時計算の解き方|長針6°・短針0.5°・差5.5°の理由と、重なる・直角になる時刻・針の角度の例題【中学受験】

時計算の解き方|長針6°・短針0.5°・差5.5°の理由と、重なる・直角になる時刻・針の角度の例題【中学受験】

合格大作戦 算数・数学公式辞典 › 特殊算

中学受験

時間(分)=追いつく角度5.5\text{時間(分)}=\frac{\text{追いつく角度}}{5.5}

長針は1分に6°、短針は1分に0.5°

この公式のポイント

  • 長針は1分に6°、短針は1分に0.5°
  • 長針は短針に1分に5.5°ずつ追いつく(旅人算)
  • 時間=追いつく角度÷5.5
  • 両針が重なるのは12時間で11回
うかるくん

うかるくん

時計の短針って、1分間に何度ずつ動いているの?

合格先生

合格先生

短針は1時間で30°、だから1分に0.5°だ。長針は6°なので、1分に5.5°ずつ追いつくぞ。

時計算の公式

時計算は、時計の長針と短針の角度や、重なる・一直線になる時刻を求める特殊算です。2本の針を「同じ円の上を走る2人」とみると、旅人算と同じしくみで解けます。

時計の針の速さ

  • 長針:60分で360° → 1分に 6°
  • 短針:60分で30°(1時間分) → 1分に 0.5°
  • 長針は短針に1分に 5.5°ずつ追いつく

かかる時間(分)=追いつく角度÷5.5

12345678910111290°長針:1分に6°短針:1分に0.5°差:1分に5.5°3時に重なるまで90÷5.5=16 4/11 分
3時ちょうど。短針は長針より90°先にいる

なぜ 6° と 0.5° なのか(証明)

長針は60分で1周(360°)するので、360÷60=6360\div60=6 度。短針は12時間で1周、つまり1時間で 360÷12=30360\div12=30 度、1分では 30÷60=0.530\div60=0.5 度。同じ向きに回るので、長針は短針に1分あたり 6−0.5=5.56-0.5=5.5 度ずつ近づきます。

両針が重なってから次に重なるまでには、長針が1周(360°)多く進む必要があるので 360÷5.5=72011=65511360\div5.5=\dfrac{720}{11}=65\dfrac{5}{11} 分。12時間(720分)では 720÷72011=11720\div\dfrac{720}{11}=11 回重なります(12回ではありません)。

中学受験(算数)での使い方

中学受験

例題1(重なる時刻)

3時と4時の間で、長針と短針が重なるのは3時何分ですか。

解き方

3時ちょうどに短針は90°先。90÷5.5=18011=1641190\div5.5=\dfrac{180}{11}=16\dfrac{4}{11}(分)。

答え 3時 1641116\dfrac{4}{11} 分

中学受験

例題2(直角)

2時をすぎて、はじめて長針と短針が直角になるのは2時何分ですか。

解き方

2時ちょうどは短針が60°先。長針が追いつき(60°)、さらに90°前に出ると直角です。(60+90)÷5.5=30011=27311(60+90)\div5.5=\dfrac{300}{11}=27\dfrac{3}{11}(分)。

追いつく前(短針が先のとき)は角が60°より小さくなっていくので、直角にはなりません。

答え 2時 2731127\dfrac{3}{11} 分

123456789101112短針:30×8+0.5×20=250°長針:6×20=120°間の角:130°短針は「8」から20分で10°進んでいる
8時20分。短針は「8」ちょうどではなく、20分ぶん(10°)進んでいる
中学受験

例題3(角度)

8時20分のとき、長針と短針がつくる角のうち小さいほうは何度ですか。

解き方

12の位置から時計回りに測ると、短針は 30×8+0.5×20=250°30\times8+0.5\times20=250°、長針は 6×20=120°6\times20=120°。差は 130°130°。

答え 130°130°

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

短針が動くのを忘れやすい。8時20分の短針は「8」ちょうどでなく、10°進んだ所にあるぞ。

  • 短針が動くのを忘れる:8時20分の短針は「8」ではなく、8と9の間(10°進んだ所)。
  • 重なる回数を12時間で12回とする:11回。
  • 大きいほうの角を答える:360°から引いて小さいほうを確かめる。

練習問題

「ここが大事!」と説明する合格先生

合格先生

追いつく角度÷5.5、これを使おう。

  1. 中学受験 4時と5時の間で、長針と短針が重なるのは4時何分ですか。
    答えと解説を見る120÷5.5=24011=21911120\div5.5=\dfrac{240}{11}=21\dfrac{9}{11}。答え 4時 2191121\dfrac{9}{11} 分
  2. 中学受験 10時10分のとき、長針と短針がつくる小さいほうの角は何度ですか。
    答えと解説を見る短針 305°305°、長針 60°60°、差 245°245°。360−245=115360-245=115。答え 115°115°
  3. 中学受験 9時ちょうどから、はじめて長針と短針が重なるのは何分後ですか。
    答えと解説を見る短針は270°先。270÷5.5=54011=49111270\div5.5=\dfrac{540}{11}=49\dfrac{1}{11}。答え 4911149\dfrac{1}{11} 分後

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よくある質問

時計の長針と短針は1分に何度進みますか?

長針は1分に6°、短針は1分に0.5°です。

時計算の解き方は?

長針が短針に1分に5.5°ずつ追いつくことを使い、追いつく角度÷5.5で時間を求めます。

長針と短針は1日に何回重なりますか?

12時間で11回なので、1日(24時間)では22回です。

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出典・参考

    最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦