
この記事の結論
- 作家・井上ひさし(1934〜2010年)の言葉として広く知られている、文章や表現の心がまえ
- むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく…と6段でつながる
- 受験では「易しい問題を深く掘り下げると、難しい問題も解けるようになる」と読みかえられる

全文
むずかしいことをやさしく、
やさしいことをふかく、
ふかいことをおもしろく、
おもしろいことをまじめに、
まじめなことをゆかいに、
そしてゆかいなことはあくまでゆかいに
受験の格言・名言にのせている言葉です。⇒受験の格言・名言まとめ
意味
前の行の「〜ことを」が次の行の頭になり、しりとりのようにつながっています。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| むずかしいことをやさしく | むずかしい内容も、だれにでもわかる言葉で伝える |
| やさしいことをふかく | かんたんに見えることも、表面だけでなく奥まで考える |
| ふかいことをおもしろく | 深い内容も、興味をもってもらえるように伝える |
| おもしろいことをまじめに | おもしろさにも、手をぬかず真剣に取り組む |
| まじめなことをゆかいに | まじめな話も、楽しく伝える |
| ゆかいなことはあくまでゆかいに | 楽しいことは、とことん楽しく |
井上ひさしは、小説『吉里吉里人』、戯曲『頭痛肩こり樋口一葉』、人形劇『ひょっこりひょうたん島』(共作)などで知られる作家です。むずかしいことを笑いとともにわかりやすく伝えた井上ひさしらしい言葉です。
受験勉強に生かす:易しい問題を深く
この言葉を、受験生向けにこう解釈してみました。
易しい問題を深く、深い問題を面白く、面白い問題をまじめに、まじめな問題を愉快に、そして愉快な問題を愉快にやっていけば、難しい問題も易しく解けるようになります。

難関大学を目指すからといって、難しい問題ばかり苦労して解かなければいけないと思っている人が実に多いものです。でも、どんな難しい問題も、易しい問題を深く掘り下げることで解けるようになります。
| こんなとき | やること |
|---|---|
| 志望校の過去問が難しすぎる | その分野の教科書レベルの問題にもどり、「なぜその解き方なのか」まで説明できるようにする |
| 公式を覚えたのに使えない | 公式を自分で導いてみる(やさしいことをふかく) |
| 勉強がつまらない | 問題の背景や、身近な例を調べてみる(ふかいことをおもしろく) |
愉快に問題を解けるようになったら、志望校の問題もきっと解けるようになっているはずです!
記述・作文に生かす
「むずかしいことをやさしく」は、記述式の答案や小論文を書くときにも大切です。良い文章を書けるようになりたい受験生には、井上ひさしの作文の本がおすすめです。
- 一番大事なことは、自分にしか書けないことを、わかりやすく書くこと
- いきなり核心に入ること
- なるべく短くすること
わかりやすく文章を書く本だけあって、とても読みやすい本です。2次試験で国語や小論文がある受験生は、ぜひ目を通しておきましょう。⇒「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室(新潮文庫)」

よくある質問
「むずかしいことをやさしく」は誰の言葉ですか?
作家・井上ひさし(1934〜2010年)の言葉として広く知られています。
全文は?
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」です。
受験勉強にどう生かせますか?
難しい問題に取り組む前に、易しい問題を深く掘り下げることです。基本を「なぜそうなるか」まで理解すると、難しい問題も解けるようになります。
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出典・参考
- 井上ひさしの生没年・代表作:コトバンク「井上ひさし」
最終更新:2026年10月8日/作成:大学受験合格大作戦












