この記事の結論
- 京大工学部の配点は共通テスト225点+個別試験800点=1025点(2027年度)
- 数学と理科が各275点で最も重い。個別試験(2次)が総点の約78.0%を占める
- 共通テストの英語は、ほかの学部と違いリーディング100点・リスニング100点の200点満点のまま使ってから配点に換算する
京都大学工学部の一般選抜(前期日程)の配点を、京都大学「令和9年度 京都大学入学者選抜要項」をもとにまとめました。2027年(令和9年)春に入学する人の入試です。
工学部の配点(2027年度)
| 教科 | 共通テスト | 個別試験 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 25 | 100 | 125 |
| 地歴公民 | 50 | ― | 50 |
| 数学 | 25 | 250 | 275 |
| 理科 | 25 | 250 | 275 |
| 外国語 | 50 | 200 | 250 |
| 情報 | 50 | ― | 50 |
| 合計 | 225 | 800 | 1025 |
- 共通テスト:6教科8科目を受験。国語・数学・理科は各25点と小さく、地歴公民・外国語・情報は各50点。
- 個別試験:国語100点、数学250点、理科250点、外国語(英語)200点。
- 理科:共通テストは物理を必ず選び、化学・生物から1科目。個別試験は物理と化学です。
配点から見る工学部入試の特徴
| ポイント | 中身 |
|---|---|
| 2次試験で決まる | 個別試験が800点で、総点の約78.0%。共通テストの失敗は2次で取り返せる |
| 数学・理科が重い | 数学275点・理科275点で、2教科だけで総点の約53.7% |
| 国語もある | 個別試験に国語100点がある。理系でも現代文・古文・漢文の対策が必要 |
| 英語は200点 | 個別試験の英語は200点。和訳・英作文の記述力が問われる |
数学で大きく得点できれば、国語で多少失点しても十分に合格をねらえます。ただし国語100点を「捨てる」のは危険です。京大の国語は記述式なので、部分点を積み上げる練習をしておきましょう。
国語が必須になった経緯:工学部は、共通一次試験が始まった1979年度から2次試験に国語を課していませんでした。2009年度入試から全学科で国語が必須になり、これで京大は後期日程(医学部保健学科)を除く全学部で2次試験に国語が必須となりました(2008年の京都新聞の報道による。くわしくは「京都大学工学部で国語」)。当時の工学研究科長(副学長)は「理系であっても総合力が必要で、国語の力が基本になる」と説明しています。
共通テストの英語はほかの学部と扱いが違う
京大のほとんどの学部は、共通テストの英語をリーディング150点・リスニング50点に換算して使います。ところが工学部は、2027年度の選抜要項でリーディング100点・リスニング100点の200点満点のまま使うとされています(それを工学部の外国語50点に換算)。2025年度・2026年度の要項でも同じ扱いです。
つまり工学部では、リスニングの比重がほかの学部より大きいということです。リスニングを欠席すると0点として扱われるので、しっかり対策しておきましょう。
学科別の受入学生数(前期日程)
工学部は学部として募集し、受入学生数を目安に学科別に合格者を決めます。学科は第2志望まで選べます。
| 学科 | 受入学生数の目安 |
|---|---|
| 地球工学科 | 175人 |
| 建築学科 | 77人 |
| 物理工学科 | 225人 |
| 電気電子工学科 | 128人 |
| 情報学科 | 94人 |
| 理工化学科 | 215人 |
| 合計 | 914人 |
地球工学科には、外国人留学生を対象とした国際コースのための選考(30人以内)がふくまれます。特色入試で入学手続者が募集人員に満たない場合は、残りが前期日程に加えられます。
第1段階選抜(足切り)
工学部全体の志願者が募集人員の約3.0倍を上回ったとき、共通テストの得点で第1段階選抜を行うことがあります。このときの共通テストは、次の1000点満点で計算します。
| 国語 | 地歴公民 | 数学 | 理科 | 外国語 | 情報 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 200 | 100 | 200 | 200 | 200 | 100 | 1000 |
個別試験の科目と時間
| 日 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 1日目 | 国語(9:30〜11:00) | 数学(13:30〜16:00) |
| 2日目 | 外国語・英語(9:30〜11:30) | 理科(13:30〜16:30) |
試験日程は、2026年12月中旬に公表予定の「令和9年度 京都大学一般選抜学生募集要項」で必ず確認してください。
以前の工学部の配点とのちがい
この記事は2008年に、当時の配点(センター試験200点・個別試験800点)で書いたものです。その後、2016年度からは学部単位の募集(学科は受入学生数の目安)になり、2025年度からは共通テストに「情報Ⅰ」が加わって、共通テストは225点になりました。個別試験の国語100・数学250・理科250・外国語200の800点は、いまも同じです。
京大のほかの学部の配点は「京都大学の学部別 配点一覧【2027年度】」にまとめています。
よくある質問
京大工学部の配点は?
2027年度は共通テスト225点、個別試験800点(国語100・数学250・理科250・外国語200)の合計1025点です。
京大工学部で一番配点が高い教科は?
数学と理科で、共通テストと個別試験を合わせて各275点です。
京大工学部の2次試験に国語はありますか?
あります。個別試験の国語は100点です。
京大工学部の理科は何を選びますか?
共通テストは物理を必ず選び、化学か生物から1科目です。個別試験は物理と化学です。
京大工学部の足切りは何倍ですか?
工学部全体の志願者が募集人員の約3.0倍を上回ったときに、共通テスト(1000点満点)で第1段階選抜を行うことがあります。
京大工学部では共通テストのリスニングは何点ですか?
工学部は英語をリーディング100点・リスニング100点の200点満点のまま使い、外国語50点に換算します。ほかの多くの学部はリーディング150点・リスニング50点に換算します。
あわせて読みたい
出典・参考
- 京都大学「令和9年度 京都大学入学者選抜要項」(工学部の配点・募集人員・第1段階選抜・試験時間)
- 京都大学「平成28年度京都大学入学者選抜 入学定員・募集人員」(学部単位の募集)
- 京都新聞(2008年)の報道(国語が必須になった経緯)
最終更新:2026年10月8日/作成:大学受験合格大作戦










