夏至(げし)とは?2027年はいつ・意味・七十二候・南中高度と夏越の祓【二十四節気】

この記事の結論

  • 夏至の読み方は「げし」。二十四節気の10番目で、一年でいちばん昼が長い日
  • 2027年(令和9年)の夏至は6月21日(月)(23:11)。2026年は6月21日(日)でした(国立天文台)
  • 北半球では一年で昼がいちばん長く、太陽がいちばん高く昇る日
  • 6月30日には茅の輪をくぐる「夏越の祓」。京都では和菓子「水無月」を食べる

夏至の読み方と意味

夏至は、夏に至る(きわまる)日、という意味です。太陽の黄経が90°になる日で、北半球では一年で昼がいちばん長く、正午の太陽がいちばん高くなります。冬至と半年ちがいの関係です。

夏至 約78° 春分・秋分 約55° 冬至 約32° 南(京都・北緯35°での南中高度)
京都での南中高度:夏至・春分・冬至(大学受験合格大作戦 作成)

ただし、日本では梅雨のさなかなので、晴れて長い昼を実感できる日は多くありません。また、いちばん暑くなるのは1か月以上あとの大暑のころです。

立春雨水啓蟄春分清明穀雨立夏小満芒種夏至小暑大暑立秋処暑白露秋分寒露霜降立冬小雪大雪冬至小寒大寒二十四節気の10番目夏至太陽の黄経 90°
夏至は二十四節気の10番目(大学受験合格大作戦 作成)
項目内容
読み方げし
季節夏(二十四節気の10番目、中気・旧暦の五月中)
太陽の黄経90°
2027年6月21日(月) 23:11
期間(2027年)6月21日〜7月6日(次の小暑の前日まで)
暦便覧の説明「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」

夏至はいつ?年ごとの日付

二十四節気は、太陽が黄経90°を通る瞬間で決まります。その瞬間をふくむ日が夏至です。年によって1日前後ずれます(国立天文台「暦要項」)。

年夏至の日時刻(日本時間)
2027年6月21日(月)23:11
2026年6月21日(日)17:25
2025年6月21日(土)11:42
2024年6月21日(金)5:51
2023年6月21日(水)23:58
2022年6月21日(火)18:14
2021年6月21日(月)12:32
2020年6月21日(日)6:44
2019年6月22日(土)0:54
2018年6月21日(木)19:07
2017年6月21日(水)13:24
2016年6月21日(火)7:34
2015年6月22日(月)1:38
2014年6月21日(土)19:51

毎年の日付は、このページに1行ずつ追加していきます。ほかの節気もまとめた表は二十四節気カレンダーへ。

夏至の七十二候

二十四節気をさらに3つに分けたのが七十二候です。夏至の期間は、次の3つに分かれます(名前と読みは国立天文台の一覧による)。

七十二候読み意味
初候乃東枯なつかれくさかるる夏枯草(なつかれくさ=ウツボグサ)の花穂が枯れたようになる
次候菖蒲華あやめはなさくあやめの花が咲く
末候半夏生はんげしょうず半夏(からすびしゃく)が生える。雑節の「半夏生」

夏至のころの行事と風習

夏越の祓(なごしのはらえ)と水無月

6月30日には、半年分のけがれをはらい、残りの半年の無事を祈る「夏越の祓」が各地の神社で行われます。大きな茅(ちがや)の輪をくぐる「茅の輪くぐり」が有名です。京都では、この日に三角形の和菓子「水無月」を食べる習わしがあります。

半夏生とタコ

夏至から11日ほどたった日が雑節の半夏生(2027年は7月2日)です。田植えを終える目安とされ、関西では稲がタコの足のようにしっかり根を張るように、とタコを食べる習わしがあります。

いちじく

尾張地方(愛知県西部)には、夏至のころに「いちじく田楽」を食べる風習があるといわれます。

いちじくの実
いちじく。花は実の中にあり、外からは見えない(写真:schleichpost0、Wikimedia Commons、CC0)

夏至の季語と旬

分類例
季語(夏)夏至、夏至の日、短夜(みじかよ)、明易し(あけやすし)、夏越、茅の輪、半夏生
旬の食べものたこ、あじ、とうもろこし、枝豆、そらまめ、夏みかん、びわ
花花菖蒲、あやめ、紫陽花、くちなし、ヤマユリ

受験に出る夏至

教科ポイント
地学夏至の南中高度 = 90° − 緯度 + 23.4°。京都(北緯35°)で約78°。冬至は − 23.4° で約32°
地学北回帰線(北緯23.4°)上では、夏至の正午に太陽が真上に来る。南半球では夏至のころが冬
古文・和歌夏は夜が短いので「短夜」は夏の季語。百人一首36番、清原深養父「夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ」
古文旧暦6月の「水無月」は「水の無い月」ではなく、「無」は「の」の意味で「水の月」とする説が有力

2014年の記事から

2014年6月21日の記事では、夏至といちじくの話を書いていました。いちじくは漢字で「無花果」と書きます。花が実の中にあって外から見えないからです。また、一日に一つずつ熟すので「一熟」とも書く、という説もあります。「いちぢく」とまちがえやすいのですが、「いちじく」が正しい表記です。英語では fig です。この日は「娘にいちじくタルトを買って帰ろう」と結んでいました。

いちじく
いちじく(2014年の記事の写真)

花言葉は花言葉一覧へ。

よくある質問

夏至の読み方は?

「げし」と読みます。二十四節気の10番目です。

2027年の夏至はいつですか?

2027年(令和9年)の夏至は6月21日(月)です。2026年は6月21日(日)でした(国立天文台)。

夏至の七十二候は?

初候「乃東枯(なつかれくさかるる)」、次候「菖蒲華(あやめはなさく)」、末候「半夏生(はんげしょうず)」です。

夏至は一年でいちばん暑い日ですか?

いいえ。夏至は昼がいちばん長い日ですが、気温がいちばん高くなるのは1か月以上あとの大暑のころです。地面や海が温まるのに時間がかかるためです。

夏至の南中高度の求め方は?

「90° − その土地の緯度 + 23.4°」で求めます。京都(北緯35°)では約78°です。

夏越の祓とは?

6月30日に、半年分のけがれをはらい、残りの半年の無事を祈る神社の行事です。茅の輪くぐりが有名です。

あわせて読みたい

出典・参考

  • 国立天文台 暦計算室「暦要項」(2014〜2027年)「二十四節気および雑節」
  • 国立天文台 暦計算室 暦Wiki「七十二候」「二十四節気とは?」
  • 『暦便覧』(太玄斎、1787年)
  • 国立天文台「暦要項」令和9年(半夏生)
  • 写真:schleichpost0「Ficus plant」(Wikimedia Commons、CC0)
  • 図は大学受験合格大作戦が作成

最終更新:2026年10月10日/作成:大学受験合格大作戦

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