円の方程式|(x−a)²+(y−b)²=r² の導き方・一般形から中心と半径・接線の公式と例題【大学受験 数学Ⅱ】

円の方程式|(x−a)²+(y−b)²=r² の導き方・一般形から中心と半径・接線の公式と例題【大学受験 数学Ⅱ】

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大学受験

(x−a)2+(y−b)2=r2(x-a)^2+(y-b)^2=r^2

中心 (a, b)(a,\ b)、半径 rr

この公式のポイント

  • 円は中心からの距離が一定の点の集まり
  • (x−a)2+(y−b)2=r2(x-a)^2+(y-b)^2=r^2 は三平方の定理そのもの
  • 一般形は x, yx,\ y それぞれ平方完成して中心と半径を読む
  • 円と直線は、中心と直線の距離 dd と半径 rr をくらべる
うかるくん

うかるくん

(x−3)2+(y+2)2=16(x-3)^2+(y+2)^2=16 の中心は、(−3, 2)(-3,\ 2) でいいの?

合格先生

合格先生

符号が逆だ。中心は (3, −2)(3,\ -2)。中心からの距離が rr という三平方の式だからな。

円の方程式

円の方程式

中心 (a, b)、半径 r の円(x−a)2+(y−b)2=r2\text{中心 }(a,\ b)\text{、半径 }r\text{ の円}\qquad(x-a)^2+(y-b)^2=r^2

中心が原点なら x2+y2=r2x^2+y^2=r^2。展開した形 x2+y2+lx+my+n=0x^2+y^2+lx+my+n=0 を一般形といいます。

なぜこの式になるのか(三平方の定理)

(a, b)P(x, y)rx−ay−b
円周上の点 P は、中心からの距離がいつも rr

円とは「中心からの距離が一定 rr の点の集まり」です。点 P(x, y)(x,\ y) と中心 (a, b)(a,\ b) の距離は、横 x−ax-a、たて y−by-b の直角三角形の斜辺なので、三平方の定理より (x−a)2+(y−b)2\sqrt{(x-a)^2+(y-b)^2}。これが rr に等しいという条件を2乗したものが円の方程式です。

(x−a)2+(y−b)2=r  ⟺  (x−a)2+(y−b)2=r2\sqrt{(x-a)^2+(y-b)^2}=r\iff(x-a)^2+(y-b)^2=r^2

一般形から中心と半径を読む(平方完成)

x2+y2+lx+my+n=0x^2+y^2+lx+my+n=0 は、xx と yy それぞれで平方完成すると中心と半径が分かります。

(x+l2)2+(y+m2)2=l2+m2−4n4\left(x+\frac l2\right)^2+\left(y+\frac m2\right)^2=\frac{l^2+m^2-4n}{4}

右辺が正なら円、0なら1点、負なら図形なし。

円と直線の位置関係

中心と直線の距離 dd位置関係共有点
d<rd<r2点で交わる2個
d=rd=r接する1個
d>rd>r離れている0個

距離 dd は点と直線の距離の公式で求めます。円と直線の式を連立して判別式を使う方法もあります。

接線の公式

円 x2+y2=r2x^2+y^2=r^2 上の点 (x1, y1)(x_1,\ y_1) における接線は x1x+y1y=r2x_1x+y_1y=r^2。理由:接線は半径 (x1, y1)(x_1,\ y_1) に垂直なので、接線上の点 (x, y)(x,\ y) について (x1, y1)⋅(x−x1, y−y1)=0(x_1,\ y_1)\cdot(x-x_1,\ y-y_1)=0(内積が0)。展開して x12+y12=r2x_1^2+y_1^2=r^2 を使うと得られます。

OP(3, 4)Q(x, y)(3, 4)(x−3, y−4)3x+4y=255
例題3の円 x2+y2=25x^2+y^2=25 と点 P(3, 4)P(3,\ 4)。接線上の点 Q について (3, 4)⋅(x−3, y−4)=0(3,\ 4)\cdot(x-3,\ y-4)=0 から接線 3x+4y=253x+4y=25

大学受験(数学Ⅱ)での使い方

大学受験

例題1(中心と半径)

x2+y2−6x+4y−3=0x^2+y^2-6x+4y-3=0 の中心と半径を求めなさい。

解き方

(x−3)2−9+(y+2)2−4−3=0(x-3)^2-9+(y+2)^2-4-3=0 より (x−3)2+(y+2)2=16(x-3)^2+(y+2)^2=16。

答え 中心 (3, −2)(3,\ -2)、半径 44

大学受験

例題2(3点を通る円)

3点 (0, 0)(0,\ 0)、(4, 0)(4,\ 0)、(0, 2)(0,\ 2) を通る円の方程式を求めなさい。

解き方

x2+y2+lx+my+n=0x^2+y^2+lx+my+n=0 に入れると、n=0n=0、16+4l=016+4l=0、4+2m=04+2m=0。l=−4l=-4、m=−2m=-2。

x2+y2−4x−2y=0x^2+y^2-4x-2y=0、つまり (x−2)2+(y−1)2=5(x-2)^2+(y-1)^2=5。

答え (x−2)2+(y−1)2=5(x-2)^2+(y-1)^2=5

大学受験

例題3(接線)

円 x2+y2=25x^2+y^2=25 上の点 (3, 4)(3,\ 4) における接線の方程式を求めなさい。

解き方

接線の公式より 3x+4y=253x+4y=25。

答え 3x+4y=253x+4y=25

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

右辺の16を半径にするな。右辺は r2r^2 だから、半径は4だ。

  • 中心の符号:(x−3)2+(y+2)2(x-3)^2+(y+2)^2 の中心は (3, −2)(3,\ -2)。
  • 半径を r2r^2 のまま答える:右辺が16なら半径は4。
  • 平方完成で足した分を引き忘れる。

練習問題

指さして説明するサクラちゃん

サクラちゃん

一般形は、平方完成で中心と半径を読もう

  1. 大学受験 中心 (−1, 2)(-1,\ 2)、半径 33 の円の方程式を求めなさい。
    答えと解説を見る(x+1)2+(y−2)2=9(x+1)^2+(y-2)^2=9
  2. 大学受験 中心 (2, 3)(2,\ 3) で原点を通る円の方程式を求めなさい。
    答えと解説を見る半径は 4+9=13\sqrt{4+9}=\sqrt{13}。答え (x−2)2+(y−3)2=13(x-2)^2+(y-3)^2=13
  3. 大学受験 円 (x−1)2+y2=4(x-1)^2+y^2=4 と直線 y=x+ky=x+k が接するような kk を求めなさい。
    答えと解説を見る中心 (1, 0)(1,\ 0) と x−y+k=0x-y+k=0 の距離 ∣1+k∣2=2\dfrac{|1+k|}{\sqrt2}=2。k=−1±22k=-1\pm2\sqrt2。

関連する公式

よくある質問

円の方程式は?

中心 (a, b)、半径 r の円は (x−a)²+(y−b)²=r² です。

円の方程式はどう導きますか?

円周上の点 (x, y) と中心 (a, b) の距離が r であることを、三平方の定理で √((x−a)²+(y−b)²)=r と表し、両辺を2乗します。

一般形から中心と半径を求めるには?

x²+y²+lx+my+n=0 を x と y それぞれ平方完成して (x−a)²+(y−b)²=r² の形にします。

円の接線の公式は?

円 x²+y²=r² 上の点 (x₁, y₁) における接線は x₁x+y₁y=r² です。

円の方程式は何年生で習いますか?

高校の数学Ⅱ「図形と方程式」で習います。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」数学Ⅱ(図形と方程式)

最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦