい次の4つのパターンに分けられます。

二十四節気の読み間違い 4つのパターン ① 訓読みにつられる 霜降× しもふり○ そうこう大雪× おおゆき○ たいせつ ② 「だい」と「たい」 大寒だいかん大暑たいしょ ③ 常用外の字をふくむ 啓蟄けいちつ芒種ぼうしゅ ④ 音がつまる・にごる 立春りっしゅん冬至とうじ
二十四節気の読み間違いのパターン(大学受験合格大作戦 作成)

① 訓読みにつられる(霜降・大雪・小雪・白露・雨水)

いちばん多いのがこのパターンです。「霜」「雪」「露」「雨」は、ふだん訓読み(しも・ゆき・つゆ・あめ)で使うことが多い字です。そのため、霜降を「しもふり」、大雪を「おおゆき」、小雪を「こゆき」、白露を「しらつゆ」、雨水を「あまみず」と読んでしまいがちです。

ややこしいのは、どれも別の言葉としてなら正しい読みだということです。「霜降り(しもふり)肉」「大雪(おおゆき)警報」「小雪(こゆき)がちらつく」「白露(しらつゆ)」は、どれも国語として正しい言葉です。百人一首にも「白露(しらつゆ)」をよんだ歌があります(百人一首の一覧)。でも、二十四節気の名前としては音読みで、そうこう・たいせつ・しょうせつ・はくろ・うすい、と読みます。

② 「だい」と「たい」(大寒・大暑・大雪)

同じ「大」でも、大寒は「だいかん」、大暑は「たいしょ」、大雪は「たいせつ」です。「大」には「ダイ」と「タイ」の2つの音読みがあり、言葉によってどちらを使うかが決まっています。「大学(だいがく)」と「大会(たいかい)」のちがいと同じです。理屈で決めるより、「寒いのは だい、暑いのと雪は たい」とセットで覚えてしまうのが早道です。

③ 常用漢字にない字をふくむ(啓蟄・芒種)

啓蟄の「蟄」と芒種の「芒」は、学校ではまず習わない字です。こういう字は、形の中の「音を表す部分」をヒントにします。「蟄」は「執(シツ)」に「虫」、「芒」は「亡(ボウ)」に「くさかんむり」。音を表す部分から「チツ」「ボウ」と見当をつけられます。漢字の多くは、意味を表す部分と音を表す部分を組み合わせた形声文字です。

芒種は「ぼうしゅう」と伸ばさないように気をつけましょう。「種」の音読みは「シュ」です(種類・品種)。

④ 音がつまる・にごる(立春・冬至・夏至)

「立」の音読みは「リツ」ですが、立春・立夏・立秋・立冬では「りっしゅん・りっか・りっしゅう・りっとう」と、小さい「っ」になります(促音化)。「立派(りっぱ)」「立体(りったい)」と同じ変化です。

冬至は「とうじ」と、2文字目がにごります(連濁)。ところが夏至は「げし」でにごりません。さらに夏至の「夏」は「カ」ではなく「ゲ」と読みます。「夏」の音読みには「カ」(夏季・初夏)と「ゲ」(夏至)があり、夏至の「げ」は数少ない例です。立夏は「りっか」なので、夏至は「げし」、立夏は「りっか」と、2つを並べて覚えておきましょう。

うかるくん

うかるくん

霜降って「しもふり」じゃないんですか? お肉の名前だと思っていました…

合格先生

合格先生

「霜降り肉」の「しもふり」も正しい言葉だよ。でも二十四節気の名前はぜんぶ音読みなんだ。霜(ソウ)降(コウ)で「そうこう」。大雪も「おおゆき」ではなく「たいせつ」だね。

サクラちゃん

サクラちゃん

じゃあ、迷ったら「音読みで読む」と決めておけばいいんですね。

合格先生

合格先生

そのとおり。二十四節気の24個は、どれも音読み+音読み。これを知っているだけで、読み間違いはぐっと減るよ。

音読み・訓読み・湯桶読み・重箱読みのちがい

二十四節気の読み間違いの多くは、音読みと訓読みの取り違えから起こります。ここで、熟語の読み方の4つの組み合わせを整理しておきましょう。

熟語の読み方は4とおり(青=音読み・橙=訓読み) 音+音 立りっ春しゅん 二十四節気は全部これ 訓+訓 霜しも降りふり 霜降り肉の「しもふり」 重箱読み(音+訓) 重じゅう箱ばこ 毎朝・本棚・台所 湯桶読み(訓+音) 湯ゆ桶とう 雨具・夕刊・手帳
熟語の読み方の4つの組み合わせ(大学受験合格大作戦 作成)
  • 音読み+音読み:立春(りっしゅん)、霜降(そうこう)。二十四節気は24個すべてこの形です。
  • 訓読み+訓読み:霜降り(しもふり)、初雪(はつゆき)、春雨(はるさめ)。
  • 重箱読み(音読み+訓読み):重箱(じゅうばこ)、毎朝(まいあさ)、本棚(ほんだな)、台所(だいどころ)。
  • 湯桶読み(訓読み+音読み):湯桶(ゆとう)、雨具(あまぐ)、夕刊(ゆうかん)、手帳(てちょう)。

「重箱」は「じゅう(音)+ばこ(訓)」、「湯桶」は「ゆ(訓)+とう(音)」なので、その言葉自身が読み方の名前になっています。重箱読みと湯桶読みは、中学校の国語で習い、高校入試や漢字の検定でもよく問われます。

音読みは中国から伝わった漢字の読み方、訓読みは漢字に日本のことばを当てた読み方です。二十四節気はもともと古代中国で生まれた暦のことばなので、名前も中国から来た音読みで読む、と考えるとすっきりします。「音」と「訓」の1字ページでも、音読みと訓読みの説明をしています。

立春・春分・夏至・冬至:四立と二至二分の覚え方

24個をばらばらに覚えるのは大変です。まず8つの柱を立てると、残りの16個が間に入っていきます。

「立」は季節の始まり、「分・至」はまん中 春 立春 春分 夏 立夏 夏至 秋 立秋 秋分 冬 立冬 冬至 四立(しりゅう) 立春・立夏・立秋・立冬 二至二分(にしにぶん) 夏至・冬至・春分・秋分
四立(季節の始まり)と二至二分(季節のまん中)(大学受験合格大作戦 作成)

季節の始まりの4つ(立春・立夏・立秋・立冬)を四立(しりゅう)、季節のまん中の4つ(春分・夏至・秋分・冬至)を二至二分(にしにぶん)といいます。暦の上の春は立春から立夏の前日まで、夏は立夏から立秋の前日まで…と続きます。だから、まだ寒い2月4日ごろの立春が「暦の上では春」になり、いちばん暑い8月上旬の立秋が「暦の上では秋」になるのです。

残りの16個は、季節ごとに「始まり→まん中→終わり」の順でならんでいます。

  • 春:立春 → 雨水 → 啓蟄 → 春分 → 清明 → 穀雨
  • 夏:立夏 → 小満 → 芒種 → 夏至 → 小暑 → 大暑
  • 秋:立秋 → 処暑 → 白露 → 秋分 → 寒露 → 霜降
  • 冬:立冬 → 小雪 → 大雪 → 冬至 → 小寒 → 大寒

秋は「露」が2回出てきます(白露・寒露)。白い露→冷たい露→霜、と、水が冷えて氷に近づいていく順番になっています。霜ができるしくみは理科でもおもしろい題材で、「霜のでき方(化学)」にまとめています。冬は「雪」が2回(小雪・大雪)、「寒」が2回(小寒・大寒)。季節ごとに主役の字があると気づくと、覚えやすくなります。

二十四節気とは:太陽の通り道を15度ずつ24に分けたもの

二十四節気を円にすると(1年=24の区切り) 立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨 立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑 立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降 立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒 春夏秋冬 二十四節気
二十四節気の円(立春を上にして時計回り)(大学受験合格大作戦 作成)

二十四節気は、太陽が1年かけて空を1周する通り道(黄道)を、15度ずつ24に分けたものです。360÷24=15なので、1つの節気はおよそ15日になります。春分の日の太陽の位置を0度として、立春は315度、夏至は90度、秋分は180度、冬至は270度です。

24の節気は、「節(せっき)」と「中(ちゅうき)」が交互にならんでいます。立春は節、雨水は中、啓蟄は節…という具合です。旧暦(太陰太陽暦)では、この中気をふくむ月で「何月か」を決めていました。旧暦の月の名前(睦月・如月・弥生…)は「旧暦の月の名前」で、二十四節気との関係もあわせて説明しています。

毎年の正確な日付と時刻は、国立天文台が毎年発表する「暦要項(れきようこう)」で決まります。節気の日付は年によって1日ほど前後します。2014年からの日付の移り変わりは「二十四節気カレンダー」にまとめています。

2027年の二十四節気の日付

2027年の二十四節気(毎月2つずつ) 1月 5日 小寒20日 大寒 2月 4日 立春19日 雨水 3月 6日 啓蟄21日 春分 4月 5日 清明20日 穀雨 5月 6日 立夏21日 小満 6月 6日 芒種21日 夏至 7月 7日 小暑23日 大暑 8月 8日 立秋23日 処暑 9月 8日 白露23日 秋分 10月 8日 寒露24日 霜降 11月 8日 立冬22日 小雪 12月 7日 大雪22日 冬至
2027年の二十四節気カレンダー(国立天文台「暦要項」による。大学受験合格大作戦 作成)

二十四節気は、毎月2つずつあります。上半月に「節」、下半月に「中」がくるのがふつうです。2027年の日付は次のとおりです(国立天文台「暦要項」)。

季節節気2027年の日付
春立春(りっしゅん)2月4日(木)
春雨水(うすい)2月19日(金)
春啓蟄(けいちつ)3月6日(土)
春春分(しゅんぶん)3月21日(日)
春清明(せいめい)4月5日(月)
春穀雨(こくう)4月20日(火)
夏立夏(りっか)5月6日(木)
夏小満(しょうまん)5月21日(金)
夏芒種(ぼうしゅ)6月6日(日)
夏夏至(げし)6月21日(月)
夏小暑(しょうしょ)7月7日(水)
夏大暑(たいしょ)7月23日(金)
秋立秋(りっしゅう)8月8日(日)
秋処暑(しょしょ)8月23日(月)
秋白露(はくろ)9月8日(水)
秋秋分(しゅうぶん)9月23日(木)
秋寒露(かんろ)10月8日(金)
秋霜降(そうこう)10月24日(日)
冬立冬(りっとう)11月8日(月)
冬小雪(しょうせつ)11月22日(月)
冬大雪(たいせつ)12月7日(火)
冬冬至(とうじ)12月22日(水)
冬小寒(しょうかん)1月5日(火)
冬大寒(だいかん)1月20日(水)

2026年は、10月23日が霜降です。この記事を読み直している今ごろが、ちょうど霜が降り始めるころ、ということになります。冬至の日のゆず湯、春分・秋分の日の前後のお彼岸など、節気には行事や食べ物も結びついています。お彼岸については「お彼岸と彼岸花」をどうぞ。

「ここが大事!」と説明する合格先生

合格先生

二十四節気は24個とも音読み。迷ったら訓読みをやめて、1字ずつ音読みしよう。「大寒=だいかん」「大暑=たいしょ」「夏至=げし」は特に注意!

もっと難しい「七十二候」の読み方クイズ10問

二十四節気が全部読めた人は、さらに細かい七十二候(しちじゅうにこう)に挑戦してみましょう。七十二候は、1つの節気をおよそ5日ずつ3つに分け、その時期の自然のようすを短いことばで表したものです。

七十二候=1つの節気を約5日ずつ3つに 霜降(約15日) 初候(約5日) 霜始降 しもはじめてふる 次候(約5日) 霎時施 こさめときどきふる 末候(約5日) 楓蔦黄 もみじつたきばむ 24節気 × 3 = 72候
七十二候のしくみ(霜降の例。名称と読みは国立天文台 暦Wiki「七十二候」による。大学受験合格大作戦 作成)

七十二候のことばは、漢字だけの短い文になっていて、読めそうで読めないものの宝庫です。次の10問はいくつ読めるでしょうか。( )はその候が入る節気です。

  1. 黄鶯睍睆(立春)
  2. 蟷螂生(芒種)
  3. 腐草為蛍(芒種)
  4. 蟋蟀在戸(寒露)
  5. 金盞香(立冬)
  6. 鱖魚群(大雪)
  7. 麋角解(冬至)
  8. 款冬華(大寒)
  9. 鶏始乳(大寒)
  10. 霞始靆(雨水)
七十二候10問の答えを見る
  1. 黄鶯睍睆 うぐいすなく(立春)
  2. 蟷螂生 かまきりしょうず(芒種)
  3. 腐草為蛍 くされたるくさほたるとなる(芒種)
  4. 蟋蟀在戸 きりぎりすとにあり(寒露)
  5. 金盞香 きんせんかさく(立冬)
  6. 鱖魚群 さけのうおむらがる(大雪)
  7. 麋角解 さわしかのつのおつる(冬至)
  8. 款冬華 ふきのはなさく(大寒)
  9. 鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく(大寒)
  10. 霞始靆 かすみはじめてたなびく(雨水)

名称と読みは国立天文台 暦Wiki「七十二候」(宝暦暦以降の名称)によります。七十二候には時代によって名称のちがうものがあります。

七十二候の読みは、二十四節気とちがって訓読みの文(漢文を書き下したような読み)が多いのが特徴です。「蟷螂生」は「かまきり しょうず」、「熊蟄穴」は「くま あなに こもる」。ここでも啓蟄の「蟄(こもる)」が出てきます。漢文の書き下しに慣れている人は、返り点を打つつもりで読むと意味がとりやすくなります。

二十四節気は入試にどう出る?国語・古文・理科とのつながり

国語:漢字の読みと季語

二十四節気の名前は、漢字の読み問題や、俳句の季語として出てきます。立春・啓蟄・清明・穀雨は春、立夏・小満・芒種・夏至は夏…のように、多くが季語になっています。俳句の季節を答える問題では、「暦の上の季節」で考えるのがポイントです。立秋は8月上旬でまだ暑くても、季語としては秋です。

漢字の読み・書きの問題は、京大の国語でも毎年のように出ています。京大で実際に出た漢字は「2014年の京大国語で出題された漢字」で見られます。国語の勉強全体の進め方は「国語まとめ」にまとめています。

古文:旧暦の季節と月の名前

古文では、季節は旧暦で考えます。旧暦では1・2・3月が春、4・5・6月が夏、7・8・9月が秋、10・11・12月が冬です。今の暦より1か月ほど季節が早く進む感覚です。二十四節気の名前と旧暦の月名を結びつけておくと、古文の季節の描写がぐっと読みやすくなります。2次試験の古文で問われる文法の要点は「2次試験の古文文法」で確かめられます。

理科・地理:太陽の高さと昼の長さ

夏至は昼がいちばん長く、冬至は昼がいちばん短い日です(北半球)。春分・秋分は昼と夜の長さがほぼ同じになります。これは地軸がかたむいたまま地球が太陽のまわりを回っているからで、中学理科の地学(天体)の大事な単元です。季節によって太陽の南中高度が変わるしくみは、地理の気候の勉強ともつながります。地理の勉強の進め方は「地理の勉強法【基礎編】」を参考にしてください。

算数・数学:日付と曜日の計算

節気の日付から「○日後は何曜日か」を計算する問題は、中学受験の算数の日暦算そのものです。たとえば2027年の立春は2月4日(木)です。15日後の雨水は2月19日(金)。15÷7=2あまり1なので、曜日は1つ進みます。くわしくは公式辞典の「日暦算(曜日の計算)」へ。干支や年齢の数え方に興味がある人は「いろんな年齢の名称とお祝いの色」もどうぞ。

サクラちゃん

サクラちゃん

立秋って8月なのに「秋」なんですか? 俳句の問題でまちがえそう…

合格先生

合格先生

季語は暦の上の季節で決まるんだ。立秋から立冬の前日までが秋。だから8月の「立秋」「処暑」も秋の季語なんだよ。

うかるくん

うかるくん

四立(立春・立夏・立秋・立冬)が季節の境目、と覚えておけばいいんですね。

合格先生

合格先生

そのとおり! 古文の季節も同じ考え方で読めるよ。漢字の読みと季節の感覚、両方いっぺんに身につけよう。

二十四節気の覚え方:4つのステップ

  1. 8つの柱から覚える:四立(立春・立夏・立秋・立冬)と二至二分(春分・夏至・秋分・冬至)。
  2. 季節ごとに6つをつなげる:春なら「立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨」と声に出して、6つを1セットで。
  3. まちがえやすい読みに印をつける:霜降(そうこう)・大雪(たいせつ)・小雪(しょうせつ)・白露(はくろ)・大寒(だいかん)・大暑(たいしょ)・夏至(げし)・芒種(ぼうしゅ)。
  4. カレンダーで毎月2回思い出す:節気の日に「今日は○○」と口に出す。1年たつと全部言えるようになります。

覚えたら、このページの24問のクイズにもう一度挑戦してみてください。全問読めれば合格です。漢字の読みに自信がついたら、ほかの「読めそうで読めない漢字」シリーズにも進みましょう。国名の漢字(亜米利加・仏蘭西など)を集めた「パート7【国の名前編】」もおすすめです。

ひらめいたサクラちゃん

サクラちゃん

「立」で季節が始まって、「分・至」がまん中。しかも全部音読み! これで「しもふり」とは読まない!

受験生へのメッセージ

受験生へのメッセージ

そういえば肝心の「二十四節気」は読めますよね!?「にじゅうしせっき」と読みます。二十四気(にじゅうしき)とも言いますよ!

それではまた明日!

(ここまで2013年9月の元の記事のメッセージです。)

「節」は「セツ・セチ」のほかに「ふし」とも読みます。二十四節気の「節」は「せっ」と小さい「っ」になる点も、立春の「りっ」と同じ促音化です。わからない漢字や勉強の悩みがあれば「受験の質問・相談」でどうぞ。

書き順・読み・漢検の級は「漢字合格大作戦」で

「節」「気」「霜」「露」のような1字の書き順・音読み・訓読み・漢検の級は「漢字合格大作戦」(常用漢字2136字)で確かめられます。級別の一覧は漢検2級など、高校で習う読みは高校で習う読みへ。

読めそうで読めない漢字シリーズ

  1. 読めそうで読めない漢字(パート1)
  2. 読めそうで読めない漢字~パート2
  3. 読めそうで読めない漢字~パート3
  4. 読めそうで読めない漢字~パート4
  5. 読めそうで読めない漢字~パート5【二十四節気編】(この記事)
  6. 読めそうで読めない漢字~パート6
  7. 読めそうで読めない漢字~パート7【国の名前編】
  8. 読めそうで読めない漢字~パート8
  9. 読めそうで読めない漢字~パート9

二十四節気の1つずつの記事(日付・七十二候・旬の食べ物・行事)は「二十四節気を覚えよう!」の一覧から読めます。

よくある質問

二十四節気の読み方は?

「にじゅうしせっき」と読みます。「二十四気(にじゅうしき)」ともいいます。

霜降の読み方は「しもふり」ですか?

二十四節気の霜降は「そうこう」と読みます。「しもふり」は霜降り肉などの別の言葉の読みです。

啓蟄・芒種の読み方は?

啓蟄は「けいちつ」、芒種は「ぼうしゅ」です。蟄と芒は常用漢字にない字です。

大寒と大暑の読み方は?

大寒は「だいかん」、大暑は「たいしょ」です。同じ「大」でも読みがちがいます。

二十四節気はなぜ全部音読みなのですか?

古代中国で生まれた暦のことばで、名前も中国から伝わった音読みで読むからです。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 問題と答え・暦便覧の表・写真・受験生へのメッセージ:2013年9月の元の記事(大学受験合格大作戦)
  • 二十四節気の太陽黄経・2027年の日付:国立天文台「暦要項」
  • 七十二候の名称と読み:国立天文台 暦Wiki「七十二候」(宝暦暦以降の名称)
  • 常用漢字かどうか:常用漢字表(2010年)による

最終更新:2026年10月22日/作成:大学受験合格大作戦

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