この公式のポイント
- 両はしから出発 → 出会いは和が1・3・5本分
- 同じはしから出発 → 出会いは和が2・4・6本分
- 追いこしは差で考える
- 位置は、進んだ道のりから往復の分をひいて求める
うかるくん
往復しながら何回も出会うなんて、ぜんぶ動きを追わないとわからないよ…
合格先生
2人が進んだ道のりの和を見よう。両はしから出発なら、出会うのは和が1本分・3本分・5本分のときだ。
往復の出会い・追いこしの公式
2人が道 PQ を何度も往復するとき、「何回目に出会うのは何分後か」を、いちいち動きを追わずに求める方法があります。カギは2人が進んだ道のりの合計(和)と差です。PQ の長さを「1本分」とします。
往復の出会い・追いこし
P と Q の両はしから同時に出発するとき
- 向かい合って出会う:2人の道のりの和が 1本分・3本分・5本分…(奇数本分)
- 追いこす:2人の道のりの差が 1本分・3本分・5本分…
同じはし P から同時に出発するとき
- 向かい合って出会う:和が 2本分・4本分・6本分…(偶数本分)
- 追いこす:差が 2本分・4本分…
時間 = 道のりの和 ÷ 速さの和(追いこしは 差 ÷ 速さの差)
なぜ「1本分・3本分・5本分」なのか
両はしから向かい合って出発すると、1回目に出会うまでに2人は合わせてPQ 1本分進みます(旅人算の出会い)。
出会ったあと、兄は Q まで行ってもどり、弟は P まで行ってもどります。2回目に出会うのは、2人が「出会った場所 → はし → もどって出会う」まで進んだときです。このとき2人の道のりを合わせると、ちょうどPQ 2本分になります。兄が出会った場所から Q までと、弟がそこから P までを合わせると1本分、兄が Q から次に出会う場所までと、弟が P からその場所までを合わせると、もう1本分だからです。
だから2回目までの合計は 1+2=3本分、3回目までは 5本分、…と2本分ずつふえます。
同じはし P から出発するときは、はじめに2人が同じ場所にいるので、1回目に向かい合って出会うのは、2人の合計が往復1回分(2本分)になったとき。そこから2本分ずつふえるので、4本分・6本分…です。
追いこしは「速いほうが、おそいほうより何本分多く進んだか」で決まるので、差を見ます。両はしから出発すると、はじめにはなれている1本分を追いつめるので、差が1本分・3本分…のときです。
中学受験(算数)での使い方
例題1(両はしから・何回目の出会い)
解き方
両はしから出発なので、3回目は2人の道のりの和が 5本分=600×5=3000(m)。
速さの和は 80+70=150 なので、3000÷150=20(分後)。
兄は 80×20=1600m 進む。P→Q→P で 1200m、そこから 400m なので、P から 400m。
答え 分後、P から m の地点
例題2(同じはしから)
解き方
同じはしから出発なので、2回目は和が 4本分=2400(m)。2400÷(90+60)=16(分後)。
兄は 90×16=1440m。P→Q→P で 1200m、そこから 240m 進んでいるので P から 240m。
確かめ:弟は 60×16=960m。Q まで 600m、そこから 360m もどるので P から 600−360=240m。
答え 分後、P から m の地点
例題3(追いこし)
解き方
両はしから出発なので、追いこしは2人の道のりの差が 1本分=600m のとき。速さの差は 80−50=30 なので、600÷30=20(分後)。
兄は 80×20=1600m。P→Q→P で 1200m、そこから 400m なので P から 400m。
確かめ:弟は 50×20=1000m。Q→P で 600m、そこから 400m 進んで P から 400m。2人とも Q に向かっている。
答え 分後、P から m の地点
よくある間違い

合格先生
両はしから出発したとき、2回目の出会いは和が2本分ではない。3本分だ。出会うたびに2本分ずつふえるぞ。
- 2回目の出会いも「和が2本分」とする:両はしから出発なら、2回目は3本分。出会うたびに2本分ずつふえる。
- 両はしから出発と、同じはしから出発を取りちがえる:両はしからは奇数本分、同じはしからは偶数本分。
- 追いこしも出会いの回数に数える:「向かい合って出会う」は和、「追いこす」は差。問題文がどちらを数えているか読む。
練習問題

サクラちゃん
両はしからは奇数本分、同じはしからは偶数本分だね!
- 中学受験 900m はなれた P と Q の間を、A は P から分速 70m、B は Q から分速 80m で同時に出発して何度も往復します。2人が向かい合って2回目に出会うのは何分後で、P から何 m の地点ですか。
答えと解説を見る
和が3本分=2700m。2700÷150=18(分後)。A は 70×18=1260m で、Q まで 900m、そこから 360m もどるので P から 540m。答え 18分後、P から m - 中学受験 500m はなれた P と Q の間を、兄は分速 60m、弟は分速 40m で、P から同時に出発して往復します。2人がはじめて向かい合って出会うのは何分後で、P から何 m の地点ですか。
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和が2本分=1000m。1000÷100=10(分後)。兄は 600m 進んで Q から 100m もどった所。答え 10分後、P から m - 中学受験 400m はなれた P と Q の間を、A は P から分速 30m、B は Q から分速 50m で同時に出発して往復します。向かい合って5回目に出会うのは何分後ですか(追いこしは数えません)。
答えと解説を見る
和が9本分=3600m。3600÷80=45(分後)。答え 分後
関連する公式
- 旅人算(出会いは速さの和・追いつきは速さの差)
- 速さのグラフ(ダイヤグラム)
- 速さと比
- 速さ・時間・道のりの公式
- 歩幅と歩数
- 通過算
よくある質問
往復する2人が2回目に出会うのはいつですか?
両はしから同時に出発したなら、2人の道のりの和が道の長さの3倍になったときです。同じはしから出発したなら4倍のときです。
なぜ出会うたびに2本分ずつふえるのですか?
出会ったあと、2人ともそれぞれのはしまで行ってもどってくるので、次に出会うまでに2人で道2本分を進むからです。
追いこしはどう考えますか?
同じ向きに進んでいて追いこすので、2人の道のりの差で考えます。両はしから出発なら差が1本分・3本分…、同じはしからなら2本分・4本分…のときです。
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出典・参考
最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦


