ノーベル賞受賞者の出身高校ランキング【2026年最新】都道府県別・31人中27人が公立高校
ノーベル賞受賞者の出身高校ランキング

この記事のポイント

  • 日本人ノーベル賞受賞者31人のうち27人が公立高校(約9割)
  • 私立高校は灘・同志社の2人だけ、国立は2人(大阪教育大附属天王寺・広島大附属)
  • 都道府県別では京都府・大阪府が4人で最多
  • 同じ高校から2人出たのは京都府立洛北高校(湯川秀樹・朝永振一郎)だけ
出身大学・受賞時の年齢・2026年の発表日程は、日本人ノーベル賞受賞者一覧【2026年最新】にまとめています。

ノーベル賞を受賞した日本人たちは、いったいどんな高校で学んでいたのでしょうか?

今回は、日本人ノーベル賞受賞者31人の出身高校を一覧にまとめ、「公立」「国立」「私立」の別と都道府県別に分析しました。

結果は驚くべきもので――なんと、約9割が公立高校出身という事実が浮かび上がりました。データをもとに、日本の教育の底力を探っていきます。

日本人ノーベル賞受賞者の出身高校一覧

年受賞者部門出身高校都道府県区分出身大学
1949湯川秀樹ゆかわ ひでき物理学京都府立洛北高校(旧制京都一中)京都府公立京都大学
1965朝永振一郎ともなが しんいちろう物理学京都府立洛北高校(旧制京都一中)京都府公立京都大学
1968川端康成かわばた やすなり文学大阪府立茨木高校(旧制茨木中学)大阪府公立東京大学
1973江崎玲於奈えさき れおな物理学同志社高校(京都・私立)京都府私立東京大学
1974佐藤栄作さとう えいさく平和山口県立山口高校(旧制山口中学)山口県公立東京大学
1981福井謙一ふくい けんいち化学大阪府立今宮高校(旧制今宮中学)大阪府公立京都大学
1987利根川進とねがわ すすむ生理学・医学東京都立日比谷高校東京都公立京都大学
1994大江健三郎おおえ けんざぶろう文学愛媛県立松山東高校愛媛県公立東京大学
2000白川英樹しらかわ ひでき化学岐阜県立飛騨高山高校(旧・高山高校)岐阜県公立東京工業大学
2001野依良治のより りょうじ化学灘高校(兵庫・私立)兵庫県私立京都大学
2002小柴昌俊こしば まさとし物理学神奈川県立横須賀高校(旧制横須賀中学)神奈川県公立東京大学
2002田中耕一たなか こういち化学富山県立富山中部高校富山県公立東北大学
2008南部陽一郎なんぶ よういちろう物理学福井県立藤島高校(旧制福井中学)福井県公立東京大学
2008小林誠こばやし まこと物理学愛知県立明和高校愛知県公立名古屋大学
2008益川敏英ますかわ としひで物理学名古屋市立向陽高校愛知県公立名古屋大学
2008下村脩しもむら おさむ化学長崎県立諫早高校(旧制諫早中学)ほか長崎県公立長崎大学
2010鈴木章すずき あきら化学北海道苫小牧東高校(旧制苫小牧中学)北海道公立北海道大学
2010根岸英一ねぎし えいいち化学神奈川県立湘南高校神奈川県公立東京大学
2012山中伸弥やまなか しんや生理学・医学大阪教育大学附属高校天王寺校舎大阪府国立神戸大学
2014赤﨑勇あかさき いさむ物理学鹿児島県立甲南高校(旧制鹿児島二中)鹿児島県公立京都大学
2014天野浩あまの ひろし物理学静岡県立浜松西高校静岡県公立名古屋大学
2014中村修二なかむら しゅうじ物理学愛媛県立大洲高校愛媛県公立徳島大学
2015大村智おおむら さとし生理学・医学山梨県立韮崎高校山梨県公立山梨大学
2015梶田隆章かじた たかあき物理学埼玉県立川越高校埼玉県公立埼玉大学
2016大隅良典おおすみ よしのり生理学・医学福岡県立福岡高校福岡県公立東京大学
2018本庶佑ほんじょ たすく生理学・医学山口県立宇部高校山口県公立京都大学
2019吉野彰よしの あきら化学大阪府立北野高校大阪府公立京都大学
2021真鍋淑郎まなべ しゅくろう物理学愛媛県立三島高校愛媛県公立東京大学
2025坂口志文さかぐち しもん生理学・医学滋賀県立長浜北高校滋賀県公立京都大学
2025北川進きたがわ すすむ化学京都市立塔南高校(現・開建高校)京都府公立京都大学
2026硤合憲三そあい けんそう化学広島大学附属高校広島県国立東京大学

表は横にスクロールできます。旧制中学の出身者は、今の高校名で書いています。下村脩さんは戦争中の転校で複数の学校に通っており、ここでは卒業した旧制諫早中学(今の諫早高校)で数えました。

公立・私立・国立の内訳:27人が公立高校

  • 公立高校27人
  • 私立高校2人
  • 国立高校2人

私立高校の出身は、江崎玲於奈さん(同志社高校・京都)と野依良治さん(灘高校・兵庫)の2人だけです。国立高校は、山中伸弥さん(大阪教育大学附属高校天王寺校舎)と、2026年化学賞の硤合憲三さん(広島大学附属高校)の2人です。

都道府県別ランキング:京都府・大阪府が4人

出身高校の都道府県(2人以上)京都府4人大阪府4人愛媛県3人山口県2人神奈川県2人愛知県2人2025年までの31人/作成:大学受験合格大作戦
出身高校がある都道府県別の人数(2人以上)
順位都道府県人数受賞者(出身高校)
1位京都府4人湯川秀樹(京都府立洛北高校)、朝永振一郎(京都府立洛北高校)、江崎玲於奈(同志社高校)、北川進(京都市立塔南高校)
1位大阪府4人川端康成(大阪府立茨木高校)、福井謙一(大阪府立今宮高校)、山中伸弥(大阪教育大学附属高校天王寺校舎)、吉野彰(大阪府立北野高校)
3位愛媛県3人大江健三郎(愛媛県立松山東高校)、中村修二(愛媛県立大洲高校)、真鍋淑郎(愛媛県立三島高校)
4位山口県2人佐藤栄作(山口県立山口高校)、本庶佑(山口県立宇部高校)
4位神奈川県2人小柴昌俊(神奈川県立横須賀高校)、根岸英一(神奈川県立湘南高校)
4位愛知県2人小林誠(愛知県立明和高校)、益川敏英(名古屋市立向陽高校)
7位東京都1人利根川進(東京都立日比谷高校)
7位岐阜県1人白川英樹(岐阜県立飛騨高山高校)
7位兵庫県1人野依良治(灘高校)
7位富山県1人田中耕一(富山県立富山中部高校)
7位福井県1人南部陽一郎(福井県立藤島高校)
7位長崎県1人下村脩(長崎県立諫早高校)
7位北海道1人鈴木章(北海道苫小牧東高校)
7位鹿児島県1人赤﨑勇(鹿児島県立甲南高校)
7位静岡県1人天野浩(静岡県立浜松西高校)
7位山梨県1人大村智(山梨県立韮崎高校)
7位埼玉県1人梶田隆章(埼玉県立川越高校)
7位福岡県1人大隅良典(福岡県立福岡高校)
7位滋賀県1人坂口志文(滋賀県立長浜北高校)
7位広島県1人硤合憲三(広島大学附属高校)

京都府と大阪府が4人ずつで並びます。京都府の4人のうち、湯川秀樹さんと朝永振一郎さんは同じ旧制京都一中(今の洛北高校)の出身です。愛媛県は大江健三郎さん・中村修二さん・真鍋淑郎さんの3人で、人口の割に多いのが目を引きます。

同じ高校から2人:京都府立洛北高校

同じ高校から2人のノーベル賞受賞者が出たのは、京都府立洛北高校(旧制京都府立京都第一中学校)だけです。日本人で初めて受賞した湯川秀樹さんと、2人目の朝永振一郎さんは、京都一中から旧制第三高等学校(三高)、京都大学と同じ道を進み、三高・京都大学では同級生でした。

編集後記:どんな環境からでも世界は変えられる

今回の一覧を見ても、ノーベル賞受賞者の多くは地元の公立高校から進学しており、「特別な環境でなければ才能が育たない」というわけではないことがわかります。

一人ひとりの努力と情熱が、どんな環境からでも世界を変える力となるのです。

よくある質問

ノーベル賞受賞者の出身高校で一番多いのはどこですか?

京都府立洛北高校(旧制京都一中)の2人です。湯川秀樹さん(1949年物理学賞)と朝永振一郎さん(1965年物理学賞)が卒業しています。ほかの受賞者は、すべて別々の高校の出身です。

ノーベル賞受賞者は公立高校と私立高校のどちらが多いですか?

31人のうち27人が公立高校の出身で、約9割をしめます。私立高校は江崎玲於奈さん(同志社高校)と野依良治さん(灘高校)の2人、国立は山中伸弥さん(大阪教育大学附属高校天王寺校舎)と、2026年化学賞の硤合憲三さん(広島大学附属高校)の2人です。

都道府県別では、どこの高校出身が多いですか?

京都府と大阪府がそれぞれ4人で最多です。次いで愛媛県が3人、山口県・神奈川県・愛知県が2人です。

東京の高校出身のノーベル賞受賞者はいますか?

東京都の高校出身は、利根川進さん(東京都立日比谷高校)の1人です。

ノーベル賞受賞者の出身大学はどこが多いですか?

京都大学10人、東京大学9人、名古屋大学3人の順です。くわしくは「日本人ノーベル賞受賞者一覧【2026年最新】」にまとめています。

関連記事・掲示板

出典・確認資料

  • ノーベル財団公式サイト(NobelPrize.org):受賞年・部門
  • 出身高校:各受賞者の公表されている略歴、京都大学・JSTの公式な略歴、社会実情データ図録(週刊エコノミスト2017年5月23日号ほか)

最終更新:2026年10月5日/作成:大学受験合格大作戦

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