
アシカ、アザラシ、セイウチ、オットセイ、トドの違い、知っていそうで意外と間違いがちです。
まずは一番わかりやすいセイウチについて
セイウチはセイウチ科で、牙(きば)があり、全長225〜360センチメートル、体重400〜1700キログラムとかなり大きい。
一番大きくて牙があるのが「セイウチ」と覚えましょう。
セイウチを英語で言うと「walrus」
アザラシについて
アザラシは漫画「少年アシベ 」の「ゴマちゃん」で人気になった「ゴマフアザラシ」をイメージするとわかりやすい。セイウチと違って小さくてかわいいイメージです。
ただ、このアザラシ(アザラシ科)はアシカ(アシカ科)ととてもよく似ています。アシカとの違いは耳がついているかどうか。
アザラシ:耳がついている(外耳がある)⇒耳の穴だけしかない(外耳がない)(2014年11月訂正)
アシカ:耳の穴だけしかない(外耳がない)⇒耳がついている(外耳がある)(2014年11月訂正)
(※アザラシとアシカの説明が反対になっていました。「もさ」さん、「カネトモ イチロウ」さん、ご指摘いただきありがとうございました。)
この写真の動物は耳の穴だけしかありませんので(外耳がないので)「アザラシ」というわけです。
アザラシを英語で言うと「seal」
アシカとオットセイの違い
アザラシとアシカも似ているのですが、アシカとオットセイはもっと似ています。
アシカとオットセイはともに「アシカ科」。
オットセイはアシカに比べて鼻面が細くとんがっています。
アシカを英語で言うと「sea lion」 ⇒関連記事:「蒲公英」を英語で言うと「dandelion」
オットセイを英語で言うと「fur seal」
トドの特長
トドもアシカ科です。アシカ科トド属という分類になります。
アシカやオットセイに比べからだが大きく群れで生活し、陸で日光浴します。アシカ科では最大の大きさです。
トドを英語で言うと「Steller’s sea lion」(動物研究家の Georg Wilhelm Steller にちなんで)、最大のアシカということで「largest sea lion」
単にsea lionということもあります。
どこまで厳密に区別しているかは文脈で判断しましょう。
アザラシとアシカの耳の解説、逆ではありませんか?
アザラシとアシカの解説が逆になっておりましたので早速訂正いたしました。ご指摘ありがとうございます。
http://www.5ka9.com/2014/05/seal.html
本文では、
「アザラシ:耳がついている(外耳がある)
アシカ:耳の穴だけしかない(外耳がない)」
とありますが、
写真の解説では、
「この写真の動物は耳の穴だけしかありませんので(外耳がないので)「アザラシ」というわけです。」
とあります。
どちらが本当なのでしょう ???
アザラシとアシカの解説が逆になっておりましたので早速訂正いたしました。ご指摘ありがとうございます。
http://www.5ka9.com/2014/05/seal.html
泳ぎ方が違うね。
アシカはペンギンと同様に前足で羽ばたくように推進力を出す。
アザラシは腰をクネクネさせ後足で泳ぎますよっと。
>kazuさん
貴重な情報ありがとうございます。こんど水族館で観察してみます。
勉強になりました~
アシカ、アザラシ…トドの違いというページでは、トドを「海馬」と書いてありますが、読めたらすごい漢字というページでは、「海馬」はセイウチになっています。どっちが正しいのですか?
>トドを「海馬」
ご指摘ありがとうございます。修正させて頂きました。