旧暦の月の名前(睦月〜師走)一覧|読み方・由来・覚え方の語呂合わせと古文の季節

この記事の結論

  • 旧暦の月の名前は睦月・如月・弥生・卯月・皐月・水無月・文月・葉月・長月・神無月・霜月・師走
  • 覚え方は語呂合わせ「向き合うさ ミフィー 鼻かんで失神」
  • 古文では1〜3月が春、4〜6月が夏、7〜9月が秋、10〜12月が冬。今の季節より約1か月ずれる
古文のお勉強

旧暦の月の名前は、古文を読むうえで欠かせない「古文常識」です。中学生のうちに覚えておきたい知識ですが、まだ定着していない人はこの機会に覚えてしまいましょう。由来もあわせて覚えると忘れにくくなります。

旧暦の月の名前一覧(読み方・季節)

睦月1月如月2月弥生3月卯月4月皐月5月水無月6月文月7月葉月8月長月9月神無月10月霜月11月師走12月旧暦の月の名前春(1〜3月)夏(4〜6月)秋(7〜9月)冬(10〜12月)
旧暦の月の名前と季節(古文の季節は今より約1か月早い)
月名前読み方古文の季節
1月睦月むつき春
2月如月きさらぎ春
3月弥生やよい春
4月卯月うづき夏
5月皐月さつき夏
6月水無月みなづき夏
7月文月ふみづき(ふづき)秋
8月葉月はづき秋
9月長月ながつき秋
10月神無月かんなづき冬
11月霜月しもつき冬
12月師走しわす冬

覚え方:語呂合わせ「向き合うさ ミフィー 鼻かんで失神」

12か月の名前の最初の音を並べた語呂合わせです。

む・き・や(あ)・う・さ み・ふ(ぃー) は・な・かん(で) し(っ)・し(ん)

月頭の音名前
1月む睦月(むつき)
2月き如月(きさらぎ)
3月や弥生(やよい)
4月う卯月(うづき)
5月さ皐月(さつき)
6月み水無月(みなづき)
7月ふ文月(ふみづき(ふづき))
8月は葉月(はづき)
9月な長月(ながつき)
10月かん神無月(かんなづき)
11月し霜月(しもつき)
12月し師走(しわす)

自分で語呂合わせを作ってみるのも、暗記の助けになります。くり返し思い出すことで記憶は定着します。エビングハウスの忘却曲線からの脱却!効率の良い暗記法・記憶術もあわせて読んでみてください。

月の名前の由来(諸説あり)

旧暦の月の名前の由来には、はっきりしないものも多く、いくつもの説があります。ここでは代表的な説を紹介します。

1月 睦月(むつき)

正月

正月に親類や知人が行き来し、仲睦まじくする月。「元月(もとつき)」がなまったという説も。

2月 如月(きさらぎ)

重ねて着る

まだ寒く、衣をさらに重ね着する「衣更着(きさらぎ)」。草木が生き返る「生更ぎ(きさらぎ)」という説も。

3月 弥生(やよい)

新緑のイメージ

草木がいよいよ生い茂る「木草弥や生ひ月(きくさいやおいづき)」がつまった。

4月 卯月(うづき)

卯の花

卯の花(ウツギの花)が咲く「卯の花月」の略。十二支の4番目の「卯」の月とする説も。

5月 皐月(さつき)

田植え

田植えをする「早苗月(さなえづき)」の略。「さ」は田植えを表す言葉。「五月」とも書く。

6月 水無月(みなづき)

夏の太陽

「無」は「の」の意味で「水の月」。田に水を引く月。梅雨が明けて水が涸れる月という説も。

7月 文月(ふみづき(ふづき))

七夕

七夕に詩歌を書いて供えたり、書物を夜風にさらしたりする風習から。稲の穂がふくらむ「穂含月(ほふみづき)」という説も。

8月 葉月(はづき)

中秋の名月

木の葉が色づいて落ちる「葉落ち月」から。稲の穂が張る「穂張り月」という説も。

9月 長月(ながつき)

紅葉

夜がだんだん長くなる「夜長月(よながつき)」の略。

10月 神無月(かんなづき)

出雲大社

「無」は「の」の意味で「神の月」。全国の神々が出雲大社に集まり、神がいなくなる月という説も(出雲では「神在月」)。

11月 霜月(しもつき)

雪のウサギ

霜が降りる月。「神楽月(かぐらづき)」「子月(ねづき)」とも。

12月 師走(しわす)

僧侶

師(僧)が仏事で走り回るほど忙しい月。「年果つ(としはつ)」が変化したという説も。

古文の季節は今より約1か月早い

旧暦(太陰太陽暦)は月の満ち欠けをもとにした暦で、今の暦(新暦・太陽暦)より約1か月遅れて進みます。そのため、旧暦の1月(睦月)は今の2月ごろにあたり、春の始まりの時期です。

古文の季節旧暦の月今の暦でいうと(おおよそ)
春1月・2月・3月(睦月・如月・弥生)2月〜4月ごろ
夏4月・5月・6月(卯月・皐月・水無月)5月〜7月ごろ
秋7月・8月・9月(文月・葉月・長月)8月〜10月ごろ
冬10月・11月・12月(神無月・霜月・師走)11月〜1月ごろ

たとえば「七夕(旧暦7月7日)」や「中秋の名月(旧暦8月15日)」は、古文では秋の行事です。季節の感覚がずれやすいので、入試の和歌や俳句の読解では特に注意しましょう。

入試で問われるポイント

  • 読み方:如月(きさらぎ)、卯月(うづき)、水無月(みなづき)、神無月(かんなづき)、師走(しわす)は特によく問われます。
  • 季節:「卯月」は夏、「文月」は秋、「神無月」は冬。今の感覚で答えると間違えます。
  • 和歌・古文の読解:「長月の有明の月」(百人一首21番)のように、月の名前から季節や時間を読み取る問題が出ます。

百人一首で古文の力をつけよう

旧暦の月の名前と同じように、百人一首も語呂合わせで覚えられます。全百首の意味と覚え方をまとめました。

よくある質問

旧暦の月の名前を簡単に覚える方法はありますか?

語呂合わせ「向き合うさ ミフィー 鼻かんで失神」がおすすめです。睦月・如月・弥生・卯月・皐月・水無月・文月・葉月・長月・神無月・霜月・師走の最初の音を順に並べています。

古文で1月〜3月の季節はいつですか?

春です。旧暦では1〜3月が春、4〜6月が夏、7〜9月が秋、10〜12月が冬になります。今の暦より約1か月季節がずれています。

如月の読み方は何ですか?

「きさらぎ」です。旧暦の2月のことで、寒さのために衣を重ね着する「衣更着」が由来という説があります。

神無月はなぜ「神が無い月」なのですか?

「無」は「の」の意味で「神の月」とする説が有力です。全国の神々が出雲大社に集まって留守になるためという説も広く知られ、出雲では「神在月」と呼びます。

水無月は梅雨の時期なのに、なぜ「水が無い」と書くのですか?

「無」は「の」の意味で、「水の月」(田に水を引く月)とする説があります。梅雨が明けて水が涸れる月という説もあります。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 国立国会図書館「日本の暦」
  • 『色葉字類抄』(「師走」の古い用例)
  • 月の名前の由来は諸説あり、代表的な説を掲載しています

最終更新:2026年10月5日/作成:大学受験合格大作戦

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