この公式のポイント
- y=ax は (0, 1)、y=logax は (1, 0) を通る
- 2つのグラフは直線 y=x について対称
- a>1 なら増加、0<a<1 なら減少(不等号が逆)
- 対数は真数条件 x>0 を忘れない

うかるくん
y=ax と y=logax は、なんで y=x で対称なの?
![合格先生]()
合格先生
y=logax は x=ay と同じだ。x と y を入れかえた式だから、y=x で折り返した形になるぞ。
指数関数・対数関数のグラフの性質
指数関数 y = aˣ と対数関数 y = logₐx(a>0、a≠1)
- y=ax は点 (0, 1) を通り、値はいつも正(x 軸が漸近線)
- y=logax は点 (1, 0) を通り、定義域は x>0(y 軸が漸近線)
- a>1 なら増加、0<a<1 なら減少
- 2つのグラフは直線 y=x について対称(たがいに逆関数)
y=2x(青)と y=log2x(赤)は、直線 y=x について対称
なぜ y=x について対称なのか(証明)
y=logax は、対数の定義から x=ay と同じ意味です。つまり y=ax の x と y を入れかえた式です。
点 (p, q) が y=ax のグラフ上にあれば q=ap。このとき p=logaq なので、点 (q, p) は y=logax のグラフ上にあります。点 (p, q) と点 (q, p) は直線 y=x について対称なので、2つのグラフ全体も y=x について対称です。(0, 1) が (1, 0) にうつるのもこのためです。
y=2x と y=(21)x は y 軸について対称((21)x=2−x)
a>1 なら x が増えると ax も増え、0<a<1 なら減ります。不等式で底が1より小さいときは向きが逆になるのはこのためです。
大学受験(数学Ⅱ)での使い方
大学受験例題1(大小比較)
2、
33 の大小を比べなさい。
解き方
どちらも正なので6乗して比べます。(2)6=23=8、(33)6=32=9。
8<9 なので 2<33。
答え 2<33
大学受験例題2(対数不等式)
不等式
log21x>2 を解きなさい。
解き方
真数条件 x>0。2=log2141 なので log21x>log2141。
底 21<1 なので向きが逆になり x<41。よって 0<x<41。
答え 0<x<41
大学受験例題3(指数方程式)
方程式
4x−3⋅2x−4=0 を解きなさい。
解き方
2x=t(t>0)とおくと t2−3t−4=0、(t−4)(t+1)=0。t>0 より t=4、2x=4、x=2。
答え x=2
よくある間違い
![腕でバツを作る合格先生]()
合格先生
底が1より小さいときは、不等号の向きを逆にする。減少関数だからだ。
- 底が1より小さいのに不等号の向きを変えない:減少関数なので逆になる。
- 真数条件を忘れる:logax は x>0 のときだけ。
- 2x=t とおいて t>0 を忘れる:負の解を捨てる。
練習問題
![ひらめいたうかるくん]()
うかるくん
2x=t とおいたら、t>0 を忘れないようにしよう。
- 大学受験 230、320 の大小を比べなさい。
答えと解説を見る
230=810、320=910。230<320 - 大学受験 不等式 2x>8 を解きなさい。
答えと解説を見る
2x>23、底 2>1 より x>3 - 大学受験 方程式 log2(x−1)=3 を解きなさい。
答えと解説を見る
x−1=8、x=9(真数 8>0 で適)
関連する公式
この公式が出てくる合格大作戦の記事
よくある質問
指数関数と対数関数のグラフの関係は?
y=aˣ と y=logₐx はたがいに逆関数で、グラフは直線 y=x について対称です。
指数関数のグラフが通る点は?
aの値によらず点(0, 1)を通ります。対数関数は点(1, 0)を通ります。
底が1より小さいときの注意は?
グラフが右下がり(減少)になるので、不等式を解くときに不等号の向きが逆になります。
あわせて読みたい
出典・参考
- 文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」数学Ⅱ(指数関数・対数関数)
最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦