群数列の解き方|第n群の最後までの個数 n(n+1)/2・何群の何番目・奇数の群の和がn³になる証明と例題【中学受験〜大学受験】

群数列の解き方|第n群の最後までの個数 n(n+1)/2・何群の何番目・奇数の群の和がn³になる証明と例題【中学受験〜大学受験】

合格大作戦 算数・数学公式辞典 › 数列・規則性

中学受験大学受験

第n群の最後まで=1+2+⋯+n=n(n+1)2個\text{第}n\text{群の最後まで}=1+2+\cdots+n=\frac{n(n+1)}{2}\text{個}

第 nn 群に nn 個ある場合

この公式のポイント

  • まず第 nn 群に何個あるか
  • 第 nn 群の最後までの個数を式に
  • 何番目かははさみうちで群を決める
  • 群の最初=前の群の最後+1
うかるくん

うかるくん

何番目の数がどの群に入るのか、どうやって決めればいいの?

合格先生

合格先生

第 nn 群の最後までの個数を式にしよう。その式ではさみうちにすれば、群が決まるぞ。

群数列の考え方

数列を、規則にしたがっていくつかずつの組(群)に区切ったものが群数列です。たとえば 1 ∣ 1, 2 ∣ 1, 2, 3 ∣ 1, 2, 3, 4 ∣ ⋯1\,|\,1,\ 2\,|\,1,\ 2,\ 3\,|\,1,\ 2,\ 3,\ 4\,|\,\cdots は、第 nn 群に 11 から nn までが並びます。

群数列の基本

  1. 第 nn 群に何個あるかを調べる
  2. 第 nn 群の最後までの個数(各群の個数の和)を式にする
    例:第 nn 群に nn 個 → 最後までに n(n+1)2\dfrac{n(n+1)}{2} 個
  3. 「何番目」→ どの群の何番目か、をはさみうちで決める
1第1群:1個(合計 1 個)12第2群:2個(合計 3 個)123第3群:3個(合計 6 個)1234第4群:4個(合計 10 個)12345第5群:5個(合計 15 個)第 n 群の最後まで:1+2+…+n=n(n+1)/2 個
1 ∣ 1,2 ∣ 1,2,3 ∣ ⋯1\,|\,1,2\,|\,1,2,3\,|\,\cdots を段に並べると、三角形の形になる

証明:第 n 群の最後までの個数

第 kk 群に kk 個あるので、第 nn 群の最後までの個数は 1+2+⋯+n1+2+\cdots+n。等差数列の和の公式で n(n+1)2\dfrac{n(n+1)}{2} 個です。だから第 nn 群の最初の項は、全体の (n−1)n2+1\dfrac{(n-1)n}{2}+1 番目。

「全体の NN 番目がどの群か」は、(n−1)n2<N≤n(n+1)2\dfrac{(n-1)n}{2}<N\le\dfrac{n(n+1)}{2} をみたす nn を探せば分かります。

1和 1 = 1³35和 8 = 2³7911和 27 = 3³13151719和 64 = 4³第 n 群の和=n³(ふしぎな性質)
奇数を1個、2個、3個…と区切ると、各群の和は 1, 8, 27, 641,\ 8,\ 27,\ 64

奇数の群数列で、第 n 群の和が n³ になる理由

第 n−1n-1 群の最後までに奇数が (n−1)n2\dfrac{(n-1)n}{2} 個あるので、第 nn 群の最初は 2×(n−1)n2+1=n2−n+12\times\dfrac{(n-1)n}{2}+1=n^2-n+1。そこから nn 個の奇数の和は、等差数列の和で n{(n2−n+1)+(n2+n−1)}2=n3\dfrac{n\{(n^2-n+1)+(n^2+n-1)\}}{2}=n^3。

中学受験(算数)での使い方

中学受験

例題1(何番目の数)

1, 1, 2, 1, 2, 3, 1, 2, 3, 4, 1, … と並ぶ数の、50番目の数を求めなさい。

解き方

第 nn 群までの個数は 1, 3, 6, 10, 15, 21, 28, 36, 45, 55, …。第9群までで45個なので、50番目は第10群の5番目。

答え 55

中学受験

例題2(和)

例題1の数列の、1番目から50番目までの和を求めなさい。

解き方

第 kk 群の和は 1+2+⋯+k1+2+\cdots+k:1, 3, 6, 10, 15, 21, 28, 36, 45。第9群までの和 165165。

第10群の1〜5番目の和 1515 を足して 180180。

答え 180180

大学受験(数学B)での使い方

大学受験

例題3(何群の何番目)

自然数を 1 ∣ 2, 3 ∣ 4, 5, 6 ∣ ⋯1\,|\,2,\ 3\,|\,4,\ 5,\ 6\,|\,\cdots と第 nn 群に nn 個ずつ区切るとき、100 は第何群の何番目ですか。

解き方

第 nn 群の最後の数は n(n+1)2\dfrac{n(n+1)}{2}。n=13n=13 で 91、n=14n=14 で 105。

91<100≤10591<100\le105 なので第14群。100−91=9100-91=9 番目。

答え 第14群の9番目

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

第 nn 群の最初は「前の群の最後+1」だ。最後と最初を取りちがえるな。

  • 「第 nn 群の最後」と「最初」を取りちがえる:最初は「前の群の最後+1」。
  • 群の個数の和を数え直さない:表にして 1, 3, 6, 10 … と確かめる。

練習問題

ひらめいたうかるくん

うかるくん

まず第 nn 群に何個あるかを調べるんだね。

  1. 中学受験 1, 1, 2, 1, 2, 3, … の30番目の数は?
    答えと解説を見る第7群までで28個。30番目は第8群の2番目。答え 22
  2. 大学受験 自然数を第 nn 群に nn 個ずつ区切るとき、第10群の最初の数は?
    答えと解説を見る第9群の最後は45。答え 4646
  3. 大学受験 奇数を第 nn 群に nn 個ずつ区切るとき、第5群の和は?
    答えと解説を見る53=1255^3=125(21+23+25+27+2921+23+25+27+29)

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よくある質問

群数列とは?

数列を規則にしたがっていくつかずつの組(群)に区切ったものです。

群数列の解き方は?

第n群の個数を調べ、第n群の最後までの個数を式にして、何番目の数がどの群の何番目かを決めます。

第n群にn個あるとき、第n群の最後までの個数は?

1+2+…+n=n(n+1)/2 個です。

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出典・参考

  • 文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」数学B(数列)

最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦